2002夏、中国旅行記3(13):6月22日(1)香港・ビクトリアピーク展望台:旅人のくまさんさんの旅行ブログ
<2002年6月22日(土)>
昨日夜、桂林を飛び立った時は、天候が崩れていました。今回の旅行は、本当に天候に恵まれていて、こんな移動の時間にだけはよく雨に遭いました。一日違いとは言え、1時間あまりのフライトで、ここ香港では好天でした。
昨晩、2日前に日本から香港に到着したときに遭ったガイドのホウさんとは、全員トラブルも無く再会できました。空港からホテルまで1時間程の距離を車で送って戴きました。メンバーの内、1組だけが別のホテルでしたが、歩いても行ける近くの場所でした。
<ビクトリアピーク展望台>
泊ったホテルはリーガル・カオルーン・ホンコンです。カオルーンは九龍のことです。昨晩、ホウさんとは6時モーニングコール、7時食事、7時50分出発で約束してありました。今日はフルタイムでの香港市内見学です。
予定通り2つのホテルで総勢10名が集合し、最初にビクトリアピークに向かいました。100万ドルの夜景を見るのに最適の場所のようです。しかし、今は未だ昼間です。
ホウさんの話では、普段の市内は交通渋滞で大変のようです。今日は土曜日なので、サラリーマンの半数近くが休日だそうです。その分、道路が空いていました。しかし、それでも相当な渋滞でした。
「渋滞を見越して、早めに出発しました」
ともお聞きしました。目的のビクトリアピークは、ビクトリア湾を挟んで、九龍地区の南側になります。
「マイクロバスで麓まで行き、ピークトラムで頂上へ向かいます。マイクロバスは、自動車道を通って頂上の駐車場へ向かいます」
と、ホウさんが説明してくれました。車ですと、きつい坂道を登って、相当に時間がかかるようです。
ピークトラムは最大斜度30度の坂道を難なく登っていきました。頂上近くの見晴らしのいい場所に差し掛かると、一時停車をして眺望を楽しませてくれました。乗る前にホウさんが教えてくれましたが、
「ピークトラムには冷房装置がありませんので、暑さは覚悟して置いてください」
の話の通り、未だ早い時間と言うのに、香港の日差しはきつくなってきました。
頂上駅に到着しますと、見晴らしのいい場所でホウさんが香港の地形を少し説明してくれました。その要旨です。
「山の中腹や頂上付近の建物は、高級住宅街です。借りようとすれば、家賃が30万円は下りません」
「香港は熱さがきついので、お金持ちは少しでも涼しい場所を探して、風が通る場所に家を建てました」
「今は中国人も住めますが、返還前は居住制限があり、イギリス人だけの居住地でした」
と言った話でした。香港の住宅事情は厳しいらしく、新しい公営住宅を申し込んでも、入居まで短くて5年、10年程はかかるというのには、少なからず驚きました。
10階建位の旧い公営住宅は、更に高層のものに建替えられているといいます。中心部に個人住宅は皆無で、全て高層ビルだそうです。土地は全て国家の所有担っています。これは、多分中国への返還の前からのことです。
小1時間の自由時間を付近を散策しながら過ごしました。ビルの外は厳しい暑さなので、つい、冷房が効いた建物に中に逃げ込みました。
<これぞ香港、タイル張りの仏像>
麓で別れたマイクロバスは、頂上の駐車場に到着していました。その場所まで、ホウさんの案内で歩いて行きました。直ぐ近くのばしょでした。
次の見学地は、レパルス・ベイ、漢字で浅水湾と書きます。レパルス・ベイビーチ、海水浴場がある場所です。ビクトリアピークを下って少し東に回りこんだ南側に位置します。土曜日の午前中なので、まだ人出はそれ程でなかったですが、土曜日でも午後は満員になると言います。日曜日は超満員になるそうです。
この海水浴場には多くの仏像がひしめき合っていました。それこそ、「これが香港!」と叫びたくなる景観でした。写真にも沢山収めましたが、現世のご利益を目指して、実に色んな仏像が立ち並んでいました。まるで仏像の展示場と言った観がありました。
素晴らしい肢体の天女がいたり、七福神がいたり、大きな魚や、狛犬の行列があったりです。台座だけでなく、仏像にもタイルが嵌め込まれて、きらびやかな色を出していたのにもビックリしました。
この場所にガイドさんが案内してくれたのは、記念撮影の友達の商売の手助けだったのでしょう。あちこちと付いてきて、写真を撮ってくれました。
「夕方にはホテルへ届けますが、買っても買わなくてもいいです」
という話でした。立派な写真機だったので、全員が写った1枚だけを買い求めました。スキャナで取り込んで、この小冊子に収めるためです。
マイクロバスの運転手さんはバスを木陰に停めて、暑さ対策をやってくれていました。こんな気遣いが嬉しいことです。停める場所を探すだけでも大変な場所だけに尚更でした。
<街中の寺院、黄大仙>
黄大仙は、香港市内で見る事ができる数少ない道教寺院です。もとは、広州黄沙にあったのが、1915年に香港に移されたものです。
ガイドのホウさんの説明では、
「元は香港の別の場所にありましたが、手狭だったので、ここに移されました」
と言います。ガイドブックでは、『1973年に再建された』と、ありますので、その時のことでしょう。ホウさんによれば、
「狭い香港の中心地で、偶然に広い土地が見付かりました」
とも説明されていました。『街中に取り残された寺院』と、最初は思っていたものの、現在の地に移ってきてからは日が浅いようです。
この道教寺院の名物は、境内にずらりと並んだ占い師の店です。そっと覗いてみましたら、何十軒もが店を並べていまし。しかし、お休みの店が目立ちました。大きな線香とお供え物、当たり前の事ですが、どちらの道教寺院も同じようです。
お供え物は、持ち帰るしきたりも同じでした。大きな風呂敷包みのお供え物を見て、ホウさんが皆さんに中身を質問しました。誰も正解はありませんでしたが、答は『小豚の丸焼き』でした。
これは、特別に大切なお供えのようです。備えた後は、持ち帰って一家で食すると言います。少し雨が降り始めましたが、傘を差すほどの強さではありませんでした。ホウさんの言う『晴れのち曇り、時々雨』の一環です。
<ショッピング、免税店>
香港にめぼしい見学コースは少ないようです。3ヶ所回りましたら、後はショッピングの店巡りです。もともと、ショッピングが日本人好みのツアーコースだったためかも知れません。貴金属店、免税店、シルクの店、何れも中途半端な金ではどうしようもない店です。
ホウさんは、
「香港名物は贋ブランドです」
とも紹介していました。その説明です。
「本物とそっくりの品が半額以下で買えます。品物はいいので、香港では贋を承知でみんな使っています」
「贋ブランドの専門店もあります。ご希望があれば案内します」
と言いながら、自分の持ち物の時計を外して回覧してくれました。しかし、希望者はいませんでした。
香港で
仏像は西向き北向き東向き現世ご利益笑顔で賜う
シドニーの湾を思いつ香港の白き雲立つ頂に居り
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