2013/07/21 - 2013/07/24
183位(同エリア822件中)
琉球熱さん
昨年の八ヶ岳に続き、今年は白馬を目指した。
栂池自然園から眺めた大雪渓が忘れられず、どうしても登りたかった場所。
八ヶ岳は山のベテランが先導してくれたが、今回は自分たちだけ。
なので、コースの計画から準備は周到に周到を重ねて、情報収集にも時間をかけた。
もとより人気のエリア、コースも豊富で情報も多い。今回はもっともポピュラーなコースとした。
天候以外は不安はない、と踏んでいたのだが…
≪今回のコース≫
7/21 新宿~白馬:あずさ3号
白馬~猿倉:バス
猿倉~白馬尻小屋 →白馬尻小屋泊
7/22 白馬尻小屋~大雪渓~白馬山荘
白馬山荘~白馬岳山頂【往復】 →白馬山荘泊
7/23 白馬山荘~白馬岳~小蓮華山
~白馬乗鞍岳~白馬大池~栂池~白馬八方 →ホテル
7/24 ホテル~八方池~白馬~新宿
※今回縦走する山は3座。
白 馬 岳:2932m
小蓮華山 :2789m
白馬乗鞍岳:2463m
さてさて、どうなることやら…
まずは、雪渓を登る直前まで
●登山本編
http://4travel.jp/traveler/sham203/album/10801265/
●高山植物編
http://4travel.jp/traveler/sham203/album/10801272/
- 旅行の満足度
- 4.0
- 同行者
- カップル・夫婦
- 一人あたり費用
- 3万円 - 5万円
- 交通手段
- 高速・路線バス JR特急 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
PR
-
今回の装備品。
地図、コンパス、カメラ、カメラ用充電器、フロントバッグ、携帯充電器、予備乾電池、マジックテープ・ワイヤー類、ウェザーポート -
レインウェア上下、スパッツ、グローブ
※グローブはこの後、防水仕様の防寒グローブを追加。 -
サブザック、スノースパイク(軽アイゼン)、救急セット、エマージェンシーシート、ヘッドライト
-
ソフトシェル、双眼鏡
-
衣類
今回一番悩んだのが、この衣類。
どのくらい暑いのか、寒いのか、現地の気温を見ただけではピンとこない。風があれば体感温度は著しく下がるし、早朝に動くことも考慮しなければならないし、雪原の上は条件も違うし…
ダウンジャケットを携行するか否かも含め、とても時間がかかった。
山小屋のサイトや気象庁のサイトを何度もチェックし、山行記録のサイトでは同じ時期のログを探したり・・・
最終的に半袖はTシャツ1枚にし、下着も含めすべて長袖とした。
ダウンは止めて、寒い時はソフトシェルを2枚重ね着してしのぐことにした。
衣類は全て化繊のドライ系。下着はメリノウール。ソックスも厚手のものとメリノウールのもの。 -
これらをまとめるとこんな感じ。
山用の衣類はコンパクトにたためるのが利点。
適宜、マジックテープで締めて圧縮した。 -
ザックにまとめて、ストックを用意して・・・
40リットルのザックは多少の余裕が残った。
これで準備万端である。 -
7/21 新宿発白馬行きの「あずさ3号」は7:30発。
いつもの日帰り登山よりだいぶ遅い。
山小屋泊の場合、日帰りよりも時間的余裕が生まれる場合が多く、実は肉体的には日帰りより楽だったりする。
あずさ3号は松本から大糸線へ直通というのが嬉しい。
大糸線沿線はのどかな田園風景が広がる。 -
白馬駅到着 11時半。
白馬駅は小さいながら、きれいな駅。
まだ最盛期に入っていないのだろうが、シーズンになれば登山客でいっぱいになるのだろう。 -
やや雲が多いけれど、駅前から白馬山系がくっきり。
テンションが上がる。
ここからはバスに乗って、猿倉を目指す。 -
バスでおよそ30分。終点の猿倉に到着。目の前に猿倉荘。
ここは食事もできるし、宿泊もできる。
これから白馬山系を目指す人たちのベースでもある。 -
バス停付近は駐車場にもなっている。
バスの折り返し場所でもあるので、それほど多くは止められないとは思うが、登山口までクルマでアクセスできるのはメリットだ。 -
猿倉荘全景。
私たちもここで昼食。
写真に写っている人達は、ほとんどが下山してきた人たち。
