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2006/10/28(土)第21日目:ブカレスト<br />国立オペラ座でチケットをとる、オペラ座のそばのルーマニア新教会と旧教会、大主教教会と宗教関係物品の出店散策、大学広場から旧共産党本部前広場へ、クレツレクス教会、共和国宮殿内の国立美術館(ルーマニア美術部門とヨーロッパ美術部門)<br />国立オペラ座でバレエ「シンデレラ」鑑賞<br /><br />ブカレストで丸一日過ごせる今日は、まず、大統一教会へ行って、それから革命広場のそばのクレツレスク教会へ行って、その後はハイライトの国立ルーマニア美術館!<br />そして夜は、チケットが取れれば、オペラ座でバレエ「シンデレラ」の鑑賞。<br />おお、なんと濃ゆい一日でしょう!<br /><br />と思ったのですが、実際にはこれに思いがけない魅惑スポットがさらに加わりました。<br />オペラ座近くの新旧2つのルーマニア正教会です。<br />「地球の歩き方」にもLonely Planetにも紹介されていません。<br />仕方がないというか、ある意味という当然というか。<br />教会は観光客のためにあるエンタテイメントではなく、地元の人々の真剣な信仰の場なのですから。<br />それにルーマニアには熱心な信者が多いといいますから。<br /><br />ただし、「地球の歩き方」には、&#39;05〜&#39;06年版であれば、この2つの教会はかろうじて地図に記されていました。<br />だからこそ、オペラ座のチケットを取りに行ったついでに足を延ばすことができたのです。<br />しかし、全般によりカラフルになった&#39;07〜&#39;08年版では、通りの名前がぐっと増えて地図が使いやすくなった代わりに、この2つの教会の印は消えていました。<br />こうなったら、もう、ここは知る人ぞ知る観光スポットと言わざるを得ないでしょう。<br />この発見は、ルーマニアに来てルーマニア正教会にすっかりハマった私にとって、他のハイライトに匹敵する、いや隠れたるスポットという意味ではそれ以上に、嬉しかったです。<br /><br />新教会の位置:<br />ヴィクトル・バベス広場(Piata Victor Babes)広場のそばのディンボビア川と公演に背を向けた目の前。<br />国立オペラ劇場最寄の地下鉄エロイロール(Eroilor)駅を出てすぐ。<br /><br />旧教会の位置:<br />新教会の向かって右のSf. Elefterie大通りをしばらく進んだところ。

2006年ハンガリーとルーマニア旅行第21日目ブカレスト2日目(1):オペラ座近くの新旧2つのルーマニア正教会

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2006/10/28 - 2006/10/28

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まみ

まみさん

2006/10/28(土)第21日目:ブカレスト
国立オペラ座でチケットをとる、オペラ座のそばのルーマニア新教会と旧教会、大主教教会と宗教関係物品の出店散策、大学広場から旧共産党本部前広場へ、クレツレクス教会、共和国宮殿内の国立美術館(ルーマニア美術部門とヨーロッパ美術部門)
国立オペラ座でバレエ「シンデレラ」鑑賞

ブカレストで丸一日過ごせる今日は、まず、大統一教会へ行って、それから革命広場のそばのクレツレスク教会へ行って、その後はハイライトの国立ルーマニア美術館!
そして夜は、チケットが取れれば、オペラ座でバレエ「シンデレラ」の鑑賞。
おお、なんと濃ゆい一日でしょう!

と思ったのですが、実際にはこれに思いがけない魅惑スポットがさらに加わりました。
オペラ座近くの新旧2つのルーマニア正教会です。
「地球の歩き方」にもLonely Planetにも紹介されていません。
仕方がないというか、ある意味という当然というか。
教会は観光客のためにあるエンタテイメントではなく、地元の人々の真剣な信仰の場なのですから。
それにルーマニアには熱心な信者が多いといいますから。

ただし、「地球の歩き方」には、'05〜'06年版であれば、この2つの教会はかろうじて地図に記されていました。
だからこそ、オペラ座のチケットを取りに行ったついでに足を延ばすことができたのです。
しかし、全般によりカラフルになった'07〜'08年版では、通りの名前がぐっと増えて地図が使いやすくなった代わりに、この2つの教会の印は消えていました。
こうなったら、もう、ここは知る人ぞ知る観光スポットと言わざるを得ないでしょう。
この発見は、ルーマニアに来てルーマニア正教会にすっかりハマった私にとって、他のハイライトに匹敵する、いや隠れたるスポットという意味ではそれ以上に、嬉しかったです。

