キナバル公園周辺旅行記(ブログ) 一覧に戻る
 キナバル登山の第一歩は、その麓に広がるキナバル公園から始まります。緑豊かなこの地では、公園周辺にも自然絡みのアトラクションがちらほら。山登りしない人でもきっと楽しめる、フリンジ観光スポット、まとめてお伝えいたしましょう。<br /><br /><br />**情報は、2013年5月のもの。1リンギット=32円で計算。<br /><br />==キナバル山日帰りトレック シリーズ一覧==<br />①戦略編<br />http://4travel.jp/traveler/sekai_koryaku/album/10772188/<br />②キナバル公園散策編 &lt;==<br />http://4travel.jp/traveler/sekai_koryaku/album/10773115/<br />③登頂編<br />http://4travel.jp/traveler/sekai_koryaku/album/10772767/<br />④下山編<br />http://4travel.jp/traveler/sekai_koryaku/album/10773108/

キナバル山日帰りトレック、やれんのか! ②キナバル公園散策編 (ポーリン温泉、フィッシュ・スパ、ラフレシア)

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2013/05/03 - 2013/05/03

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世界攻略者

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 キナバル登山の第一歩は、その麓に広がるキナバル公園から始まります。緑豊かなこの地では、公園周辺にも自然絡みのアトラクションがちらほら。山登りしない人でもきっと楽しめる、フリンジ観光スポット、まとめてお伝えいたしましょう。


**情報は、2013年5月のもの。1リンギット=32円で計算。

==キナバル山日帰りトレック シリーズ一覧==
①戦略編
http://4travel.jp/traveler/sekai_koryaku/album/10772188/
②キナバル公園散策編 <==
http://4travel.jp/traveler/sekai_koryaku/album/10773115/
③登頂編
http://4travel.jp/traveler/sekai_koryaku/album/10772767/
④下山編
http://4travel.jp/traveler/sekai_koryaku/album/10773108/

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  • [目次]<br /><br />イントロ<br />キナバル公園 <br /> (アクセス、入口と公園事務所、宿と滞在環境)<br />キナバル公園 散策 <br /> (散策路、山岳植物園、探鳥、リハビリ・ウォーク)<br />ラナウへの道<br />ポーリン温泉<br /> (アクセス、温泉、自然散策、キャノピー・ウォーク)<br />フィッシュ・スパ<br /> (アクセス、魚マッサージ、エンターテイメント)<br />ラフレシア庭園<br /> (アクセス、民家の裏庭、ラフレシア見学)<br />まとめ

    [目次]

    イントロ
    キナバル公園
     (アクセス、入口と公園事務所、宿と滞在環境)
    キナバル公園 散策
     (散策路、山岳植物園、探鳥、リハビリ・ウォーク)
    ラナウへの道
    ポーリン温泉
     (アクセス、温泉、自然散策、キャノピー・ウォーク)
    フィッシュ・スパ
     (アクセス、魚マッサージ、エンターテイメント)
    ラフレシア庭園
     (アクセス、民家の裏庭、ラフレシア見学)
    まとめ

  • [イントロ]<br /><br /> 「日帰り登山」を決心した私は、早速行動を開始します。まずは、事前の許可を得るため、キナバル公園本部を訪問。そのまま翌日に登れればベストですが、そうでなくても、まあ大丈夫。富士山同様、麓にも見どころが沢山あるからです。<br /><br /> 公園内で言えば、森林の散策や野鳥探し。公園外で言えば、温泉やラフレシア、魚マッサージなど。何はともあれ、まずはキナバル公園に向けて出発です。<br /><br /><br />写真: コタ・キナバル空港T1から見たキナバル山。

    [イントロ]

     「日帰り登山」を決心した私は、早速行動を開始します。まずは、事前の許可を得るため、キナバル公園本部を訪問。そのまま翌日に登れればベストですが、そうでなくても、まあ大丈夫。富士山同様、麓にも見どころが沢山あるからです。

