2001春、韓国紀行8(2):4月29日:名古屋国際空港出発、釜山へ、いつもの安宿:旅人のくまさんさんの旅行ブログ

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2001春、韓国紀行8(2):4月29日:名古屋国際空港出発、釜山へ、いつもの安宿

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2001春、韓国紀行8(2):4月29日:名古屋国際空港出発、釜山へ、いつもの安宿

<2001年4月29日(日)>

<出発>
 「家出」では誤解されましし、「旅立ち」では大袈裟過ぎます。それで、出発と中見出しを付けました。今日から4泊5日の小旅行、気まま旅の始まりです。
 4月に始まるゴールデンウィークの頃には、もう燕が日本に渡ってきていて、急旋回・急降下で飛び回っています。この燕に見送られての旅の始まりです。芭蕉の「奥の細道」のように「鳥鳴き魚の目に涙」の旅の始まりではないものの、この時期、飛燕に旅の始まりを実感することが多くあります。

<西春での乗り換え>
 地下鉄鶴舞線は全線開通し、北西は犬山、江南まで、東南は豊田市まで接続されています。余裕を持って家を出ましたので、特に地下鉄ダイヤを調べることも、ありませんでした。
 それでも、乗り換えなしで西春まで到着しました。早めに家を出たのは、この西春駅付近を写真に撮っておきたかったためです。
 その写真は、この書冊子の写真編に収めました。躑躅(つつじ)が満開で、ハナミズキも盛りは過ぎたものの、十分に観賞できました。何より、欅(ケヤキ)等の新緑がみずみずしく、素晴らしい時期でした。

<名古屋国際空港>
 午後の便なので、Muさんとは12時に名古屋国際空港で待ち合わせました。何人かの人に声を掛けてありましたが、「韓国・現地集合」に近かったので、結局、2人旅になりました。
 連休が始まったと言うのに、空港はほとんど混雑していませんでした。意外な思いがしました。5月1日と2日が平日なので、ピークが分散したためのようでした。それにしても、高速道路の混雑ピークが29日であるとのテレビ報道との違いが、よく理解できませんでした。
 搭乗手続きを先に済ませて、昼食を摂ることにしました。国際線より、国内線のほうが食堂の数が多いので、シャトルバスで移動しました。一膳飯屋のような店に入り、和食を頼みました。生ビールも置いてありましたので、中ジョッキを頼みました。先払いで、待ち時間がないのがいいし、安いのもまたいいお店です。これで、暫くは和食とのお別れです。

<釜山到着>
 釜山までの空の旅は実に短いものです。実際、1時間30分もかかりませんので、国内旅行と全く同じか、短い感じです。
 名古屋空港を飛び立った後は、すぐに日本海側に出て、海上を飛行します。途中、気流が乱れることもほとんど経験したことがありません。機内では、サンドイッチなどの軽食と、缶ビール1本がお決まりコースです。機内サービスは韓国の方なので、
 「ケンメクチュ チュセヨ(カンビールを頂戴)」
 と、早速ハングル会話の練習です。ビールの発音は、メッチュで十分に通じます。
 雲の上を飛んでいるうちは、地上の天候を気にすることもありませんでした。しかし、厚い雲を潜ると、窓ガラスを真横に雨滴が流れ始め、視界も全く利かなくなりました。
 案の定、釜山は雨でした。しかし、その雨は大した降り方ではありませんでした。恵みの雨、穀雨と思えば、雨もまた善しです。「春雨じゃ、濡れて行こう」の世界です。

<空港のタクシーにはご注意>
 空港を出て釜山市中心部に向かうバスを待っている時、タクシーの運転手さんが近寄ってきました。
 「リムジンバスでも4500ウォンします。タクシーで5000ウォンですから乗りませんか?」
 と日本語で話し掛けてきました。写真入の名刺も渡してくれました。それで、雨も降っていることだし、タクシーを頼むことにしました。前払いで2人分の1万ウォンを渡して、ワゴン車に乗り込みました。最初は、少し安すぎる感じもしましたが、
 「ジャンボタクシーだから安いんではないか?」
 と、思っていました。ところが、空港内を走っている内に、クラクションを 鳴らして別のタクシーを停め
 「そちらのタクシーに移って欲しい。お金は返すから」
 と言って、ジャンボタクシーを停めました。独り言のように、
 「私の(目的の)客ではなかった」
 言っているのが聞こえました。
 「約束が違う。元の位置まで戻って!」
 と強く言って、そのタクシーには乗らず、バス停まで戻ってもらいました。結局、空港内道路を1周してしまいました。私達と会話しているうちに
 「安宿にしか泊まらない、儲からない客は相手にしない」
 と、言うことになったようです。高級ホテルに案内し、夜の部の世話も期待したかったのかも知れません。
 実害はなかったものの、もし、別のタクシーに乗り移れば、正規料金でも、2、3万ウォンは請求されたはずです。場合によっては、その倍位かも知れません。
 すべてのタクシーが悪徳と言うわけでは、決してありませんが、くれぐれも、空港などの客引きタクシーには、注意が必要です。待ち合わせも、到着ロビーではなく、出発ロビーを利用するのが賢明です。こちらであれば、客引きに出合うことはほとんどありません。

<釜山の中心部へ>
 改めてバス停で中央洞(チュウォンドン)か、南浦洞(ナンポドン)付近に行く路線番号を調べて、待つことにしました。ところが、中々、目的のバスは来ませんでした。ほとんどのバスが、西面(ソミョン)方面行きでした。西面方面に行く同じ路線番号のバスが何台も通り過ぎたので、些か、あせってきました。
 それでも、小1時間程もしたら、目的の路線バスがやってきました。やれやれといったところです。翌日KALの事務所で、空港行きのリムジンバスの切符を買いましたら、4500ウォンでしたから、先程の運転手さんの言ったことは間違いではありませんでした。
しかし、この路線バスは1200ウォンなので、はるかに安い値段です。1時間ほどバスに乗って、僅か120円と喩えたら、もっと分かりやすいでしょうか。 

