2013年ロシア旅行～13年ぶりの再訪を３年前にあきらめた旅行計画で実現～ハイライトその１【モスクワのホテルと朝食編】

2013/07/06 - 2013/07/06

今回のロシア旅行18日間、正味16日半のうち、モスクワとサンクトペテルブルグでそれぞれ５泊しました。
2000年秋のモスクワとサンクトペテルブルグ旅行の再訪なので、この２都市でたっぷり時間をとりたかったからです。
５泊ずつでも全然足りませんでしたけど（苦笑）。

モスクワ５泊の間に、黄金の環のズズダリとウラジーミルへ１泊２日の小旅行に出かけたので、モスクワ泊は４泊と１泊に分かれました。
小旅行はスーツケースをホテルに置いて軽装で出かけることにしたので、前後で同じホテルです。
部屋のタイプも同じなので、フロアが違うだけでほとんど同じような部屋でした。

７月のロシアは観光ハイシーズン。
モスクワやサンクトペテルブルグのホテルは、代理店経由で三ツ星クラス以上となると、西欧並みにべらぼうに高くなるので、ホテルの選定には悩みました。

モスクワのホテルは、立案当初は、13年前に利用したイズマイロボ・ホテルでもよいと思っていたのですが、いろいろ考えた挙げ句、少し予算を上げて、もう少し中心地に近いマキシマ・パノラマ・ホテルにしました。
詳しくは、次のブログ記事にて。
「今回のロシア旅行のホテル選び（大都市のモスクワ編）」
http://mami1.cocolog-nifty.com/travel_diary1/2013/06/post-70b0.html

なお、ホテルの感想において、ロシアは、特にモスクワやサンクトペテルブルグでは、物価はすでに西欧並みなのにサービスはまだそこまで追いついていないので、コストパフォーマンスは、全般的にあまり厳しく評価しないようにしています。
いずれにせよ私は、もともと日本のホテル経験も少ない上、ここ10年ほど東欧や旧ソ連諸国ばかり旅行しているので、評価は甘いだろうと思います。

その上でマキシマ・パノラマ・ホテルの全体的な感想をいうと、旅行代理店経由でとった三ツ星ホテルという意味では、満足できるレベルでした。
駅近くのホテルであるために、値段は四ツ星くらいになってしまいましたが、立地はとても便利でした。
地下鉄駅が目の前にあり、ホテルの外に出てから地下鉄に乗って「赤の広場」のあるアホートヌイ・リャート駅の地上に出るまで、たったの20分でした。
建物は見た目は古そうで、いかにも旧ソ連時代っぽい、味気ない高層ビルでしたが、中は改装された、新しいホテルでした。
レセプションなど接客態度は三ツ星として合格と思いました。ビジネス客が泊まりやすそうで、団体客は少なさそうなホテルでした。
もともとそういうホテルをねらっていました。

ちなみに、モスクワのホテルの立地は、はじめは空港からアエロエキスプレスで市内に入るときに、その終点のベラルースカヤ駅に近いところの方がよいと思っていたのですが、結果としては、ベラルースカヤ駅とは地下鉄環状線上ではほぼ反対の駅が最寄りのホテルで、少し離れたところとなりました。
でも、ベラルースカヤ駅からは、アエロエキスプレスと提携しているアエロタクシーを利用することができたので、交渉が下手ゆえにタクシー代をボラれたりするようなことは回避できました。