     公園内で言えば、森林の散策や野鳥探し。公園外で言えば、温泉やラフレシア、魚マッサージなど。何はともあれ、まずはキナバル公園に向けて出発です。


    写真: コタ・キナバル空港T1から見たキナバル山。

  • [キナバル公園]<br /><br />==アクセス==<br /><br /> コタキナバルからキナバル公園へのアクセスは、主に3つ。<br /><br />1. シティパーク東側のバスターミナルから、ラナウ行きの乗合バン(20RM=640円)に乗る。<br />2. 同じターミナルに待機しているタクシーを使う。通常、KKとキナバル公園の片道運賃は150RM(4800円)程度なのですが、なぜかここにいるタクシーだけは、ずっと安く行きます。確か、80RM(2500円)くらいだったような..。<br />3. 郊外北部にあるイナナム・バスターミナルからサンダカン行きの高速バス(20RM=640円)に乗る。このバスターミナルへは、ワワサンBTから乗り合いバン(20分)が出ています。<br /><br /><br />写真: 公園ゲートに到着した乗り合いバン。

    [キナバル公園]

    ==アクセス==

     コタキナバルからキナバル公園へのアクセスは、主に3つ。

    1. シティパーク東側のバスターミナルから、ラナウ行きの乗合バン(20RM=640円)に乗る。
    2. 同じターミナルに待機しているタクシーを使う。通常、KKとキナバル公園の片道運賃は150RM(4800円)程度なのですが、なぜかここにいるタクシーだけは、ずっと安く行きます。確か、80RM(2500円)くらいだったような..。
    3. 郊外北部にあるイナナム・バスターミナルからサンダカン行きの高速バス(20RM=640円)に乗る。このバスターミナルへは、ワワサンBTから乗り合いバン(20分)が出ています。


    写真: 公園ゲートに到着した乗り合いバン。

  •  私は宿から歩いて行けることもあり、#1の乗り合いバンを選択。ただ、乗合バンの場合、定時出発ではなく、満席出発。朝7時前に訪れたものの、実際に出発したのは午前8時過ぎでした。<br /><br /> ミニバンは、最初、幹線道路を北に走った後、キナバル公園のある東に向かって、徐々に高度を上げていきます。キナバル山の眺めがいいのは、左側の席。この時、私は右側の席だったため、山が見えず残念!しかし、キナバル山自体は、開けた場所ならば、コタキナバルからでも見ることができます。例えば、2つ前の写真は、コタキナバル空港からの眺め。<br />

     私は宿から歩いて行けることもあり、#1の乗り合いバンを選択。ただ、乗合バンの場合、定時出発ではなく、満席出発。朝7時前に訪れたものの、実際に出発したのは午前8時過ぎでした。

     ミニバンは、最初、幹線道路を北に走った後、キナバル公園のある東に向かって、徐々に高度を上げていきます。キナバル山の眺めがいいのは、左側の席。この時、私は右側の席だったため、山が見えず残念!しかし、キナバル山自体は、開けた場所ならば、コタキナバルからでも見ることができます。例えば、2つ前の写真は、コタキナバル空港からの眺め。

  • ==公園本部==<br /><br /> 2時間弱でキナバル公園前に到着。駐車場横から伸びている階段を登って公園入口に向かいます。ここで窓口に立ち寄り、入園料の支払い。外国人は15RM(480円)で一日有効。公園内に泊まる人は、3日間有効になります。<br /><br /> キナバル公園は広大なエリアをカバーしていますが、一般的にキナバル公園といえば、公園本部のあるこの場所。まず、入ってすぐ右側に建物が2つあり、写真向かって右側が、ステラ・サンクチュアリー・ロッジの受付とトランスポート・カウンター。その裏にヴィア・フェラータを運営するマウンテン・トルクのオフィスがあります。左側の建物が売店で、その裏に登山パーミットなどの手続きをするビジターセンターがあります。

    ==公園本部==

     2時間弱でキナバル公園前に到着。駐車場横から伸びている階段を登って公園入口に向かいます。ここで窓口に立ち寄り、入園料の支払い。外国人は15RM(480円)で一日有効。公園内に泊まる人は、3日間有効になります。

     キナバル公園は広大なエリアをカバーしていますが、一般的にキナバル公園といえば、公園本部のあるこの場所。まず、入ってすぐ右側に建物が2つあり、写真向かって右側が、ステラ・サンクチュアリー・ロッジの受付とトランスポート・カウンター。その裏にヴィア・フェラータを運営するマウンテン・トルクのオフィスがあります。左側の建物が売店で、その裏に登山パーミットなどの手続きをするビジターセンターがあります。

