イタリアの街を歩く(3日目)ベネチア・アクイレイア:tre_pontiさんの旅行ブログ
この日も、朝食のはじまりに合わせて起床です。
パンやシリアル、ヨーグルトを食べ、カプチーノを飲んで出かけます。
今日もベネチアへはメストレ駅から鉄道で。
もう迷いはなく、あっという間です。
この時乗った列車は、ウィーンからの長距離列車みたいです。
サンタ・ルチア駅に着いたら、脇目もふらずヴァポレット乗り場へ。
ただし、この日は土曜日。昨日の混雑とはうって変わって余裕の乗船です。
サン・マルコ広場へ向かう途中、消防車ならぬ、消防船を見ました。
ガイドブックには無休と書いてあったんですが、この日はどうも入れない雰囲気でした。
入り口わきには、おじさんと、スケッチブックに何かを熱心に書き込む若い女性が並んで座っているばかり。
しょうがないので、島をぐるりとまわってみようかと、ぶらぶら歩いていったものの、半周もしないうちに海で行き止まりに。
そのとき、少し後ろを歩いていた、サングラスをかけたおじさんが、「ニホンジン?」と声をかけてきました。
ちょっと警戒してしまいましたが、ごく親切に、この建物は昔、船の学校だったんだ、と片言の日本語で教えてくれました。
その後、本島をちょっと歩いて、サンタ・ルチア駅に戻ります。
切符売り場で、アクイレイア行きの切符と言ったものの伝わらず、ガイドブックに乗っていた駅名を読み上げると、ああ、OK!往復?てな感じであっさり。
1時間半かかるはずなのに、片道6ユーロほど。
イタリアは他の物価は高めでしたが、鉄道だけは安いです。
出発まで時間があったのと、お昼時だったので、駅のバールでピザを立ち食いしました。
着駅はチェルビニャーノ・アクイレイア・グラード。
のどかな郊外の街という趣きです。
ここから遺跡へはバスですが、しばらく来ませんでした。やっと来たと思ったら、駅の窓口でチケットを買っておかないといけなかったという失敗をやらかしました。
バスは20分ほどでアクイレイアに着きました。
着いたはいいものの、肝心の場所がわかりません。
観光客はほとんどいないので、人の流れもありません。
同じバスに乗っていた、目的地が同じと思しきイタリア人夫妻?のあとを着いて行くと、鐘楼が見えました。お目当ての聖堂です。
この世界遺産、地味です。
説明もイタリア語しかありません。
大聖堂の中には、自分で箱に0.5ユーロ入れる式の観光ガイドがありますが、ヨーロッパの言語のみ。
この日は、滞在時間通して、のべ10人もいなかったと思います。
床のモザイクです。
雄鶏とカメが向かい合っています。
雄鶏は、光のシンボルで、キリストを象徴しているそうです。一方、カメは、ギリシャ語で闇の住人を表し、悪のシンボルなんだそう。
こんな風に、モザイクには初期キリスト教の影響を受けた題材がいくつもあります。
大聖堂のほかにも、周囲には遺跡が点在しています。
実は、この時すでに15時ごろで、バス停に戻ると、次のバスは18時台です。
数少ない店もこの日は休業中。まずい状況です。
フォロ・ロマーノ、ローマにあるやつだけをそう呼ぶのかと思っていました。
バスが来るのを3時間も待つのはいやなので、歩いて帰ってみようと思い立ったのはこのあたりです。
たしか6という案内表示だったので、仮にマイルであっても10キロ弱です。歩いたほうが早いはずと決心しました。
遺跡のあたりをすぎると、なーんにもありません。
大聖堂だけではさびしいので、その近くにあった博物館に寄りました。(MUSEO ARCHEOLOGICO NAZIONALE DI AQUILEIA)
4ユーロで、説明もほぼイタリア語でしたが、所蔵品はかなりのもの。装飾品、生活用具、ガラス、古銭など、
かつて「第二のローマ」と呼ばれていた、アクイレイアの繁栄ぶりをしのばせる出土品の数々は必見かもしれません。
職員以外はほぼ無人でした。穴場ですね。
このあと約1時間半ほど、かなり早歩きのペースで、歩道らしき道のない道路わきをひたすら歩きます。
途中で沿道の家の犬に遠くから吠えられること3回ほど。
途中にバス停あるのを確認し、道路標識を頼りに歩き続けていると、バスに追い抜かれました。別の路線でしょうか?ちょっと後悔が頭をもたげます。
歩き始めて1時間以上が経過したころ、市街地っぽくなって、歩道ができました!
やがて標識が、ざっくりした方面を示すものから、具体的な場所を示すものに変わって、ちょっとした繁華街に出ました。
相当うれしかったです。
ついに駅に戻れました。
写真から計算すると、歩いていた時間は1時間半ほどでしたが、何もない田舎道は非常に長く感じました。
ちょっと無謀だったものの、何とかなるさという思いも半分。
メストレへの帰りの電車が駅に来た頃、あたりは夕暮れになり、車窓から見える夕日がきれいでした。
復路で乗った列車はだいぶオンボロで、窓際は少し寒く、あったかいご飯が食べたい気持ちになったため、いったんホテルに戻った後、夕食に出かけました。
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