＜2013年ロシア旅行：簡易旅程＞
7/06土　出国＆モスクワ到着★
7/07日　モスクワ１日目（国立歴史博物館と民芸品博物館）★
7/08月　モスクワ２日目（クレムリン）★
7/09火　モスクワ３日目（トレチャコフ美術館）★
7/10水　ズズダリ
7/11木　ウラジーミル★（モスクワ泊）
7/12金　モスクワ４日目（コローメンスコエ）
7/13土　ペトロザヴオーツク経由でキジ島へ
7/14日　ソロヴェツキー島１日目
7/15月　ソロヴェツキー島２日目（ザヤツキー島エクスカーション）
7/16火　サンクトペテルブルグ１日目（ロシア民族学博物館ほか）
7/17水　サンクトペテルブルグ２日目（エルミタージュ美術館）
7/18木　パヴロフスク宮殿＆庭園
7/19金　ノヴゴロド１日目
7/20土　ノヴゴロド２日目
7/21日　サンクトペテルブルグ３日目（宗教博物館・ユスポフ宮殿ほか）
7/22月　サンクトペテルブルグ４日目（ロシア美術館）＆出国
7/23火　成田空港着
※この旅行記の対象の日に★印をつけました。

詳細旅程はこちら。
「2013年ロシア旅行～13年ぶりの再訪を３年前にあきらめた旅行計画で実現させた旅行【旅程一覧】」
http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/album/10797557
準備編や帰国後の全体の感想は、ブログ「まみ's Travel Diary」（http://mami1.cocolog-nifty.com/travel_diary1/）に掲載しました。

エリア モスクワ(ロシア)

• 同行者: 一人旅
• 旅行の手配内容: その他

表通り（Masterkova通り）から見上げた、マキシマ・パノラマ・ホテル

住所：4 Masterkova str.
www.maximahotels.ru
e-mail：[e-mail]

入口はこんなにそっけない

Trip Advisorのクチコミで、工事中のような入口だ、と書かれてあったのを読んではいたのですが、アエロタクシーを下りたとき、「えっ、どこから入るの？」と、思わずタクシーの運ちゃんに確認してしまいました。
入口に、ホテルの意味のガスツィーニッツアではなく、ビジネス・センターと書かれてあったので、私にとっては余計にまぎらわしかったです。
でも、後に、看板にビジネス・センターとあっても、どう見てもホテルにしか見えないところも見かけました。

建物は、脇から見上げた方がかっこいい@

警備員がいるあの入口を越えて、フロアに向かうエスカレーター前で振り返って撮ったところ

ロビーは、あの向こうの左手の扉の中です。
赤いATMみたいなのがありますが、キャッシングマシーンではなく、航空券の購入も含めて、いろんな用途に使えるマシンのようでした。
ただし、クレジットカードからのルーブル引落しはできず、ユーロやドルの現金でなければ両替はできませんでした。
もっとも、24時間対応なので、ホテルの敷地内でいつでも両替できるというのは、やはり便利でした。
ただし、モスクワ最終日は、マシンの中の現金が切れたのか、両替できなかったので、銀行に行かざるをえませんでした。

フロアに入るにも

部屋のカードキーが必要

廊下の様子

９階の私の部屋へ

カードキーを差し込むところがあります。
差し込まないと、室内の電源が入らない、という、よくある仕組み。

シングルルーム

部屋の広さは十分でした。
私にとっては、荷物の収納の関係で、あまり広すぎない方が利用しやすかったりします。

ベッドの上に乗っているのは、タウンバッグとエディターズガイドバッグです。
後者は、本来は「地球の歩き方」用なのですが、私は代わりにA5のルーズリーフノートを挟み込んで、旅ノートのバッグとして使っています。

デスクが長くて便利@

さらに、ゴミ箱がバスルームだけでなく部屋にもあること、収納スペースが多いこと、差し込みが多いことなどは、私にとってポイントが高いです。
左の方にミニバーがありましたが、ミネラルウォーターを冷やす冷蔵庫としてのみ使いました。