  •  今日のミッションは、明日の登山許可をもらうこと。正面に見えている坂を登って公園管理事務所(写真)に向かいます。ここの地下一階でレンジャー・オフィサーと会い、日帰り登山をしたい旨を伝えます。彼は特にもったいぶることもなく、登山の条件を説明。日帰り登山には制限時間があること、明日7時に来てガイドと登山開始すること。雨具や防寒具、食料などを持参すること。天気が悪い場合、出発時点、またはラバンラタ以降で登山を中止しなくてはならないことなど。これらの条件を伝えたうえで、私にOKを出してくれました。私の理解では、日帰りトレックできるのは、一日4グループまで。(ある代理店のウェブページによると、日帰り登山の許可が下りるのは、一週間前から)。<br /><br /> この後、ビジターセンターで申込書、日帰り登山用の誓約書などの書類を埋めて、すべて完了。事前予約や支払いが必要な宿泊登山と比べて、何と楽なことか! ただ、ぶっつけ勝負だったので、もし1日4組の枠がすで埋まっていれば、1-3日待つつもりでした。<br />

     今日のミッションは、明日の登山許可をもらうこと。正面に見えている坂を登って公園管理事務所(写真)に向かいます。ここの地下一階でレンジャー・オフィサーと会い、日帰り登山をしたい旨を伝えます。彼は特にもったいぶることもなく、登山の条件を説明。日帰り登山には制限時間があること、明日7時に来てガイドと登山開始すること。雨具や防寒具、食料などを持参すること。天気が悪い場合、出発時点、またはラバンラタ以降で登山を中止しなくてはならないことなど。これらの条件を伝えたうえで、私にOKを出してくれました。私の理解では、日帰りトレックできるのは、一日4グループまで。(ある代理店のウェブページによると、日帰り登山の許可が下りるのは、一週間前から)。

     この後、ビジターセンターで申込書、日帰り登山用の誓約書などの書類を埋めて、すべて完了。事前予約や支払いが必要な宿泊登山と比べて、何と楽なことか! ただ、ぶっつけ勝負だったので、もし1日4組の枠がすで埋まっていれば、1-3日待つつもりでした。

  • ==宿と滞在環境==<br /><br /> 難なく許可が下りたので、今日は公園近くに泊まって明日の登山に備えます。キナバル公園内には、歩いていける距離に、ステラが経営するロッジが7軒ほど。安いところだと、Rock HostelとGrace Hostelのドミトリーが、朝食付きで192RM(6150円)。逆に、一泊8480RM(6人、27万円)の高級コッテージなどもあります。何とバブリーな! <br /><br /><br />写真: 高級ロッジの内観。

    ==宿と滞在環境==

     難なく許可が下りたので、今日は公園近くに泊まって明日の登山に備えます。キナバル公園内には、歩いていける距離に、ステラが経営するロッジが7軒ほど。安いところだと、Rock HostelとGrace Hostelのドミトリーが、朝食付きで192RM(6150円)。逆に、一泊8480RM(6人、27万円)の高級コッテージなどもあります。何とバブリーな! 


    写真: 高級ロッジの内観。

  •  全く.. ステラが絡むと、金銭感覚がおかしくなっちゃいますね。私はこの時、安宿のメドが全くついてなかったので、公園から2,3キロ離れた宿か、公園内のドミトリーあたりを覚悟していました。でも、試しにビジターセンターで聞いてみたところ、公園のすぐ外に安宿があるのを教えてくれました。写真が、そのタフバン・ロッジ。公園入口まで徒歩2分と絶好のロケーションです。<br /><br /><br />写真: TAHUBANG LODGE

     全く.. ステラが絡むと、金銭感覚がおかしくなっちゃいますね。私はこの時、安宿のメドが全くついてなかったので、公園から2,3キロ離れた宿か、公園内のドミトリーあたりを覚悟していました。でも、試しにビジターセンターで聞いてみたところ、公園のすぐ外に安宿があるのを教えてくれました。写真が、そのタフバン・ロッジ。公園入口まで徒歩2分と絶好のロケーションです。


