2010/09/16 - 2010/09/16
534位(同エリア827件中)
まみさん
ロシアで最も美味しかった食べ物は?
と聞かれたら。
真っ先に、マロージュナヤ(アイスクリーム)!───と答えてしまうでしょう。
マロージュナヤの美味しさは、10年前の2000年のロシア旅行のときの記憶以上でした。
イタリアで初めてジェラートを食べたときとの衝撃とも比べものになりません。
それにイタリアン・ジェラートは日本でも食べられます。
本場の味は記憶の遥か彼方なので、日本で食べられるジェラートとイタリアの美味しいジェラートの味の違いは分かりませんけどネ。
ロシア料理の感想は、私はここ数年東欧ばかり旅行しているので、こういってはなんですが、外食産業が西欧ほど発達していない東欧の料理は、近隣諸国と似たり寄ったり。
だから、その国の料理がどうかという全体の感想は難しく、たまたま選んだレストランの食事が口に合うかどうか、という話になりますね。
それに今回たったの4泊3日旅行ですもの。
いつものごとく、今回の旅行でも観光を優先させて昼食抜きでした。
というのも、これは別に今回の旅行に限らないことですが、海外旅行先の観光エリアは、カフェやレストランはもとより、食べ物を売っているところがあるとは限らず、わざわざ食べ物を探しに観光エリアを離れて探し回ったりしなければならないことが多いからです。
また、マックや立ち食いスタンドでもない限り、サービスが日本のように素早いとは限らず、思ったより時間を食ってしまうことが多いです。
好きなときにテーブルを立ってレジに行くのではなく、たいていテーブルで支払うから、給仕する人に請求書を持ってきてもらってから支払い、おつりが必要なときにその場でもらえるとは限らず、店の奥のレジからもってくるのを待たなければならないこともあります。
なので、よっぽど空腹で我慢できないときでもない限り、夕食を楽しみに我慢してしまった方がてっとり早くて、それですっかり昼食抜きに慣れてしまったわけです。
というわけで、今回の4泊3日旅行では、ロシア料理のレストランで食事ができたのは、2泊目から4泊目の夕食3回のみとなりました。
1泊目は、たった2時間のフライトでもウラジオストク航空では機内食が出たので、それが夕食になりました。
2泊目のウラジオストクでは、たまたま見つけた、ガイドブックに載っていなかったセルフサービスのレストラン。
2泊目といっても、シベリア鉄道の寝台車泊なので、どのくらい時間がかかるか分からないふつうのレストランには入れませんでした。
そして3泊目と4泊目のハバロフスクでは、2晩ともレストラン・ルースキーに行きました。インツーリスト・ホテルに近いロシア料理レストランです。
本当は2晩目は違うロシア料理レストランに行きたかったです。
でも、わざわざ買わずに図書館で借りてすませた「地球の歩き方」(なので最新版ではなく’07〜’08年版)を当てにして向かったロシア料理のレストランは、続けて2店も閉鎖されていて、その住所にはレストランらしきものは跡形もありませんでした。
それ以上レストランを求めて歩き回るにはクタクタだったので、仕方がなくルースキーにもう一度行ったわけです。
その3回の夕食の中で最も美味しくて、また食べたいなと今でも思っているのは、ルースキーで食べたロシアン・クレープ「ブリンヌイ」のイクラと長ネギ添えです。
たっぷりのバターで焼いた、ややギトギトなくらい脂っこいロシアン・クレープの皮に、イクラとナマの長ネギの切れっ端を挟んで食べましたが、クレープとイクラとネギって意外に合うんですねぇ。めっちゃ美味しかったです@
なので、2晩目もレストラン・ルースキーに行くハメになったとき、気に入った食べ物は続けて何度も食べたくなる私は、もう一度あのブリンヌイが注文できるからそれでもいいや、と思いました。
でも、その日はブリンヌイはないといわれてしまいました、残念!
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<9月17日(金)ウラジオストクでの夕食>
偶然見つけたセルフレストラン
アルセーニフ博物館を見学後、ウラジオストク・ホテルに戻る途中でした
スヴェトランスカヤ通りのホテル・ベルサイユの目の前でした。
8時半の寝台車に乗るために遅くとも30分前には駅に到着できるよう、余裕をもって1時間前にはホテルから荷物を引き取って駅に向かいたいと思っていました。
そのためにどのくらい時間がかかるか分からないレストランはあきらめたのですが、セルフレストランなら自分で食事時間を調整できるので好都合です。
駅のブュフェあたりで夕食をすませなければならないかと思っていたけど、良かった! -
たっぷりの夕食@
本日も昼食抜きですもん!