写真には撮らなかったのですが、部屋に壁時計がありました。私が知る限り、海外のホテルでは珍しいです。
やはり壁に時計があるのは何かと便利でした。

部屋でWIFIが使えました。スマフォを持っていたので、ネットにアクセスすることができました。
これはモスクワのホテルに限らず、今回宿泊したすべてのホテルで無料でWIFIが使えました。
ただ、ここのWIFIは３時間無料コースと有料コースの両方がありました。
無料コースは３時間ごとに接続しなおせば、いくらでも利用できました。
ただし、電波は弱くて、アクセススピードは、日本でのデータ通信くらいの速度でした。快適とはいえないけれど、スマフォでなら、我慢できないこともありませんでした。最初のうちは。
有料コースだと、速度は段違いに速そうでした。
参考までに、無料だと12kbps、有料だと１時間８ユーロで2Mkbpsとありました。

バスルーム

新しいホテルだけあって、水回りもきれいで、匂ったりしませんでした。
水は、濁ったりしていませんでした。だからといって、もちろん飲み水にはなりません。

ドライヤーがありました。
洗髪をしたあと、髪を乾かさないとすぐに風邪をひく私にとって、ドライヤーは必須。

シングルルームなので、バスタブではなシャワー

もっとも、私にとって、海外旅行中ではシャワーの方が使いやすいので、ホテル選定時にバスタブにこだわったことはありません。

湯沸かし器と、インスタントだけどコーヒーと紅茶のサービスあり

携帯湯沸かし器をわざわざ持参しなくてよかったです。
コーヒーは毎晩飲みましたが、翌日、ちゃんと補充されていました。

早速、コーヒーで一息つく

一眼レフと一緒に撮ってみました。
ホテルの写真は基本的にコンデジPowerShot SX 210 ISで撮影しています。

窓から見える景色・その１

モスクワの７月の夜７時は、まだ昼間のように明るいです。

窓から見える景色・その２

窓は１つですが、広かったので、アングルを変えるとこういう景色が見えました。
これは夜９時に撮ったものです。日没は夜10時すぎだったので、まだまだ明るかったです。

ちなみに、最初の４泊は９階の部屋、間にズズダリとウラジーミル１泊２日小旅行に出かけ、戻って来たあとに泊まった１泊は７階の部屋でしたが、どちらもシングルルームで、内装はほとんど同じだったので、写真は撮りませんでした。
ただ、窓から見える景色が少し違っていたのと、９階から７階におりたらWIFIでネットがつながりにくくなってしまいました。
天気予報１つチェックするのにも時間がかかり、いらいらしました。

ホテルのすぐそばにあったキオスク

キオスクはいくつもあったのですが、そのうちの１つのここは21時すぎても開いていたので便利でした。
買ったのはもっぱらミネラルウォーターでしたけど、ホテルのミニバーのミネラルウォーターはレストラン並みに高かったし、ホテルのロビーの自販機のミネラルウォーターもキオスクやスーパーで買う倍近かったので。

具体的には、2013年７月現在、このキオスクで買った１リットルのミネラルウォーターは45ルーブル。
ホテルの自販機のミネラルウォーターは、500mlで35ルーブルでした。
部屋のミニバーのミネラルウォーターは、うろ覚えですが、たしかその倍くらい。
（2013年７月現在、１ルーブル＝約3.5円で換算）

ホテルと、すぐ近くの24時間営業のカフェ

看板が赤い方です。
到着日の夕食は、このカフェで取りました。
看板がグレーの方は、携帯ショップのようでした。

周辺にはほかに薬局やスーパーなどがありました。
スーパーの方は１階だけ散策してみたのですが、フロアのほとんどが靴屋さんでした@
他のフロアは見ていないので、旅行者にとって役立ちそうなものを売っている店があったかもしれません。

ちょっと先に、こんなモニュメントのある小さな広場あり

ここに面したところに、銀行がありました。
ホテルのATMもどきで現金が不足したのか、最終日はホテルにあるマシンで両替ができなくなったときに、近くに銀行があって便利だと思いました。
きちんと比べていませんが、観光地のど真ん中で両替するよりも、立地的には少しはずれにある銀行なので、レートはよかったはずです。