    写真: TAHUBANG LODGE

  •  料金は、ダブルの部屋が80RM(2560円)、ドミトリーが30RM(写真、960円)。こんな便利な場所にあるのに、コタキナバルの安宿と遜色ない料金設定です。しかも無料WiFi、ホットシャワー、タオル・石鹸付き。ロビースペースには、お湯や水の出るサーバーまで用意されています。標高1500メートルにあるため過ごしやすく、部屋にはエアコンや扇風機はありません。<br /><br /> 私は迷わずドミトリーを選択。この日、同室には、私同様、日帰り登山を明日に控えたフランス人の若者二人組も泊まっていました。

     料金は、ダブルの部屋が80RM(2560円)、ドミトリーが30RM(写真、960円)。こんな便利な場所にあるのに、コタキナバルの安宿と遜色ない料金設定です。しかも無料WiFi、ホットシャワー、タオル・石鹸付き。ロビースペースには、お湯や水の出るサーバーまで用意されています。標高1500メートルにあるため過ごしやすく、部屋にはエアコンや扇風機はありません。

     私は迷わずドミトリーを選択。この日、同室には、私同様、日帰り登山を明日に控えたフランス人の若者二人組も泊まっていました。

  •  このロッジに食堂はありませんが、すぐ隣にレストラン「パナタラン・キナバル」があります。朝7時頃から夜7時まで営業。中華・マレー料理が中心で、味も値段もまずまず。写真は、この日の夕食。チキン入りラーメン(6.5RM)、オイスターソース味チキン(6RM)、ミロ(2RM)。合計、14.5RM(460円)。

     このロッジに食堂はありませんが、すぐ隣にレストラン「パナタラン・キナバル」があります。朝7時頃から夜7時まで営業。中華・マレー料理が中心で、味も値段もまずまず。写真は、この日の夕食。チキン入りラーメン(6.5RM)、オイスターソース味チキン(6RM)、ミロ(2RM)。合計、14.5RM(460円)。

  •  食堂内には売店もあり、ここで翌日持参するバナナやビスケット、水などを購入しました。このように、ステラに全く関わることなく、登山の準備をすることができます。しかも、キナバル公園のすぐ目の前で! なお、この周辺には、タフバンロッジと食堂、その横のバス停を除けば何もありません。

     食堂内には売店もあり、ここで翌日持参するバナナやビスケット、水などを購入しました。このように、ステラに全く関わることなく、登山の準備をすることができます。しかも、キナバル公園のすぐ目の前で! なお、この周辺には、タフバンロッジと食堂、その横のバス停を除けば何もありません。

  • [キナバル公園 散策]<br /><br /> これで、明日の準備はほぼ完了。せっかく入園チケットを持っているので、今日の残りの時間は、公園内の観光に費やしたいと思います。キナバル山を含むキナバル公園は、マレーシア初の世界自然遺産。希少種を含む多様な植生や生物密度が評価され、2000年にUNESCOの認定を受けました。<br /><br /> ここでの見所は主に2つ。ひとつは、ビジターセンターすぐ近くからのキナバル山の眺め。この日は残念ながら、午前10時半の時点で、山は完全に雲に隠れていました(写真)。

    [キナバル公園 散策]

     これで、明日の準備はほぼ完了。せっかく入園チケットを持っているので、今日の残りの時間は、公園内の観光に費やしたいと思います。キナバル山を含むキナバル公園は、マレーシア初の世界自然遺産。希少種を含む多様な植生や生物密度が評価され、2000年にUNESCOの認定を受けました。

     ここでの見所は主に2つ。ひとつは、ビジターセンターすぐ近くからのキナバル山の眺め。この日は残念ながら、午前10時半の時点で、山は完全に雲に隠れていました(写真)。

  •  もうひとつのの見所は、公園内の散策。キナバル山の麓に広がる森には、いくつか自然散策用のトレイルが整備されています。これを自分で地図や案内板を見ながら散歩したり、ガイドウォーク(11AM開始、3RM)に参加したりするのが、ここでの一般的な過ごし方。というか、それしかやることないんですけどね。<br /><br /><br />写真: 散策トレイルが書かれた園内地図。ビジターセンターで入手できます。