新教会の位置:
ヴィクトル・バベス広場(Piata Victor Babes)広場のそばのディンボビア川と公演に背を向けた目の前。
国立オペラ劇場最寄の地下鉄エロイロール(Eroilor)駅を出てすぐ。

旧教会の位置:
新教会の向かって右のSf. Elefterie大通りをしばらく進んだところ。

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  • まずは、新教会。れんが造りの美しい教会です。<br />新教会といいつつ、なかなか年季の入った教会です。<br />はじめはこちらが旧教会かと思って、「地球の歩き方(’05〜’06年版)」の地図をもう一度確認してしまいました。<br />しかし、この後に訪れた旧教会と比べれば、確かに「新」かもしれません。<br />旧教会は、今は使われていないように見えましたから。

    まずは、新教会。れんが造りの美しい教会です。
    新教会といいつつ、なかなか年季の入った教会です。
    はじめはこちらが旧教会かと思って、「地球の歩き方(’05〜’06年版)」の地図をもう一度確認してしまいました。
    しかし、この後に訪れた旧教会と比べれば、確かに「新」かもしれません。
    旧教会は、今は使われていないように見えましたから。

  • 新教会、近くから。<br />れんが造りの美しい教会といえば、旧王宮のとなりのクルテア・ベケ教会を思い出します。<br />というか、クルテア・ベケ教会の他にもこんな風にれんがのしま模様が美しい教会があったんだ!───と感激です@<br /><br />クルテア・ベケ教会の写真<br />http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/pict/12233861/<br />http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/pict/12233862/<br />関連の旅行記<br />「2006年ハンガリーとルーマニア旅行第20日目(4)ブカレスト1日目:ブカレストの正教会めぐり」<br />http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/album/10150854/

    新教会、近くから。
    れんが造りの美しい教会といえば、旧王宮のとなりのクルテア・ベケ教会を思い出します。
    というか、クルテア・ベケ教会の他にもこんな風にれんがのしま模様が美しい教会があったんだ!───と感激です@

    クルテア・ベケ教会の写真
    http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/pict/12233861/
    http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/pict/12233862/
    関連の旅行記
    「2006年ハンガリーとルーマニア旅行第20日目(4)ブカレスト1日目:ブカレストの正教会めぐり」
    http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/album/10150854/

  • 新教会、入口近く<br /><br />さあっ、中に入ってみましょう。<br />きっと壁と天井ぎっしりのフレスコ画に、豪華なイコノスタシスが期待できるでしょう@<br />その前に、美しい入口のアーチの写真も撮らなくちゃね。

    新教会、入口近く

    さあっ、中に入ってみましょう。
    きっと壁と天井ぎっしりのフレスコ画に、豪華なイコノスタシスが期待できるでしょう@
    その前に、美しい入口のアーチの写真も撮らなくちゃね。

  • 新教会の入口の上のフレスコ画と木製の扉

    新教会の入口の上のフレスコ画と木製の扉

  • 入口の手前のポーチの天井<br /><br />3つのドーム天井にイエスとマリアと洗礼者ヨハネ(たぶん)のイコンが描かれていました。<br />さすが、ルーマニア正教会です@

    入口の手前のポーチの天井

    3つのドーム天井にイエスとマリアと洗礼者ヨハネ(たぶん)のイコンが描かれていました。
    さすが、ルーマニア正教会です@

  • 入口の手前のポーチの天井<br /><br />3人の聖人の天井画のうち、マリア像。そして明かり。<br /><br />残念ながら中はミサの最中だったのでの写真を撮ることはできませんでした。<br />しかし、ふだんなら閉ざされているイコノスタシスの扉が開き、イコノスタシスの向こうでミサをあげている司祭さまの背中が見えました。<br />司祭服の背中も豪華なんですよね。<br />祈りは荘厳ですばらしかったです。<br />司祭さまの声はとっても美声です。それにアカペラのような美しい伴奏も聞こえます。<br />ただよく聞いてみると、「マリア・コンスタンティン、コンスタンティン・マリア」の繰り返し@<br />まあ、たしか真言宗では、のうまくさんだんぼざらん、うんたらかんたらそわか……を何度も何度も唱えていたので、似たようなものかもしれません。

    入口の手前のポーチの天井

    3人の聖人の天井画のうち、マリア像。そして明かり。

    残念ながら中はミサの最中だったのでの写真を撮ることはできませんでした。
    しかし、ふだんなら閉ざされているイコノスタシスの扉が開き、イコノスタシスの向こうでミサをあげている司祭さまの背中が見えました。
    司祭服の背中も豪華なんですよね。
    祈りは荘厳ですばらしかったです。
    司祭さまの声はとっても美声です。それにアカペラのような美しい伴奏も聞こえます。
    ただよく聞いてみると、「マリア・コンスタンティン、コンスタンティン・マリア」の繰り返し@
    まあ、たしか真言宗では、のうまくさんだんぼざらん、うんたらかんたらそわか……を何度も何度も唱えていたので、似たようなものかもしれません。

