2009/08/31 - 2009/08/31
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ぺこにゃんさん
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京の夏の旅2009,第三弾です。
第一弾は東福寺周辺の名庭めぐり,第二弾は嵐山・嵯峨野めぐり。
そして第三弾は清水・祇園めぐりです。
1日目:清水寺〜地主神社〜高台寺〜圓徳院〜智積院
2日目:知恩院〜青蓮院門跡〜八坂神社〜建仁寺
修学旅行をちょっとグレードアップしたようなコースですが,こういうのもありでしょう。
この旅行記はダイジェスト版です。
各々の旅行記は順次作成していきます。
清水寺 http://4travel.jp/traveler/uenana/album/10374859/
地主神社 http://4travel.jp/traveler/uenana/album/10374914/
高台寺 http://4travel.jp/traveler/uenana/album/10375200/
圓徳院 http://4travel.jp/traveler/uenana/album/10375323/
智積院 http://4travel.jp/traveler/uenana/album/10375610/
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京都の有名どころで,一番早く見学できるところはというと,私の知る限りでは清水寺です。
実は朝6時から入ることができます。
そんなわけで朝の5時30分ごろ,清水新道(茶わん坂)までやってきました。
ここから清水寺まで歩いて向かいます。 -
清水坂を登りきると堂々たる楼門,仁王門(重要文化財)へとたどり着きます。
右奥には,同じく重要文化財の西門,三重塔が見えます。 -
朝6時になったので,中へと入りました。
向かう先はもちろん「清水の舞台」。
この舞台は正真正銘の「舞台」で能楽などを奉納する場所です。 -
さて,音羽山清水寺は,1200余年前,奈良時代の末(778年)の開創だそうです。
名前は,音羽の山中より湧出する清泉(音羽の滝)に由来しています。
こちらは本堂(国宝)。
舞台ばかりが有名で,その姿をしっかり見ている人は意外と少ないのでは?
本尊は千手観音です。 -
舞台から見えるのは奥の院。
奥の院前からの写真が良く使われる写真です。 -
お決まりの写真です。
この日はあいにくの曇天でしたが,ここからの景色はやはりいいですね。
いつもは大勢の人でいっぱいの舞台も,早朝では静かなものです。 -
本堂の南谷(錦雲渓)を隔てた丘上に建つ子安塔の前からは,本堂を正面に見ることができます。
ここからの景色もなかなかいいです。 -
少し角度を変えると三重塔がこんな感じでみることができます。
清水寺の詳細旅行記はこちら
清水寺 http://4travel.jp/traveler/uenana/album/10374859/ -
清水寺本堂奥に位置する地主神社へとやってきました。
縁結びの神様の大国主命(おおくにぬしのみこと)が主祭神です。 -
大国主命は因幡の白兎を助けられた神様です。
なので,ここでは兎が至るところで顔を出してきます。
大国主命像の隣にもいます。 -
この白兎は1mくらいあるビッグサイズ。
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有名な「恋占いの石」です。
一方の石から目を閉じて歩き,反対側の石に無事たどり着ければ恋の願いがかなうと言われています…
「目測で距離はわかるから,目を閉じても何とかなるやろ。いっそのことスイカ割りみたいにぐるぐる回せば…」
すみません,思わずそんなことを考えてしまいました。
地主神社の詳細旅行記はこちら
http://4travel.jp/traveler/uenana/album/10374914/ -
清水寺から次の目的地,高台寺へと向かいます。
産寧坂を下っていきます。 -
少し寄り道して八坂通から,法観寺の八坂の塔を撮りました。
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二年坂。
こちらもまだ観光客はいませんが,お店の準備が行われていました。 -
高台寺の東側の道は「ねねの道」と呼ばれています。
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高台寺に行く前に少し寄り道です。
高台寺公園の西側にある石塀小路(いしべこうじ)を歩きました。 -
石畳の両側に町家が並ぶ,趣のある路地です。
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レトロな雰囲気を醸し出しています。
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再びねねの道に戻ってきました。
