2006/10/26 - 2006/10/26
235位(同エリア242件中)
まみさん
2006/10/26(木)第19日目:ブラショフ
中央公園近くの墓地散策、11月1日通りのルーマニア正教会、MADOでティータイム、中央広場、黒の教会、ケーブルカーでトゥンパ山に登り展望台へ、スケイ門とスケイ地区散策、スケイ地区の聖ニコラエ教会と墓地散策、統一広場から中央広場まで写真撮影散策
ルーマニアといえばドラキュラ伝説。となれば墓地散策!───というベタな発想に突き動かされたわけではありませんが、異国の墓地散策は興味深いものがあります。
物珍しさに加えて日本よりずっと華やかなことも多く、墓標を1つ1つみるのも楽しいです。
ましてやシギショアラで、おお、まさしくこれがルーマニアの墓地なのか!と勝手に想像をかき立てられるものを見た後では、ルーマニアの他の墓地でも同じなのかと確かめたくなります。
宿から観光の中心地まで徒歩で約20分。
そして観光名所はほぼ歩いて回ることができる───ということで、ブラショフ2日目の朝は、少し寝坊してもよいことにしました。
起きたのは9時15分。
ちょうどプライベート・ルームのオーナーが、ひとっぱしり駅に行って空いているもう1つのツインルームの宿泊客を探しに行ったり、隣町への用事をすませたりなど、すでに一日の活動を開始し、一息つくために戻ってきたところでした。
私が起きたばかりだと知ると、ずいぶんゆっくりだね、と笑いながら、モーニング・ティーを入れてくれ、昨日採った庭のリンゴをごちそうしてくれました。
とはいえ、朝食は、ほぼ歩行者天国となっているレプブリチ通りのミテティ(炭火焼きの挽肉団子)の屋台でとるつもりです。
その屋台のミテティは、昨日、ブラン城から戻った後の遅めの昼食で食べましたが、絶品のおいしさでした!
というわけで、仕度をすませて宿を出たのが10時15分。
おなかをぐーぐー鳴らせながらレプブリチ通りに急いだ私ですが、中央公園のすぐ手前で、今、歩いているルンガ通り沿いの墓地が気になってしまいました。
おとといのシギショアラでの墓地散策が思った以上に面白かったことを思い出し、少しでもいいから中を散策したくてたまらなくなりました。
花より団子ならぬ、団子よりまずは墓地!
腹が減っては戦はできぬが、腹が減っても好奇心はふくれる!
この墓地は、昨日は入口を見つけることができなくてあきらめました。
入口らしき石門は閉ざされています。
「入口は右のルンガ通りの方」といったようなことが書かれた張り紙がありますが、墓地の隣はすぐに民家が続いて、入口らしきものは見あたりませんでした。
しかし、今日はひょっとしたら───と勘が働きました。
墓地に隣接している大きな木戸。「カレージ前なので駐車禁止!」と張り紙のあるこの扉の向こうは、ひょっとしたら個人の私有地ではなく、1つの屋敷に分譲しているいくつかの世帯のある半公共エリアではないでしょうか。
ルンガ通りからデ・ミジュロック通りにはそういった大きなガレージ木戸の家がたくさん並んでいて、今、泊まっているプライベート・ルームもそういったお宅の1つなのです。
そのガレージの扉は、プライベート・ルームの場合は常に施錠されていて、住人が鍵を持っています(私も合鍵を預かりました)。
でも、墓地の隣のお宅の木戸の場合は、もし、この向こうに墓地への入口があるとしたら、日中だけ施錠されておらず、用のある人なら誰でも入れるようになっているかもしれません。
と思って試してみたら、ビンゴ!
木戸の向こうに続く道は、向かって左に数軒、家があり、右手は小さな花壇の向こうに、確かに墓地への入口がありました。
やっと入ることができました@
思ったとおりだった、と当たった嬉しさが私の気分をより浮き立たせ、お腹が空いているのも忘れました。夢中になって写真を撮ってしまいました。
ちなみに、おそらく霊感皆無の鈍い私は、いままで旅行先で何枚もの墓地の写真を撮りまくっていますが、心霊写真がとれたためしはないです。
だから安心して、墓地の写真を何枚でも撮ってしまえるのです。
※シギショアラの山上教会の裏の墓地の旅行記
リンク先の旅行記の墓地は、ルーマニアの墓地に違いありませんが、実はこれは中世に西から入植しシギショアラの町を建築したザクセン人ら「ドイツ人墓地」でした。
「2006年ハンガリーとルーマニア旅行第17日目シギショアラ(4):屋根付木造階段を上って山上教会と墓地へ」
http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/album/10129862/
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取っ手のある棺桶
フタを開けやすいように、でしょうか。
このような棺桶は、シギショアラの山上教会の裏のドイツ人墓地にもありました。 -
フタのない棺桶
ストリゴイ(吸血鬼)かバタリアンの腐敗した手がスボッ!と中から出てきそうな……。 -
フタのない棺桶、勢ぞろい
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フタのない棺桶と、墓地を囲むアーチ建物
手前の墓標には埋葬されている人の写真があります。
ちょび髭の男性……まだ若いですよね。 -
しっかりフタの閉まった棺桶もあります。
墓地を囲むアーチの建物と左手の紅葉がステキです。
奥に見える教会は、昨日見学した、中央公園前のルーマニア正教会です。
関連の旅行記「2006年ハンガリーとルーマニア旅行第18日目(4):ブラショフ中央公園とルーマニア正教会」
http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/album/10135677/ -
ツタが生い茂って、相当、古そうな墓と、墓地周辺のアーチの建物
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さらに年季の入った墓
これはまさしく、吸血伯爵のためのお墓ねっ!
なんちゃって、失礼@ -
井戸とじょうろ
いや、井戸ではなく水道ですね。 -
周辺のアーチの建物の中の墓地
こちらの方が古そうに見えます。 -
墓地を囲むアーチの建物と美しい紅葉とバラ
墓地に咲く赤いバラは血の色を連想します。
不吉さを連想させるからこそ、ますます妖しく美しいのでしょうか。 -
ごつごつの墓標を見つけました@
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先ほどのごつごつの墓標の表
背景の紅葉が美しいです。
本当に良い季節です。 -
こちらの墓は墓標だけ。棺桶がなく、盛り土です。
お隣の墓はあいかわら棺桶にフタがないし。 -
墓地を出たところ、すぐそばの花壇で子猫を見つけました。
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子猫ちゃん、逃げないでね@
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私の存在が気にならないのか、しばらくじっとしてくれていた子猫ちゃん
一方、写真を撮ろうと焦る私は、オートフォーカスがなかなか合わなくていらいら。
私が子猫の写真を撮っていたら、近所の人らしきおばさんが「かわいいでしょ?」(たぶん。ルーマニア語だったもので)とうれしそうに話しかけてきました。
そして「犬もいるよ」(たぶん、ジェスチャーから推測)と教えてくれました。
犬小屋にいたのはもう大きなワンちゃんだったので、写真は撮らなかったんですけどね@
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