といっても、我ながらちょっと欲張りすぎました(苦笑)。
値段は合計で232.00ルーブルでした。
(2010年9月現在、1.00ルーブル=約3円で換算)
1つ1つの値段を見ないで注文したので、レシートから分かる範囲での内訳は……。
・スープ38.00ルーブル
・パン5.00ルーブル
・紅茶10.00ルーブル+レモン2.00ルーブル
あとは、サーモン酢漬けサラダ、ピラフ、トマトソースの野菜と肉いためですが、レシートの明細の65.00ルーブル、55.00ルーブル、57.00ルーブルのどれがどれだか分かりませんでした。
この中で予想以上に美味しくて印象的だったのは、ちょっと甘味のあったパンと、ヌードルスープです。
あとはだいたい期待どおりの味でした。 -
店内の面白いポスターの1つ
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<9月18日(土)ハバロフスク1日目の朝食>
中央市場のレストランへ
寝台車で朝にハバロフスクに到着して、ホテルにはすぐにチェックインできて部屋に通してもらいましたが、朝食は出ません。
なので、中央市場で食べようと物色しました。
立ち食いは落ち着かないし、食べ物を持ってホテルに戻る時間は惜しかったので、ちょうどこういうところを探していたんです。 -
壁の写真を見て注文@
中国人か、少なくとも中国系ロシア人が経営している店でした。
店の人はロシア語しか話さず、メニューもロシア語のみで英語は一切ないので、壁の写真を指差して注文しました。
実際に出たものは、なんかちょっと見栄えが違いますけどネ。
ミートパイはカウンターにありました。
・ミートパイ30.00ルーブル
・ヌードルスープ95.00ルーブル -
<9月18日(土)ハバロフスク1日目のおやつ>
ロシアといえばマロージュナヤを食べなくちゃ!
ロシアのマロージュナヤ(アイスクリーム)は、専門店とかレストランでなくて、そのへんの街頭や公園で売られているものでも、めっちゃ美味しいのです。
10年前の2000年に初めてロシアを旅行したとき、そのことも感動しました。カルチャーショックでした。
そして10年後の本日も、当時旅行したモスクワやサンクトペテルブルクから遥かに離れたここ極東ロシアでも、そのマロージュナ神話は健在でした!
ムラヴィヨフ・アムールスキー通りにて。 -
イチオシ
バナナ味、激ウマ!
測り売りでした。
100グラム40.00ルーブルで、これは75.00ルーブルとなりました。
このお洒落な通りでアイスクリームを食べながら歩いている人は案外いなかったので(夏だったらもっといたかもしれませんね)、最初はちょっと恥ずかしかったですが、あまりの美味しさに、すぐに気にならなくなりました。 -
<9月18日(土)ハバロフスク1日目の夕食>
夕食に選んだレストラン・ルースキーのある建物
現金の残高を考えて、クレジットカードで支払いができるロシア料理レストランを選びました。
ただし、値段は高めとのこと。
1.00ルーブル=約3円で換算すると、東京の高めのレストランくらいの値段になりました。 -
レストラン・ルースキーは地下
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レストラン・ルースキーの扉をくぐってすぐのロビー
わぁ、内装が童話チック@
ウェイトレスさんも民族衣装です。
といっても凝った衣装ではなく、確か白いブラウスの上にタテの格子縞のエプロンスカートでした。 -
レストラン・ルースキーの扉をくぐってすぐのロビー
丸太の壁が素朴な雰囲気を演出。 -
ロビーの壁のお伽話のシーン(たぶん)
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これもきっとお伽話の一シーン
あるいは単に、兵隊たちが美味しいワインと肉を舌鼓を打っている、ってだけの図かしら。 -
私を含め、個人客が通さていた奥の部屋
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奥の部屋に続く入口付近
赤いじゅうたんの手前の部屋には団体客が案内されることが多いようです。 -
井戸を模したインテリアと、三角形のギター系の民族楽器
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トイレや厨房につながる通路にあったロシア童話チックな壁絵
といっても、私がつい連想したのは、アーサー王物語だったりします。
それってイギリスの伝説なんですけどね。 -
紅茶と、サービスにもらったワイン
度数がかなり強かったですが、ウォッカではないと思います。
10年前の2000年にロシア旅行したときに、現地ツアーに参加したときに案内されたおみやげ屋さんで、ウォッカをお猪口サイズのグラスに1杯もらいましたが、もろにアルコールを飲んでいる!ってかんじでしたから。
……ただし、あれから10年。あれっきりウォッカは口にしたことはないけれど、ワインは飲み慣れました。
ワインにしてはアルコール度が強かったので、ひょっとしたらウォッカだったのかも。
ウェイトレスさんに確認すればよかったです、残念。
紅茶は12.00ルーブル+レモンは別料金で10.00ルーブル。 -
シベリア風ボルシチ&ピロシキ付き(190.00ルーブル)
日本人がよく来るのでしょうね、日本語のメニューがありました。
10年ぶりのロシアのボルシチ!
