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【いざ、東洋のラスベガスへ】<br />2008年3月9日〜11日の3日間、澳門(マカオ)へ行って来ました。さすがに、短期間で珍しくツアーでした。と言っても、飛行機とホテルだけのフリーのツアーで、なくてもいい空港とホテルの送迎が付くだけですが。香港には興味ないので、福岡から台北経由でマカオまでの直行便のチャイナ航空です。目的は単純で、カジノとポルトガル料理です。動くお金が本場のラスベガスを抜いたという東洋のラスベガスとも呼ばれるマカオのカジノを見て来たかったのです。ポルトガルにはまだ行ったことがありませんが、旧宗主国としてマカオにはポルトガル料理があるはずなので、食べにも行ったのでした。<br /><br />福岡からは、2組の開業医夫婦が一緒でした。当然の如く、彼らは豪華なホテル・リスボアです。私は近くの一番安いホテル・シントラでした。寝るだけですから十分です。歩いて5分のリスボアに行けば、カジノもあります。マカオのシンボルのようなホテルで、寸胴の不安定な形が印象的なホテルです。漢字で書くと葡京酒店です。ずっと、名前が気になっていましたが、ようやく理解できました。葡国とはポルトガルの漢字表記で、京は都、つまり首都、つまり「リスボン」です。ホテルは中国語では何故か酒店と書くようです。<br /><br />たった3日間ですが、空気の悪いのには参りました。のどが痛くなります。こんな所ではジョギングもしたくないです。以前に、キャセイ航空でヨーロッパに行くついでに香港に行った時には、そこまで空気が汚いとは感じませんでしたが。だんだん、中国の発展に伴い、空気が悪化しているのかもしれません。オリンピックのある北京も相当ひどいらしいですから。<br /><br /><br />【カジノ】<br />カジノ自体は期待通りでした。ラスベガスと同じで、数は少ないものの、気楽に遊べる感じでした。ラスベガス資本の(と同じ)ウィン・マカオ、ヴェネチアンの巨大なホテルと本家のラスベガスでは潰れたはずのサンズ(金沙)ホテルがあり、私には親近感があります。それと、ここの目玉は地元資本と思われる奇抜な形のホテル・リスボアのようです。<br /><br />私はいつものようにブラックジャックだけしか遊びませんが、ダイショウ(大・小)などと言ういかにも漢字文化圏のゲームもあるようです。サイコロ3つの出目の合計が12以上だと大で、11以下だと小で、それを当てるようです。漢字のわかる日本人にはわかりやすいルールではあります。<br /><br />カジノ自体は確かにかなり立派なものですが、もう一つの私の楽しみ、ショーやエンターテインメントという意味ではまだまだのようです。ラスベガスのように、毎晩催される定期的なショーはないようで、残念でした。やはり、ラスベガスには敵いません。私の予想通りでした。このようなことを確認したかったので、実際にマカオを訪問したのです。<br /><br />行くまでは少し情報がはっきりせず、不安だったのはマカオの通貨、パタカを使うべきか、香港ドルを使うべきかでした。でも、カジノでは少なくとも完全に香港ドルしか使ってないようで、迷う必要はありませんでした。大勝ちした時の両替の心配をしていたのですが、そんな心配は杞憂で、今回は少しだけですがトータルでは負けでした。私の印象では、カジノだけでなく、マカオの通貨は早晩香港ドルに統一されそうです。中国本土の元にはなかなか統一されないのではないかと思いますが。<br /><br />夜、カジノの途中で夜食でもと思い、ホテル・リスボアの地下へ行きました。意外に広いのですが、途中でOL風の若い女性に挨拶されました。中国人にしては愛想がいいなと思っていると、少しずつ変だと気がつきました。二人連れや三人連れで歩いているのです。よ〜く見ると、何組もいます。丸い廊下風になっているのですが、右回りと左回りと色々です。しばらく観察して、彼女らが「夜の女性」とわかりました。その割には、超ミニスカートなどでわかりやすい外国と違って地味な格好のようでしたが。後で、中国人から彼女らが「回遊魚」と呼ばれていると聞きました。納得!<br /><br />【レストラン】<br />もう一つの目的はもちろん食べ物です。最初に行ったポルトガル料理店は、ホテル・ヴェネチアンの室内の運河、ゴンドラの近くにありました。お台場のビーナス・フォートのように天井が高く、室内なのに雲のある夕焼け空のように見える設計です。初めてのポルトガル料理は、オリーブ油と洋酢のドレッシングの野菜サラダなど、イタリア料理と似ていておいしかったです。期待通りです。マカオ半島の西南にあるレストラン、ロルシャも多分地元のお客で賑わっていて、はまぐり料理もにんにくとオリーブ油が効いていて絶妙でした。名前もわからない魚料理もおいしかったです。島部の北部、タイパの「食街」にあるピノキオでは、マカオ料理の名物、カレーガニはたまねぎもたっぷりでボリューム満点、一人で食べるには多過ぎるくらいで、手がまっ黄色になります。でも、おいしかったです。<br /><br />朝食は軽いのが好きなので、中華の朝粥を食べに有名そうな黄枝記へ行きました。まぁ期待通りの味です。でも、有名らしい雲呑麺というのはそれなりの味でした。個人的には、麺自体は日本のほうがおいしいといつも思います。<br /><br />マカオは狭いところですが、その中の22の建築物と8ヶ所の広場がマカオ歴史市街地区として世界遺産に登録されています。多過ぎて、いちいち覚え切れません。ぶらぶら歩くのにはいい町です。もう少し、空気がきれいだといいのですが。でも、その中でも有名な聖ポール天主堂跡の近くで食べた熱々のエッグ・タルトは安くておいしいおやつでした。<br /><br /><br />久しぶりに新しい紀行文を書きました。本を一冊書くのに少し疲れてサボってました。復活します。<br /><br />私は空飛ぶドクターで、海外旅行添乗医師を目指しています。4月に出した本のタイトルは、「機内にお医者さんはいませんか?」空飛ぶドクターの海外旅行と健康管理、悠飛社、坂本泰樹著です。<br /><br />

