マルタ? 騎士団 諸処

2008/05/11 - 2008/05/17

世界一美しいとされるグランド・ハーバーのクルーズ中、
聖ヨハネ騎士団の建設によるヴァレッタの堅固な城砦、城壁等を舟上より ゆっくり眺めた時、
その威容を漠然と乍ら感じ知り得たように思う。
その中でセングレア岬の突端にある監視塔は彫刻されている
目、耳＆鳥（フラミンゴ）のせいかユーモラス？感さえ醸し出しているが、
これは穏やかな地中海性気候も相俟っているのかも。
十字軍騎士団からヨハネ更にマルタ騎士団に至る迄　書で凡そは
掴んだが、やはり　この気候は過去の戦い等をも中和してしまいそうだ。

エリア マルタ

• 同行者: 友人
• 航空会社: エミレーツ航空

ヴァレッタの対岸に位置するスリー・シティの
一つヴィットリオーザ。トルコ軍との戦いでの戦勝を
記念してつけられた名前。更にその記念像が町の
中央に位置するヴィクトリー広場にあった。
ヴィットリオーザは騎士団が最初に居住した場所だけ
あり、マルタ十字（騎士団の紋章）が所々に見られ、建物などにも当時の面影がある・・・らしい。

スリーシティの一つセングレアの岬の先端にある
セーフヘブン公園。ここで一番に目につくのが
表紙のように この監視塔。
監視塔の象徴がフラミンゴと耳と目（下の写真）。

マルタのあちこちに監視塔あれど　このような
彫刻があるのはここだけ。

これが監視塔の目。
この目で睨まれたら、躊躇する？

監視塔の中に入り、覗き窓から湾と要塞堅固な
ヴァレッタを見る。

マルタは敬虔なカトリック信者の国。
何処を歩いてても教会が目に入る。
しかし、聖職者にはなかなか会えないなと
思ってた矢先、この公園でお見掛けした。
で、写真を撮らせて欲しいとお願いしたら
即座にＯＫ。とても いいお顔である。
有難うございました†

この奥に目、耳の彫刻された監視塔がある。

漁村マルサシュロックの埠頭の広場にある
聖母ポンペイ教区教会。
この鐘楼の中央に立つ聖母マリアは舟に乗って
いる！珍しい！
漁に出る人の安全を願い、且つ祝福しているという。

マルタの小舟の舳先には目を描くのが習慣化されて
いる。これは海難事故を予知して回避することを願ってのこと。護符のようなものかな？

それにしてもまつ毛がクッキリと可愛い目だ。

世界で最も古いとされる、マルタの国旗。
赤の部分が右側に はためく写真を撮りたかったが・・・。

騎士団の宿舎の内部通路で見かけたマリア像の図。
何処で見かけても新鮮な花が飾られている。
神への執り成しは やはりマリアの力が絶大。

ヴィットリオーザは整然としたヴァレッタと違い、
小道が入り組んでいる。その狭い通りに
イギリス騎士団の宿舎があった。

簡素ながら、咲いている花逹のせいもあり
今や静謐さを感ずる。

この宿舎を、イギリス女王エリザベス2世の夫君
エディンバラ公が２００７年に訪問された時の写真が掲示
されていた。

イギリス団のオーベルジュ（宿舎）であるとの
説明が見られる。

聖ヨハネ騎士団の建設による聖ローレンス教会。
イギリスの支配（騎士団の時代が過ぎて後、
イギリスの統治になっていた）から独立した記念のフリーダム・モニュメントが教会前にある・・・らしいが・・・？

堂々とした立派なバロック様式の建物である。

或る玄関のドア。
「赤ちゃん誕生」を示すリース発見！
巻いてあるテープの色が青色なら男の子
ピンク色なら女の子。

この家には男の子が誕生したのだ。
何だか幸せのおすそ分けをいただいたみたいで♪

土地々々の習慣は興味深い

日本同様、海に囲まれたマルタも新鮮な魚が
食卓に並ぶ。
しかし、マルタは海流が少ない。従って魚の種類も
少ない。

ビクトリー広場で見かけた移動魚屋さん（車）。
確かに少ない。

(折りしも日本では一斉休漁！）
魚派の私は・・・。

その魚料理。ランプーキ（シイラ）を食べた。
淡白だが、オリーブ・オイルなどの調味で
美味の部類に入るかな。
それにしても大きい。片身そのままがデンと
二切れ・・・見ただけで満腹！？
でも完食したのだ！？

実?蕾？が薬味、調味料に使われるケッパーの花。
オリーブの実に似ている。
酢漬けが瓶詰めで売られていた。


いずれにしても綺麗な花！

ざくろの花。原産地は中近東なので遠からず近からず？

ハーバー・クルーズの折、船上から撮った
バレッタの城壁。ドームはカーマライト教会で
ドーム型の屋根と対照的な尖塔は聖パウロ教会。
好対照だ。

バレッタの城砦化がよく分かる。
左奥は聖パウロ教会の尖塔が見える。