2009/07/07 - 2009/07/07
204位(同エリア393件中)
まみさん
2009/07/07火 キエフ観光2日目
・ウクライナ・エキスポセンター内のインフォメーションに寄ってみる
・ミコラ・プルチュスコ(Mykola Prytysko)教会(道を間違えた途中で見つけた教会)
・チェルノヴィリ博物館
コントラクトヴァ広場を経由して
・ピロゴシュキ聖処女就寝教会(Dormition Church of the Blessed Virgin of Pyrogoschchi)
・聖フロー修道院(St. Flor’s Monastery)
・一本道の博物館
・アンドレイ坂で民俗土産物屋台とアートギャラリー2つ見学
ウクライナの心の宝博物館は修復中なのか見学できず(泣)
・聖ミハイルの黄金ドーム修道院鐘楼内の歴史博物館&教会
・ドニエプル川沿いの公園とウラジミール聖公像
【キエフ泊:ホテル・フレシチャーチク(Khreschatic)】
昨日の初めてのキエフは、よそいきの美しい顔を見せてくれました。
落書きもなく、ゴミなぞ落ちてなく、廃屋や崩れた建物もほとんどなく、様式は古いけれど築10年もしないようなきれいな建物が古めいた街並みに違和感なく溶け込んで、東欧の都市にしては珍しく(失礼!)、きれいだなぁと驚いてしまったくらいでした。
期せずして、そのようなエリアばかり回ったようです。
2日目の今日は、最初の目的地であるチェルノヴィリ博物館のあるエリアが、かつてのキエフの下町であるポディル地区だったせいか、ああ、やっぱりそうか、と妙に納得できる、キエフの美しいとばかり言い切れない顔を見ることになりました。
例えてみるなら、他人を自宅に呼ぶときに、部屋が汚いのよ、と気取らずに言える友人でなければ通しにくいような部屋みたいな……!?
その前に本日はまず、昨日行きそびれたインフォメーションに足を運ぶことにしました。
ホテルから徒歩5〜10分くらいのところにあるのですが、独立広場と反対方向なので、昨日は結局、行きそびれてしまいました。
昨日回ったエリアなら、たいていの観光客が足を運びそうなところだったのですが、ウクライナでぜひ見たいと思っていたコサック・ダンス・ショーのようなものの情報を得られなかったので、インフォメーションで聞いてみようと思ったのです。
その後は、地下鉄を使ってチェルノヴィリ博物館のあるポディル地区に向かいました。
徒歩で行けない距離ではないけれど、体力を温存するために。
それと、地下鉄を使ってみることで、今後の私のキエフでの行動範囲を広げるために。
そして、そのチェルノヴィリ博物館最寄りの地下鉄駅付近は、ああ、キエフにもやはりこういうエリアがあったのね、と思ったところでした。
しかし、ウクライナが、キエフが初めての私にとって、そんなところも含めて、すべてが好奇心の対象になります。
そんなワクワク気分のままに、キエフでの初めての地下鉄利用も含めて、自分がリポーターにでもなった気分で、いちいち写真を撮ってしまいました。
でもこれも一種の記念写真@
だから、最寄りのコントラクトヴィ・プローシチャ駅を出た後、面白いくらい道が分からなくて戸惑ったときも。
方向音痴のくせに、はじめから人に聞くのがなんだか急に悔しくなって、ぎりぎりまで自力で頑張ってみようと、地図を片手に悪戦苦闘していたときも。
まわりを見る私の目はカメラ視点。
と同時に、自分を第三者の視点でも眺めているわけだから、同じような道を行ったり来たりしていても、根っこのところでは落ち着いていました。
こんなところで道に迷ったくらいでは、別にトラブルなんて言えないものネ。
ただし、チェルノヴィリ博物館にたどり着くまで思った以上に時間を食ってしまったため、近くにあるもう1つのヘットマン博物館(ヘットマンとはコサックの長のこと)はあきらめることにしました。
そのときもし、本日一番楽しみにしていた博物館が改修中とかで入れないと知っていたら、ヘットマン博物館をスルーすることはなかったでしょう。残念。
※2009年ウクライナ旅行の旅程一覧はこちら。
