カナディアン・ロッキー＆バッドランド（4/全8）： ルイーズ湖, ペイトー湖, アサバスカ氷河

2013/08/22 - 2013/08/22

アルバータ州のバッドランドとカナディアン・ロッキーに行ってきました。

カナディアン・ロッキー2日目は、アイスフィールド高速道路（Icefield Parkway, 州道93号線）周辺の観光です。
カナディアン・ロッキー観光のメインで、ルイーズ湖、ペイトー湖、アサバスカ氷河（コロンビア氷原）、ボウ湖などを回りました。
ロッキーの雄大さに圧倒された一日でした。
本当に素晴らしい景色が道路の両側にずっと続きます。
一生に一度はぜひ！

※ バンフからCCS（カナディアン・コーディネート・システムズ）の日本語個人ツアー「コロンビア大氷原＆レイクルイーズ観光」に参加しました。車1台貸し切りで、5日目のモレーン湖＋ヨーホー国立公園のツアーと合わせて850ドル＋税5%でした。

■ カナディアン・ロッキー＆バッドランド 6泊7日 ■
1日目） ① 往路，バッドランドの大地
http://4travel.jp/travelogue/10814154
② 恐竜の町ドラムヘラー，王立ティレル古生物博物館
http://4travel.jp/travelogue/10812127
2日目） バンフで乗馬，サルファ山，アッパー温泉
http://4travel.jp/travelogue/10816785
3日目） ルイーズ湖，ペイトー湖，アサバスカ氷河
http://4travel.jp/travelogue/10817083
4日目） バンフ公園博物館，ケーブ＆ベイスン史跡
http://4travel.jp/travelogue/10817084
5日目） モレーン湖，エメラルド湖，タカカウ滝
http://4travel.jp/travelogue/10817085
6日目） スプレー谷，トンネル山，バーミリオン湖
http://4travel.jp/travelogue/10817086
7日目） 帰路，総集編（自然保護区，動物，史跡）
http://4travel.jp/travelogue/10820434

エリア カナディアンロッキー(カナダ)

• 旅行の満足度: 5.0

キャッスル山（Castle Mountain）。
バンフ側から見ると、お城のように見えることから名付けられました。
見る方向を少し変えると、まったく違った山に見えるそうです。

キャッスル山 山・渓谷

タカの仲間、ミサゴ（Osprey）。
キャッスル山のビューポイント近くの鉄橋の上に巣作りをしています。
魚を取って食べるようです。
この鳥から命名された輸送機オプスレイの方が、日本では有名かも知れません。

ルイーズ湖（Lake Louise）。
「ロッキーの宝石」と言われる、カナダで最も有名な湖です。
ビクトリア女王の娘ルイーズ・キャロライン・アルバータ から取られています（アルバータ州のアルバータも同じ方から名付けられています）。
正面に見える氷河は、ルイーズの母から名付けられたビクトリア氷河（Victoria Glacier）です。

ルイーズ湖 滝・河川・湖

ルイーズ湖の湖畔にはシャトー・レイクルイーズというフェアモント系列の高級ホテルが建っています。

シャトー・レイクルイーズの中は宿泊客以外も自由に出入りできます。
ホテルのトイレの近くにあったムースの角の装飾です。

ハーバート湖（Herbert Lake）。
ロッキーでは珍しい湧水湖なので、通常の湖の色です。
（氷河湖は水に細かい粒子が含まれていて、青系の色を散乱されるので、ターコイズに見えます）

湖面に写った山々が美しいです。

ハーバート湖 滝・河川・湖

「アイスフィールド・パークウェイ」と名付けられたバンフからジャスパーに向かう道路の両側には、雄大な風景がずっとずっと続きます。
圧倒されます。

アイスフィールド パークウェイ (ハイウェイ#93) 自然･景勝地

クロウフット氷河（Crowfoot Glacier）。
文字通りカラスの足に似た氷河です。
昔は3本の氷河でしたが、一番下の1本が落ちてしまって、今は2本になっています。　

クロウフット氷河 自然･景勝地

ペイトー湖（Peyto Lake）。
Bill Peytoというバンフの登山ガイドから名付けられました。
美しいターコイズ・ブルーです。

ペイトー湖 滝・河川・湖

絶景です。
湖と周りの雄大な山々との調和がすばらしいです。
この2枚のペイトー湖の写真は、一般用展望台ではなく、ハイキング道を10分ほど入ったところから撮っています。
一般用展望台よりも、絶対にこちらをお勧めします。

一般用展望台は角度がいまいちで、さらにとても狭いので、お勧めできません。

水鳥湖（Waterfowl Lake）。
ピラミッド形のシェフレン（ケフレン）山がきれいに湖面に写っています。
この山は昔はピラミッド山と言われていましたが、ジャスパー国立公園にあるピラミッド山と混同するということで、カウラ王のピラミッドから名前を取り、カウラ山、英語読みでケフレン（シェフレン）と改名されたとのことです。

ウォーターフォールレイクス 滝・河川・湖

サスカチュワン・リバー・クロッシング（Saskatchewan River Crossing）のドライブインで昼食です。
店員さんが「ここは眺めが世界一よいドライブインだ」と言っていましたが、納得です。

The Crossing ホテル

サーモン・バーガーが美味しかったです。

ビッグヒル（Big Hill）。
サンワプタ峠の途中にあるビューポイントです。
正面の山は「軍艦山」だそうです。

サンワプタ峠 山・渓谷

雪上車ツアーのビジター・センターに到着です。
雪上車ツアーはサルファ山ゴンドラと同じく「ブリュースター社」が独占営業しています。

真ん中に見えるのがアサバスカ氷河（Athabasca Glacier）です。
コロンビア氷原（Columbia Icefield）から溢れた氷河のうちの1本です。
通常、「コロンビア氷原」観光とガイドブックなどであるのは、正確にはアサバスカ氷河観光のことです。
これから、その氷河に向かいます。

