2012/09/09 - 2012/09/09
172位(同エリア307件中)
まみさん
去年のウズベキスタン旅行中は、写真を撮っている私に向かって「私たちも撮って、撮って」と現地の人に声をかけられることが何度もあって、驚いたものでした。
正味たった5日の旅程だったのに。
ウズベキスタンの人々はそんな風に人懐っこくて、嬉しく思う場面がたくさんありました。
その収穫はこちらのハイライト旅行記です。
「2011年秋ウズベキスタン旅行ハイライトその6:笑顔を向けてくれたウズベキスタンの人々」
http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/album/10617185/
なので、今年のウズベキスタンを含む中央アジア3ヶ国の旅行ではどうなるかな、とひそかに楽しみにしていたのですが。
今度は旅程が正味10日間と去年の倍でしたが、あいにくそういった機会はほとんどありませんでした。
国民性の違いかもしれません。キルギス人とカザフスタン人はそうではないのかも。
いや、ずっと1人歩きだった去年と違って、今回は旅程の半分以上、現地ガイドと一緒だったせいかな。
ガイド付きで歩いている旅行者にはあまり気軽に話しかけないでしょうから。
そんなわけで、撮られるのが好きな人、あるいはそんなテンションでいた人たちとの出会いのタイミングがなかったせいもあったでしょう、きっと。
観光ハイシーズンの9月のウズベキスタンのヒヴァでなんとか現地の子供の写真を撮らせてもらえたのは、私から頼んだからでした。
そういえば去年も、撮って撮ってとテンション高く話しかけてきたのは大人の方が多く、子供たちの方がどちらかというとシャイでした。
場所は首都タシケントの方が多かったです
タシケント以外では、勇気を出して私の方からお願いしたか、他の外国人観光客が撮っているのに便乗してお願いしたのがほとんどでした。
今回、1人歩きをしているとき、ヒヴァやキルギスの首都ビシュケクやカザフスタンの旧都アルマトイでは、外国人観光客だからといって、たいして注目を浴びることもなく、少なくとも浴びている気がすることもなく、町を闊歩していられました。
ヒヴァは外国人観光客に慣れっこだったせいでしょうし、ビシュケクもアルマトイも中央アジアの多民族国家の都市で、顔つきも似ているから、私も埋没していたのかも───と思ったけれど、鏡に映った自分の姿を思い出せば、完全に旅行者のスタイルで、見事に浮いていたはずでした(苦笑)。
このハイライト旅行記ではヒヴァで撮れた現地の人々の写真を集めましたが、大半はタイトルどおり、伝統的な絨毯を織っていた女性たちや伝統舞踊のショーのときなど、ふつうに街角で会った人というわけでなく、いわば観光客相手にデモンストレーションもしていた人たちの写真です。
そのため、それを撮った場所などの関連の写真も一緒に収めました。
<2012年中央アジア3カ国旅行:簡易旅程>
9/09日 成田発~アシアナ航空でソウル仁川経由~タシケント到着
9/10月 ウズベキスタン航空でウルゲンチへ飛び、ヒヴァへ&ヒヴァ観光
9/11火 キジムクル沙漠のカラ回り★
9/12水 ウズベキスタン航空でキルギスの首都ビシュケクへ&ビシュケク市内観光
9/13木 途中でブラナの塔へ寄りながら、イシククル湖へ★
9/14金 野外岩絵博物館&チョン・アクスー渓谷トレッキング★
9/15土 イシククル湖からビシュケクへ戻る&ショッピング★
9/16日 ビシュケクからカザフスタンのアルマトイへ陸路国境越え★&アルマトイ市内観光
9/17月 チャリン・キャニオンへのエクスカーション★
9/18火 アルマトイ市内観光~夜23時10分アシアナ航空で出国
9/19水 ソウル仁川経由 朝11時10分成田着
★印は車とドライバーとガイドあるいは車とドライバーを旅行代理店経由でチャーターした日
※詳細旅程はこちら。
「2012年中央アジア旅行~ウズベキスタン・キルギス・カザフスタン~旅程一覧」
http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/album/10710426/
もう一つのブログ「まみ’s Travel Diary」(http://mami1.cocolog-nifty.com/)にも、旅行前の立案、詳細旅程一覧、旅行後の感想をひととおりアップしています。
- 同行者
- 一人旅
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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伝統的な絨毯工房となっていたヨクボーイ・ホジャ・メドレセヘ
「地球の歩き方」の地図のスザニセンターのあるあたりなのでスザニセンターかと思ったのですが、タイルの看板をよく見ると伝統的な絨毯(カーペット)と自然染色の工房とありました。
スザニセンターじゃないのかな。
1873年はおそらく設立年度。 -
入口に飾られていた機織り台
こんな風にデザインの見本を掲げながら織るようです。
おやっ、スザニセンターと書かれてありました。スザニセンターでもあったようです。
でも私が目にしたのは絨毯を織っている女性たちでした。
工房全部を覗いたわけではないので、スザニを作っている部屋もあったかどうかわかりません。 -
涼しげなすだれのような屋根がかかった中庭