高台寺はこの台所坂を登ったところにあります。 -
正面の建物は庫裏。
この左手に受付があります。
ここでは圓徳院,掌美術館の共通チケットがおススメです。
もれなく絵葉書4枚も付いてきました。 -
鷲峰山(じゅぶざん)高台寺は,正しくは高台寿聖禅寺といい,豊臣秀吉没後,その菩提を弔うために秀吉夫人の北政所ねねが開創した寺です。
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方丈から見た波心庭です。
白砂が山のように積まれています。
奥の勅使門から人が訪ねてきたときに,この砂を撒いて,どうぞ新しい道を歩いてください,というように使ったそうです。 -
方丈から庭園が見えます。
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庭園は,小堀遠州の作によるもので、国の史跡・名勝に指定されています。
中央に見える建物は開山堂。
高台寺第一世の住持,三江紹益禅師を祀る塔所です。
その左手にある渡り廊下の途中にあるのが観月台。
その名の通り,観月する場所です。 -
臥龍池と臥龍廊です。
開山堂と霊屋(おたまや)を結ぶ階段で,龍の背に似ているところから名付けられました。
写真に上手く撮れませんでしたが,結構見応えがあります。 -
霊屋です。
秀吉と北政所ねねを祀っているところです。
二人の木像が安置されています。
高台寺では各ポイントに説明員がおられます。
無知な私のつまらない質問にも丁寧に回答してくれました。 -
傘亭です。
利休の意匠による茶席であり伏見城から移建したものです。
傘亭は竹と丸木が放射状に組まれ,カラカサを開けたように見えることから,そのように呼ばれています。
高台寺の詳細旅行記はこちら
http://4travel.jp/traveler/uenana/album/10375200/ -
高台寺の見学を終えたあとは,お向かいの圓徳院へと行きました。
秀吉の没後,ねねが余生をおくった場所です。 -
唐門を通って,最初にやってくるのは南庭です。
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方丈から南底を望みます。
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建物内を歩いて次へと進みます。
この廊下の途中の部屋で,長谷川等伯の障壁画(重要文化財)を見ることができます。
長谷川等伯の絵は今まで見たことがなかったので,ちょっと嬉しかったです。 -
北庭です。
もともと伏見城北政所化粧御殿の前庭を移したもので,桃山時代の代表的庭園のひとつです。
賢庭作で後に小堀遠州が手を加えたものです。 -
大きな岩がふんだんに置かれています。
桃山時代の豪華さというものでしょうか。 -
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こうやって寝そべって庭を眺めてみたいですね。
圓徳院の詳細旅行記はこちら
http://4travel.jp/traveler/uenana/album/10375323/ -
圓徳院をあとにし,次へと向かいます。
修学旅行生がぞろぞろとやってきました。
巻き込まれないうちに急ぎます。 -
再び二年坂,産寧坂へと向かいます。
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時刻は11時ぐらい。
お店も開いて,活気が出てきました。 -
時々お店を覗きながら歩いていきます。
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再び清水寺の仁王門前まで来ました。
修学旅行生であふれかえっていました。
天気の回復を期待したのですが,この日はダメでしたね。 -
清水寺から東大路通りを南へと下り,智積院へとやってきました。
真言宗智山派の総本山です。 -
多くの僧が修行に集まる学問寺らしいです。
智積院会館という宿坊に泊まれば,朝の勤行に参加できるそうです。 -
智積院に来た理由はこの庭が見たかったからです。
利休好みの庭といわれ,中国の廬山をかたどって造られています。 -
石組みと植え込みが交互に並び,奥行きのある雄大さを感じさせてくれます。
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石橋の奥の刈り込みが面白いです。
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今回のお気に入りの写真です。
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5〜6月のサツキの頃が華やかになるそうです。
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智積院には国宝障壁画があります。
