中東旅行記5:SATORUさんの旅行ブログ
世界遺産に登録されているのはAKKOの旧市街だ。中に入ると趣がある風景が広がっていた。雨が降っていたせいで、服はずぶ濡れ。本当に寒かった。しかし、世界遺産に指定されている旧市街に入るとその寒さも忘れ去ることが出来るほど、いい雰囲気だった。
私はイスラムのにおいが漂っているスークや町並みが大好きなので、余計に寒さを忘れ去ることが出来たのかもしれない。街中に進んでも観光客をみるどころか、そこに住んでいる人すらすれ違うことが無いほど、ひっそりとしていた。
街中を歩くこと数分、イスラム教の教会・モスクが見えた。恐らく、この町はイスラム教徒が多数占める町であるように感じた。そのモスクを入ると、猫がいたるところで昼寝をしている。そのモスクの中は時間を感じさせることがない。ベンチに腰を掛け、猫やモスクを数十分眺めていた。
気がついたら、時間は昼前だったので駅に向かうことにした。しかし、帰り方がわからない。いろんな人に声を掛けても、話を聞いてはくれるのだが、ヘブライ語、アラビア語しかはなせない人が多いので、全く理解できなかった。そして、ぶらぶら歩いていると、バス停らしきものがあったので、そこでバスを待つことに。しかしながら、バスはなかなか来なかった。20分、30分…。不安になり、やっぱり歩いて駅に行こうと思ったら、バスが来た。そのバスの運転手に「駅に行くか?」と聞いたが、理解してくれず…。しかし、幸いにして後ろに座っていた乗客が、「行くから乗れ!!」と教えてくれ、バスに乗車。来る時とは違い、8分くらいで駅にたどり着いた。
降りる際、
運転手:「どこから来たの?」
私 :「日本」
運転手:「日本から来たのか。俺は日本に一昨年行ったことがあり、その時買ったネクタイがこれだ。」と私に見せてくれた。
その時、英語が話せるのなら、私がバスに乗る際行ったことも理解してくれればいいのに…。と感じた。
そして、AKKOの駅へ。
駅に入ろうとした瞬間、警備員からストップが掛かった。
「どこから来たのか?」「何しにきたのか?」「友達に会いに来たのか?」「他人から土産などは貰ってないか?」「どこに行くのか?」「宿泊地は?」…
同じような内容の質問が、言葉を変え30分近く続いた。あまりにムッときたので、「誰か知り合いがいるのか?」と聴かれた瞬間、皮肉交じりに「誰が私のことをイスラエルで知っているんだ?」と逆に質問すると、小さな声で「I don't know」と答え質問が終わり、荷物検査に移った。荷物も一つ一つ持ち物を見て、「どこで買ったのか?」「なぜ買ったのか?」などどうでもいい質問に相手をし、駅についてから40分後ようやく駅の中に入れてくれた。
切符は自動販売機で買う。しかし、私はイスラエルでの列車のチケットの買い方がよくわからない。自販機の前でまごついていると、小銃を肩に掛けた強面の軍人さんが、「どこまで行きたいんだ?」と言って、切符を買ってくれた。
そして、また2時間掛け列車でテルアビブに戻り、そこからバスを乗り継いで、エルサレムを目指すのでした。
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