手前の金物の桶のようなものは、おそらく染色に使われるのだろうと思います。 -
自然素材で染められた色とりどりな綿糸
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今では工房となっていたメドレセのフッジャ(学生の部屋)
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絨毯の制作の様子を見学
はい、ここでやっと人々の写真が登場しました。 -
目にも留まらぬ早さで絨毯を制作中・その1
私に分かりやすいように途中でゆっくりとデモンストレーションしてくれました。 -
目にも留まらぬ早さで絨毯を制作中・その2
かぎ爪のようなものがついた細い棒と、ナイフのようなものが合体した器具を使っていました。
綿花を縦糸に巻き付けて縛った後、ナイフのような部分で糸をカットしていました。 -
もう1つの部屋でも女性たちが絨毯を制作中
奥の一番若いオンの名子が好奇心いっぱいに私のことをしきりに気にしていました@
こういうときに、それ幸いと声をかけて仲良く話ができるような性格なら苦労しないんですけどねぇ。 -
アラクリ・ハン・メドレセのゲート
「アッラークリ・ハーン建築群
アッラークリ・ハーンが造らせたマドラサとキャヴァンサライがイチャン・カラの東側に並んでいる。1834〜35年にかけて建てられたマドラサはヒヴァでは第2の規模を持つが、これといった特徴はなく、オーソドックスな造り。北側はヒヴァで唯一完全な形で残っているキャラヴァンサライで、1832〜33年にかけて建設された。現在はバザールに転用されている。(後略)」
(「旅行人ノート シルクロード 中央ユーラシアの国々 [改訂版]」(2006年11月改訂)より)
バザールの方は無視して、メドレセ(神学校)の方へのゲートをくぐったら……。 -
アラクリ・ハン・メドレセの中庭を囲む建物
「地球の歩き方」に書かれた織工技術訓練センターは見当たらなかったのですが、なにやらショーが始まる様子。
はじめ躊躇したのですが、「どうぞどうぞ」と薦められて入ってみたら、タシケントからウルゲンチまでのフライトで一緒になり、ウルゲンチからヒヴァまでタクシーをシェアした日本人男性がいました。
せっかくなので同席させてもらい、一緒に鑑賞しました。
「ラクダも一緒に宿泊したキャラバンサライ アラクリ・ハン・メドレセ
アラクリ・ハンが1830年から1840年にかけて、イチャン・カラの東門の隣にメドレセ、その北にバザール、キャラバンサライをほとんど同時期に建てた。現在、キャラバンサライは屋内バザールになっており、生活用品のほか、民族衣装やウエディングドレスなども売られている。
メドレセの内部は、ウズベキスタンの伝統的なデザインの復活を目的とした、ユネスコが運営する織工技術訓練センターになっており、自由に見学できる。ホレズム地方特有のデザインの織物も興味深い。
シーズン中の夜には、メドレセ内でホレズム伝統舞踊のコンサートも行われている(お茶付き、ひとり5US$程度、要予約)。」
(「地球の歩き方 中央アジア サマルカンドとシルクロードの国々(2011〜2012年版)」より)
ショーは「地球の歩き方」には要予約とあったのですが、特に予約は要りませんでした。
あるいは、フランス人かスペイン人の団体がずらっといたので、その団体さんが予約していたのをご相伴させてもらったことになるのかもしれません。 -
パフォーマーたちの登場
プロの団体によるショーかと思ったのですが、どうも一家総出でショーをやっているようです。
まあ、それもありですね。 -
きっとこの子も大事な稼ぎ手
やはり子どもはウケますから。
私も、ついつい目が行くのは子どもでした。
可愛い男の子ですもの。 -
女性陣2人が歌って、男の子はカスタネット
母子かな。あるいは義母と嫁かな。 -
楽器を演奏する男性陣3人
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カスタネットを鳴らし、ほほを膨らませて踊る男の子
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可愛らしい男の子の踊り
男の子の踊りのパターンはそんなにバリエーションがありませんでしたが、ショーの一環としては上手くまとめていたと思います。 -
カスタネットに目をやる男の子
このときの主役はまわりの女性陣だったかも。
でも、ほら、やっぱりついこの男の子に注目しちゃうわけですよ。いい写真が撮れないか、と。 -
男の子の十八番の踊り@
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タンバリンを叩く男性
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タンバリンを叩く男性とアコーディオンを演奏する男性
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バックミュージック付きのお話コーナー
なにやらウズベキスタンの民話を紹介しているようでしたが、ウズベキスタン語だったらしく、残念ながら内容はさっぱり分かりませんでした。
男の子の熱演ぶりを楽しみました。
他の観客もみなそうだったと思います。
でもその気になれば、後でガイドさんにどんな話か解説してもらえるでしょうけどね。 -
再び男の子のお得意の踊り
