2007/07/29 - 2007/07/29
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まみさん
2007/07/29(日)第22日目:ブカレスト半日観光&出国 バリ経由
【機内泊】
ヴィクトリア通りの正教会、スタヴロポレオス教会(2006年に訪れているので再訪)、旧王宮跡(入らずに柵越しに覗いた)、民芸品ショップでショッピング、クルテアベケ教会、ルーマニア歴史博物館(2006年に訪れているので再訪)
2007/07/30(月)第23日目:成田着18時
成田行きの夜便が毎日あるおかげで出国日も観光ができるあったエールフランスも、今回のブカレストからの帰国便では、その旨味はあまりありません。
パリでの乗継ぎのタイミングが悪く、ブカレスト発の夕方便ではパリ乗継ぎの最低所要時間を割るため、15時15分発の午後便に繰り上げざるを得ませんでした。
空港までホテルからタクシーで30分、日曜日なので渋滞のおそれはないとはいえ、出国は余裕をもって行動したいものです。
正午にはホテルに戻るとすると、最終日のブカレスト観光は2時間くらいしかなくなりました。
朝の仕度にもたついていたせいですが、私のことだからそんなものだろうと、今日の予定はホテルから歩いて10分程度の歴史博物館再訪に決めていました。
あそこの宝物コレクションは垂涎ものなのです。
また、去年(2006年)は、ローマにあるトラヤヌス帝の柱の展示は、駆け足で5分程度しか見ることができませんでした。
トラヤヌス帝の柱は、一つ一つの場面がばらばらに展示されていて、じっくり観察できるようになっています。
英語でタイトルや、ひとことの説明などが添えられてあり、それが100近く以上ありました。
おそらく原寸大で、私は最初はレプリカではないかと思ったのですが、摩滅具合など、ひょっとしたら本物ではないかと疑いたくなりました。
宝物とあのトラヤヌス帝の柱をじっくり見るだけでも、再訪の甲斐があるってものです。
実際は、歴史博物館の近くの教会も再訪したくなったので、先に教会めぐりをしました。
いつ見ても見ごたえある正教会のミサに遭遇したので、ミサ仕様でさらに豪華になった内部を楽しみ、男声アカペラと司祭さまの美声にしばし聞きほれました。
ぜひ写真だけでもと思った旧王宮までついでに足を伸ばしたら、日曜日なのに開いている民芸品ギフトショップがあり、タクシー代に取っておいたルーマニア・レウを使い切ってしまいました。
(タクシー代はホテル精算なので、ユーロで払いました。)
そんなことをしていたら歴史博物館は1時間しか時間を割けなくなってしまったのですが、幸か不幸か、常設展は去年同様、今年も閉鎖中でした。
なので、宝物コレクションは時間を気にせずじっくり鑑賞しました。
トラヤヌス帝の柱は、去年よりは時間をかけられたものの、まだまだ時間が足りませんでした。
ぎりぎりまで見学していたかったので、結局、昼食を抜いて空港に向かいました。
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現在は貯蓄銀行(Casa de Economii si Consemnatiuni)となっているヴィクトリア通りの宮殿
ルーマニア国営観光局で紹介していた建物だ!
と思い、写真を撮っておきました。
確かになかなかなものですしね。
「町で最も印象的な新古典主義のファサード(正面)の1つを誇るこの建物は、最初のルーマニア貯蓄銀行の建物とするため、19世紀、フランス人建築家ポール・ゴッテレアヌ(Paul Gottereanu)の設計で建てられました。彼は1878年から1900年の間にブカレストで50件を超える建築を設計した人です。四角ばった宮殿の中央には、ガラスによって区切られた金属の骨組み持つ大きなドームがあり、そのため自然光が射し込みます。それより小さなドームがさらに4つあります。コリント式の柱のある入口のアーチは、ブカレストの建築ツアーのハイライトです。」
(ルーマニア国営観光局(http://www.romaniatourism.com/)のブカレスト観光情報から私訳) -
スタヴロポレオス教会、再訪
歴史博物館にこもってしまう前に、先に近くの教会を回りました。
ミサの最中でしたが、正教会のミサは見応えがあるので、覗いてみました。
「スタヴロポレオスとは「十字の町」の意である。この教会は、1724年、ギリシャ人修道僧のイオアニキエ・ストゥラトニケアスが建てた。後期ブルンコヴェアヌス様式の、ブカレストでも最も古い教会の一つである。堂の入り口上部や内部に美しいフレスコ画を配する。精巧なイコンも一見の価値がある。」
(「旅名人ブックス ルーマニア 伝説と素朴な民衆文化と出会う」(日経BP社)より)
ブルンコヴェアヌとは、1688〜1714年公位にあったワラキア王の名前です。
ブルンコヴェアヌ建築様式とはルーマニアとビザンツの混合スタイルだそうですが、代表的なのは、彼の治世に建てられた世界遺産のホレズ修道院の白い清楚な建物がそのようです。
このタイプの教会は去年(2006年)の5日間と今回の3週間のルーマニア旅行でたくさん目にしてきました。
一つの建築スタイルとして名前がつけられているのも納得する流行ぶりでした。
スタヴロポレオス教会は白亜の建物ではなく、彩色部分も目立つので、この建物の形が様式の伝統を受け継いでいるのだろうと思います。
ホレズ修道院の写真(ルーマニア政府観光局のHPより)
http://www.romaniatabi.jp/unesco/horezu/horezu_album.html
いまにして思えば、ひょっとしてこれらもブルンコヴェアヌ様式の教会?
