ロワール地方 最初の城 シャトーダン城:Mikaさんの旅行ブログ
シャトーダン(Chateaudun)は 中世の街並みが残るかわいい街だった。
ポストカードで たまたま知って、行ってみたい!と思った、シャトーダン城は ロワール地方のお城の1つだけれど、ツアーの古城巡りで立ち寄るようなお城とは 少し場所が 離れているせいか 日本語での情報が あまりない。しぶしぶ フランス語のサイトで情報収集。ツーリストオフィスにも問い合わせてみたら 電車の駅から 歩ける範囲にお城があるらしいということが分かった。
小さな駅を出たら、ごく普通な住宅街。お城だって どの方角にあるのか さっぱり分からない。通りすがりのお姉さんに道を聞いて とりあえず、街の中心方向を教えてもらう。
駅から 歩くこと10分。無事に シャトーダンのメイン広場に到着。10月18日広場(Place du 18 Octobre)には市庁舎や、ツーリストオフィス、レストランなどが並ぶ。とりあえず、ツーリストオフィスで地図や資料を貰う。観光客向けに旧市街地巡りの地図もあって、親切だ。
地図どおりに歩いていく。まず、歴史美術館の横を通り(←閉まっていた)、MAILと呼ばれるプロムナードに行く。ここからは ロワール渓谷のパノラマが楽しめる。住宅地が少しある他はのどかな田園風景だ。続いて、15世紀からある家や、典型的な中世の路地を抜けると シャトーダン城に 到着。
期待していたよりも すごく立派なお城で、思わず「うわぁ」と言いたくなる。売店のレジでチケットを買い、中に入る。「あなたの国籍は?」と聞かれたので、日本人だと答えると、日本語のパンフレットをくれた。
パンフレットにしたがって、中を見ていく。観光客用にフランス語と英語の説明があるけど、他のお城みたいに 当時の様子を派手に再現してある内装ではない。お城の中でも目をひいた円筒形の塔には ガイドさんと一緒になら見学ができるという。ちょうど 10人ほど、観光客が集まったところで ツアーがはじまっていたようなので まじって ついていく。すごく詳しく 時代背景や歴史的なことを説明してくれる。フランス語なので 私なんかは 少し退屈してしまったぐらいだ。1時間半ほどかけて 塔の見学をする。塔の中のつくりを こんなにしっかり見せてもらったのは 初めてだったので、長い説明付きのツアーに参加してよかったな、と思った。
ガイドさんに教えてもらうまで知らなかったんだけど、ロワールの古城の中で 1番最初のお城が このシャトーダン城なんだという。フランボワイヤン式ゴシック建築から ルネッサンス様式のもので中庭から建物を見ると建築上の進化が見られてすごくおもしろい。
ツアーが終わったところで、いったんお昼休みの時間でお城が閉まってしまうため、また 歴史街道を歩く。庭園や、マドレーヌ教会(La Madeleine)、病院、裁判所、聖バレリアン教会(Eglise Saint-Valerien)などは どれも 歩いてすぐの距離にある。
シャトーダンに来たら、行ってみたいと思っていたフォウロン洞窟(Les Grottes du Foulon)は オーナーが変わって 工事中のため 閉鎖とのこと。散歩ついでに 洞窟の入り口まで来てみたら、オーナーらしき人が 改装工事をしていた。秋ぐらいにはオープンできそうだと教えてくれた。
シャトーダン城は 切り立った岩壁に建てられていて、いつも見る写真はこの 岸壁側からのことが多い。どうしても こちら側からも見てみたくて ロワール川の方まで歩く。川のほとりは のどかな雰囲気で、ボートの貸し出しもしているようだった。で、こちらからの お城は 迫力がある。防御体制において理想的、と言われるのも納得できる。
午前中に見てまわれなかったお城に もう1度戻って、お城の中を 再び見学してから、帰路につく。
書き忘れていたけど、シャトーダンの街は 石畳の上、急な坂が多い。上り坂を歩くのはけっこうしんどい。小さな街で 半日少しで見て回れるし、パリからの日帰りにおすすめの街だ。
パリのオーストリッツ駅(Gare d'Austerlitz)から SNCFの電車で 1時間半。
片道:9.6ユーロ(25歳以下のカード使用)
朝早起きしたので 電車のなかで ウトウトしてしまったけど、起きたら すでに 田園風景が 広がる。
風力発電用の風車が 見えた。
駅から シャトーダン(Chateaudun)の街の中心地に向かって 歩いていく。
人気がないのに、なぜか スピーカーからは ガンガンに ポップ音楽が 通り一帯に 流れていた。
近所迷惑な気もするが・・・?
