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ルブリンでたくさん写真を撮ったのは、スカンセン(野外博物館)です。いうなれば、ポーランド版明治村。再現された農家の屋内もダメもとで撮っておいたら、思ったよりきれいに写っていました@(注:私のカメラはフィルムカメラです。) 惜しむらくは、スカンセン見学中は天気があまりよくなかったこと、屋根の茶色と周囲を囲む梢の茶色で色のコントラストが不足し、写真に撮りたくても適さない家が多かったこと、それから、農村雰囲気をかもし出すところは、家や建築物が点在しすぎていてファインダーから覗くと、あんまり絵にならなかったこと。人間の目って、首を動かせは、限りなく広角になりますからねぇ。<br /><br />ルブリンはワルシャワから急行列車で約2時間。ワルシャワを早く出発して、早めに観光を開始したら、1番目当てのルブリン城博物館をゆっくり見ても時間が余ったので、思い切ってスカンセンに足を延ばしました。といっても、市バスで15分程度ですけど。スカンセンは、「地球の歩き方」(\&#39;04〜‘05版)には載っていません。情報源とそそられたきっかけは、Lonely Planetと、クラクフで買ったEyewitnessシリーズ。それから現地で手にしたチラシです。<br /><br />スカンセンもいいですが、ルブリン自体も、ルブリン城はなかなかステキです。旧市街へ至るクラクフ門もかっこよかったのです。ただ、これは、修復中の覆いがジャマで、なかなか写真に撮る気になれませんでした。翌日のザモシチ日帰りから戻ってきて、最後の最後、もうこれでルブリン観光はおしまい、明日はワルシャワだ、ってときになってやっと、やっぱり撮っておこうという気になりました。撮っておいてよかったです。<br /><br />また、ルブリンは、15世紀はじめ、ポーランドとリトアニア、ともにドイツ騎士団に悩まされていた国同士、手を結ぶことによって、当時ヨーロッパ最大の連合王国が成立した地でもあります。そのルブリン連合協定の記念碑があったのですが(だいぶ新しかったので、○○周年記念といったあたりに作られたものでしょう)、背後の公園の緑の中に埋もれて、写真として面白いかどうか怪しかったので、撮りませんでした。そのときの自分の判断はそれでよかったと思うのですが……でも、写真がないのって、なんだか残念。<br /><br />※ルブリンは、2006年2月28日の登録可能な海外エリアの大幅増加の際に新しく加わっていませんが、当初より「その他の都市」に登録しわすれていたようなので、更新ついでに、2枚新しく写真を追加します。

2005年夏のプラハ・ポーランド旅行20日間 その16 ルブリン

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2005/07/24 - 2005/07/25

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まみ

まみさん

ルブリンでたくさん写真を撮ったのは、スカンセン(野外博物館)です。いうなれば、ポーランド版明治村。再現された農家の屋内もダメもとで撮っておいたら、思ったよりきれいに写っていました@(注:私のカメラはフィルムカメラです。) 惜しむらくは、スカンセン見学中は天気があまりよくなかったこと、屋根の茶色と周囲を囲む梢の茶色で色のコントラストが不足し、写真に撮りたくても適さない家が多かったこと、それから、農村雰囲気をかもし出すところは、家や建築物が点在しすぎていてファインダーから覗くと、あんまり絵にならなかったこと。人間の目って、首を動かせは、限りなく広角になりますからねぇ。

ルブリンはワルシャワから急行列車で約2時間。ワルシャワを早く出発して、早めに観光を開始したら、1番目当てのルブリン城博物館をゆっくり見ても時間が余ったので、思い切ってスカンセンに足を延ばしました。といっても、市バスで15分程度ですけど。スカンセンは、「地球の歩き方」(\'04〜‘05版)には載っていません。情報源とそそられたきっかけは、Lonely Planetと、クラクフで買ったEyewitnessシリーズ。それから現地で手にしたチラシです。

スカンセンもいいですが、ルブリン自体も、ルブリン城はなかなかステキです。旧市街へ至るクラクフ門もかっこよかったのです。ただ、これは、修復中の覆いがジャマで、なかなか写真に撮る気になれませんでした。翌日のザモシチ日帰りから戻ってきて、最後の最後、もうこれでルブリン観光はおしまい、明日はワルシャワだ、ってときになってやっと、やっぱり撮っておこうという気になりました。撮っておいてよかったです。

