2010/09/16 - 2010/09/16
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まみさん
ウラジオストクはシベリア鉄道の東の起点。
だから、ウラジオストクとハバロフスクの間のたった一晩の寝台車でも、シベリア鉄道体験といえます。
もっとも、ここ数年の東欧旅行で、私は東欧の寝台車には乗り慣れました。
特にルーマニアやウクライナでは何度も利用しました。
それに10年前の2000年のロシア旅行のときに、シベリア鉄道ではないですが、サンクト・ペテルブルクからモスクワまで寝台車「赤い矢」号で移動しました。
だから、いまさらシベリア鉄道だからといってカルチャーショックを受けることもないだろうと予測していましたし、実際そうでした。
でも、それでもシベリア鉄道体験というと、なんだかものすごいハクがついたような気がするのは気のせいかしら。
それに、カルチャーショックとはいわないかもしれないけれど、車両が新しくて思った以上にきれいだったのには、かなり驚きました@
9月17日、ウラジオストクを20時30分に出発して、ハバロフスクには翌朝7時30分に到着しました。
ちょうど夜明けの時間です。
4人用の2等車両で、男女を区別しないロシアの鉄道なので、私以外の3人はロシア人男性でした。3人とも英語は話せませんでした。
うち2人の兄ちゃんは夜遅くまで廊下で仲間と過ごしていたけれど、もう一人の男性は言葉が通じない同士でも愛想良くコミュニケーションをとろうとしてくれました。
そのあと、1時間ほど日記を書いたり写真メモを書いたりして過ごし、22時前には寝てしまい、起きたのは朝の支度に間に合うように到着1時間前の6時30分。
ほとんど寝ていたので一晩はあっという間でしたし、寝台車利用というのはいつも余裕がなくて、今回も現場ではシベリア旅行だと浸るヒマはなくて、慌しい寝台車体験でした。
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ウラジオストクの鉄道駅と勘違いした客船ターミナル
ちゃんと「マルスコイ・バクザール」ってあるのに。
「地球の歩き方 シベリア」にはウラジオストク駅の写真もあったのに。
これを撮ったのは昼間の観光中ですが、いざ鉄道に乗り込むとき、あちらの建物まで行ってしまうところでした。
線路が手前なのに駅舎はなんであんなに奥なの?───疑問を抱かなかったら。 -
陸橋から駅のホームを見下ろす
これもまだ昼間の観光中に撮ったものです。
ウラジオストクでは、Lonely Planetのお薦めWaling Tourコースに従って街中を散策したのですが、その起点が駅でしたから。 -
駅のホームに展示されていた蒸気機関車
アメリカ製と書かれてありました。
英語の説明看板もあったのですが、写真を撮っておけばあとで解読できたかもしれなかったですね。
でも、中国人のグループがたむろしていて、これを背景に記念写真を撮りそうな雰囲気だったので、その前にこの写真を大急ぎで撮りたかったんです。
ちなみにその中国人グループは、男性陣はこの機関車を見てはしゃいでいましたが、女性陣は少し離れたところでちょっぴり呆れた様子で見ていました@ -
世界一長い鉄道シベリア鉄道の東の起点を示すキロポスト
ここまで来たからには、やはりこの写真を撮るべきでしょう@
キロポストはシベリア鉄道の線路沿いにいくつか立てられているそうです。その数字はモスクワからの距離を示します。
ウラジオストクはシベリア鉄道の起点なので、9288キロというのはシベリア鉄道全長のキロ数ということになります。
双頭の鷲はロシアの紋章です。 -
蒸気機関車を前にはしゃぐ中国人グループ
まっ、はしゃぎぶりはきっと私だって似たようなものでしょうけどネ。
中国人グループはグループと行っても数人でした。
ただ、観光客が回るところといったら似たようなところになるので、途中まで何度も遭遇しました。 -
実はこっちがウラジオストク駅でした!
1911年の建物です。
ここには写っていないですが、でかでかとレストランの看板があったので、豪華なレストランなんだなぁと勘違いしてしまいました!
単に駅構内に、駅構内らしいレストランがあっただけでした。 -
建物の中を電車が通る
なんだかディズニーランドにありそう!? -
ウラジオストク駅
まだこれも昼間の観光中に撮ったものです。
屋根にでかでかとウラジオストックと書かれてあります。
でもこの時点では、これがウラジオストク駅だと気付いていませんでした。
マーケットか何かかと思ったんです。
手前は駐車場だったので、車が入らないようにしたらこんな構図になりました。
さあっ、中に入ってみましょう! -
建物の中は待合室
あら、マーケットじゃなかったのね。
これを撮ったときは、駅舎と待合室は随分離れているんだなぁと思ってしまいました。
でも、このときに駅舎と思っていたものは、鉄道駅ではなく、客船ターミナルの駅でした。 -
待合室の天井壁画
なんだか見覚えのある建物がたくさん! -
待合室の天井壁画
モスクワの赤の広場です!