http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/pict/12561878/
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「2007年ルーマニア旅行第2日目(3):Batistei通りの正教会」
http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/album/10171196/
http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/pict/12335771/
http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/pict/12335774/
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http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/album/10157594/
http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/pict/12271209/
http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/pict/12271210/
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http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/pict/12233860/
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http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/album/10150854/ -
スタヴロポレオス教会
写真を撮るにしても、去年と違うアングルを模索。
去年(2006年)撮ったスタヴロポレオス教会の写真
http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/pict/12233836/
http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/pict/12233837/
http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/pict/12233838/
http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/pict/12233839/
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http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/album/10150854/ -
スタヴロポレオス教会の入口天井
羊の皮をまとった洗礼者ヨハネ。
すすけていて、黒っぽいです。 -
入口フレスコ画
うーん、キリストと、それを囲む聖人かしら。 -
スタヴロポレオス教会入口の列柱に注目
-
スタヴロポレオス教会の美しい中庭を、石の十字架とともに
去年(2006年)撮ったスタヴロポレオス教会の中庭の写真
http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/pict/12233840/
http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/pict/12233859/
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http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/album/10150854/ -
スタヴロポレオス教会の中庭、アングルを変えて
回廊と中央の石鉢がいい雰囲気を出しています。 -
中庭にあった、美しい浮彫りの石の破片
古い建物の一部でしょうか。 -
スタヴロポレオス教会のフェンスと窓
-
旧王宮付近は下水道の工事中
今年(2007年)1月にユーロ加盟を果たし、補助金でも出るようになったのか、今回のルーマニア旅行では、ルーマニア中あちこちで工事中でした。 -
旧王宮跡のヴラド・ツェペシュ像
「串刺し公の異名をとり、小説ドラキュラ伯爵のモデルともいわれるヴラド・ツェペシュが、15世紀に築いた砦の跡。この一帯はブカレストで最も古いエリアで、大部分は地震や火事で焼失してしまったが、旧王宮跡がかろうじて当時の面影を残している。(後略)」
(07〜08年版「地球の歩き方」より)
「歩き方」によると、旧王宮は見学できるようですが、見るべきものはほとんどない、と書かれてあったので、外から覗くだけに留めました。
時間もあんまりなかったから。
ただ、このヴラド・ツェペシュ像は撮りたかったんです。
去年(2006年)は、旧王宮跡の近くまで来ていながら、この像は見つけられなかったものですから。
この写真はフェンス越しに撮りました。 -
旧王宮跡のヴラド・ツェペシュ
横顔にすると、なんか哀しげになりました。
ヴラド・ツェペシュ像を求めて入り込んだ通りに、日曜日でも開いている民芸品ギフトショップを見つけました。
しばし、買い物にいそしんでしまいました@ -
クルテアベケ教会、再訪、写真はやや逆光
レンガの縞模様が美しいクルテアベケ教会。
去年(2006年と)はタイミングを逃して中を見学でなかったのですが、今年はリベンジかないました@
去年(2006年)撮ったクルテアベケ教会の中庭の写真