簡易版「2009年ウクライナ旅行プロローグ(旅程一覧)地図付」
http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/album/10359084/
詳細版「2009年ウクライナ旅行の詳細旅程」(もう1つのブログ「まみ’s Travel Diary」より)
http://mami1.cocolog-nifty.com/travel_diary1/2009/07/2009-2271.html
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インフォメーションがあるウクライナ・エキスポセンターの正面
正面からだと特徴的な円形ドームが見えないです。
それに曇っているので、いまいち撮影気分がわきませんでした。 -
ルーマニアのブカレストの「国民の館」を連想させた、ウクライナ・エキスポセンターのロビー
入口には警備員がいて、「何しに来たの?」と聞かれました。
インフェメーションに行きたいと言ったらそれですみましたけれど。
観光客はあまり出入りしないのでしょうか。
なんとなくものものしさを感じたので、このロビーの写真は撮ってよいかどうか、先にきちんと確認しました。
国民の館の写真はこちらの旅行記です。
このロビーにそっくりな部屋があったわけでなく、内部の雰囲気が似ていると思いました。
「2006年ハンガリーとルーマニア旅行第20日目ブカレスト1日目(3):国民の館を見学」
http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/album/10150146/ -
ウクライナ・エキスポセンターのガラス扉の内側から、ヨーロッパ広場を望む
観光案内所では、コサック・ダンス・ショーのようなものがないか聞いてみても、スタッフのお姉さんには困った顔をされてしまいました。
なので、何かエンタテイメントがないかと聞いてみたら、キエフ市内の建物などの解説が書かれた無料の冊子を渡されました。
ナイトライフの情報は得られなくてがっかりしましたが、日照時間の長い夏のキエフ、遅い時間まで街の散策を楽しめばいいやと、キエフでのナイトライフはひとまずあきらめることにしました。
それに、その冊子はとても有用でした。
キエフ散策中、なんの建物やらモニュメントやらよく分からないけれど惹かれたので写真に撮っておいた、というのはたくさんありますが、その冊子に載っていたものもたくさんあったのです。
イラストと写真から見分けがつきました。
このエキスポセンターには無料で見られる18〜20世紀絵画の展示があるというので、それも目当てにしていました。
でも、あまりにも人影がないし、警備員さんが様子を伺っているようでしたので、見ていこうという気はなくなりました。 -
ウクライナ・エキスポセンターのとなりにあったフィルハーモニーの建物
曇っているので撮影意欲減退。 -
奥の水色の建物もフィルハーモニーのはず
そしてさらに奥にあるは、鉄の虹!?
インフォメーションでもらった冊子によると、「国家間の友好のアーチ(Arc of Friendship of Nations)」だそうですが、それ以上の詳しい説明はありませんでした。
Nationsは、国家間とも民族間とも解釈できるかもしれません。意味深です。 -
平日の朝9時頃はかなり渋滞しているヨーロッパ広場
目の前の建物はホテル・ドニープロです。
ただしこの時は、カジノの看板の方がでかでかと目立っていたので、そういう娯楽施設かと思ってしまいました@ -
1st lineとあるので地下鉄1号線かしら……と思ったら
マイダン・ネザレージュノスチ(独立広場)の地下街です。地下鉄駅に通じています。
ここかな……と思ったら、ショッピング・センターの入口でした。
かなりきれいで高級感が漂っていて、入口には警備員もいて、ふらふら見学しづらい雰囲気でした。 -
星座モチーフのモザイク?
羊とニワトリとフクロウと……花? カタツムリ? カメ?