なつかしい@
去年の2009年にアエロフロートでウクライナ旅行をしたとき、帰路の乗継時間を利用して、モスクワをほんのちょっとだけ観光しました。
回れたのは赤の広場だけです。
関連の旅行記
「2009年ウクライナ旅行第16日目(1)モスクワ:アエロフロートのトランジットで見学した、9年ぶりの赤の広場」
http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/album/10469229/
「2009年ウクライナ旅行第16日目(2)モスクワ:9年前に見学しそこねたワシリー寺院(2009年ウクライナ旅行記・完)」
http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/album/10469230/ -
待合室に噴水!?
そして夜7時40分。
電光掲示版には私がこれから乗るハバロフスク行きの電車が表示されていました。
切符はモスクワ時間で表示されていますが、ここではちゃんと20時半発と表示されています。
5号車でハバロフスク行きなので合っていると思います。1番ホームですね。
実はこの左手の階段を下りたらホームに出られるはずだったのですが、そこには「レストラン」という看板があったし、明かりもついていなくて暗かったので、無意識のうちに無視してしまいました。
そして右奥に進みました。 -
待合室の奥の軽食スタンド
さらに奥に進みます。 -
切符売り場前には長い行列
窓口が1ヶ所しか開いていません。
それに、ヨーロッパでは、みんながみんな乗る列車を決めてから切符を買いに来るとは限らず、切符売り場の窓口をインフォメーション代わりにすることが多いので、一人にかかる時間が長いです。
なので、現地で切符を調達するときには、時間に余裕をもって駅に行くか、前もって買うようにしなくてはなりません。
最近は、長距離移動の場合、鉄道切符は事前に手配していくことが多くなったので(特にロシアではビザ取得のためにホテルや寝台車といった宿泊場所は先に手配できていなければならなかったので)、そういう基本的なことを忘れそうになります。
ささっと写真を撮ったあと、ホームに向かうためにさらに奥に進みます。 -
奥はまた待合室!?
左手の扉の外に出たら、陸橋でした。
それなら……と、右手の扉から外に出てみたら、駅前広場の駐車場でした。
あれれぇ、1番ホームに下りられません。
ホームに出る階段が見つからなくて、最初の待合室とこの待合室を2往復もしてしまいました!
実は、「レストラン」という看板があって暗い階段がホームに下りる階段だったのに、その看板と暗いせいで無意識のうちに無視していたことに気づいたのは、その階段を下りる他の乗客の姿を見たときでした。
ホームに出る階段のような、人が利用するところなら照明がついていて暗いはずがない、という先入観にとらわれていたようです。
ロシアですもの、人がいたって、あるいはその空間に用がある人が常にいるようなところであっても、明かりがついているとは限らないことをすっかり忘れていましたぜいっ! -
やっと見つけた私の車両!
ウラジオストクとハバロフスクを結ぶオケアン号です。
イルカマークがチャーミング!
しかし、まだ扉が開いていません。
もう乗客が乗り込んでいる車両もあるのに。
しかも、一時期やんでいた雨が、またぽつぽつと降ってきました。
車掌さぁぁん、早く開けてよ〜! -
扉が開くのを待っている間にホームの写真を撮る
扉の前でおとなしく待っている人の姿もぽつぽつ。
車掌は女性でした。
ウクライナ鉄道でもそうでしたが、寝台車は女車掌が多いようです。 -
4人用の2等車両
思ったより新しくてきれいな車両でびっくり@
ウェルカムの花が飾られています。ウクライナの鉄道と同じ!
テーブルの上のドリンクやお菓子は有料です。
去年のウクライナ旅行のときには、最初、そのことを知らずに手を出しましたっけ。
飛行機と違うンでした!