地下鉄アフトザヴォーツカ駅が目の前なので非常に便利@

バス停もすぐ目の前

トロリーバスの駅もすぐ目の前

路線が分からないので、バスもトロリーバスも利用しませんでしたけど。

翌朝から５回利用したレストランの入口

２階にありました。
ここも入るにも部屋のカードキーが必要でした。

レストランはなかなかおしゃれ

テーブルの数が多く、団体客はいなかったので、席がなくて待たされたりすることはありませんでした。
バイキングでも混みませんでした。

レストラン内にバーもあり

ふつうに毎晩営業していたかどうかは不明。

バーのグラス

天井にはミラーボール

奥はちょっとした舞台になっていました。

窓際のテーブル

壁絵もワイルドでおしゃれ

剥製もあったりする

これはシベリアオオヤマネコかしら。

ヒョウがかっこいい@

朝食バイキングは三ツ星としては品揃え良し

温かい料理もちゃんとある

パンも何種類かありました。
温野菜があるのも気に入りました。

シリアルや果物

海外旅行先ではすぐにおなかをこわすので、りんごをせっせと食べるようにしています。
りんごはそれほど好きではなかったのですが、りんごはレッサーパンダの大好物で、レッサーパンダたちが大喜びして食べる様子を見るにつれ、最近はなんだか私まで好きになってきた気がします@

ハム・チーズや冷野菜もちゃんとある

ドリンク・コーナー

ミルク入りのコーヒーを好んで飲む私にとって、シリアル用の冷たいミルクとは別に温かいミルクがあるのは、ポイントが高いです。
ロシアの牛乳はめっちゃ美味しいので、今から思えば、コーヒーに入れないで、そのまま飲んでもよかったです。
それに気付いてそうするようにしたのは、後日、別のホテルにて。

７月７日の朝食

私はいつも、朝食をたっぷりとって、ランチ抜きで観光します。
野菜をたっぷりとりました。
ヴァレニキ（ロシアン餃子）もとったのですが（ソーセージの下に隠れています）、皮がもっちりしすぎて口にあいませんでした（苦笑）。

７月８日の朝食

今回はシリアルもとってみました。
温野菜はたっぷり。
ソーセージとカリフラワーにはさまれた、ケチャップをつけた四角いものは、スクランブルエッグです。
このホテルに限らず、別のホテルでも、朝食に出るスクランブルエッグは、豆腐みたいに形が整っていました。

７月９日の朝食

あいかわらずボリュームたっぷりの朝食ですが、野菜が多いですよ〜。
デーニッシュパンを食べてみました。

７月10日の朝食ボックス

６時35分発の特急サプサン号に乗るため、朝食は包んでもらいました。
ちなみに、駅に早く着きすぎてしまったため、駅の待合室で朝食を食べようと思ったのですが、早朝の待合室は暗くて、横になって寝ている人たちがまだ大勢いて、空気が非常に悪く、汗くさかったので、駅のセルフレストランでカフェを頼み、そこで朝食ボックスを食べてしまいました。
よく考えたら非常識でしたね。

ほんとは警備員らしき人に注意されたのですが、ロシア語で言われたので、はじめは本気で何を言われているかわからず、首を傾げたら、警備員さんはあきらめて立ち去りました。
気弱そうなおじいちゃん警備員だったのでそれですんだのだと思いますが、強面の猛々しい兄ちゃんだったら、こわかったかも。

朝食ボックスは車内で食べればよかったのですが、まあ、駅でひまでしたし、おなかがすいてしまってそれまで待てなかったので。
サプサン号の車内は、なんかかしこまりすぎていて、おいそれと朝食を広げて食べられる雰囲気ではありませんでした。
それに、ウラジーミルで途中下車までの１時間はあっという間でした。

７月12日の朝食

黒パンを食べてみました。ライ麦パン？
まずいとは言わないけれど、白パンの方が美味しかったです。

モスクワのホテルと朝食編おわり。
ズズダリのホテルと朝食編へとつづく。