2007/07/10 - 2007/07/10
122位(同エリア139件中)
まみさん
2007/07/10(火)第3日目:シナイア
【宿泊:Hotel Caraiman(シナイア)】
8:30発の特急列車でシナイア着10:00(時刻どおり)
ペレシュ城、ペリショール城、シナイア僧院、ケーブルカーでブチェジ山へ(1,400mポイントまで)、カロル1世通りを散策
朝の10時にシナイアに到着し、ペレシュ城、ペリショール城、シナイア僧院───と3大ハイライトを制覇し終えて15時15分。
最優先目的を達すると、人間、次の欲が出てきてしまいます───ここでの私にとっては、ブチェジ山と市内散策。
具体的には、ケーブルカーでブチェジ山に上り、シナイアの町を見下ろしたり山のある景観を楽しむことと、カロル1世通りあたりをターゲットにして、昔は王侯貴族の別荘だった美しい建物が並ぶ町並み散策です。
ただ、予約したホテルには、レセプションにスーツケースを預けたものの、まだきちんとチェックインしていません。
なので、ここでいったんホテルに戻ることにしました。
しかし、これは賭けでした。
ケーブルカーの運行は、「地球の歩き方」によると17時までとなっています。
上りの最終便が何時に出るかわかりませんが、ヘタすると逃してしまうかもしれません。
ただ、ケーブルカー乗り場へは、いったんカルロ1世通りに出てから向かった方が分かりやすく、ホテルはその途上にあるのです。
そのあとにカロル1世通りも散策するとなると、ブチェジ山のあとでチェックインすると、ケーブルカー乗り場とホテル間を一部、2往復することになります。
まだ観光する気力は残っているものの、このころにはすっかりくたくたに疲れていた私にとって、その2往復はきつく感じられました。
また、チェックインするときにスーツケースしか預けられなかったので、タウンバックの中には、列車の中で読もうと思っていた本やちょっとした化粧・洗面道具といった余分なものが入れっぱなしで、重いのです。
3大ハイライトを見学し終えてホッとしたせいか、その重みがどっと肩にのしかかってきました。
ホテルにチェックインして部屋に入ったとき。
疲れた体にとって、ベッドはブチェジ山と同じくらい魅力的に見えました。
あーっ、ちょっと横になりたい!
そんな誘惑をぐっと抑え、手洗いやうがい、タウンバッグを軽くするなど最低限のことを大急ぎですませると、ケーブルカー乗り場に向かいました。
しかし、再びホテルを出たのは16時10分になってしまいました。
途中の目印となるホテル・モンタナはすぐに分かりましたが、その後の坂道のきつかったこと!
しかも、工事中でさらさらの砂がむき出しのガタガタ道路。
そしてケーブルカー乗り場は木立に遮られて分かりにくかったし……。
乾いた空気の中に舞い上がる砂塵で喉ががらがらになりながら、時計を睨み、何度あきらめかけたことでしょう。
ムダになるのを覚悟でなんとかケーブルカー乗り場に到着したとき。
2000m地点に向かう最終便はもう終わっていましたが、1400m地点までなら16時半の最終便がありました。
600mの差は残念でしたし、1400m地点ではちょっと物足りなかったのですが、少なくとも骨折り損のくたびれもうけにはならずにすみました。
それに、ケーブルカーに乗って移動している最中の見晴らしはなかなか良かったですし、疲れた体にムチ打った甲斐はありました。
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ホテル・カライマンのレセプションで買ったシナイアの地図より
ブチェジ山の絵地図
ちょっと光ってしまっているあたりが、一番高い地点で2505mです。
谷間の真ん中あたりにシナイアの町があります。
ホテル・インターナショナルでほぼ終わっています。
ロープウェイで行けるホテル・アルペン(Hotel Alpin)のところが1400m地点。
私が行くことができたのはここまでです。 -
ケーブルカーが到着しました。
ボーダフォン、宣伝は町のあちこちにありましたが、ここでも目立っています。
係員が腕を伸ばして、発着場に手動で(!?)導こうとする瞬間を偶然狙うことが出来ました@ -
ケーブルカーの中から、ケーブルカー乗り場を見下ろして。
あんまり絵にならないけれど@
1400m地点もこれが最終とあって、上りは人数が少なかったです。
なのでケーブルカーからの写真は、行きの方が撮り放題でした。
帰りは、いったい、みなさん、どこにいたんじゃ?───と言いたくなるくらい、満員でしたので写真を撮る余裕はありませんでした。
もっともそれもシナイアへ行く下りの最終便でしたからね。 -
ケーブルカーから見下ろすシナイアの町と、町を囲む山々
-
ケーブルカーから見下ろすシナイアの町
おお、ペレシュ城が見えます@
望遠で撮りました。 -
ケーブルカーから見下ろすシナイアの町
横向きのペレシュ城と。
下から見たときよりずいぶん広がっていますね、広いですね、ペレシュ城。 -
1400m地点からルーマニアの町を見下ろして
オレンジの屋根の家が、どことなくルーマニアらしいと思ったのです@
これはシナイアではなく、隣のポイアナ・タプルイ(Poiana Tapului)という町……いや、村でしょう。 -
ブチェジ山1400m地点から見渡して
見晴らしは悪くはないですが、なんとなく低いというかんじを否めませんでした。
それに1400m地点には、アルピン・ホテル(Hotel Alpine)がある以外は、ちょっとした屋台とレストラン、休業中のスキーリフトがあったっきりで、何もありませんでした。
緩やかな勾配の緑の上で日向ぼっこしたり休んでいる人たちは見かけましたが。
その気になれば、もちろん、そこから上へ上る道もありました。
もっとも、下りの最終便が出るのは16時55分なので、この地点にいられるのは10分程度。
写真を撮るために少しでも見晴らしのよい地点を求めてうろうろしていると、あっという間に終わってしまいそうで、かなり大急ぎしました。 -
山の景色とアザミのような花
この花はシナイア僧院の近くでも撮っています。
気に入ってしまいました@
関連の写真
http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/pict/12613995/
関連の旅行記
「2007年ルーマニア旅行第3日目(2):美しい街並みのシナイア(城と僧院以外でも@)」
http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/album/10174434/ -
下りのケーブルカーから
赤い鉄塔をアクセサリーに@
下りのケーブルカーは1400m地点が始発というわけでなく、すでにぎっしりでした。
窓のそばのスペースは叶わず……でも隙間から一枚、なんとか撮りました@
そして16時55分発最終の下りのケーブルカーで下山したあと、カルロ1世通りを散策しながら撮った写真は、こちらの旅行記の後半です。
関連の旅行記
「2007年ルーマニア旅行第3日目(2):美しい街並みのシナイア(城と僧院以外でも@)」
http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/album/10174434/
以上9つの旅行記が、今回の23日の行程の中で一番写真を撮った枚数が多い(計162枚)シナイアでの一日でした@
まあ、ペレシュ城で50枚以上撮ってますからね。
撮った写真の枚数分析とハイライトはこちらのブログに載せました。
「2007年ルーマニア旅行:どんな写真を撮ってきたか分析・その1」
(もうひとつのブログ「まみ's Travel Diary」より)
http://mami1.cocolog-nifty.com/travel_diary1/2007/08/2007_e64e.html
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