東洋のラスベガス、マカオへ

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2008/03/09 - 2008/03/11

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空飛ぶドクター

空飛ぶドクターさん

【いざ、東洋のラスベガスへ】
2008年3月9日〜11日の3日間、澳門(マカオ)へ行って来ました。さすがに、短期間で珍しくツアーでした。と言っても、飛行機とホテルだけのフリーのツアーで、なくてもいい空港とホテルの送迎が付くだけですが。香港には興味ないので、福岡から台北経由でマカオまでの直行便のチャイナ航空です。目的は単純で、カジノとポルトガル料理です。動くお金が本場のラスベガスを抜いたという東洋のラスベガスとも呼ばれるマカオのカジノを見て来たかったのです。ポルトガルにはまだ行ったことがありませんが、旧宗主国としてマカオにはポルトガル料理があるはずなので、食べにも行ったのでした。

福岡からは、2組の開業医夫婦が一緒でした。当然の如く、彼らは豪華なホテル・リスボアです。私は近くの一番安いホテル・シントラでした。寝るだけですから十分です。歩いて5分のリスボアに行けば、カジノもあります。マカオのシンボルのようなホテルで、寸胴の不安定な形が印象的なホテルです。漢字で書くと葡京酒店です。ずっと、名前が気になっていましたが、ようやく理解できました。葡国とはポルトガルの漢字表記で、京は都、つまり首都、つまり「リスボン」です。ホテルは中国語では何故か酒店と書くようです。

たった3日間ですが、空気の悪いのには参りました。のどが痛くなります。こんな所ではジョギングもしたくないです。以前に、キャセイ航空でヨーロッパに行くついでに香港に行った時には、そこまで空気が汚いとは感じませんでしたが。だんだん、中国の発展に伴い、空気が悪化しているのかもしれません。オリンピックのある北京も相当ひどいらしいですから。


【カジノ】
カジノ自体は期待通りでした。ラスベガスと同じで、数は少ないものの、気楽に遊べる感じでした。ラスベガス資本の(と同じ)ウィン・マカオ、ヴェネチアンの巨大なホテルと本家のラスベガスでは潰れたはずのサンズ(金沙)ホテルがあり、私には親近感があります。それと、ここの目玉は地元資本と思われる奇抜な形のホテル・リスボアのようです。