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真剣に踊る男の子
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腰の魚の模型のようなものにも注目
これを使ってなにやらデモンストレーションもしていました。 -
トランペットを吹く男性
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トランペットを吹く男性と手拍子する女性
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合わせてカスタネットを鳴らす男の子
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女性のゆるやかな踊り
まあ、伝統的な民族舞踊というのは、プロが踊るものではなく、ふつうの庶民が踊るものですからネ。
その中に上手い下手があって、上手い人はきっとお祭りなどのときに率先して踊ったり、踊るように頼まれたりしたろうと思います。 -
今度は観客と一緒に
飛び入りで一緒に踊ろう、と誘ってきたのですが、日本人の我らはもちろん、ラテン系の団体さんも意外にシャイで、なかなか一緒に踊ろうとする人はいませんでした。
やっと一組のペアがのってきました。
そのうちの女性。 -
観客と一緒に
正直、このペアが飛び入りしてくれて助かりました。
全然有志がいなかったらかわいそうですから。
私自身は飛び入りする気は全然なかったですしネ。 -
最後に馬の三輪車で一回りした男の子
ショーは30分くらいでしたでしょうか。
テーブルの上のおつまみの菓子をつまみ、コクチャイ(おかわり自由)を飲みながら、ランチを抜いた空腹をまぎらわせ、座って休むことができたので、観光で歩き疲れた合間に鑑賞するのにちょうどよくもありました。 -
東門の外で遊んでいた女の子・その1
すぐ近くの東門の外を出てみると、子どもたちが遊んでいました。
女の子が声をかけてくれました。
可愛らしかったので、写真を撮らせてもらいました。
でも、4人いたうち1人は、恥ずかしがって嫌そうにしていたので、無理に写真を撮りませんでした。 -
東門の外で遊んでいた女の子・その2
海外旅行先で現地の人の写真が撮れるのは貴重な体験ですが、シャイな私にはハードルが高いです。
でも、ウズベキスタンの人たちは人なつっこくて、去年旅行したときは、向こうから「撮って撮って」と言ってきてくれたことが何度もあったので、写真を撮っても良いか聞く勇気がわきました。
去年のウズベキスタン旅行のときに撮った現地の人々の写真を集めたハイライト旅行記
「2011年秋ウズベキスタン旅行ハイライトその6:笑顔を向けてくれたウズベキスタンの人々」
http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/album/10617185/ -
東門の外で遊んでいた女の子・その3
おわり。
ちなみにキルギスのビシュケクで国立歴史博物館を見学中に一度だけ現地の人の写真を撮る機会がありました。
見学していたおじいさんの方に、まず「ここの職員か」と話しかけられました。
キルギス人と日本人の顔立ちは似てますからネ。
そして近くで見学していた孫を呼びよせ、「写真を撮れ、撮れ」と言ってくれました。
その写真は旅程一覧の旅行記に収めました。
こちらです。
http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/pict/26716737/
関連の旅行記
「2012年中央アジア旅行〜ウズベキスタン・キルギス・カザフスタン〜旅程一覧」
http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/album/10710426/
キルギス人とカザフスタン人の墓地の写真編へとつづく。
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この旅行記へのコメント (2)
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- ElliEさん 2012/11/13 04:27:24
- 女性の洋服もエスニック〜!
- まみさん、こんにちは。
現地の人に撮って撮って〜〜!なんて言われるようなところに行って見たいです〜!
布ものに興味があるから、こういう工房は興味津々。
それにしても、働いている女性の洋服もエスニックな感じですね。
こういう洋服、市場などで見ました?
早速買って、現地化して街を歩いてみたいです。
- まみさん からの返信 2012/11/13 18:51:35
- RE: 女性の洋服もエスニック〜!
- Ellieさん、こんにちは。コメントありがとうございます。
ウズベキスタンでは、首都タシケントは洋服の人が多かったけれど、それ以外の地方都市では、第二の規模の都市のサマルカンドでも、女性たちはこういう民族衣装をふつうに着ていましたよ〜。
違和感なかったです。
市場や街中でよく見ました。
けっしてデモンストレーションのためではなく、これらは彼女らの普段着なのだと思います。
きっと気候に合って涼しいせいもあるかもしれません。
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