10月18日広場(Place du 18 Octobre)
広場の真ん中には 水の流れていない 噴水らしきモニュメントがあった。
街の中心地になっていて、この広場には レストラン、郵便局、市庁舎などが 並ぶ。
歴史自然美術館
(Le Musee des Beaux-Arts et d'Histoire naturelle)
週末は 14−17Hしか 開いていないらしい。
平日:9:30-12:00 & 13:30-17:00
火曜休館
シャトーダン城(Chateau de Chateaudun)
封建時代の城塞
12世紀に建てられた、円筒形の塔の横には、15世紀に建てられた礼拝堂、デュノア翼棟、16世紀に建てられた ロングヴィル翼棟が中庭を 囲っている。
もともとは 910年にブロア公爵のティボール・ル・トリシュールが建築を命じたものらしい。(パンフレットより)
大人:7ユーロ
18−25歳:4.5ユーロ
10H-12H30 & 14H-17H30
礼拝堂
建築は1451年から1493年にかけてのもの。
シンプルだけど、窓には フランボワイヤン式の飾り格子、天井にも 綺麗なデザインが施してあった。
昔は 豪華な装飾だったらしいけど、今 残っているのは 15体の彫像だけ。
円筒形の塔の中は ガイドさんと一緒なら 見学ができる。(無料)
すごく いっぱい 話してくれるんだけど、フランス語が ネイティブじゃない 私には 少々退屈。
高さが31mの3階建て。
12世紀の軍事建築は こういう風になっていたんだとか。
1階は 真っ暗な洞窟みたいになっていた。食料の貯蔵庫にしていたらしい。
ロビン教会の遺跡
(Les ruines de l'eglise St Lubin)
塔を見たところで お城が いったん 休憩に入ってしまったので、また 街歩きを続ける。
教会の遺跡がある、と書いてあったから もっと 大きな形で 残っているのかと思っていたのに、外壁だけの教会跡。
シャトーダンの中で最も古い教会。
石畳の中世の街並み
歩いているのが 楽しい。
地図では分からなかったけど、けっこう坂道が多いことに 気がつく。
他の観光客の人は「この坂道、おりたら のぼって来るのが しんどいから、やめよう」なんて言っていた・・・。
市立病院(Hotel Dieu)
11世紀に建てられた病院で、実際に 1976年まで 使用されていた。
フランスの病院は 外観が すごくきれいなので 一瞬、何の建物か 分からないことが多い。
入り口は 開いていたけど、今は 使われていないみたいに ガランとしていた。
すごく広い空間で 祭壇に 十字架がある以外は 彫像なんかもない。
お城も そうだったけど、外より 中のほうが 寒く感じられるのはなぜだろう。
戦争の囚人の像
(La statue de Prisonnier de Guerre)
プロムナードにもあったけど、囚人の像が多いなぁ。
このあたりは、静かな住宅街で、あまり 人通りがなかったけど、たまに 若者が バイクで とばしていく。
中世の街並みと、そういう若者が アンバランスな感じがした。
ついでに フォウロン洞窟(Les Grottes du Foulon)の方にも 歩いて行ってみる。
崖をおりたところにある道沿いを歩くと、こんな 洞窟っぽい入り口がたくさんある。
洞窟は閉まっていたのが 本当に残念!
ツーリストオフィスのお姉さんは 今年中は閉まっている、と言っていたけど、洞窟で改装をしていた おばちゃんは 秋ごろには 工事が終わると思うわ、と言っていた。
シャトーダン城 (ロワール川から)
ポストカードや 写真で よく見かける、シャトーダン城は このアングル。
川岸の 崖の上という立地条件が 防御体制に理想的と言われている。
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