     もうひとつのの見所は、公園内の散策。キナバル山の麓に広がる森には、いくつか自然散策用のトレイルが整備されています。これを自分で地図や案内板を見ながら散歩したり、ガイドウォーク(11AM開始、3RM)に参加したりするのが、ここでの一般的な過ごし方。というか、それしかやることないんですけどね。


    写真: 散策トレイルが書かれた園内地図。ビジターセンターで入手できます。

  • ==山岳植物園==<br /><br /> ビジターセンターから道路沿いに歩いていくと、大きな向かい合った建物と、その隣に山岳植物園(Botanical Garden)への入口が出てきます。これは、キナバル公園で見られる植物を1ヶ所に集めたエリアで、入場料は大人5RM(160円)。日本人ツアー客の後をついていったら、無料で入れちゃいました。この植物園でも、有料のガイド・ウォーク(5RM=160円)が行われており、数組のグループが植物園内を回っていました。面白そうなので、私もこっそりツアーについていきます。

    ==山岳植物園==

     ビジターセンターから道路沿いに歩いていくと、大きな向かい合った建物と、その隣に山岳植物園(Botanical Garden)への入口が出てきます。これは、キナバル公園で見られる植物を1ヶ所に集めたエリアで、入場料は大人5RM(160円)。日本人ツアー客の後をついていったら、無料で入れちゃいました。この植物園でも、有料のガイド・ウォーク(5RM=160円)が行われており、数組のグループが植物園内を回っていました。面白そうなので、私もこっそりツアーについていきます。

  •  遊歩道沿いには、各植物に関する説明パネルが設置されています。ガイドは、蘭や野生のバナナなど、植物の前に立ち止まっては、参加者に解説。ここでは、わかりやすい物だけピックアップしてみます。<br /><br /> 写真は、お馴染みウツボカズラ。壺状の捕虫器に虫を落として、消化します。ウツボカズラ自体は、マレーシアの山でよく見かけますが、場所によっていろいろ種類があるようです。<br />

     遊歩道沿いには、各植物に関する説明パネルが設置されています。ガイドは、蘭や野生のバナナなど、植物の前に立ち止まっては、参加者に解説。ここでは、わかりやすい物だけピックアップしてみます。

     写真は、お馴染みウツボカズラ。壺状の捕虫器に虫を落として、消化します。ウツボカズラ自体は、マレーシアの山でよく見かけますが、場所によっていろいろ種類があるようです。

  •  これが、ミッキーマウス・フラワーこと、キナバル・ホウセンカ。<br /><br /><br /><br /><br />

     これが、ミッキーマウス・フラワーこと、キナバル・ホウセンカ。




  •  目の上が尖っているキナバル角ガエル(Kinabalu Horned Frog)。一通り話を聞いたところで、再び一人で散策。ガイドのみなさん、タダ乗りしてすいませんでした。<br /><br />

     目の上が尖っているキナバル角ガエル(Kinabalu Horned Frog)。一通り話を聞いたところで、再び一人で散策。ガイドのみなさん、タダ乗りしてすいませんでした。

  • ==探鳥==<br /><br /> キナバル公園は、ボルネオ島固有種が多く見られるということで、バードウォッチャーにも人気です。私は、最近探鳥を旅のテーマに取り入れだしたこともあり、かなり期待していました。しかし、時間帯が午後のせいか、まともに発見できたのは、ボルネオモズヒタキ、インドハッカなど、わずか3,4種類。半日も散策したのにこの有様です。これじゃ、世界遺産どころか、ただの森じゃん! 鳥に加え、動物の方も不発でした。<br /><br /><br />写真:ボルネオモズヒタキ(Bornean Whistler)<br />

    ==探鳥==

     キナバル公園は、ボルネオ島固有種が多く見られるということで、バードウォッチャーにも人気です。私は、最近探鳥を旅のテーマに取り入れだしたこともあり、かなり期待していました。しかし、時間帯が午後のせいか、まともに発見できたのは、ボルネオモズヒタキ、インドハッカなど、わずか3,4種類。半日も散策したのにこの有様です。これじゃ、世界遺産どころか、ただの森じゃん! 鳥に加え、動物の方も不発でした。