また、ルブリンは、15世紀はじめ、ポーランドとリトアニア、ともにドイツ騎士団に悩まされていた国同士、手を結ぶことによって、当時ヨーロッパ最大の連合王国が成立した地でもあります。そのルブリン連合協定の記念碑があったのですが(だいぶ新しかったので、○○周年記念といったあたりに作られたものでしょう)、背後の公園の緑の中に埋もれて、写真として面白いかどうか怪しかったので、撮りませんでした。そのときの自分の判断はそれでよかったと思うのですが……でも、写真がないのって、なんだか残念。

※ルブリンは、2006年2月28日の登録可能な海外エリアの大幅増加の際に新しく加わっていませんが、当初より「その他の都市」に登録しわすれていたようなので、更新ついでに、2枚新しく写真を追加します。

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  • ルブリン新市庁舎<br /><br />塔の部分が青銅っぽくて、それより下の部分がパステルカラーという建物は数多くあれど……ここまで違和感を感じる建物を見たのは、初めてです。<br />なんだか、「仮面の男」って気がするのは、私だけ!?

    ルブリン新市庁舎

    塔の部分が青銅っぽくて、それより下の部分がパステルカラーという建物は数多くあれど……ここまで違和感を感じる建物を見たのは、初めてです。
    なんだか、「仮面の男」って気がするのは、私だけ!?

  • ルブリン城<br /><br />ネオ・ゴシック様式ですが、どこかアラブチックですね@<br />内部は、博物館では民族衣装と民芸品のコレクションがすばらしく(目当ての1つ、ポーランド近代絵画部門は閉鎖中でした。ポズナニ国立博物館に続き、またしても……)、ハイライトは三位一体礼拝堂です。この礼拝堂は、壁中にくまなくフレスコ画が描かれたビザンチン様式で、モスクワのクレムリンにある教会群を思い出させてくれました。

    ルブリン城

    ネオ・ゴシック様式ですが、どこかアラブチックですね@
    内部は、博物館では民族衣装と民芸品のコレクションがすばらしく(目当ての1つ、ポーランド近代絵画部門は閉鎖中でした。ポズナニ国立博物館に続き、またしても……)、ハイライトは三位一体礼拝堂です。この礼拝堂は、壁中にくまなくフレスコ画が描かれたビザンチン様式で、モスクワのクレムリンにある教会群を思い出させてくれました。

  • ルブリン城の中庭<br /><br />こうしてみると、しっかりルネッサンス@<br />右手の塔は公開されていませんでした。

    ルブリン城の中庭

    こうしてみると、しっかりルネッサンス@
    右手の塔は公開されていませんでした。

  • クラクフ門(旧市街側から)<br /><br />反対側から見た方が見栄えがいいのですが、修復中の覆いが……(泣)。<br />これも、複数の様式の複合体であることが、よくわかります。

    クラクフ門(旧市街側から)

    反対側から見た方が見栄えがいいのですが、修復中の覆いが……(泣)。
    これも、複数の様式の複合体であることが、よくわかります。

  • ルブリン城前から旧市街をのぞむアングルで撮った写真を追加します。<br /><br />城内の見学を終えて出てきたときに撮りました。<br />城内博物館に満足したせいもありますが、天気がよくなってくると、気分も浮上します。<br />でも、このあと、旧市街をいつものように教会めぐり、とかする気になれなくて、残りの時間、どーしよーかなぁーと途方に暮れてしまいました。

    ルブリン城前から旧市街をのぞむアングルで撮った写真を追加します。

    城内の見学を終えて出てきたときに撮りました。
    城内博物館に満足したせいもありますが、天気がよくなってくると、気分も浮上します。
    でも、このあと、旧市街をいつものように教会めぐり、とかする気になれなくて、残りの時間、どーしよーかなぁーと途方に暮れてしまいました。

  • ルブリンの旧市街の写真を追加します。<br /><br />これまでのポーランド旅行、クラクフもヴロツワフもポズナニもトルンもグダンスクもワルシャワも、旧市街は思った以上にきれいに修復されていました。<br />ところがルブリンの旧市街では、もちろん全部ではないですが、こーいうところが目立ちました。<br />市場経済導入前の社会主義時代はきっと、さきほど挙げた都市の旧市街のどれもが、だいぶこんなかんじだったのではないかと推測できますが……やっぱりちょっとショックでした。

    ルブリンの旧市街の写真を追加します。

    これまでのポーランド旅行、クラクフもヴロツワフもポズナニもトルンもグダンスクもワルシャワも、旧市街は思った以上にきれいに修復されていました。
    ところがルブリンの旧市街では、もちろん全部ではないですが、こーいうところが目立ちました。
    市場経済導入前の社会主義時代はきっと、さきほど挙げた都市の旧市街のどれもが、だいぶこんなかんじだったのではないかと推測できますが……やっぱりちょっとショックでした。

