銀山と温泉と地ビールと3 〜大森の街並み〜:旅猫さんの旅行ブログ
羅漢寺を後にして、江戸幕府直轄地であった石見銀山を支配した代官所を中心に発展した大森の町並みを散策します。
武家や商家の遺宅、社寺などが混在する古い街並みが続く大森は、「大森銀山重要伝統的建造物群保存地区」として指定されています。
時折強く降る雨の中、路地へ入ったり、銀山川沿いの遺跡を見たりしながら、のんびりと散策を楽しみました。
世界遺産登録を控えている石見銀山地区も、まだまだ観光客の姿は疎らで、静かな街並みを歩くことが出来たのは良かった。
大森代官所の前の食事処で、太田市駅から車に乗せてきてくれた男性(ずっと待っていてくれた)と昼食を食べた後、石見城跡〜琴ヶ浜〜三瓶山麓〜須佐神社〜立久恵峡とドライブ。
何と、この日の宿であった出雲市駅前のホテルまで送ってくれたのです。
大田市駅で出会ってから7時間半が経っていました。
素晴らしい出会いに、改めて感謝します。
右側にある立派な建物は、石見銀山御料の郷宿(公用で出かける村役人等の指定宿)だった泉屋(現金森家)で、外壁は漆喰で塗籠められ、軒瓦には家紋が入れられています。
寛政12年(1800)の大火での焼失を免れた建物らしく、街並みの中で最も古い建物らしい。
石見銀山代官所の地役人だった阿部家の屋敷。
天井板に、寛政元年(1789)の墨書きがあることから、こちらも大火前に建てられたものらしい。
大森の古い家は、今でも人が住んでいるものが多く、迷惑にならないように注意が必要。
人が住まなくなり、少し荒れていますが、これも県指定史跡の代官所同心柳原家の遺宅。
柳原氏は、江戸中期から代官所附役人となり、銀山の口留番所に勤務していたそうです。
銀山川が町を横切る手前にあった大森町並み交流センター。
元は、明治23年に建てられた大森區裁判所です。
昭和20年代まで使われていたそうです。
銀山川を渡ると、町並みが「く」の字型に折れ、そこには石城と呼ばれる岩盤があり、上には、代官所の祈願寺だった観世音寺が建っていました。
石段を登ると朱色の山門があります。
先ほど見てきた五百羅漢は、この観世音寺の住職だった月海浄印(げっかいじょういん)による発願。
小さなお堂が印象的だった。
代官所跡が近付いてくると、右手に大きな建物が見えてきました。
国の重要文化財に指定されている熊谷家住宅です。熊谷家は、代々町役人を勤めた家柄で、大森の町では最も大きな建物です。
昨年、修復工事が終わったばかりで、とてもきれいでした。
ついに代官所跡に到着。
ここには、明治35年(1902)に建てられた邇摩郡役所があり、現在、石見銀山資料館となっています。
ちなみに、代官所時代の遺構として、表門と長屋、枯山水の庭園などがありました。
勝源寺の山門には、宮大工の手による竜の彫刻があります。
余りに精巧なため、夜な夜な水を飲みに抜け出したという伝説があるそうです。
最後に、代官所跡の並びに建つ城上神社を訪れた。
拝殿の格子天上には、文化15年(1818)に、三瓶の絵師による極彩色の鳴き竜が描かれていました。下に立って手を叩いてみたら、微かに音が響きました。
境内には、不思議な伝説を持つ「亀石」などもある。
代官所跡近くの店で出雲そばを味わった後、石見銀山を離れることにしました。
大田市駅から乗せてくれた男性(ずっと待っていてくれた)の車で、この後、思わぬドライブとなりました。
これは、途中にあった銀山防衛のために設けられた石見城の跡。
三瓶山麓を通る頃には暗くなり、景色はほとんど見えず、夜の須佐神社に参拝後、懐かしい立久恵峡を走り抜け、今宵の宿へ到着。
偶然出会ってから、7時間余りも案内してくれた彼に感謝し、握手をして別れた。
出雲市駅前は、もう真っ暗。

素敵ですね。
なんだか浮ついていないくて、しっとりとした落ち着きがあって、
凛とした静寂が伝わってくるような感じがしました。
日本人て、こうして暮らして来たんだなあと、思いをめぐらしつつ・・・ああ素敵。
やっぱり世界遺産になって人が押し寄せる前に行っておかなきゃ!
チヘ

チヘさん、こんにちは。
書き込み&投票をありがとうございました。
大森では、シトシトと雨が降っていたので、さらにしっとりとした味わいが出ていました。
日本家屋の美しさを感じられる素敵な街並みです。
銀山川の流れに沿って、細長い街並みが宿場町のように続き、散策するにはほんとに良いところでした。
>やっぱり世界遺産になって人が押し寄せる前に行っておかなきゃ!
観光客が押し寄せ、歩行者天国のようになる前に、ぜひ訪れてきてください!
温泉津温泉も、風情があって素敵なところした。

丁寧なコメントと説明で。様子が良く判ります。
そのうえ素晴らしい出会い、最高ですね。

義臣さん、こんばんは。
そう言っていただけると、とてもうれしいです。
これから訪れる人の足しになればと思っていますので。
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