    写真:ボルネオモズヒタキ(Bornean Whistler)

  •  こんなもんなのかなー、と「キナバル公園、探鳥」で検索してみると、出るは出るは、一眼レフで捉えた見事な鳥の写真が。一体、何が違うんだろう。場所? 季節? 時間帯? 私のスキル? すべてが影響してると思いますが、ここまで不作だとは..ガッカリだよ!<br /><br />

     こんなもんなのかなー、と「キナバル公園、探鳥」で検索してみると、出るは出るは、一眼レフで捉えた見事な鳥の写真が。一体、何が違うんだろう。場所? 季節? 時間帯? 私のスキル? すべてが影響してると思いますが、ここまで不作だとは..ガッカリだよ!

  • ==リハビリ・ウォーク==<br /><br /> 植物園の後は、森歩き。この日歩いたのは、ティムポホン登山ゲート(発電所)へと続く道路に加え、シラウ・シラウ・トレイルやリガウ・トレイルなど、合計10キロ。<br /><br /> 私が意味もなく歩くのには訳があります。実は、コタキナバルに来てすぐに登山許可を取ったはいいものの、体調的には全く準備ができていないのです。マレーシアに来て以来、暑さと虫さされ(南京虫)で寝不足の毎日。今日も試しに歩いてみると、登りではモモが重く、すぐに疲れてしまいました。いつもなら、2,3日歩いているうちに調子が上向くのですが、何しろ明日は一発勝負。今日中に仕上げておかなくてはなりません。<br />

    ==リハビリ・ウォーク==

     植物園の後は、森歩き。この日歩いたのは、ティムポホン登山ゲート(発電所)へと続く道路に加え、シラウ・シラウ・トレイルやリガウ・トレイルなど、合計10キロ。

     私が意味もなく歩くのには訳があります。実は、コタキナバルに来てすぐに登山許可を取ったはいいものの、体調的には全く準備ができていないのです。マレーシアに来て以来、暑さと虫さされ(南京虫)で寝不足の毎日。今日も試しに歩いてみると、登りではモモが重く、すぐに疲れてしまいました。いつもなら、2,3日歩いているうちに調子が上向くのですが、何しろ明日は一発勝負。今日中に仕上げておかなくてはなりません。

  •  最近、私は自分の調子がいい時の歩行スタイルを研究するうちに、ある種のコツのようなものを掴んでいました。主に2つあり、ひとつは全身の力を抜いて、なるべく惰性で歩くこと。この省エネ歩行は、長時間歩いているうちに、自然と体がほぐれて身につきます。ただ、これだけでは長い登りには対応できない。<br /><br /> もうひとつのコツは、呼吸と足の動きを合わせること。体力を使った結果、ぜーぜー呼吸するのではなく、自分から先に呼吸のペースを上げ、それで供給されている酸素の範囲内で歩くのです。一度これができるようになると、どれだけ歩いても疲れません。そして、疲れない範囲で、スピードを最大限まで上げられます。

     最近、私は自分の調子がいい時の歩行スタイルを研究するうちに、ある種のコツのようなものを掴んでいました。主に2つあり、ひとつは全身の力を抜いて、なるべく惰性で歩くこと。この省エネ歩行は、長時間歩いているうちに、自然と体がほぐれて身につきます。ただ、これだけでは長い登りには対応できない。

     もうひとつのコツは、呼吸と足の動きを合わせること。体力を使った結果、ぜーぜー呼吸するのではなく、自分から先に呼吸のペースを上げ、それで供給されている酸素の範囲内で歩くのです。一度これができるようになると、どれだけ歩いても疲れません。そして、疲れない範囲で、スピードを最大限まで上げられます。

  •  この日の午後、3時間ほど山道を歩いた結果、ベストではないけれど、登山できる程度まで体の調子が回復しました。ギリギリ間に合ったかな。ビジターセンターまで戻ると、山を覆っていた雲が流れ、初めてまともにキナバル山を見ることができました(写真)。この時、どこが頂上なのかわかりませんでしたが、中腹にあるラバンラタのロッジ街ははっきり確認できます。いよいよ勝負は明日。いい天気になるのを祈るだけです。