http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/pict/12233861/
http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/pict/12233862/
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http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/album/10150854/ -
クルテアベケ教会入口
墳墓の入口のような古めかしさのあるこの石の門構え。
毎度、浮彫りが見事です@ -
クルテアベケ教会敷地内の石の破片
これも古い部分の破片が保存されているのかもしれません。 -
通りの隙間から、さきほどのヴィクトリア通りの宮殿を眺める
クルテアベケ教会からヴィクトリア大通りに戻る途上で撮りました。 -
歴史博物館、再訪
入場料は7レウでした。
もし写真を撮るとしたら、写真代は70レウです。
歴史博物館の宝物コレクションのリーフレットを買いました。2レウでした。
(2007年7月現在、1レウ=約55円で換算)
再訪なので、全部見られなくても構わないという余裕のもと、まずは宝物コレクションをじっくり鑑賞しました。
それから、トラヤヌスの柱の展示を見に行きました。
見学に20分かけられたので、去年よりはゆっくり見ることができました。
古代ローマのトラヤヌス帝によるダキア地方(当時のルーマニアの地名)征服を記念して作られた柱ですが、描かれている場面は、ローマ人が森を開拓し、石材を運んで要塞を造るといった細かいところまで、まるで絵本の挿絵のように丁寧に描かれていました。
ただ、この時代のレリーフらしく、脇のドラマや背景を含めて全ての要素を均等に描き込んでいるため、主題が分かりづらいですね。
場面の中にトラヤヌス帝がいても、たくさん彫られた人物の中のどれか、パッと見てすぐには見つからないくらいです。
去年(2006年)撮った歴史博物館の建物の写真
http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/pict/12244498/
http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/pict/12244499/
トラヤヌスの柱の展示があることを示す垂れ幕の写真
http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/pict/12244500/
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http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/album/10150861/ -
歴史博物館 宝物コレクションのリーフレット
カウンターに展示されていた唯一の英語版でした。
英語晩の在庫はないというので、ホチキスでとめた値札を外してもらって買いました@
折り畳んであるものを広げて表紙と裏表紙と現代のコレクションのところだけ撮ったものです。
宝物コレクションはどれもすばらしかったですが、古代のものは独特の形態に惹かれます。材料はみんな金。
中世は教会がらみの宝物が多いのですが、まだ原始的なカッティングしかなされていないさまざまな宝石が、現代のセンスではちょっと多すぎるくらいにごてごてに飾られたものが多いです。
しかし、そのごてごてぶりは、いっそ清々しいくらいですし、一つ一つの宝石や全体の意匠は、眺めているだけで別世界に足を踏み入れたような夢心地気分になれます。
宝物コレクションといったら特に気に入りの19〜20世紀の宝飾品では、フェルデナンド2世とマリア王妃のものが多かったです。
このくらいの時代になると、ダイヤのカッティング技術、プラチナの登場、アールデコの流行で、すばらしいデザインの垂涎もののジュエリーが多いのです。
コレクションの中で特にすばらしかったのは、105.88カラットのエメラルドのペンダント、27.40カラットまたは24.35カラットのダイヤモンドをセンター石にしたリングなど。
見学するのは2度目であってもその宝石の大きさに驚嘆し、カラット数をきっちりメモしておきました。 -
リプスカーニ通りも工事中
ちょっと古めかしいけど洒落たショッピングストリート、というのを想像していたのに……。
ただ、日曜日に開いている雑貨店のようなところがありました。
ここでもちょいと買い物をしてしまいました。
最終日なので、お財布のひもが緩みがちです。
「ブカレストが「バルカンのパリ」と呼ばれた第2次大戦以前までの街路の雰囲気が市場残されている場所。18〜19世紀の建物が現在も残っている。隣接するマヌーク・ホテル(1805)、ドゥンボヴィーツァ地区を含め、カフェやブティックなどで華やいでいた。現在再開発計画で修復が進み、当時の雰囲気が蘇りつつある。」
(「世界の建築・街並みガイド5」(エクスナレッジ社)より抜粋) -
軽食にはお薦めのフォルネッティ(FORNETTI)
私の今回のルーマニア旅行のバイブルとも言えるブログ「ルーマニアへ行こう!(http://go2rumania.exblog.jp/)」で紹介されていた、ミニパン屋さんのフォルネッティ(FORNETTI)。
小腹が空いたときにルーマニア人がよく利用する全国チェーン店のパンだそうです。
それなら私も食べてみようかしら、と思っていたのですが、なんとなく食べる機会を逃してしまいました。
見かけたときに小腹が空いていなかったので、敢えて買い食いしたい気分にならなかったのです。
というか、一番の理由は、なんか日本でも見たことがあるような気がしたから、ですね。
これが、今回のルーマニア旅行の最後の写真です。
─ 完 ─
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