sinxさんのクチコミ全306件

西安北駅から新幹線（高鉄）に乗って１時間半くらいで到着します。１時間に６本ほどの頻度で洛陽龍門駅に停車します。他の新幹線駅と同じように、入場前にチケット引取、荷物検査があるので、発車時刻の３０分前くらいには到着していた方が安心です。
バス乗り場は、駅を出て右手に「公交車」と案内板が書かれています。龍門石窟行きや旧市街方面行き、新市街方面行きにバス乗り場が分かれています。百度地図で行き先案内と料金、出発時間が確認できるので、便利です。
駅内にはケンタッキーとかコーヒーショップ、ちょっとしたみやげも売っているコンビニ、なんとか麺とかなんとか飯とかのフード店がありました。コーヒーは２２元（３５０円）。意外と高いです。

後漢の時代に仏教が伝来し、最初に建てられた寺が白馬寺だという伝説がある。いわば中国仏教の発祥の地と言うので、僕は楽しみに行ったのだが・・・無念。
中の寺院や仏様は昔の面影を一切残さず、隣にはタイやミャンマーの寺を模した安っぽいパビリオンが建てられている。これなら１ｋｍほど東に行った、今は何も残っていない原っぱになった北魏の永寧寺址の方が、よほど「兵どもが夢の跡」的でまだマシである。そんながっかりの中で、唯一の見所は斉雲塔かな。と言っても、西安の大雁塔みたいなものだけど。

洛陽旧市街の西関にある麗景門。宋の時代に建てられたものだとされる。その後、元・明・清の時代を経て現在まで伝えられる。重厚な造りの石門で、独特のカーブを描いているのが特徴。すぐ近くには城皇廟があったり、昔ながらのちょっと小汚い繁華街が続きます。ただ、今後は旧市街の建物は取り壊され、東南隅の洛邑古城のような現代風にリノベーションされた街並みに変わるでしょう。

龍門石窟（奉先寺）の大仏を見た後は、東山の石窟群は格段に見劣りがするし、高台にある香山寺に行くには急な階段を百数十段登らなければならないので、パスしてもいいかなと思う感じの寺。伊河を挟んだ対岸の石仏群は期待してたほどの景観でもないし、日本の寺院と仏様に親しんだ目から見れば、寺もごくありふれた、しかも最近建てられたばかりな感じのする、芸術的にもかなり見劣りがします。

三国志最強の武将とも言われる関羽を祀る廟。魏・呉・蜀に分裂する前夜の中国・後漢の２１９年、魏を襄陽に破り、曹操に保護されていた後漢皇帝のいる許昌にあと一歩まで追いつめた所で、同盟軍の呉が裏切り、関羽は罠にはまって捕らえられ、首をはねられた。その首は呉から曹操の下に送られ、一時期配下の武将として関羽を遇したこともある曹操は哀れんで、洛陽の関林の地に丁重に葬った。その土地がここ関林廟として今も祀られている。

タイトルにも書きましたが、２０１９年１２月現在、龍門石窟の西山と東山を結ぶ漫水橋が工事中のため、通行止めとなっております。工事はおそらく、２０２０年３月頃まで続くそうです。よって、奉先寺の大仏を拝観した後は、もと来た道をそのまま戻らなければなりません。
なお、対岸（東山）から伊水を挟んで大仏を見ることのできる展望スポットに行くには、行きだけ無料のカートが出ています。帰りは１０元です。もちろん徒歩１０分でも帰ることができます。

石仏群の素晴らしさは感動ものです。本当に行って良かった。白馬寺があんな風なヘンテコパビリオンになり、北魏の永寧寺が灰燼に帰した現在、日本仏教の原点ともいえる土地だと思う。

洛陽龍門駅から路線バスＶ９で直行できます。終点なので安心。料金は１元の先払い。１０分ほどで到着します。

ゲントのコーレンマルクトに建つ教会。教会の前は広場になっていて、三角屋根のギルドハウスやら尖塔がいっぱい並んだいかにもお城風の建物が建っていて、とても風情があります。トラムがここの前を通るので、車窓から見る風景はちょっと感動的。反対側は公園になっていて、鐘楼や聖バーフ教会も見えます。

１２世紀に築城されたフランドル伯の建てた城塞。フランドル伯は十字軍の主力となり、コンスタンティノープルのラテン帝国皇帝にも擁立されたとかいう名族。百年戦争ではフランスに敵対してイングランドやブルゴーニュ家と同盟する。
僕は城の中に入場しました。ボーガンとか甲冑は別にいいんだけど、拷問器具が置かれててドン引きしました。しかし、展望台からはバーフ教会や鐘楼などゲント中心街が一望できます。けっこういい眺めです。

１２世紀に建設が始まったと言われる由緒正しい聖バーフ教会。１５世紀、ブルゴーニュ公のマリー（シャルル突進公の娘）とハプスブルク家のマクシミリアン１世の結婚の場としても知られます。神聖ローマ帝国の皇帝位を所持しているけれども単なる田舎大名に過ぎなかったハプスブルク家が、豊かなフランドル地方を領有することができ、その財産を糧にしてスペインをも乗っ取ることに成功したという歴史を知った上で聖バーフ教会を見学すると、いろいろ歴史ｉｆを想像できて、とても楽しかったです。ヤン・ファン・エイク作の祭壇画「神秘の仔羊」は別料金で拝観可。まあ、期待していたほどすごい絵ではない。