     この日の午後、3時間ほど山道を歩いた結果、ベストではないけれど、登山できる程度まで体の調子が回復しました。ギリギリ間に合ったかな。ビジターセンターまで戻ると、山を覆っていた雲が流れ、初めてまともにキナバル山を見ることができました(写真)。この時、どこが頂上なのかわかりませんでしたが、中腹にあるラバンラタのロッジ街ははっきり確認できます。いよいよ勝負は明日。いい天気になるのを祈るだけです。

  • [ラナウへの道]<br /><br /> と、ここまでが登山前日の旅行記。キナバル山周辺には、登山や公園訪問のついでに寄れそうなプチ観光スポットがいくつかあるので、この機会に紹介しておきます。翌日の登山許可が下りなかった時とかに、時間つぶしとして使えますしね。<br /><br /> 私の場合、キナバル登山の後、コタ・キナバルに直帰。日を改めて、サンダカン観光への行きと帰りに、サイドこのエリアを訪れました。<br /><br /><br />地図: キナバル公園およびラナウ周辺の観光スポット。<br />

    [ラナウへの道]

     と、ここまでが登山前日の旅行記。キナバル山周辺には、登山や公園訪問のついでに寄れそうなプチ観光スポットがいくつかあるので、この機会に紹介しておきます。翌日の登山許可が下りなかった時とかに、時間つぶしとして使えますしね。

     私の場合、キナバル登山の後、コタ・キナバルに直帰。日を改めて、サンダカン観光への行きと帰りに、サイドこのエリアを訪れました。


    地図: キナバル公園およびラナウ周辺の観光スポット。

  •  観光の起点となる町は、ここから20キロほど東にあるラナウ。アクセスですが、やはりコタ・キナバルから来る乗り合いバンか、高速バスが使えます。ただし、途中乗車なので、席があるかどうかは運次第。もしかすると、近場の町同士を結ぶローカル乗り合いバンがあるかもしれません。少々奮発すれば、タクシーも可能です。<br /><br /> 公園本部から6キロほど走ると、景色が開けてロッジや土産物屋が並ぶ集落が現れます。これが、クンダサンと呼ばれるキナバル山に最も近い集落。観光客には、戦争慰霊碑や野菜マーケットなどで知られています。キナバル公園以上にキナバル山の眺望(写真)が良く、リゾート地としても人気です。もし車をチャーターしているのであれば、写真ストップしてみましょう。

     観光の起点となる町は、ここから20キロほど東にあるラナウ。アクセスですが、やはりコタ・キナバルから来る乗り合いバンか、高速バスが使えます。ただし、途中乗車なので、席があるかどうかは運次第。もしかすると、近場の町同士を結ぶローカル乗り合いバンがあるかもしれません。少々奮発すれば、タクシーも可能です。

     公園本部から6キロほど走ると、景色が開けてロッジや土産物屋が並ぶ集落が現れます。これが、クンダサンと呼ばれるキナバル山に最も近い集落。観光客には、戦争慰霊碑や野菜マーケットなどで知られています。キナバル公園以上にキナバル山の眺望(写真)が良く、リゾート地としても人気です。もし車をチャーターしているのであれば、写真ストップしてみましょう。

  •  クンダサンからさらに走り続けると、20分ほどで山間の町ラナウに到着します。ここは、どこを向いても商店と乗り合いバンだらけの中規模商業都市。大変活気のある町で、土曜の夜にはナイトマーケットが開かれます。<br /><br /> ラナウ自体に見どころはなく、あくまで観光スポットに移動するための乗り換えポイント。ここからバンやバスなどに乗って、ポーリン温泉、ラフレシア庭園、フィッシュ・スパなどを巡っていきます。<br />

     クンダサンからさらに走り続けると、20分ほどで山間の町ラナウに到着します。ここは、どこを向いても商店と乗り合いバンだらけの中規模商業都市。大変活気のある町で、土曜の夜にはナイトマーケットが開かれます。

     ラナウ自体に見どころはなく、あくまで観光スポットに移動するための乗り換えポイント。ここからバンやバスなどに乗って、ポーリン温泉、ラフレシア庭園、フィッシュ・スパなどを巡っていきます。

