ピカソを招いても良いような研究所 -Salk Institute-:Tedさんの旅行ブログ

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ピカソを招いても良いような研究所 -Salk Institute-

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ピカソを招いても良いような研究所 -Salk Institute-

近代建築の最後の巨匠と言われるルイス・カーン(Louis Kahn)の代表作、ソーク研究所を見学してきました。

真っ青に晴れ上がったカリフォルニアの空の下、太平洋を見下ろす崖の上に建つSalk Instituteは、ポリオ(小児麻痺)ワクチンの開発者Jonas Salk博士の依頼により建てられたました。

Kahnの建てたペンシルベニア大学リチャーズ医学研究棟に感銘を受けたSalk博士が「芸術家のピカソを招いても良いような研究所を」と依頼し、1959年に建築が始まり1966年に完成しています。

打ちっぱなしのコンクリートの素地を生かし、チークの窓を有効に配置し、研究室と休憩室を見事に組み合わせた建築は、中庭を有効に配置して理想的な研究環境を生み出しています。

40年経った今もその先進性はゆるぎ無いと感じました。

日経新聞の「アメリカの建築ベスト30」の「2位」に選ばれています。
http://www.nikkeius.com/htm/campaign/kenchiku.html
The Great Building Collection:
http://www.greatbuildings.com/buildings/Salk_Institute.html
ソーク研究所:
 http://www.salk.edu/about/about.php?sid=about
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%BD%E3%83%BC%E3%82%AF%E7%A0%94%E7%A9%B6%E6%89%80
ルイス・カーン
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%AB%E3%82%A4%E3%83%BB%E3%82%AB%E3%83%BC%E3%83%B3
ジョナス・ソーク
   http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B8%E3%83%A7%E3%83%8A%E3%82%B9%E3%83%BB%E3%82%BD%E3%83%BC%E3%82%AF

エリア: 北米 >>アメリカ >>サンディエゴ
テーマ: 芸術・美術館・博物館
時期: 2008年10月02日〜10月02日
投稿日: 2008年10月23日
写真: 全26枚
満足度: 評価なし
観光: 評価なし
ホテル: 評価なし
グルメ・レストラン: 評価なし
ショッピング: 評価なし
交通: 評価なし
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  • サンディエゴ 写真

    San Diegoに向かう飛行機からみたSalk Institute

    右下の白い建物がSalk Instituteです。
    その上(東)はUC San Diego(UCSD)のキャンパスです。

    このあたりは全米のバイオ産業の4台拠点の1つですが、それもこのSalk Instituteがここに出来たのが始まりだそうです。


  • サンディエゴ 写真

    Salk Instituteの見学は正午から。
    少し早く到着したのですぐ先の海辺の公園に行ってみました。
    上の写真で、研究所の左の道(Torrey Pines Scenic Dr)を太平洋に向かった少し行ったところが、Torrey Pines City Parkで、サンドイッチショップがあります。

    南を望むとLa Jolla(ラホヤ)の街並みが望めます。
    また、ここはハンググライダーの基地にもなっていて、体験フライトも可能なようです。
     


  • サンディエゴ 写真

    12時に近づいたので研究所に向かいました。

    集合場所は、研究棟の手前にある南の事務棟(South Wing)に入ったところです。

    なお、この事務棟はカーンの設計ではありません。

    私は下記のWebで予約して行きましたが、当日行ってもt定員に余裕があればOKのようです。電話で確認すると無駄足踏まなくても良いかも知れません。
    http://www.salk.edu/about/about_campus_directions.php?sid=about&subsid=campus

    駐車場は事務棟前のVisitorParkingaが利用できるとWebには書いてありましたが、当日はイベントがあって利用禁止でした。セキュリティガードに止めていいか訪ねましょう。


  • サンディエゴ 写真

    今回はSalk博士の奥様の関連の展示が事務棟の地階であり、その後いよいよカーン傑作研究棟の見学です。

    研究棟の手前のレモンの植え込みを過ぎるとSalk博士の言葉が刻まれた階段へと続き、その先に研究棟と空に続くファザードが目に飛び込んできます。

    「希望は、夢の中、想像力の中、そして恐れる事無く夢の実現に取り組んだ人々の勇気の中にある。ジョナス ソーク」
    "Hope lies in dreams, in imagination and in the courage of those who dare to make dreams into reality."


