2006春、韓国紀行15(11):4月30日(1)ソウル郊外・チャングム・テーマパーク:旅人のくまさんさんの旅行ブログ
<2006年4月30日(日)>
今回旅行の一番の目的地が『紅島見学』でしたが、もう一つが今日の『チャングム・テーマパーク』見学でした。少し曇りがちの天候となりましたが、天気予報では、雨の心配は無いようでした。
ソウル・ビズでの宿の予約は1泊だけでしたから、全員荷物を纏めての出発でした。朝食は、簡単な物が用意されていましたから、ソウル・ビズの食堂で済ませました。コーヒーとトーストだけの、コンチネンタル・スタイルでした。
<チャングム・テーマパークへ>
チャングム・テーマパークは、ソウル郊外の京畿道(キョンギド)の楊州(ヤンジュ)にあります。日本を始め、アジア各国で放送された韓国のMBCの大河ドラマです。日本では、『チャングムの誓い』と訳されていますが、原題は『大長今(テ・チャングム)』です。そのオープンセットがある場所です。
2000坪の土地に建てられた大セット場です。『チャングムの誓い』だけでなく、『ホジュン』や『英雄時代』などの人気の時代ドラマがたくさん撮影されたところです。
ホテルの最寄り駅3号線の乙支路3街(ウルチロサムガ)から1つ北の鐘路3街(チョンノサンガ)駅で1号線に乗換え、終点の議場府(ウィジョンプ)駅まで向かいました。議場府駅からは、更に1駅先の議場府北部(ウィジョンプ・プップ)駅まで電車で向かいました。ここが現在の終点駅ですが、更に延長工事が行われているようでした。
議場府北部駅から、テーマパークまではバスでの移動です。ソウルナビ情報では、『駅を背に前方にある大通りに出ます。陸橋を渡ってすぐ右へ少し行くとバス停留所があります。そこから30番バスのうち『ゴルフ場行き』に乗って約30分、MBC文化村の前で下車します』と案内されていました。暫く待って、そのバスに乗ることが出来ました。
<『チャングムの誓い』のあらすじ>
『チャングムの誓い』のストーリーを簡単に説明しておきます。以前にBSで放送されましたが、現在はNHKで放映中です。台湾では、大ヒットだった『冬のソナタ』より大人気になったとされます。
このドラマの韓国語のタイトルは、『大長今』です。李氏朝鮮時代の中宗の時に、賤民から御医(国王の主治医)まで上がった実在人物、ソ・チャングム(徐長今)という一人の女性の一代記を描いたドラマです。ただし、フィクションが多いドラマの台本になっているようです。
幼い頃に親をなくしたチャングムは、宮中の宴会料理を担当していたカン・ドック夫妻に育てられ、母の遺言に従って、官女になるために宮廷に入ります。この時の可愛い子役が、印象に残りました。
好奇心旺盛で、おっちょこちょいではあるけれど、生まれつきの味覚の才能と賢さで、ハンサングン(韓尚宮[正五位の女官])として認められるまでになります。
しかし、周りの妬みを買って『カモ事件』に巻き込まれ、遠く済州島に転属されてしまいます。ところが、そこでチャングムは『医女』と出会い、彼女から医術を習って、今度は『医女』として再び宮中へ上がります。
困難や陰謀にも屈せず、医術の功績をあげ、王から絶大な信頼を受けるまでになります。紆余曲折の後、遂に中宗の『御医』(国王の主治医)になるというストーリーです。
男女差別が厳しかった時代に、賤民出身の女性が『御医』まで上りつめたのは奇跡に近いことで、それだけ人柄とともにチャングムの医術が優れていた証拠とされます。三国時代から新羅、高麗、そして朝鮮時代から今日まで、チャングムは唯一の女性主治医とされています。
以上は、『ソウルナビ情報』を参照させて頂きました。日本に招かれた女性脚本家の方が、文献調査の中で、女性と思しき『御医』を見つけ、創作意欲を掻き立てられたと、テレビ番組で話されていました。
<チャングム・テーマパーク見学>
『ソウルナビ情報』に紹介してあったように、約30分でテーマパーク前に到着しました。梨畑が広がる、山懐の片田舎でした。その梨の白い花が満開でした。
バス停からテーマパークの入口までは、300m程です。歩いても僅かな距離でした。入場料の5千ウォンは、共用のお金から支払ってもらいました。入口横の事務所で手荷物を預かっていただきましたから、身軽になって見学をすることが出来ました。日本語パンフレットも用意してありましたから、中々親切でした。
ドラマ『大長今』は、地元韓国では2003年9月から2004年の3月まで放送され、韓国内でも高視聴率を記録しました。その魅力の一つが、宮廷の衣装や遊び、宮中の料理について、ドラマの中で詳しく紹介されていることでした。これがきっかけで、韓国内に宮廷料理ブームが巻き起こりました。このことは、日本のテレビでも紹介していました。
日本語パンフレットにも記載してあったように、当時の建物、什器類をセットした場所に、ドラマ出演者の等身大の切り抜き写真がセットされ、ビデオ放映もされていました。
一通り、デジカメ撮影を終えて、テーマパークを後にしました。主な見所だけを列挙しておきます。まず、入口に当たる『宮殿の門』、王様が住む『大殿(テジョン)』、『大殿行脚と遊び場』、配膳を行う台所の『退膳間(テソンガン)』、罪人を監禁する『獄舎(オクサ)』、あずまやの『チョンジャ』、罪人取調べ場の『客舎(ケクサ)』、宮中の食材を取り扱う役所の『司オン院(サオンウォン)』、王様の食事を調理する台所の『水刺間(スラッカン)』、宮殿で使われる醤や塩辛類を保存しておく『醤庫(チャンゴ)』、先王の皇后がすむ宮殿の『大妃殿(デビジョン)』などです。
宮殿の後門の前にある川を渡ると村があり、こちらでも『大長今』の撮影セットの一部となっていました。濁り酒や健康飲料の販売なども販売されていました。
<仁川へ直行、昼食、そして第1陣帰国>
始発の議場府北部駅から、終点の仁川駅まで、1号線の全線に乗りました。1時間半ほどはかかったようです。遅い昼食は、その仁川の中華街にしました。韓国で唯一の中華街とされます。
インチョン国際空港行きのバス停が仁川駅前にありますから、中華街からは僅かの時間で行くことが出来ます。15時半頃のバスで、Kwさんご夫妻をお見送りして、3泊4日の第1陣の帰国となりました。
<東仁川散策、夕食>
中華街の中の旅館に投宿した後、夕食の前に、4人揃って東仁川市街方面の見学をしました。歩道がカラー舗装される等、市街整備がされていましたが、肝心の店舗に空き家が目立ちました。
散策と同時に、夕食のお店探しでしたが、余り、ぱっとしたお店は見付かりませんでした。結局、定食のお店に入りました。朝と同じスンドゥプチゲを注文しました。炊き込みご飯付きでした。
チャングム・テーマパークで
蘇る絵巻の里や山若葉
梨の花静まる里の緩斜面
春野菜旬を調理す水刺間(スラッカン)
連翹や若葉に譲り隠れ咲く
山茱萸の花や腰掛け仰ぎ見る
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