地下鉄マイダン・ネザレージュノスチ(独立広場)駅の、キオスクなどが並ぶもっと庶民的なショッピング・センター・エリアにて。 -
ぐるぐる回ってやっと、地下鉄マイダン・ネザレージュノスチ(独立広場)駅の入口にたどり着く
この地下街はキオスクがたくさん並んでいるし、独立広場を分断するフレシチャーク大通りを渡る地下通路でもあるので、なかなか広くて迷いました。
(方向音痴は景色で見当つけにくい地下街を歩くのは苦手@) -
地下鉄構内への扉
一方通行ですので、出口から入ってはいけません@ -
ジェトン売り場と自動改札
この写真の右側のすぐ外に監視員のボックスがあり、見張りが2人もいました。
とてもおっかない雰囲気をかもし出していたので、カメラを向けることはできませんでした。
向けなくて正解かな。 -
ジェトン売り場に並ぶ
自動販売機もありますが、東欧のこういう公共施設のマシーンのあまり信用できないし(調子悪かったり小銭がないとダメだったり融通が利かないことが多いから)、特に急いでいないので売り場に並びます。
キエフの地下鉄・バス・トロリーバスといった市内交通の乗り方は、「地球の歩き方」にも「Lonely Planet」にも載っていませんでしたが、ホテルでもらった「In Your Pocket June-July 2009」にはありました。
そのおかげで、地下鉄に乗るには青いジェトン(blue token)が必要なこと、売り場でも自動販売機でも買えること、1回1.70フリヴニャであることが事前に分かりました。
その場で見よう見まねでも、そんなに難しくなかったと思いますが、先にそんなほんのちょとした情報があると心強いものです。
市内で、ホテルなどで無料で手に入る「In Your Pocket」は重宝できると改めて思いました。 -
プラスチックのおもちゃのコインみたいなジェトン
子供の頃、好きだった「人生ゲーム」のコインを思い出して、なつかしくなりました。
水色いコインは覚えがないですけどネ。
地下鉄の料金は1回1.70フリヴニャです。
(2009年7月現在、1フリヴニャ=約14円で換算)
後ろの貼り紙にそう書いてあります。
(1行目は意味が分からないけれど、2行目にジェトーナ(ジェトン)と書かれてあることから見当つけました。) -
スピードのあるエスカレーターで地下奥深くへ
ロシアでは地下鉄のホームは有事にシェルター代わりになるから地中深いと聞いたことがありますが、もとソ連のウクライナでもきっと同様でしょう。
駅によって深さが違うようです。
この駅では地下まで1分少々かかりました。
2分以上かかった駅もあります。
相当スピードがあるのに、それでもこんなにかかります。
駆け込み乗車は無理ですネ。 -
エスカレーターを降りたらすぐにホーム
モスクワの地下鉄はとても美しいのですが、ここは特に美しいというわけでもありませんでした。
無味乾燥〜。 -
地下鉄の車内テレビ
走っている最中はコマーシャルが流れていました。
駅が近付くと駅名が表示されるので、とても分かりやすかったです。車内放送は聞きづらいですからネ。
この次の次で下ります。 -
地下鉄コントラクトヴィ・プローシチャ駅で下車
チェルノヴィリ博物館の最寄り駅です。
この駅のホームの内装もそっけなかったです。 -
地下鉄コントラクトヴィ・プローシチャ駅の地下街にて
ここもキオスクがずらりと並ぶマーケットでした。
日用品の調達は、食糧も雑貨も衣類もすべて、こういうところですんでしまいそうです。 -
地下鉄コントラクトヴィ・プローシチャ駅の地下街にて
最初のマイダン・ネザレージュノスチ(独立広場)駅もそうでしたが、この地下街にも花屋がたくさんあって、むせかえるような匂いでした。
地下鉄のあまり良いとはいえない臭いを払拭する、消臭剤代わりになるでしょうか@ -
チェルノヴィリ博物館を探して迷う
このあたりのエリアは道端にごみが落ちていたり、壁に落書きがあったりして、きれいとは言いがたかったです。
写真は、地下道を出てすぐの横道の壁です。
地下街で地図を開かずに適当に出てきてしまったので、自分がどこにいるか、さっぱり分かりません。
適当な出口から出たせいもあるかもれませんが、どこにも博物館の方向を示す案内などありませんし、はじめから期待していませんでした。
とにかく交差点に向かえば、通りの名前が分かるだろうと歩き始めました。
ただし、その通りの名前が「地球の歩き方」やLonely Planetの地図に載っている可能性は低いです。