  • サンディエゴ 写真

    広場の中には、海に続く道を暗示するような小川が流れています。

    Salk博士は、研究棟の挟まれたこの場所を、木々の茂る中庭にしたかったそうです。しかし、カーンの提案を受け入れ今見るような大理石の広場にしました。

    カーンがこの場所をどうするか迷っていたときに、友人のメキシコの建築家バラガンが「ここは、緑で覆うのではなく、空へのファサードとするべき。」と助言し実現したということです。


  • サンディエゴ 写真

    広場をさらに進むと太平洋が目の前に飛び込んできます。

    Salk博士は、ポリオ(日本脳炎)ワクチンを開発した人です。でも彼は特許を取らず、無償でその製法を公開しました。

    なぜ特許を取らなかったのかと聞かれて「太陽には特許は無いでしょう」と答えたとか。

    その彼の偉業をたたえ、100Mドルの寄付をする人が現れ、またサンディエゴ市が土地の提供を申し出て、この研究所の建設が始まったそうです。


  • サンディエゴ 写真

    カーン設計の研究棟は、広場を挟んで対象にたっています。
    研究棟は、母屋の柱の無い大部屋と、広場側に独立した休憩スペースから出来ています。休憩スペースは研究フロアから階段を昇ったところにあり、チークの窓枠で暖かい空間を作っています。


  • サンディエゴ 写真

    休憩スペースを反対方向から。

    研究棟は三階建てですが、地下1階、地上2階建てです。


  • サンディエゴ 写真

  • サンディエゴ 写真

    カーンは、この斜めの壁の角度を何度も推敲して決めたそうです。
    確かに美しいですよね。


  • サンディエゴ 写真

    広場の海側には、太平洋を写したような池があります。

    池越しに望んだ南側の研究棟


  • サンディエゴ 写真

    池の先には滝があり、その下にさらのもう一の池が


  • サンディエゴ 写真

    池越しにみた北側の研究棟


  • サンディエゴ 写真

    海側の池を上から

    池の先にはテラスがあり、研究者たちがランチを食べたて歓談をしています。


  • サンディエゴ 写真

    その先には、太平洋が広がっています


  • サンディエゴ 写真

    テラスは南カリフォルニアの陽光をうけてのどかな空間を作り出しています。


  • サンディエゴ 写真

    研究棟の研究室と休憩スペースの間には、小さな中庭が作られています。

    そしてこちらも研究者たちの歓談の場となっています。
    地下一階の研究室は、建築当時研究者から嫌われるのでは言われていたそうですが、この中庭のおかげで今は一番人気があるそうです。


  • サンディエゴ 写真

    こちらは研究棟の後ろにある中庭です。


  • サンディエゴ 写真

    休憩スペースへの渡り廊下には、窓が切られています。


  • サンディエゴ 写真

    反対側にはこのような細い窓があります。
    美しい。


  • サンディエゴ 写真

    打ちっぱなしのコンクリートではありますが、このように精巧な溝が刻まれています。

    カーンはこのようなところに非常にこだわったそうです。
    またコンクリートも配合を変えてローマ時代のテラコッタの壁の雰囲気を出そうとしたとか。


  • サンディエゴ 写真

    地下の中庭に面した通路です。
    コンクリートの打ちっぱなしが美しい。


  • サンディエゴ 写真

    研究室の天井裏にはダクトスペースがあります
    十分に広さが取られておりメンテナンスが仕易そうでした。
    カーンはこのような所もとても気を使っていたそうです。


  • サンディエゴ 写真

    今回見学会の参加した方々。


  • サンディエゴ 写真

    そしてこちらが今回のガイドの女性
    建築家としてSalkInstituteの勤務されているそうです。

    彼女の胸元に注意!


  • サンディエゴ 写真

    Salk博士は「ピカソに見せたい」と言っていたのですが、それは叶いませんでした。

    しかし、話は意外な方向に。

    ピカソと晩年を過し、Tiffaniの宝飾品のデザインで有名なパロマ・ピカソを生んだフランソワーズ・ジロー(Frqncoise Gilot)がここを訪れ、Salk博士と知り合い結婚して今に至っています。

    そしていま事務棟で彼女の作品を展示していました。

    ピカソには見せられなかったけれど、ピカソが愛した女性と結ばれる縁を作ったSalk Institute。Salk博士の望みをカーンは立派に実現したのでした。


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参考になりました♪返事を書く

by KAZZさん | 2009年01月06日 14:00

検索していてこの旅行記を拝見いたしました。

近々子供が、この研究所に就職活動?に行くようです。

研究員としてのステップの一つが、叶うとよいのですが。


しかし、とても素晴らしい建物と環境のようですね!

RE: 参考になりました♪返事を書く
by Tedさん | 2009年01月06日 16:53

KAZZさん、こんにちは

訪問ありがとうございます。

> 近々子供が、この研究所に就職活動?に行くようです。
>
> 研究員としてのステップの一つが、叶うとよいのですが。

それは素晴らしい!
きっとかなうと思いますよ。

この研究所は、本当に素晴らしい所のようです。
もちろんそこにいる研究者も「超」一流です。

> しかし、とても素晴らしい建物と環境のようですね!