あとはバスで駅に出るだけ、心身ともに緊張感が一気に解ける瞬間だろう。
ビールを飲む人もいるし、かき氷をほおばる人もいる。
文字通り、“肩の荷を降ろして”の休憩タイム。 -
昼食を済ませ、下山してきた人たちと入れ替わるように出発。
今夜は白馬尻に泊まるので、時間はたっぷり。
のんびりと林道を進む。
目の前にそびえるのは小蓮華山か? -
雪解け水が一気に溢れて林道を遮断。
よくしたもので木道が渡されている。 -
およそ1時間で白馬尻に到着。
今夜の宿、白馬尻小屋と、バックに大雪渓。 -
これこれ。
この大きな看板(?)も見たかった。
なんだか微笑ましい。 -
小屋の前庭からの風景。
小蓮華方面の稜線はまずまずのようだ。 -
大雪渓の上部には気になる雲が・・・
小屋に到着すると、レンジャーが声をかけてくる。
アイゼンは持っているか、明日以降の計画はどうなっているのか…
山の事故を未然に防ごうと、積極的に声をかけ、同時に登山情報も提供してくれるのだから、本当にありがたい話だ。
今年はクレバスが多く、落石も多いのだそうだ。
登攀ルートが多少変更されていること、周囲に耳を澄ませながら歩いてほしいことなどのアドバイスをもらった。 -
標高は1540m
気温は25℃あるので、シャツ1枚で十分。 -
無性に果汁を飲みたくなった。
300円だったか、400円だったか…
まぁ、ここまでの運送コストを考えれば仕方ない -
右が宿泊棟、左が食堂&売店
-
宿泊棟内部
1つの区画に4〜6人 -
今回は空いていて、1区画を私達だけで使わせてもらった。
-
売店
飲み物のほかに、Tシャツ、手ぬぐい、バンダナ、ピンバッチなどなど。
軽アイゼンも販売している。 -
小蓮華方面の稜線はまだ晴れている。
明日まで何とかもってほしいが… -
雪渓方面へちょっと登り、小屋の方を見下ろしてみる。
突き出た「庭」も雪の上だ。
実は夕食までの休憩時間、緊迫した気配で降りて来た人が2人。
何やらレンジャーと会話を交わしていたと思ったら、レンジャーが慌ただしく装備を固めて出発。
小一時間ほど経った頃、レンジャーに脇を抱えられて下山してきた女性、傍らにはザックを2つ、前後に背負った男性1名。
女性の右腕は、トレッキングポールが副木代わりに巻きつけられている。どうやら骨折のようだ。
意識ははっきりとしており、応急処置のあと、レンジャーに連れられて下山していった。
雪渓で滑落した際に骨折し、傍にいた人たちに助けられたということらしい。
最初に下山してレンジャーに通報したのも、女性と一緒に下山してきた人も、共にいわば通りすがりの登山者だったようだ。
メジャーなコースとは言え、油断は禁物。単独行の危険性を感じずにはいられない出来事だった。 -
白馬岳方面に飛行機雲
そろそろ夕方
早めの夕食を済ませ、明日の天候を気にしながら就寝。
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この旅行記へのコメント (2)
-
- 阿蘇美忍さん 2013/08/14 20:31:46
- 琉球熱さん、こんばんわ!
- はじめまして、遊び人です。
コメントを頂きまして、有難う御座います。
琉球熱さんの旅行記には魅せられます。
暇が出来ると車で色々な所へ行くのですが、登山は未体験でして・・・!
実は、高所恐怖症でして登山はしたいのですが・・・♪
飛行機は大丈夫ですが・・?
猿倉荘までは、数回行きました。
何時かは挑戦したいとは思いますが・・・♪
では、今後も宜しくお願いします。
by.遊び人。
- 琉球熱さん からの返信 2013/08/15 00:07:36
- RE: 琉球熱さん、こんばんわ!
- 遊び人さん、書き込みありがとうございます。
我が家はクルマがないので、日帰り登山はけっこう辛いものがありまして…。
山頂から景色を眺めるのは遠方ですから、高所恐怖症の方でも大丈夫ですよ!
猿倉から大雪渓麓まで、林道を小一時間。白馬尻小屋までならスニーカーで大丈夫です。白馬尻からの景色もなかなかのものです。是非一度、お試しを。
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