長谷川等伯一派の絵が大きな部屋一面に配置されおり,解説を聞きながら見ることができます。
本物は写真撮影できないので,模写を撮影しておきました。 -
季節は秋へと向かっています。
智積院の詳細旅行記はこちら
http://4travel.jp/traveler/uenana/album/10375610/ -
八坂神社,円山公園の北にある知恩院にやってきました。
鎌倉時代に法然上人が住まわれ,念仏の教えを説かれたところで,浄土宗の総本山です。
知恩院といえば,見事な国宝・三門です。
高さ24m,幅50m,木造の門としては世界最大級です。
「華頂山」の額が飾られています。 -
では,境内に入ります。
三門の向こうに見えるのは男坂。
隣にある女人坂と比べ,勾配が急です。 -
正面に見えるのは国宝・御影堂。
法然上人の御影を祀る知恩院の本堂です。
4000人が入れる広さだそうです。 -
知恩院に伝わる7不思議というものがありました。
①鶯張りの廊下
②白木の棺
③忘れ傘
④安居の抜け雀
⑤三方正面真向きの猫
⑥瓜生石
⑦大杓子
現在ほとんど非公開で見ることができませんでした。 -
方丈庭園へと向かいました。
僧・玉淵坊によって作庭されたと伝えられています。 -
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こちらはもう一つの庭園,友禅苑。
友禅染の始祖,宮崎友禅ゆかりの庭園です。 -
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次は知恩院の北にある青蓮院門跡へとやってきました。
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立派なクスノキが目印です。
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華頂殿の内部は華やかです。
蓮の襖絵と三十六歌仙額絵が飾られています。 -
華頂殿から庭が見えます。
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室町時代の相阿弥の作と伝えられています。
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池の名前は龍心池。
綺麗な色をしています。 -
小堀遠州作と伝えられる「霧島の庭」です。
霧島つつじが植えられており,ゴールデンウィークの頃に赤く染まるそうです。 -
庭の周りをぐるっと廻ることができます。
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国宝・青不動明王のレプリカです。
今秋初めて公開されるということです。 -
青蓮院門跡から祇園へと向かいました。
てくてく歩いてやってきたのは巽橋です。 -
巽橋から見た白川です。
都会だというのに水が綺麗ですね。 -
昼間だからでしょうか,やけに静かです。
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祇園といえば八坂神社でしょう。
平日とあって人は少なめです。 -
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花見小路通です。
料理屋さんが両側に並んでいます。 -
花見小路通は車が頻繁に通ります。
歩行者天国にすればいいのに…といつも思うのですが。 -
花見小路通を南へ歩いていくと,建仁寺へとつきます。
建仁2年(1202)に建立された,京都最古の禅寺です。 -
俵屋宗達の国宝「風神雷神図屏風」は建仁寺が所有しています。
原本は京都国立博物館に委託保管されています。
写真は陶板です。 -
方丈と前庭です。
本尊は十一面観音菩薩像です。 -
○△□乃庭です。
単純な三つの図形は宇宙の根源的形態を示し,禅宗の四大思想(地水火風)を,地(□)水(○)△(火)で象徴したものといわれています。
○と□はわかるとして,△はどこにあるのか悩みました。
木の奥で地面が段差になっているところが△です。
わかりづらい… -
潮音庭というのが本坊中庭にあります。
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中央に三尊石が置かれています。
四方正面の庭ということで,どこからでも見ることができます。
この位置からは,三尊石の背後に風神雷神図屏風のレプリカを見ることができます。 -
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法堂の天井には,小泉淳「双龍図」が描かれています。
写真は撮れなかったのでポスターを。 -
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夏の風物詩その1