奥のビニールに入っているシーツと枕カバーとタオルは無料でした。
もちろん、借りるだけで、持ち帰ってはいけません@
ちなみに「地球の歩き方」には有料の場合もあると書かれてありました。
私のベッドは向かって右の下です。
下のベッドは、これは座席状態です。
背もたれを倒すと、分厚いマットレスのおかげでふかふかのベッドになり、ベッドの幅も広くなります。
向かいのベッドの男性がそうしていたのでマネしました。
ウクライナの鉄道ではそんなことはなかったので、その男性がやるのを見ていなかったら、気づかなかったでしょう。
ロシア鉄道は男女の区別をしないので(ウクライナ鉄道もそうでしたけど)、同室の乗客は同性とは限りません。
10年前の「赤い矢」号のときもそうでしたが、今回も残り3人は男性でした。
ウラジオストク駅では私ともう1人だけでしたが、となりの駅で兄ちゃんが2人きて満室になりました。
3人とも英語は話せませんでした。
着替えるときには、ジェスチャーで伝えて部屋を空けてもらいました。
ベッドの寝心地はマットレスが分厚かったおかけで悪くはなかったのですが、横になると頭が低すぎるのは閉口しました。
これは確か他の東欧諸国の寝台車でもそうでした。
向かいの男性が毛布を枕の下において枕を高くしていたので、私もそれをマネしたところ、ずっと快適になりました。
ミネラルウォーターは、駅に向かう途中のスーパーで買って持参してきていましたが、車内はちょっと暑かったので喉が渇いてしまい、テーブルの上のレモンティーをもらいました。45.00ルーブルでした。
また、車掌さんによるコーヒーや紅茶のサービスもあります。
コーヒーをいただきました。15.00ルーブルでした。
(2010年9月現在、1.00ルーブル=約3円で換算)
シベリア鉄道泊は一晩きりですし、町のセルフレストランでしっかり夕食をとったので、食堂車には行きませんでした。 -
廊下の様子
この寝台車で寒い思いをするのではないかと持参する服装には悩みました。
去年の2009年の夏にウクライナ旅行で5回寝台車を利用したとき、すきま風がやや寒かった日もあったのです。
でも、この車両の室温はずっと20度に保たれていたようです。
夏用の室内着とシーツ一枚で十分でした。
この廊下の奥の電光表示に室温が表示されていました。
いまは、「8号車、トイレは空いている」と表示されています。
トイレはとってもきれいでした。
「歩き方」にはトイレは車掌さんがこまめに掃除をするのできれいだ、とありますが、そうはいっても古い車両だと薄汚れているものです。
また、朝になるとペーパーが切れていたり、床がぬれていたり、ゴミ箱にゴミが入り切らなくてあふれていることもあります。
この車両はとってもきれいでしたから、トイレもきれいでした。
朝方も、わりときれいな状態でした。
ロシアの寝台車両にはシャワーはないです。
ウクライナもそうでした。
今回は涼しい秋だったからよかったけれど、去年のウクライナ旅行は7月の暑い盛りでしたから、寝台車で2晩連続して泊まったときには、汗臭いのが気になって、翌朝はホテルにアーリー・チェックインさせてもらうようにあらかじめ手配し、チェックイン後、すぐにシャワーを浴びたものです。
去年のウクライナ鉄道体験の旅行記
「2009年ウクライナ・ハイライトその5:ウクライナの鉄道移動(前編)」
http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/album/10361987/
「2009年ウクライナ・ハイライトその6:ウクライナの鉄道移動(後編)」
http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/album/10361988/
列車は定刻どおり8時30分に、いつ走り出したのか気付かなかったくらい、すーっと静かに走り出しました。
同室の男性は9時には横になって寝てしまいました。
ロシア語で私に話しかけてきたり、携帯の翻訳機能を使って日本語で挨拶したりなど、ひとなっつこい男性でしたが、ロシア語の単語をいくつか知ってるだけの私では話し相手にならないので、寝るしかないと思ったのかもしれませんね。
私は日記の続きや、写真のメモを書いたりした後、10時頃には寝ました。
夜更かしがちな私にとって、いつもよりもずっと優等生な就寝時間でした。 -
翌朝、ハバロフスク駅で降りたあと
ハバロフスクに7時30分に到着。
ウラジオストクとの時差はないので(ハバロフスクはウラジオストク時間を採用しているので)、時計を直す必要はありません。
迎えの人が来てるんだなぁと思ったら、「タクシー?」と話しかけられました。
ああ、そういうことですか。
この中で一体何人がほんとの迎えの人なのかしら(笑)。 -
ほんのり朝焼けのハバロフスク駅で
気温は10度くらいでしたでしょうか。
女車掌さんは、「ハバロフスク、ホーラドナ!」と震えるジェスチャーをしていました。
でも、秋物のブラウスに風を通さないウィンドブレーカーを羽織るくらいで十分でした。
手袋があるといいな、と思ったけれど、どうしても、というほどではありませんでした。 -
利用しなかった食堂車
このときに列車の端っこまで行って、正面からの写真を撮ればよかったです。
でも私が乗っていた8号車両はかなり真ん中で、鉄道はとっても長かったから。
そもそもロシアでは鉄道駅で撮影しない方が無難なんでした。
在ウラジオストクか在ハバロフスクの日本国総領事館の公式サイトの安全情報でそんな記事を見た覚えが。
在ウラジオストク日本国総領事館公式サイト
http://www.vladivostok.ru.emb-japan.go.jp/jap/index.html
在ハバロフスク日本国総領事館公式サイト
http://www.khabarovsk.ru.emb-japan.go.jp/j/
でも、鉄道駅ではパチパチ写真をやっていても大丈夫でした。
ただし、鉄道駅はまだしも、あちこちに係員がいるような空港では、カメラを取り出すのも控えました。 -
ハバロフスク駅舎内
まだ朝8時前。
切符売り場の窓口が開いていたくらいで、売店はまだ営業していませんでした。
うむ、朝食はどこでとろうかなぁ。
ひとまず先にホテルに向かうことにしましょう。 -
朝のハバロフスク駅
ホテルまでは徒歩圏内なので、キャリーバックを引きずって、テクテクとホテルに向かいました。
次のテーマ別ハイライト旅行記は「金曜と土曜は結婚式日和!」です。
http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/album/10502732
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