2009/12/28 - 2009/12/28
152位(同エリア185件中)
ひらりんさん
中辺路メインルートの最難関である。
峠(草鞋、岩神、三越)を越えるのである。
このルートは携帯使用殆ど不能、公共交通機関なし。
入ったら行くしかないのである。
ただ、無音の世界が待っていた。
現代人には貴重なモノであろう。
なお、継桜王子~熊野本宮大社を1日で歩く強者もいるとのことであるが、メタボなヲッサンは避けた方がいいと思われるのである。
小広峠~発心門王子:10.5km
世界遺産登録地域 中辺路
- 同行者
- 友人
- 一人あたり費用
- 1万円未満
- 交通手段
- 高速・路線バス 徒歩
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-
小広峠バス停に到着である。
ここから険しい道が予想されるので、ウォーミングアップしっかりやっておいた方が身のためだと思われるのである。
杖をピックアップして出かけることとするのである。 -
小広王子〜熊瀬川王子間である。
いきなり、薄暗い森の古道を歩くこととなるのである。 -
しっかり手入れされた地蔵があった。
道中の安全を祈願しておくこととしよう。 -
熊瀬川王子である。
学者の間ではいろいろ議論のある王子社のようであるが、こちらはそんなことはどうでもいいのである。 -
熊瀬川王子〜岩神王子間である。
実に熊野古道であった。 -
草鞋峠到着である。
この辺りは蛭降百八丁と呼ばれているらしいのである。
山蛭に悩まされるとのことであるが、冬場に歩いたため被害はなかったのである。 -
女坂である。
かなり急な下り道である。
石が濡れていたので、結構滑るのであった。
要注意である。 -
仲人茶屋跡である。
女坂と男坂の中間にあるから仲人茶屋だそうだ。
小休止である。 -
男坂入り口辺りである。
ここから厳しい上り坂が延々と続くのである。 -
男坂である。
歩くのが嫌になってきたのである。 -
男坂途中にシャツが脱ぎ捨ててあった。
イラヌことを考えてしまうのである。 -
岩神峠辺りには帽子もあった。
ツマラヌことを想像してしまうのである。 -
王子製紙であった。
「王子」とあるから地図にない王子社かと思ったのである。
一杯食わされたのであった。 -
山の形が変わってきたと思うのは気のせいか...
-
おぎん地蔵である。
「妙安自楽信女 おぎん」と刻まれているそうだ。
彼女は京都の芸者でもうすぐ湯川というところで二人組の追い剥ぎに遭い命まで奪われたとのこと。
下手人は仲人茶屋ではないかとは相棒の談。 -
岩神王子〜湯川王子であるが、
道が二手に分かれていて、標示がない。
崖を降りるのが正解なのであるが、道を間違えたモノは多いと思われる。
※画像は湯川王子方面から岩神王子方面を見たものである。 -
蛇形地蔵である。
喘息、腰痛、尿等の効験が伝えられているそうだ。
大祭時には大阪・奈良方面からも車を連ねて集まってくるそうだ。 -
蛇形とは、湯川の産の石面に蛇の模様のある蛇形石のことであり、この地蔵は、この蛇形石を光背にしているのである。
罰当たりではあるが、フラッシュを焚いてみた。
紋様が浮き出てきたのである。
よい子は真似をしないように... -
どうでもいいけど、セルポートーレートである。
-
湯川王子である。
准五体王子であり、格式の高い王子社である。
人がいない現在においては静寂そのものであった。 -
湯川王子を出ると、上り坂なのである。
静寂の中を歩くのである。
う〜ん...熊野古道... -
だんだん急な上り坂となるのである。
メタボなヲッサンは息切れモードであった。 -
延々と急坂を登ったら三越峠休憩所でチト休憩である。
-
三越峠休憩所からの風景である。
この感覚は今も昔も変わらぬであろう。 -
三越峠からの下りも強烈であった。
かなり膝が疲れているので、踏ん張りが効かなくなっていた。
滑って転けぬよう、慎重に下る必要があるだろう。
で、下まで降りると一升瓶の空き瓶がごろごろ転がっていた。
これは何を意味するのだろう... -
赤木越え合流である。
近世では中辺路のメインルートより赤木越えの方が人気があったそうだ。 -
船玉神社である。
お参りしておこう。 -
鼻王子である。
発心門王子まであと一息である。 -
鼻王子〜発心門王子間の上り坂である。
規模は小さいが疲れ切った身体には結構堪えるのである。
この急坂を過ぎれば本宮まで大きな坂はないのである。 -
発心門王子である。
五体王子の一つである。
「発心門」である。神仏習合の名残であろう。
ここでは何か霊気を感ずると思うのはオイラだけでないであろう。 -
発心門王子バス停である。
冬季にはバスが極端に少なくなるのである。
ここから、本宮経由で田辺、新宮へ移動の際は時刻をあらかじめ調べてから出かけることをお勧めしたい。
なお、鼻王子からの上り坂を経て発心門王子が見えてきた瞬間、「わたぜ温泉」のワゴン車が発心門王子の鳥居正面に止まった。
中からキャピキャピの小娘が三人出てきて発心門王子の境内で大騒ぎ....
何のために滝尻から歩いてきたか....
一瞬にして三日間の苦行が水の泡と帰したのであった...
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