といっても、これまで旅行してきた東欧で味わってきたボルシチと同じでした。というか、違いが分からない(苦笑)。
ただ、サワークリームが意外とマイルドでした。
そんなにサワーでなく、クリームでした@ -
イチオシ
具だくさんのボルシチ@
沈み込んでいる具をスプーンで持ち上げて撮影。 -
スモークヒラメのステーキと野菜炒め(670.00ルーブル)
ヒラメを食べたのは初めてです。
白魚でともすれば淡白な味ですが、味付けがよかったです。
それから皮にくっっいていた脂の部分が、めっちゃ美味しかったです。
魚用のナイフで丁寧にそいで食べました@ -
ロシアン・パンケーキ「ブリンヌイ」&イクラと長ネギ(250.00ルーブル)
パンケーキにイクラとネギを挟んで食べました。
激ウマ!
パンケーキの焼き具合がちょっとずつ違うところに、シェフのこだわり(!?)がみられます。
ちなみにブリンヌイは2009年のウクライナ旅行のときにヤルタでも食べました。
そのときの記憶があったので注文したのです。
ただ、あのときは黒いイクラ(チョールナヤ・イクラー)、つまりキャビアでいただきました@
赤いイクラのブリンヌイもキャビアに負けないくらい美味しかったです。
関連の写真
http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/pict/16662427/
関連の旅行記
「2009年ウクライナ・ハイライトその4:ウクライナの食べ物レポート」
http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/album/10361986/
請求書を見たら合計1,240ルーブルでした。
1.00ルーブル=約3円で換算したら3,720円!
ちょっと高くつきましたが、東京都心でちょっと贅沢なたディナーをとったらこんなもんでしょう。 -
レストラン・ルースキーのディスプレイ
ちょっとした舞台のようになっていました。
ここで宴会が可能!? -
レストラン・ルースキーの可愛いマスコット
民族衣装を着てギターを持ったおじいさんです。
これもいかにもロシアの童話の登場人物っぽいです。 -
<9月19日(日)ハバロフスク2日目のおやつ>
激ウマ・アイスクリーム、再び!
ムラヴィヨフ・アムールスキー通りにはアイスクリーム屋台さんがたくさんありました。
違うアイスクリーム屋台で買いましたが、同じく100グラム40ルーブルで、これは50.00ルーブルとなりました。
レモンライムです。
激ウマ! もう感激で声もでないくらい! -
<9月19日(日)ハバロフスク2日目の夕食>
いろいろな肉が入ったサリャンカ(230.00ルーブル)
再びレストラン・ルースキーに行きました。
というのも、「地球の歩き方」(ただし買わずに図書館で借りてすませた’07〜’08年版)に載っていた安くて美味いというロシア料理レストラン「スターリィー・ハバロフスク」も「チョープラエ・メステチカ」も、その住所のあたりにはレストランなんて影も形もなかったんですもの。
Lonely Planetに載っていたムラヴィヨフ・アムールスキー通りのセルフレストランも、どう見てもつぶれていました(泣)。
なので、続けて同じレストランに入りました。 -
イチオシ
具がたくさんのサリャンカ
でもこんなに切り刻んであると、いろんな肉がいっぺんに口の中に入ってしまうから、みんな同じ味に感じられちゃった@
美味しかったですけどネ!
どこか素朴な味でした。 -
イカとリンゴのサラダ(190.00ルーブル)
本日はブリンヌイがないというので(残念、残念!)、サラダを注文しました。
イカとリンゴの食感がとってもいいです!
そしてイカのおかげでマヨネーズ系のドレッシングがさっぱりした味になっていました。
真ん中の3つのフライドポテトも美味しかったです。
ただ、写真は……。
お皿の位置がかたよってしまったので撮り直すつもりだったのに忘れてしまいました。
愉快なお友達もちょっとななめで、あさっての方向を向いているし……。 -
ロシア風餃子ペリメニの壷焼き(120.00ルーブル)
あ、壷焼きってこういうのか@ -
皮の中にあつあつペリメニ@
ただ、ロシアのペリメニ、すなわち水餃子って、ちょっと塩を足したくなりますね。 -
メインデッシュのホタテのクリーム煮のマッシュド・ポテト添え(600.00ルーブル)
ちょっとこってとボリュームのある一品でしたが、ホタテにクリームもマッシュド・ポテトもよく合いますものね。
ボリュームの多さが、上品なフランス料理とかではなく、ロシア料理だなぁという気がしました。
って、私が勝手にそう思っただけ@
計1,440.00ルーブルです。
1.00ルーブル=約3円で換算したら4,320円!
クレジットカード払いした前日よりも高くなってしまいましたが、実は、この日の朝にATMキャッシングしてしまったため、手元に現金が1,600ルーブルほど余っていて、ここで使わなければ、もう使うところがないだろうと思ったものですから。
明日の帰国便は8時15分発。となるとチェックインは6時台。そんなに朝早くに空港のお店が開いているとは思えなかったんです。
(実際には国際便だからか、出国手続前の売店も、手続後の免税店も、このフライトの乗客のために店を営業していました。)
次のテーマ別ハイライト旅行記は「植物編」です。
http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/album/10502730
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