世界遺産ラヴェンナ モザイクの街 1日目:ibikiさんの旅行ブログ
1996年に世界文化遺産として登録された8つの歴史的建造物を持つイタリアの古都、ラベンナ。モザイク美術を代表とする ビザンチン文化の花開いたまちです。モザイク美術が街じゅうにあふれ モザイクとビザンチン芸術でその名を知られています。特にモザイク芸術にかんしては世界中でもラベンナの右に出る街はないといわれています。
モザイク美術は 芸術の表現方法として最も古い手法の一つで 色のついた陶製やガラスの小片をひとつひとつ埋め込みながら絵をつくっていくたいへん地道な作業を必要とする手法です。ラベンナでは モザイクを単なる絵としてではなく建築物の一部として取り入れた世界でもほかに例を見ない必見のまちです。
イタリアのメインの観光ルートからはずれていますが ベネチアや フィレンツェほどの混雑ぶりもなく それでいて北イタリアならではのエレガントな雰囲気も味わえる静かで落ち着いたおすすめのまちです。なにより世界遺産を保持する街ですので市街地がとても綺麗に清潔に維持されていて近隣住民の方の努力を感じました。
ラベンナは小さな街ですので 1泊2日でしたらじゅうぶんな余裕を持って 全ての見所を網羅できます。さらに 見所が集中している市街地が駅からすぐ近いのでバスやタクシーを利用することなく徒歩で見てまわれます。たったひとつ、世界遺産の一つである サンタポッリナーレ・イン・クラッセ聖堂 だけが クラッセという ラベンナ郊外の地区に位置しているので バスを利用せざるをえません。バスで15分ほどかかるところにある聖堂ですが 一見の価値のある 素晴らしい教会ですので見逃してしまうのは 大変もったいないと思います。
これがラヴェンナ駅。一日目は午後2時近くにつきました。あいにくの曇り空です。天気予報によるとこのあと雨になる予定です。とほほな気分ですが
気を取り直して 念願のモザイクを見に参りましょう。
奥に見えるのが 駅から一番近いとこにある最初の目的地 サン・ジョバンニ・エバンジェリスタ聖堂です。駅を出てすぐ左手に見えます。この教会は世界遺産には指定されていませんが ラベンナで一番古い教会(5世紀)で初期キリスト教建築の貴重な建造物に変わりはありません。
ラベンナは ボローニャ大学のラベンナ校舎をはじめとし学校がまちの中心部に集中しているため 学生の姿をたくさん見ました。興味深いのはこのまちには 文化財保存学部 があるんです。さすが 文化遺産の国イタリア!
ではいよいよ世界遺産 サン・ヴィターレ聖堂へ。一番上のクーポラ部分がちょうど修復中でした。
ラベンナのほかのどの建築物にも共通していえることですが 外見はいたって質素。まさか 内部があんなことになってるとは想像がつかない外見です。この質素な外見と内部の華やかさのギャップも初期キリスト教建築の一つの大きな特徴でしょうね。
サン・ヴィターレ教会に入るときに 入場券を買いました。5つの世界遺産共通券で 大人料金 10、5ユーロ でした。
1 サン・ヴィターレ教会
2 ガッラ・プラチディア霊廟
3 ネオーネ洗礼堂
4 アリウス派洗礼堂
5 サン・アッポリナーレ・ヌオーヴォ教会
これら5つをみることができます。
これぞビザンチン文化のきわみ!これ全部モザイクでできてるんですよ!見た瞬間鳥肌たちました。ゴールドの色使いが大変効果的で目もくらむほどの美しさです。こりゃ世界遺産にもなるわ。
当時のビザンツ帝国皇帝 ユスティニアヌス帝のお妃であるテオドラ妃のモザイクです。
このお妃は歴史家によればもとは踊り子だったとか娼婦であったとか諸説あるそうですが それにしてもこんなところに描かれるほどまでに出世し大きな力を持つようになるなんてすごいですよね。
テオドラ妃のモザイクとむかいあっている ユスティニアヌス帝のモザイクです。帝の右側の半はげの長身の男性が 当時ビザンツ帝国の宗教政策を代表する人物だったマクシミアヌス大司教です。
ユスティニアヌス帝は頭上に後輪を輝かせあたかも神のようにえがかれています。当時のビザンツ帝国の権威のほどが窺い知れます。
サン・ヴィターレ聖堂を出ると中庭に ガッラ・プラチディアの霊廟
があります。この建物自体が十字架の形をしており 外観は実に質素です。この霊廟も世界遺産の8つの建造物のうちの一つです。
もうそろそろ教会や美術館が閉館してしまう時間なので(冬場は閉館時間が早いのです。3月いっぱいまで 17時15分までに入館しないといけません※)本日は 教会めぐりはこのへんで切り上げ街を散策してみます。
モザイクの材料を売っているお店もありました。色とりどりのガラスの棒状の材料が見えます。
※ちなみに 4月1日〜9月30日 の夏場は 入館は18時45分までと一気に長くなります。
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