私はいつものようにブラックジャックだけしか遊びませんが、ダイショウ(大・小)などと言ういかにも漢字文化圏のゲームもあるようです。サイコロ3つの出目の合計が12以上だと大で、11以下だと小で、それを当てるようです。漢字のわかる日本人にはわかりやすいルールではあります。

カジノ自体は確かにかなり立派なものですが、もう一つの私の楽しみ、ショーやエンターテインメントという意味ではまだまだのようです。ラスベガスのように、毎晩催される定期的なショーはないようで、残念でした。やはり、ラスベガスには敵いません。私の予想通りでした。このようなことを確認したかったので、実際にマカオを訪問したのです。

行くまでは少し情報がはっきりせず、不安だったのはマカオの通貨、パタカを使うべきか、香港ドルを使うべきかでした。でも、カジノでは少なくとも完全に香港ドルしか使ってないようで、迷う必要はありませんでした。大勝ちした時の両替の心配をしていたのですが、そんな心配は杞憂で、今回は少しだけですがトータルでは負けでした。私の印象では、カジノだけでなく、マカオの通貨は早晩香港ドルに統一されそうです。中国本土の元にはなかなか統一されないのではないかと思いますが。

夜、カジノの途中で夜食でもと思い、ホテル・リスボアの地下へ行きました。意外に広いのですが、途中でOL風の若い女性に挨拶されました。中国人にしては愛想がいいなと思っていると、少しずつ変だと気がつきました。二人連れや三人連れで歩いているのです。よ〜く見ると、何組もいます。丸い廊下風になっているのですが、右回りと左回りと色々です。しばらく観察して、彼女らが「夜の女性」とわかりました。その割には、超ミニスカートなどでわかりやすい外国と違って地味な格好のようでしたが。後で、中国人から彼女らが「回遊魚」と呼ばれていると聞きました。納得!

【レストラン】
もう一つの目的はもちろん食べ物です。最初に行ったポルトガル料理店は、ホテル・ヴェネチアンの室内の運河、ゴンドラの近くにありました。お台場のビーナス・フォートのように天井が高く、室内なのに雲のある夕焼け空のように見える設計です。初めてのポルトガル料理は、オリーブ油と洋酢のドレッシングの野菜サラダなど、イタリア料理と似ていておいしかったです。期待通りです。マカオ半島の西南にあるレストラン、ロルシャも多分地元のお客で賑わっていて、はまぐり料理もにんにくとオリーブ油が効いていて絶妙でした。名前もわからない魚料理もおいしかったです。島部の北部、タイパの「食街」にあるピノキオでは、マカオ料理の名物、カレーガニはたまねぎもたっぷりでボリューム満点、一人で食べるには多過ぎるくらいで、手がまっ黄色になります。でも、おいしかったです。

朝食は軽いのが好きなので、中華の朝粥を食べに有名そうな黄枝記へ行きました。まぁ期待通りの味です。でも、有名らしい雲呑麺というのはそれなりの味でした。個人的には、麺自体は日本のほうがおいしいといつも思います。

マカオは狭いところですが、その中の22の建築物と8ヶ所の広場がマカオ歴史市街地区として世界遺産に登録されています。多過ぎて、いちいち覚え切れません。ぶらぶら歩くのにはいい町です。もう少し、空気がきれいだといいのですが。でも、その中でも有名な聖ポール天主堂跡の近くで食べた熱々のエッグ・タルトは安くておいしいおやつでした。


久しぶりに新しい紀行文を書きました。本を一冊書くのに少し疲れてサボってました。復活します。

私は空飛ぶドクターで、海外旅行添乗医師を目指しています。4月に出した本のタイトルは、「機内にお医者さんはいませんか?」空飛ぶドクターの海外旅行と健康管理、悠飛社、坂本泰樹著です。

同行者
一人旅
交通手段
高速・路線バス
航空会社
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  • ホテル・ベネチアン

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  • ホテル・ベネチアンの室内のゴンドラ

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  • 不安定な形のホテル・リスボア

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  • 聖ドミニコ教会

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  • 聖ポール天主堂跡

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