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夏の風物詩その2
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建仁寺から安井金比羅宮へと来ました。
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縁切り・縁結びの神様として有名です。
白い形代がたくさん貼られた碑をくぐりぬけます。
絵馬を見ていると,「主人と別れられますように」と。怖いなあ。 -
帰路につくため,四条大橋へとやってきました。
たくさん廻ってきましたが,個人的には建仁寺がおススメです。
京の夏の旅2009の第四弾も頑張って作ります。
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この旅行記へのコメント (7)
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- イロコさん 2009/09/11 19:18:30
- やっぱり写真があるといいですね
- 昨日私も清水寺の事を書きましたが、写真があるとよりよく分かっていいですね。朝6時に清水寺に行かれたのにはビックリしました。
今年の春に8時頃行きましたが、早々と修学旅行生が来たのにはビックリ。皆早起きしたんだなあと感心しました。
高台寺や青蓮院などの写真を見て4月に行った時の事を思い出しました。私はあんまり写真を撮っていなかったので、そういえばこんな所あったなあと懐かしかったです。
4月は初めてデジカメを買って持って行ったのはよいけど、充電器なんていらないだろうと思い持って行きませんでした。おまけに操作にも慣れていなっかたものだから・・・。デジカメの写真はほんの少しで、あとは使い捨てカメラを買ったという次第です。トホホ。
- ぺこにゃんさん からの返信 2009/09/12 11:46:09
- RE: やっぱり写真があるといいですね
- 写真がなかったので,文章だけ拝見させていただきました。
私も昔は写真はほとんど撮りませんでした。
目に焼き付けておくものだと思っていたので。
でも,デジカメで手軽に撮影できるとなった今では,記録にも残しておきたくなりましたね。
修学旅行生は朝早くから行動していますね。
学校行事なので当然なのでしょうけど。
高台寺は一番乗りを目指して行ったのですが,修学旅行生に先を越されてしまいました…
- イロコさん からの返信 2009/09/12 14:55:39
- やっぱり写真があるといいですね
- 私の記憶なんて曖昧な所がって、今年の4月の事でさえどうだったかなあと思うことが多々あります。今年やっとデジカメを買ったので、これからはたくさん写して良い写真は残しておこうと思いました。
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- ヒカリノキミさん 2009/09/11 16:55:58
- 良く分かる旅行記ですね
- 写真とコメントを順番に見ていると、自分も一緒に歩いてる気分になります。べこにゃんさんのはいつも楽しいです。 この白川の向こうに小さく見える橋が、クチコミに書きました京の旅館“祇園・白梅”です。とても情緒のある宿です。 機会がありましたらお勧めですよ。
- ぺこにゃんさん からの返信 2009/09/12 11:38:02
- RE: 良く分かる旅行記ですね
- ヒカリノキミさん,こんにちは。
この辺りを歩くのは初めてでした。
今まで祇園らしさというのが良くわからなかったのですが,
何となく感じられた気がしました。
> この白川の向こうに小さく見える橋が、クチコミに書きました京の旅館“祇園・白梅”です。とても情緒のある宿です。 機会がありましたらお勧めですよ。
クチコミを読みましたが,素敵な宿みたいですね。
でも,私には高級すぎるかな…
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- 風薫さん 2009/09/11 10:19:31
- 石堀小路は まちがい
- 素敵な写真ですね。八坂通りに住む地元民ですが、こうして旅行記で見ると新鮮です。
この写真のところですが「石堀小路」ではなく「石塀小路」で「いしべこうじ」と読みます。 念のためお知らせしますね。
- ぺこにゃんさん からの返信 2009/09/11 11:17:21
- RE: 石堀小路は まちがい
- 風薫さん,こんにちは。
間違い指摘ありがとうございます。
旅行記を作りながら見ていたガイドブックが間違っていました。
正しい読み方を知っていたのに,念を押して間違うなんて…
でも地元の方に見られると恥ずかしいですね。
普段当たり前に見られる景色を写真に撮って掲載しているのですから。
なにはともあれ,ありがとうございました。
今後ともよろしくお願いします。
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