  • ワルシャワからルブリンへは朝早くに移動したためと、ルブリン城の見学には思ったより時間をとられなかったので(1時間15分ほど)、午後時間が余りました。<br />ルブリンの旧市街を、いつまのように教会めぐりをしながら散策するより、郊外の見どころに行くことにしました。<br /><br />スカンセンの風車小屋です。<br /><br />入ってすぐに目に入ります。スカンセンに来たなぁ、と感激@

    ワルシャワからルブリンへは朝早くに移動したためと、ルブリン城の見学には思ったより時間をとられなかったので(1時間15分ほど)、午後時間が余りました。
    ルブリンの旧市街を、いつまのように教会めぐりをしながら散策するより、郊外の見どころに行くことにしました。

    スカンセンの風車小屋です。

    入ってすぐに目に入ります。スカンセンに来たなぁ、と感激@

  • スカンセンの農家の一室<br /><br />40軒ほどあった建物のうち、10数軒は、こんな風に中もきちんと再現されています。入って見学できます。

    スカンセンの農家の一室

    40軒ほどあった建物のうち、10数軒は、こんな風に中もきちんと再現されています。入って見学できます。

  • スカンセンの農家の納屋<br /><br />瓦葺屋根の様子がうまく入りました@

    スカンセンの農家の納屋

    瓦葺屋根の様子がうまく入りました@

  • スカンセンの農家<br /><br />屋根の形がちょっと面白かったので@

    スカンセンの農家

    屋根の形がちょっと面白かったので@

  • スカンセンのちょっとリッチ?な家<br /><br />ポーランド独特とは言い切れないのかもしれませんが、こういう屋根の家をたくさん見かけて気になっていました。記憶にとどめるために写真に撮りたいと思っていたのですが、車窓の外の景色なのでうまく撮れませんでした。ここで撮れたので満足@

    スカンセンのちょっとリッチ?な家

    ポーランド独特とは言い切れないのかもしれませんが、こういう屋根の家をたくさん見かけて気になっていました。記憶にとどめるために写真に撮りたいと思っていたのですが、車窓の外の景色なのでうまく撮れませんでした。ここで撮れたので満足@

  • スカンセンの家々<br /><br />スカンセンの中の村っぽい雰囲気をカメラに収めるのが、なかなか難しかったです。この家の向こうに池があるのですが、その畔の家々は離れすぎていて、写真はあきらめました。

    スカンセンの家々

    スカンセンの中の村っぽい雰囲気をカメラに収めるのが、なかなか難しかったです。この家の向こうに池があるのですが、その畔の家々は離れすぎていて、写真はあきらめました。

  • スカンセンの教会<br /><br />近くには小さな墓地もありました。

    スカンセンの教会

    近くには小さな墓地もありました。

  • スカンセンのマナハウス<br /><br />この中で音楽視聴会?のようなものが行われていたので、あいにく中の部屋を見学することができませんでした。窓のカーテンの向こうにチラッと見えるのは、田舎の領主のお屋敷ってかんじで、面白そうでしたのに。

    スカンセンのマナハウス

    この中で音楽視聴会?のようなものが行われていたので、あいにく中の部屋を見学することができませんでした。窓のカーテンの向こうにチラッと見えるのは、田舎の領主のお屋敷ってかんじで、面白そうでしたのに。

  • スカンセンのマナハウス<br /><br />花壇が見事だったので、撮影意欲がそそられました@

    スカンセンのマナハウス

    花壇が見事だったので、撮影意欲がそそられました@

  • スカンセンの建物<br /><br />手前の麦は人の背の高さほどありました。

    スカンセンの建物

    手前の麦は人の背の高さほどありました。

  • 再び、ルブリンのクラクフ門<br /><br />旧市街の外側から撮りました。いわばこれが正面?<br />修復中の覆いがある下の部分はファンダーの外に出しました@

    再び、ルブリンのクラクフ門

    旧市街の外側から撮りました。いわばこれが正面?
    修復中の覆いがある下の部分はファンダーの外に出しました@

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この旅行記へのコメント (8)

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  • shinesuniさん 2006/03/21 04:20:26
    ここのスカンセンは豪華です^^
    今度ルブリン行ったら絶対に行きたいです。
    この地域行きたいところ沢山あるんですよ〜〜!
    いまから行き時期も決まっていないのにプランニングして楽しんでいます^^。

