バックパック黄山。:ulysseさんの旅行ブログ
こちらでの既知(キッチー)に誘いをかけ、前々から行きたかった世界遺産・黄山へ行ってきた。奇岩・奇松・雲海・温泉がそろい、黄山を見たら、他の山は見られないと言われる超有名山。
もちろん、お金がないので、バックパッカーとしての節約旅行である。旅行? …いや、単なる旅行じゃないな。修学旅行というか、人生経験を積みに行ったという感じかな?
1日目。杭州から高速バスで3時間、黄山市に到着。そこから普通バスで屯渓老街に移動。宿はバッパーらしく黄山老街国際青年旅館というユースホステルに泊まる。このユースは屯渓老街の入口にあり、立地もいいし、安いし(4人ドミ、一泊40元)、清潔で英語も通じるので、とても居心地がよかった。ユースで黄山行きのバスを予約できるので、朝一のバスを予約しておく。そのあとは老街散策、翌日の黄山登山のための食料品を近所のスーパーで購入する。
2日目。必要最低限の荷物を持って、あとはユースに預けてから出発(3日目もこのユースに泊まる)。ちなみに徒歩で登山する場合は荷物は当然最小限にまとめないと自分で自分の首を絞めるはめになる。ユースから直で黄山麓までバス移動。黄山市は黄山から2時間弱離れたところに位置しているので、麓の町に着くころは8時過ぎ。さらにそこから再びバスに乗り換えて黄山に入場しなければならなかった。バス代をさらに払って、20分ほど。
ロープウェイの駅(慈光閣駅)前に到着。ここからロープウェイで上まで行けるが、そんなの、もってのほかである。入山料で232元(最近値上がりした)をむしりとられた上にロープウェイ代(80元)も払う余裕などない!人生は楽じゃない。ゆっくり歩くからこそいろいろなものが見えるのだ。徒歩で登って疲れてへたばってナンボである。若きキッチーらにその意味を十分に含ませ、9時頃から登山開始。天候は曇り。暑くなく寒くなくベスト・コンディション。山頂は夏でも夜間冷えるので、長袖の服は用意しておこう。
今回のルートは西(慈光閣)から登り、天都峰を経由して光明頂、蓮花峰に登るハードコースだ。しかし、山の天気は変わりやすい。天都峰目前で、突然の濃霧のため、ほとんど前が見えなくなってしまい、険阻な道の天都峰をあきらめざるを得なかった。迎客松、天海、飛来石と主な見どころを十分に見物し、この日の宿である西海賓館へ到着したときは、もうヘロヘロヘッロ。
山の上の宿は高いのだが、キッチーがこの西海賓館の6人ドミを一泊100元で手配してくれたのだった。これでも安い。平日は宿泊料金も安くなるようだ。宿泊料が高いのは仕方ないとして、食料品までべらぼうに高いのは閉口する。登山の途中、食糧品や日常品を山の上まで運ぶ地元ポーターのおっさんたちのとんでもない苦労を目にしたが、いかんせん高すぎるだろ。ぼったくりだ。もちろん、そんな情報は入手済みであったので、前日スーパーで買ったインスタントラーメンを夕食にして(お湯はある)、早めに寝る。明日は、朝日を見るために4時起きだから。
3日目。予定通り、4時起床。山頂に泊まる人たちの目的は同じようだ。皆、暗いうちから朝日を拝めるポイントまで山道をライトを照らしながら歩く。しかし、残念ながら天候に恵まれず、曇天と濃霧のせいでそれが顔を出すことはなかった。致し方なし。
人生は思うようにはいかないものさ。宿に戻って仮眠をとり、9時ぐらいから黄山歩きを再開。3日目は西海大峡谷、始信峰などを見てから徒歩で下山する予定だったが、連れが疲労していたのでロープウェイで下山した。徒歩での下山は足にくるからね。
無理は禁物だ。ユースホステルへ戻ってから、近くのレストランで食事。夜は同室のアメリカ人と話したり、交流を楽しんだ。
4日目。この日は自由行動。世界遺産の宏村へ行くメンバーには同行せず、黄山市内をぶらぶらしてみる。4時に杭州へ帰るバスを予約してあったので、それまで新安江の川沿いを歩いたり、老街でお土産を探してみたり、時間を潰した。7時ごろ杭州に到着。
今回の黄山旅行は3泊4日で総費用900元。節約すれば、杭州からだと1000元もかからない。とても安上がりで、満足のいく4日間だった。しかし、一度の探訪で黄山を思い残すことがないくらい満喫するのはほぼ不可能だろう。それだけ、黄山は雄大で奥が深い。今回の探訪では朝日や雲海を見ることができなかったし、天都峰にも登頂できなかった。まあ、これもまた人生。
本当に素晴らしかった黄山の風景。またいつか来たいと思う。
これは、次の機会にとっておこう。
現在、コメントの書き込みがありません。
現在、トラックバックはありません。