コロンビア大氷原 自然･景勝地

この黄色い車が初代の雪上車です。

これが現在使われている3代目です。
世界に23台しかなく、22台がここにあります。
残りの1台は南極のアメリカ基地にあるそうです。

氷河の手前まで通常のバスで行き、そこで雪上車に乗り換えます。

氷河の上に土砂を持って行かないように、氷河の手前でタイヤを洗う水たまりがあります。
氷河の上に土砂があると、氷が早くとけてしまうようです。

アサバスカ氷河に到着です。
この氷が1年間に25メートル流れ、この下に300メートルの厚さの氷があるなんて信じられません。

氷河にはクレバスという割れ目があるため、観光客は安全を確保した場所しかあるけません。
過去には勝手に歩いていって、クレバスに落ちて、何人も亡くなっているそうです。
クレバスに落ちると低体温で30分以内に死んでしまうそうです。
また、クレバスは中で曲がっているため、遺体の回収も難しいとのことです。

氷河の溶け水が好きなだけ飲めます。
とても冷たいです。
純水なので、飲み過ぎるとお腹を壊すらしいです。

アサバスカ氷河の上から見るアンドロメダ氷河（Andromeda glacier）です。
アンドロメダ山（Mount Andromeda）にある氷河です。

雪上車は6輪駆動車で、アクセルを放すと止まってしまうという特殊なギアが使われています。

コロンビア氷原を抜けて、アイスフィールド高速道路を少しジャスパー側に行ったところからの写真です。

ハウス峠（Howse Pass）をサスカチュワン・ビューポイント（Saskatchewan Crossing Viewpoint）から眺めたところです。
ここはロッキー山脈を通り抜けることができる峠の1つです。
古くから先住民が交易に使っていました。
分水嶺になっていて、この峠を境に川が注ぐ先が太平洋と北極海に分かれます。
この峠はカナダの国定史跡にも指定されています。

■ 関連記事 ■
カナダの国定史跡 一覧
http://4travel.jp/traveler/tmmhtmkakr/album/10824876/

蒸留酒のジンの香り付けに使われるジュニパー・ベリー（Juniper berry、ねずの実）です。
潰すとジンの香りがします。

ボウ湖に向かって走っていると、ビッグホーンシープ（Bighorn Sheep）のオスの群れに遭遇しました。
道路端にミネラルを舐めに来ています。
角が生え変わらないので、クルッと巻いているほど年寄りです。

動物園にいる動物と違って、野生動物はとても凛々しいです。

ボウ湖（Bow Lake）に到着です。
湖畔に建つナムティジャ・ロッジです。
ボウ湖は午後の方が美しいとのことで、最後に回ってきました。

Simpson's Num-Ti-Jah Lodge ホテル

この建物の赤色とボウ湖の青色のコントラスが素晴らしいです。

湖の周りを歩くことができます。

ボウ湖 滝・河川・湖

夕食は、ソウル・カントリー（Seoul Counrty Korean Restrant）で焼き肉。
焼き肉屋は、バンフにここ1軒しかないようです。
まずはアルバータ牛のタン。

ソウル カントリー 韓国料理

そして、アルバータ牛のプルコギ。
美味しかったです。
夏期は予約して行った方がよいです。

翌日はバンフで公園博物館やケーブ＆ベイスン史跡に行きました↓
http://4travel.jp/travelogue/10817084

この旅行記へのコメント （4）

• kaze_makaseさん 2014/11/07 21:20:01

  晴れてると、こんなに綺麗なんですね。

  昆虫博士さん、はじめまして。
  
  どの湖も旅行誌で見るような、綺麗に撮れて羨ましく感じました。
  お天気にも恵まれロッキー、いやラッキーですね。
  
  アタシの場合は残念ながら小雨日和で、空がどんよりしてましたが、
  今年の夏のドライブを懐かしく思い出させていただきました。
  
  機会があれば、もう一度レイクルイーズからアイスフィールドを走りたくなる良い旅行記だと思います。

  昆虫博士さん からの返信 2014/11/08 01:13:04

  RE: 晴れてると、こんなに綺麗なんですね。

  kaze_makaseさん、はじめまして。
  
  投票に加えて、フォローまでして頂き ありがとうございます。
  
  カナディアンロッキーは天気が変わりやすく難しいですよね。
  私がアイスフィールド・パークウェイを観光した日は快晴で、とてもラッキーでした。
  ロッキーは天候でイメージが変わってくるので、機会があれば ぜひ再訪してみて下さい。
  
  kaze_makaseさんの次の旅行記も 楽しみにしています。
  フォローさせて頂きましたので、今後ともよろしくお願いします。

• 唐辛子婆さん 2013/10/12 01:03:57

  ジン

  昆虫博士さん、こんばんは
  
  ロッキーの素晴らしい景色を堪能させていただいてます。
  
  オランダに行ったとき
  ジンの原型だといってジェネバーというお酒のことを
  教えてもらいましたが、こんな実で香りをつけるんですね。
  
  ひとつお利口になりました。
  
  唐辛子婆

  昆虫博士さん からの返信 2013/10/13 00:32:36

  RE: ジン

  唐辛子婆さん
  
  おはようございます。
  訪問、コメント、投票ありがとうございます。
  
  ジンって、もともとはオランダのお酒（ジェネバー）だったのですね！
  今まで随分とお世話になってきたのに、知りませんでした。
  それが、イギリスに渡って ジンと呼ばれ、世界中に広まったみたいですね。
  
  こちらこそ、勉強になりました。
  
  昆虫博士