土佐の旅No8・・・大川筋武家屋敷:早島 潮さんの旅行ブログ
平成20年11月4日(火)
昨夜は播磨屋橋周辺を散策した後、秋の夜長の楽しみの地酒と肴を買うためにコンビニエンスストアに立ち寄って、土佐鶴紙パック500mml入りと柿の種を求めた。翌朝食用の幕の内弁当も一緒に求めておいた。メタボ予防のためには酒と肴があれば特に夕食を摂る必要もない。晩秋の一日は日が短い。ホテルへ帰り入手した観光案内と地図を見ながら翌日の旅程を考えた。地酒を堪能しながら独りだけの静謐な時間を楽しんで21時に就寝した。旅先でも日頃の生活習慣を堅持することが健康保持の秘訣であると信じている。
5時半に目覚めたが未だ外は暗いので外出もかなわず、テレビを見ながらお湯を沸かした。昨夜の残りの酒を嘗めながらお茶を入れて弁当を食べた。朝のドラマ「だんだん」を見終わってからチェックアウトし大川筋の武家屋敷を訪ねた。http://www.city.kochi.kochi.jp/deeps/15/1503/ohkawasu/
池田内閣に始まる高度成長時代、東京オリンピックの頃に日本の社会は激変した。古いものは進歩の大義の元に過半のものが廃棄された。高知でも時代の流れに同調して古き良きものが壊された。だが経済の進歩が足踏みした時、心ある人々は愚かな破壊行為を反省して古き良きものを評価する英知を失っていなかった。
高知城下町で唯一残っていた武家屋敷を保存しようと決意した有志の人々の活動が始まった。その活動の努力の足跡が保存されているのがこの武家屋敷である。
先日訪問した会津の大内宿や昔訪問して感銘を受けたドイツのローテンブルグ等の古い町並なども経済発展に取り残されたことが逆に幸いしたという側面があるにせよ、この武家屋敷と軌を一にした思想によって保存された文化遺産である。
武家屋敷で感銘を受けたのは台風の被害を最小限にとどめるために屋根瓦の形状を東西南北の方向に応じて変え瓦の葺き方を工夫したという知恵である。なにしろ一枚の瓦が職人の一月分の日当にも相当していた時代のことであるから感慨一入である。そして先人の努力の跡を後世に伝えようと自覚して行動に移した地域の有徳者に敬意を表したいと思った。
現在、コメントの書き込みがありません。
現在、トラックバックはありません。