池の先にあるテラスのカフェーは、コーヒーが美味しく無いと案内の人がいってました。入口右手の屋台の方が良いそうです。私も屋台で飲みましたが美味しかったです。

これからもよろしく

Ted

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シンプルだけど・・・返事を書く

by トラッキー☆さん | 2008年10月27日 13:45

Tedさん、こんにちは☆

学生時代、サンディエゴで3週間ほど滞在したことがあります。
ソーク生物学研究所・・・サンディエゴにこんな建物があるなんて知りませんでした。
1966年完成とは思えないモダンな建物!!
一見の価値がありますねぇ。
パッと見、シンプルだけど、細部にまで凝ったデザインが好きです。

ありがとうございました☆

トラッキー☆

RE: シンプルだけど・・・返事を書く
by Tedさん | 2008年10月27日 15:09

こんばんは、トラッキー☆さん

訪問ありがとうございます。

> 学生時代、サンディエゴで3週間ほど滞在したことがあります。
サンディエゴで過された他のですね。良いなあ。
あんな気候の良い所で過されたのですね。

> ソーク生物学研究所・・・サンディエゴにこんな建物があるなんて知りませんでした。
私も、日経新聞の米国建築の記事を読むまで知りませんでした。
本当に素敵な建物でした。

> パッと見、シンプルだけど、細部にまで凝ったデザインが好きです。
そうですね。訪問してみてますます好きになりました。

見学会に参加しなくても、静かに外を見るだけならいつでもOKみたいですよ。
そうそう、コーヒーは、海の見えるカフェーよりも、入り口右(北)にあるスタンドの方が美味しいそうです(笑)

Ted

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羨ましい〜返事を書く

by dana7さん | 2008年10月27日 13:19

Tedさん
こんにちは、dana7です。
お久しぶりです。

でこのソーク研究所!行かれたんですね〜
なんと羨ましいっ!!!!!!
映画「My Architect」も見ましたよ。
研究所というより、モダンなリゾートホテルのような雰囲気ですよね。
貴重な旅行記を楽しませていただきました(*^O^*)

ではまたお邪魔します♪

dana7

RE: 羨ましい〜返事を書く
by Tedさん | 2008年10月27日 14:15

dana7さん、お久しぶりです

コメントありがとうございます(^^)

> でこのソーク研究所!行かれたんですね〜
ソーク研究所は、日経新聞の米国建築ベストテンで知ってからいつか行って見たいと思っていたのですが、ようやく実現しました。
サンディエゴには仕事で時々行っていたのですが、ようやく行けました。

> 映画「My Architect」も見ましたよ。
えっ、そんな映画あるのですか。早速見てみなくっちゃ。

> 研究所というより、モダンなリゾートホテルのような雰囲気ですよね。
外見はそうですね。
でも、研究棟部分は、機材が自由に置けるように柱が無いなど、機能美を追求しているようです。天井のダクト室が作業しやすいように大きいのも気に入りました。

サンディエゴと言うと、シーワールドや、動物園、ラホヤが有名ですが、こちらにもぜひ訪問してみてくださいね。ラホヤのすぐ北です。

Ted

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空へのファサード返事を書く

by yosshiさん | 2008年10月27日 10:28

TEDさん、こんにちは。
PC 無事退院してきたんですね。
よかったよかった。。。。

この研究所もホント、すごいインパクトがありますね。
超近未来のようなのに、古代ローマの遺跡を思い出させるような。。。。
空へのファサード。。。。素敵ですね。
前に、TEDさんに教えて頂いた、キンベル美術館とこれは、対照的に、ぜんぜん違った建築みたいですが、、、どちらもとても素晴らしいです。

また、いいものを教えていただきました。ありがとうございます。

RE: 空へのファサード返事を書く
by Tedさん | 2008年10月27日 13:33

Yosshiさん、こんばんは

> PC 無事退院してきたんですね。
そうだと良いのですが、まだ入院中。
結局PCの回路をすべて取り替えることになって、今部品がくるの待ってます(^^:
以前使っていたふるいPCをだましだまし使っています。

> 超近未来のようなのに、古代ローマの遺跡を思い出させるような。。。。
いってみてそう思い増した。きっと長く皆から「すばらしい!」と言われる建築だと思いました。

> 空へのファサード。。。。素敵ですね。
ルイス・カーンは、キンベル美術館で知りましたが、アメリカの誇る建築家だと思います。近代建築と言うと、日本ではロンシャン礼拝堂を建てたル・コルビジェが有名ですが、実際に建築をみてカーンも本当に素敵だと思いました。

案内は毎日12時からですが、それ以外でも、静かに見て回ならいつでもOKみたいですよ。

ラホヤのチョッと北です。サンディエゴに行ったとき、立ち寄ってみてください。TorreyPinesScenicDr路駐できます。

Ted

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  • 誕生日:03月20日
  • 登録:2006年05月07日

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