    PS FKさんがブログ記事のトラックバック成功しています。
    やり方を聞いてどんどん貼ってくださいませww。
    特にポーランドは寂しい限りなので是非是非よろしくお願い致しますm(_ _)m
    http://4travel.jp/overseas/area/europe/czech_republic/blog/

    まみ

    まみさん からの返信 2006/03/22 21:48:32
    RE: ここのスカンセンは豪華です^^
    shinesuniさん、こんにちは。書き込みありがとうございます。

    ポーランドでスカンセンはぜひ行きたいと思っていました。トルンの方はルブリンほど郊外ではなく、旧市街から歩いていけそうなところにあるみたいでしたが、行けなかったんです。
    ちょっと天気が曇りがちだったですが、楽しかったです。
    もっとポーランドの田舎や家屋のことを知っていたら、もっと楽しめたでしょうね。
    室内なども、ふうん、で終わってしまったところがありますから。

    実はスカンセンの写真、あと4枚ほどあるんですけど、追加するかどうか迷ってます〜@
    いま、1997年当時の旅行記を、旅日記をもとに書きおこしているところなので。
    やはりこんな昔になってしまったので、当時帰国後であればすらすら出てきたろう情報がなかなか出てこなくて、そのときに使ったガイドブックをひっくり返す必要があって、記憶力のなさにがっかりしてます。
    でも、もう一度、あのころの情報をひっくり返したり、いまではネットで情報を補足できますので、2度旅行している気分になれてなかなか楽しいです@

    というわけで、ブログのトラックパック、がんばりたいけど、まだまだ〜〜。あー、いそがし@@

    まみ

    まみさん からの返信 2006/03/22 21:49:40
    RE: ここのスカンセンは豪華です^^
    追伸。でもトラックパック方法をいつかfkさんにうかがって、なんとかがんばってみます。
    情報ありがとうございました@
  • ちょめたんさん 2006/01/28 09:35:12
    御免なさい一票忘れましたm(_ _ ;)m
    一票入れるの忘れて帰っちゃいました。直ぐ忘れちゃうのよね、一番上の旅行記だと忘れないのですが、おっちょこちょいでごめんなさいね

    まみ

    まみさん からの返信 2006/01/28 14:47:16
    RE: 御免なさい一票忘れましたm(_ _ ;)m
    ちょめたんさん、こんにちは。書き込み&1票をありがとうございます。

    スワロのところのプレゼント記号、可愛いですね@

    旅先では、金と手間をかけたからには、たくさん見て、たくさん経験して、たくさん楽しまなければもったいないっ!というケチ根性が働きますが、ゆったりした気持ちで過ごさないと見逃してしまうものもありますよね。
    それに最近はやっと!?、ゆったり過ごす時間がもてることこそ贅沢だと認識できるようになりました。
    ましてや、ルブリンのスカンセンなんて、一生に何度も行ける近所ではないし、どれも私の眼には珍しいものでしたから@
  • ちょめたんさん 2006/01/28 09:24:00
    お早う御座います まみさん
    スカンセン素敵な所ですね。20日間ゆっくり行かれたのですね。羨ましい〜 こんなところで一日のんびりしてみたいです。明治村は行ったことが有りますが、スカンセンのほうが素朴で良いですね。
    お誕生日おめでとう御座います。
    スワロは<FONT color="#990099" face="Webdings" size="5">e</FONT>出来ないのでせめて一票を!
  • デコさん 2005/10/18 19:46:02
    スカンセンってステキな所ですね。
    私は、スカンセン自体知らなかったのですが、
    教会といい、マナハウスといい、民家といい
    とってもかわいらしいんですね、行きたくなりました。

    まみ

    まみさん からの返信 2005/10/19 22:23:34
    RE: スカンセンってステキな所ですね。
    デコさん、こんにちは。書き込みありがとうございます。

    スカンセンは、Lonely Planetで知りました。ルブリンだけでなく、各地にあるようです@
    そして現地の人にとっても、日曜日に家族で出かける格好の行楽地のようで、そういう人でにぎわっていました。
    私も、日本の明治村は行ったことはないんですけど、そういうところ、やっぱりわくわくしてしまいますよね@
    広いといってもまる一日かけるほどではないのですが、市内バスで10分程度なのでアクセスも悪くなかったです。どこで下りたらいいか、不安な私にバスの運ちゃんがとても親切だったのもよく覚えています。運ちゃんは英語を話せず、私はポーランド語がわからず、ですが、運ちゃんは手ぶりで、私が理解したとわかるまで、きちんと教えてくれました@

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