でも私には、強い味方がいます。
空港で手にしたキエフの観光マップです。5種類くらいありました。
そのうち3つを持参して来ていますが、その中には通りの名がほぼ全部網羅されているバージョンもあるのです。 -
つまずきそうになったヘンな支えとゴミ箱
つまずきそうになったのは、奥の倒れているやつですので、念のため。
写真を撮ったのは、腹が立った記念ではありませんので、念のため。
こういう街角も面白いではないかと、急に興味が沸いたからです。 -
芸術的ですらある壁の貼り紙
ここもちょっと脇道でした。
ただし、地下鉄の入口への近道でした。
だからこそ、人の目に留まりやすく、こんなにたくさん貼り紙があるのでしょう。 -
芸術的ですらある壁の貼り紙
壁の色が鮮やかなオレンジに扉がエメラルド色の廃屋にも、貼り紙がペタペタ。 -
いなくなった子犬を探す貼り紙も
貼り紙の字は読めないけれど、こういう場合はふつう、迷子の子犬を探す貼り紙でしょう。
可愛いワンちゃん、見つかったかしら。 -
迷った先で見つけた、緑の屋根の聖ミコラ・プリトゥスコ教会(Church of Mykola Prytysko)
自分がチェルノヴィリ博物館に向かって歩いているかどうかさっぱり分からず、心細い思いをしているときに、教会の緑の屋根が遠目に見えました。
気になったので寄り道することにしました。
この教会見学と写真という収穫があれば、道に迷っていたことも、ただ迷っていただけではなくなります@
この教会の前で観光バスがしばらく停車していました。
中の観光客が下りてくることはありませんでしたが、中でガイドがマイクで説明しているのがかすかにもれ聞えてきました。
ということは、団体観光客がわざわざ見学するほどではないにしても、キエフ市内観光で説明されるような、それなりに由緒ある教会ということでしょう。
では、私は中を見学してみることにしましょうか。 -
緑の屋根の聖ミコラ・プリトゥスコ教会
教会の内部は、イコンがヨコに8枚、タテに2列のイコノスタシス(聖なる礼拝堂の空間と俗なる信者の空間の境界となっているイコンの壁)が印象的でした。
もちろん、正教会の内部はイコノスタシスがハイライトといえるので印象的なのは当然ですが、上から向こう側の礼拝堂が見えてしまう、その寸胴ぶりに@
ルーマニアやブルガリアの正教会はイコノスタシスの壁がとても高くて、向こう側が見えないことが多かったように記憶しています。
それに対してロシアの正教会のイコノスタシスは低いところが多かったです。そういう意味ではウクライナ正教会はロシア寄りのようです。
昨日、キエフの3大教会ともいえる聖ソフィア大聖堂、聖ミハイルの黄金ドーム修道院、そしてアンドレイ教会を見学してしまったので、この教会の内部は、正直、見劣りしたのは否めません。
むしろ緑の屋根と白い壁という外観に惹かれました。
* * * * *
教会見学というオマケがついたものの、あいかわらず道が分からなくてへこんでいるところに、2人連れの女性にロシア語で地下鉄の駅への行き方を尋ねられました。
そのときはキエフに来ているロシア人かと思ったのですが、ウクライナ人が外国語を話すとしたら英語ではなくまずロシア語だというので、ウクライナ人の女性たちだったかもしれません。
ロシア語会話講座や旅行会話集なら必ず盛り込まれているような基本の質問でしたし、来た道の方向を教えれば良いだけでしたので、異邦人の私にも簡単に答えられました。
というか、海外旅行をしていると不思議に思うのは、あきらかに外国人と分かる私に道を聞く人が時々いることです。
もちろんヨーロッパでもアジア系の住民はいますが、ウクライナは白人率が高いといわれています。
白人以外はめったに見かけません。実際、約2週間のこのウクライナ旅行の最中もそうでした。
それとも、私は、ウクライナにもどうやらコミュにティがあったらしい地元の中国人とでも思われたのでしょうか。
道を聞かれたとき、本当は私こそが、ここはどこですか、と聞きたいくらいでした。
でも、そんな私が人に道を教えられたということで、気分が浮上しました。
その後、もう一度、地図で分かるところまで戻り、反対方向に向かってみたところ、やっとチェルノヴィリ博物館のある通りを見つけました。
そうなればあとはもう、目の前です。
そして私を応援するかのように、天気も良くなってきました。
……でもこれから、博物館にこもるんですけどね。
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