１３世紀末に、ゲントの商人ギルドらによって建てられた鐘楼。中に入られるらしいが、ブルージュの鐘楼に登ってちょっと疲れていたので僕はパスしました。聖バーフ教会・鐘楼・聖ニコラス教会と一列に建ち並ぶ姿を見て、中世ゲントの繁栄ぶりに感慨深いものを感じました。周りのバロック式建物群も素晴らしいです。ただ、広場の真ん中に現代建築の市のパビリオンが建っているのがすごい違和感。たぶんこれのせいで世界遺産になれないんだなと思いました。

ゲントを流れるレイエ川の両岸に広がる、美しい水辺の風景です。
中世、フランドル地方が毛織物工業の産地として繁栄していた時代に、農産物や毛織物などの交易品を取引していた場所です。オランダのような「観光地目的で後から作りました」感がなく、長い歴史を感じさせるようなギルドハウスが両岸に建ち並んでいます。ゲントの国鉄駅からトラムも通っていて便利です。こういう風景が僕はとても好きで、いつまでも見飽きません。

マッターホルン・グレッシャーパラダイスに行く途中、ゴンドラが直角に曲がるところにある湖。ゴンドラ乗り場すぐには山小屋があって、コーヒー・アイスクリームなどを出す。僕はカップのアイスクリームを買って、ベンチに腰掛けてマッターホルンを眺めながら食べました。まあ、湖というよりは池なんだけど。しかし写真を撮る角度によっては、すごく素敵な湖みたいに見えるんだよね。

ガイドブックには「逆さマッターホルンが見られる！」「絶景！」とか書いてあるので楽しみに行ったんだけど、まさかの雲海。曇ってて何も見えん！ブラウヘルトからテクテク歩いたけど何この仕打ち！みたいな。まあ、行った日にちというか時間が悪かったんでしょうな。

シュテリゼー　曇っていたら　ただの池

その後、グリュンゼーにも行ってみたけど、ようやくマッターホルンの先っぽが見られたくらい。がっかりなトレッキングでした。

スネガからロートホルンへの途中乗り継ぎ駅です。シュテリゼーとかグリュンゼーとかの五湖巡りの起点にすると、なだらかな下りコースなので、とっても楽です。
本来だったらマッターホルンの眺めがとてもいいらしいのですが、僕が行った時は曇っていてぜんぜん面白くも何ともなかった。

ツェルマットの中心街からバス又はタクシーでゴンドラ乗り場へ。マッターホルン・グレッシャーパラダイスまで行くゴンドラです。途中シュバルツゼーで直角に折れます。３０分間くらいゴンドラに乗らないと着きません。その分、グングン高度が上がっていき、地上では曇っててマッターホルンが見えない時でも、雲の上になって晴れている場合があります。ただ、あまりにもマッターホルンに近すぎて、迫力ばかりが勝ちすぎてあまりいい眺めとは思えないけどね。

ゴルナーグラート鉄道の終点。駅を下りたらすぐ展望台がある。カフェにもなっているみたい。僕はホテルでランチパックのサンドイッチとジュースをもらっていたので、立ち寄らなかった。マッターホルンの眺めは抜群。氷河もすぐ目の前を流れていて（いや、流れているのは目に見えないが）迫力ある眺めが楽しめた。

３泊しました。朝・夕食＋ランチパック付き、スパ利用、２日分のツェルマット内ケーブルカー・ゴルナーグラート鉄道・ロープウェー等乗り放題パス混みの大変お得なプランを利用しました。部屋は申し分ないし、リゾート気分を満喫できました。ただ、夕食があまり美味しくないのが残念なので☆１つ減らします。食事がまずいスイスだから仕方がないけど。バカンスシーズンを過ぎた９月はかなり安く泊まることができて、よかったです。もちろん、部屋からマッターホルンは見えました。

ゴルナーグラート鉄道ローテンボーデン駅で下車し、リッフェルベルク駅まで向かう黄金ルート。初心者でも簡単なトレッキングコースだって。確かにピクニック気分で楽しめる下りコースだった。お目当てのリッフェルゼーでは、見事に逆さマッターホルンを見ることができた。大満足。

ツェルマットからゴルナーグラート鉄道に乗って終点まで３，４０分。駅を降りると、すぐ目の前には氷河が見えるし、遠くにはマッターホルンの雄姿が見えるし、まあ非常に景色がよい所。ただ、周りは岩場でゴツゴツした感じがするので、僕は湖や草地とマッターホルンのコラボの方が好みかな。

ゴッタルド鉄道のツェルマット駅と、ゴルナーグラート鉄道のツェルマット駅は連続していません。いったん改札を出る必要があります。すぐ近くだけど。駅前からマッターホルンの先っぽが見えるため、ついにマッターホルンにやって来たーとワクワク感が増します。駅前には、村内バスや電気タクシー、スーパーマーケットやおみやげ屋さんがあります。