2006/08/06 - 2006/08/06
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52市村康さん
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基町のポップラの岸辺でCAQの「ポップラ劇場」があり、「夕凪の街」の一人芝居が津和野から来たさわさんによって演じられた。こうの史代ファンページ掲示板でも常連のさわさんであるが、広島の、あの「夕凪の街」の舞台となったあの場所での一人芝居、上演が迫るまではものすごい心理的重圧と闘っていたのかと思いきや、報道の「8月6日広島で演ずるにあたって何か意気込みは?」の質問に対しても「ありません!」とさらりとかわすニュートラル状態で望んだようで、何かホッとしたでがんす。
とにかく夕凪の、息の止まるような暑さの中での8月6日でがんした。
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 1万円未満
- 交通手段
- 船 バイク
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-
のっけから食べ物写真を出して何なんぢゃと思うかもしれませんが、宇野港にフェリーで着いたのが11時過ぎ、港のすぐ近くの食堂で穴子天丼(600円)で早めに昼食にしました。
多分広島までの180km、休憩無しのキャノンボールツーリングでエネルギーや水分も走行中は補給出来んけん、ここでちゃんと落ち着いて食べとかんと。
いけんいけん。肝心の穴子天丼にフォーカスが来とらんではないか!AFを信じて接写すると失敗する見本みたいな写真ぢゃのう。(頭の中はもう広島弁変換キー叩いとるが〜)
天丼を完食後、12時丁度に離陸、一路広島目指してHELL ON WHEELSでがんす! -
渋滞もさして酷くなく、順調に広島市内に入れ、15時30分に旭町周辺のコンビニで休憩。
お盆が近いので灯篭が売られとりました。
アクション8月15日号のこうの史代「大潮の頃」ですずちゃんのお父さんが持って来たお盆灯篭、広島では竹の先を4つ〜6つに割って写真のように先端を四角錘や六角錘の形にするタイプでがんす。 -
15:50にポップラの岸辺に到着、間に合うた!
まずはCAQのTAMEOさん作の「夕凪の街〜この川の岸辺で」を唄ってくれました。
ポップラ、3月に行った時はまだ冬姿で葉が出てなく、ちゃんと生きているのかと心配でしたが、青々と葉を茂らせてひと安心です。
岸辺に唄が流れます・・・ -
そしてついにさわさん登場!
ちゃんと観客に一礼、落語みたいなオープニングです。 -
と思ったら、マイクアンプの電源入れ忘れ。しかしそれでもしたたかにちゃんと笑いを取って、これで緊張の重圧から開放されたようです。
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「夕凪の街」を読んだ事の無い人も当然いるわけで、漫画の解説をまずします。
後ろで控えているのは音響・効果担当で同じ演劇部の友達です。 -
観客席はキャンプ用の折り畳み椅子で、その周りを報道やスタッフが取り囲んでいます。
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「できた!」
ワンピースの完成をを古田さんと手を取り合って喜ぶシーンです。 -
「トントントン・・・」
屋根の補修工事を行うシーン、ちゃんとトンカチも使います -
打越さん、皆実が出した珍しい野菜(スベリヒユ)を食しています。
スベリヒユ、当日のポップラの岸辺には有りませんでしたが、畑や街路の植え込みや石垣の隙間など、人間の活動する場所にはどこでも生える雑草です。
さっと湯がいて熱いトタン板の上で干して保存したりして漬物や炒め物にします。
独特のぬめりがあり、おいしい野草料理ですが食べ過ぎると下痢します。
皆実の暮らしの貧しさを象徴するスベリヒユですが、戦時中は良く食べていたようです。敗戦後10年が経っても、まだ戦時生活・耐乏生活が「夕凪の街」ではまだ続いていたことをスベリヒユが物語っています。 -
打越さんからわらじをもらって戸惑いつつ喜ぶ皆実のシーンです。
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一番心に刺さる表情を見せたシーン。
多分打越さんの思いを「ごめんなさい」した後、ススキの中でのたうつシーンだったような・・・(インパクト有り過ぎて、前後の記憶が飛んでしまっています。)
でも、基本的には微笑みの表情で皆実や打越さんが演じられ、過剰な演技でもなく好い意味で肩の力が抜けた一人芝居でした。 -
覚えのある手の暖かさを感じています。
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この後、本当に夕凪が終わり、ポップラの岸辺に風が吹き始めたのにはシビレてしまったです。
さふいへば、アルプスの麓の小さな村で毎年やっているキリストの受難劇でも、十字架にかけられるキリストが絶命するシーンの時はなぜか雷雨が起こると言う話を聞いたことがあるけど、それと同じように8月6日のこのポップラの岸辺では大自然が微笑んでくれたのです。 -
一人芝居が終わって、花束とポップラの木で作ったメダルがさわさんに授与されています。
金メダルと違うので、噛むと壊れますが・・・ -
「月がとっても青いから」をお母さんと友達と、CAQの人と唄っています。
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地元マスコミの取材がさわさんに集中しています。
なかなか解放してくれません。 -
当日のチラシです。
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インタビューが続く間、「桜の国?」で七波が寝転がる木の方に行ってました。
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実際に寝転がって見上げて見ました。
ニセアカシアの木だと思います。
春に白いマメ科の花を咲かせるはずです。
白い花はかき揚にするといい香りです。 -
前日まで草茫々でしたが、CAQスタッフとさわさんたちで草を刈ったそうです。
映画「夕凪の街 桜の国」のロケもこの場所で行われる予定です。 -
スタッフと一緒に記念写真です。
水のある風景は、本当に熱くなった心を程よく冷却してくれます。 -
広島までさわさんの所で飼っている菊之助ちゃんをつれてきています。頭の上や報道の人の肩の上にも停まって遊んでいます。
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ポップラのひこばえも順調に育っています。
2004年に台風で倒れて、みんなを心配させましたが、今年も青く茂り、2世(ひこばえ)たちも中野区などへ植樹されているようです。
このひこばえ、現在も里親募集中です。
「夕凪の街 桜の国」の舞台になったポップラのひこ生え、あなたの街で育てて下さいませんでしょうか?
里親希望の方は↓のCAQのHPのメールまでご連絡ください。
http://www012.upp.so-net.ne.jp/meimei/index7.htm
ポップラの物語もまだ終わりません・・・
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この旅行記へのコメント (2)
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- シンゴパパさん 2006/08/08 21:26:55
- 木陰
- 会場で最後にお話を聞いた、CAQメンバーのシンゴパパです。この木は市村さんのおっしゃる通り、ニセアカシア。この基町POP\'La通りで唯一木陰を提供してくれるありがたい木です。太田川のイカダ下りもこの場所がゴールですが、片付けを終えて、汗だくになって、みんなこの木の周りに集まって休み、そのまま結果発表を行うのが恒例になってます。
- 52市村康さん からの返信 2006/08/08 23:01:18
- RE: 木陰
- シンゴババさん、CAQの皆様、ポップラ劇場06、本当にお疲れ様でした。
いつかまたあのニセアカシアの下で昼寝したいです。
3月に行った時は曇っていて、寒くてさすがに寝転がる気にもなれませんでしたが、本当にいい木です、あのニセアカシアは。
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