  • 柳とともに、旧教会の背後<br /><br />ルーマニア正教会って、すぐそばに柳が一緒に植えられていることが多い気がするのですが、偶然かしら。何か意味があるのかしら。

    柳とともに、旧教会の背後

    ルーマニア正教会って、すぐそばに柳が一緒に植えられていることが多い気がするのですが、偶然かしら。何か意味があるのかしら。

  • 正面から見た旧教会<br /><br />なかなか可愛らしい教会です。<br />しかし、寂れていて、使われている様子はありません。<br />とにかく近付いてみましょう。

    正面から見た旧教会

    なかなか可愛らしい教会です。
    しかし、寂れていて、使われている様子はありません。
    とにかく近付いてみましょう。

  • 旧教会の美しい扉<br /><br />柱に施された浮き彫りがなんと美しいことでしょう!<br />そして聖人や花もようの浮き彫りでぎっしりの木製の扉!

    旧教会の美しい扉

    柱に施された浮き彫りがなんと美しいことでしょう!
    そして聖人や花もようの浮き彫りでぎっしりの木製の扉!

  • 旧教会の入口前のポーチの壁のフレスコ<br /><br />扉の上の部分です。<br />ぎっしりフレスコ画!<br />少し痛んでいますが、よく残っています@

    旧教会の入口前のポーチの壁のフレスコ

    扉の上の部分です。
    ぎっしりフレスコ画!
    少し痛んでいますが、よく残っています@

  • 旧教会の入口前のポーチの壁のフレスコ<br /><br />向かって左手。<br />教会の絵入りです@

    旧教会の入口前のポーチの壁のフレスコ

    向かって左手。
    教会の絵入りです@

  • 旧教会の入口前のポーチの壁のフレスコ<br /><br />向かって右手。<br />地獄図でしょうか。<br />川が流れていると思ったら、それを飲み込む怪物。<br />あるいは怪物が吐き出している川でしょうか。

    旧教会の入口前のポーチの壁のフレスコ

    向かって右手。
    地獄図でしょうか。
    川が流れていると思ったら、それを飲み込む怪物。
    あるいは怪物が吐き出している川でしょうか。

  • 旧教会の入口前のポーチの壁のフレスコ<br /><br />こちらは天国の図でしょうか。<br />雲のようなものに乗った聖人がたくさん@<br />壁に囲まれた敷地──おそらく楽園──には、赤い衣に身を包んだ聖母マリアがいます。

    旧教会の入口前のポーチの壁のフレスコ

    こちらは天国の図でしょうか。
    雲のようなものに乗った聖人がたくさん@
    壁に囲まれた敷地──おそらく楽園──には、赤い衣に身を包んだ聖母マリアがいます。

  • 旧教会の入口前のポーチのアーチ模様と壁のフレスコ<br /><br />天井の四コマは、聖書の場面が描かれているのでしょうか。<br />ただ、イエスの生涯にもマリアの生涯にも見えないので、この教会が捧げられた誰か聖人の生涯の場面かもしれません。<br /><br />後日譚<br />この旧教会の方は、翌年(2007年)にルーマニアを再訪したときに訪れたシナイアの古い方の修道院によく似ています。<br />この教会が建てられた時代の1つの典型的な様式だったかもしれません。<br /><br />関連の写真<br />http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/pict/12659766/<br />関連の旅行記<br />「2007年ルーマニア旅行第3日目(8):シナイア僧院───シナイアの名の由来の僧院」<br />http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/album/10177342/

    旧教会の入口前のポーチのアーチ模様と壁のフレスコ

    天井の四コマは、聖書の場面が描かれているのでしょうか。
    ただ、イエスの生涯にもマリアの生涯にも見えないので、この教会が捧げられた誰か聖人の生涯の場面かもしれません。

    後日譚
    この旧教会の方は、翌年(2007年)にルーマニアを再訪したときに訪れたシナイアの古い方の修道院によく似ています。
    この教会が建てられた時代の1つの典型的な様式だったかもしれません。

    関連の写真
    http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/pict/12659766/
    関連の旅行記
    「2007年ルーマニア旅行第3日目(8):シナイア僧院───シナイアの名の由来の僧院」
    http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/album/10177342/

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