<釜山の定宿、ソウル荘旅館>
 荷物を持ったままの行動は鬱陶しいので、バスを降りた後は、先に宿を探すことにしました。今回も、いっさいの宿の予約はしていません。それで、場所も地下鉄に便利だし、安い値段なので、昨年も泊まった「ソウル荘旅館」を探すことにしました。
 地下鉄か国鉄の駅からだと問題ありませんでしたが、空港から乗ったバスが大回りをして、少し方向感覚が無くなってしまいました。それで、釜山タワーを目当てに大まかな方向を決めて探し歩き出しました。
 多少、回り道をしましたが、無事目的の旅館に行き着くことが出来ました。早速、荷物を部屋に置いて、釜山の散策に出かけました。
 ところで、ソウル荘旅館には、この5、6年間で4、5度は泊まりましたが、値段が少しずつ上がってきています。旅行記を読み返せば、どこかに書いて置いたかも知れません。
 私がこの旅館に最初に泊まった時は、1700ウォンだったような記憶があります。それから計算すると、5割近くも値上がりしていることになります。しかし、それでも2500円弱なので、いつも泊まっている安心料を込みと思えば安いものです。
 こんな話の一部を、空港のタクシーの運転手さんに話したので、儲からない客は降ろされたのかも知れません。
 部屋はオンドルになっていますが、プサン辺りでは、この時期、暖房にはなっていませんでした。同じ時期でも、ソウル辺りまで北に上りますと、オンドルが使われていることがあります。

<チャガルチ市場>
 宿からは、地下鉄が便利です。それで1駅だけですが地下鉄に乗ってチャガルチ市場に向かいました。乗った駅は南浦洞(ナンポドン)駅、降りた駅は市場の名前と同じ、チャガルチ駅です。
 このチャガルチの地名の英語表記は、『Ja』で始まるジャガルッチだったり、『Cha』ではじまるチャガルチであったりします。パンフレット類でも、同様です。この違いは、大したことではありません。釜山の場合も、Pではじまるプサンであったり、Bではじまるブサンとなっていたりします。表記を統一するようなことはしないのが、韓国式のようです。ケンチャナヨの世界でしょうか。
 ところで、多くの地名が漢字表記のハングル読みであるのに対し、この地名だけは、日本語パンフレットでカタカナ表示になっています。それで、ガイドブックなどで調べましたら、この地名は韓国の固有語で、「小石、あるいは小石の鳴る音」に由来していることが分かりました。
 そういえば、チャガルチは海に近く、しかも岩山の多い地形に位置しています。魚市場としては韓国有数であり、ひょっとしたら、韓国最大の魚の町であるかも知れません。
 夕方になりましたし、いろいろ食べてみたい料理もありましたので、まずは、チャガルチに近い店で、軽く食事を摂る事としました。ヘムルパージョン(海産物を使ったネギお好み焼き)を1つと、焼き魚を食べました。店先でパージョンを焼いていて、つい、その匂いに負けて、店に入ってしまったのが本当のところです。
 魚は、最初は鯵(アジ)の一夜干しかと思いましたが、店先で確認したところ、鯖(サバ)だと言うことを教えてもらいました。油を引いて焼き上げてありました。どちらかと言えば、蒸し焼きに近い料理です。ビールと焼酎を1本ずつ頼んで、2人前、締めて1100円ほどでした。

<生ビール(センメクチュ)の店>
 ヘムルパージョンと魚だけでは少し、お腹が空いたので、その夜、宿の近くの店で、生ビールを飲みました。新装開店して間もない店です。建物としては、宿の北隣、店の入口では3つ目です。
 日本人客と分かると、英語で話しかけてきました。それで、生ビールの大ジョッキと鳥料理を頼みました。注文を取りに来たのは、なかなか感じのいい、若い店長さんと思(おぼ)しき人でした。
 大ジョッキは、500ミリと1000ミリリットルと容量表示してありました。1000ミリリットルは760ミリのビールの大瓶より多いので、日本で言えば特大ジョッキか特特大ジョッキクラスです。値段から言えば、得得ジョッキだったと言えます。
 この店長さんらしき人は、勘定の時、端数を負けてくれて、
 「ディスカウントです」
 と、言ってくれました。このお店、定宿の近くであり、また、訪れる機会があるかも知れません。


  名古屋・天白にて
 燕や韓と日本に飛び別れ

  西春駅にて
 藤棚に憩う人なし午後の旅

 紅躑躅目に焼付けて空の旅

  釜山へ向かう機内にて
 去年今年海と空から韓の春

 春雨を窓に眺めて旅速し

 春雨や横に糸引く円き窓

 島影の縁取り白し春の海

  釜山に降り立って
 春の雲潜りて釜山や午後の雨

 出迎は金海(キメ)の空港春の雨

 穀雨也思えば旅もまた楽し

  釜山の街で
 蔦若葉古き館は蘇る

 行着きてまた折返したる蔦若葉

  チャガルチ市場で
 川蜷と後で識りたる引屋台

エリア: アジア >>韓国 >>プサン(釜山)
テーマ: 特になし・その他(観光)
時期: 2001年04月29日〜05月03日
投稿日: 2007年05月25日
写真: 全19枚
満足度: 評価なし
観光: 評価なし
ホテル: 評価なし
グルメ・レストラン: 評価なし
ショッピング: 評価なし
交通: 評価なし
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旅人のくまさんさん
  • 登録:2007年03月20日

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