  • [ポーリン温泉] <br /><br />==アクセス==<br /><br /> まずは、ガイドブックにも載っているポーリン温泉から。本には、定期的に乗り合いバンがあるようなことが書かれていますが、誰に聞いても「チャーターなら...」というお返事。もし乗り合いできるのであれば、運賃は片道5RM(160円)。4人以上なら十分ペイするようで、20RM(640円)が片道チャーターの相場になっています。それを脈がありそうなドライバーと長々と交渉した結果、往復30RM(960円)でまとまりました。(正午、公園本部発のバスもありますが、時間的に使い勝手が悪そう)。<br /><br /> ポーリン温泉があるのは、キナバル山の東側。同じ山の麓でも、キナバル公園本部からは、ラナウ経由で40キロも離れています。

    [ポーリン温泉]

    ==アクセス==

     まずは、ガイドブックにも載っているポーリン温泉から。本には、定期的に乗り合いバンがあるようなことが書かれていますが、誰に聞いても「チャーターなら...」というお返事。もし乗り合いできるのであれば、運賃は片道5RM(160円)。4人以上なら十分ペイするようで、20RM(640円)が片道チャーターの相場になっています。それを脈がありそうなドライバーと長々と交渉した結果、往復30RM(960円)でまとまりました。(正午、公園本部発のバスもありますが、時間的に使い勝手が悪そう)。

     ポーリン温泉があるのは、キナバル山の東側。同じ山の麓でも、キナバル公園本部からは、ラナウ経由で40キロも離れています。

  •  ラナウから北に20キロ(30分)ほど走り、ポーリン温泉入口に到着。この場所も、一応世界遺産に認定されたキナバル公園の一部。保護費という名目で、入場料(15RM=480円)を支払います。ここは温泉をメインとする観光地ですが、散策コースやラン庭園、蝶の庭園やキャノピーウォークなど、より自然をテーマとした施設もあります。入口のすぐ外(写真1つ上)には、土産物屋や食堂、一部安宿らしきものもあり。

     ラナウから北に20キロ(30分)ほど走り、ポーリン温泉入口に到着。この場所も、一応世界遺産に認定されたキナバル公園の一部。保護費という名目で、入場料(15RM=480円)を支払います。ここは温泉をメインとする観光地ですが、散策コースやラン庭園、蝶の庭園やキャノピーウォークなど、より自然をテーマとした施設もあります。入口のすぐ外(写真1つ上)には、土産物屋や食堂、一部安宿らしきものもあり。

  • ==温泉==<br /><br /> 中へと進み、まずは温泉エリアへ。事前にわかってはいましたが、ここの温泉施設はかなり期待外れ。写真のように、屋根付きの小さな浴槽が、階段状に並びます。雰囲気的には、整備された洗濯場。<br />

    ==温泉==

     中へと進み、まずは温泉エリアへ。事前にわかってはいましたが、ここの温泉施設はかなり期待外れ。写真のように、屋根付きの小さな浴槽が、階段状に並びます。雰囲気的には、整備された洗濯場。

  •  現地流に従えば、この釜のような形の浴槽にTシャツやパンツを身につけたまま入り、自分で蛇口からお湯と水を出して入浴。うーん、何か違いますよねー。マレーシア人は入場料わずか3RM(100円)のため、週末には、このあまり多くない浴槽を求めて大変混雑します。

     現地流に従えば、この釜のような形の浴槽にTシャツやパンツを身につけたまま入り、自分で蛇口からお湯と水を出して入浴。うーん、何か違いますよねー。マレーシア人は入場料わずか3RM(100円)のため、週末には、このあまり多くない浴槽を求めて大変混雑します。

  •  これらの自由に入れる浴槽の他、プライベートの貸し切り小屋(写真奥)もいくつかあります。料金は、1時間15RM(480円)又は20RM(640円、デラックス)。また、すぐ近くに写真の様な大浴槽があるのですが、普通に水の温度でした。全く..温泉とは何たるものか、わかってるんですかね! この温泉を掘り当てた日本軍の兵士も、草葉の陰で悲しんでいることでしょう。<br /><br /> ポーリン温泉は、温泉地というよりは、温泉をテーマにしたプレイスポット。敷地内には、温泉よりずっと大きなプール(1時間3RM=100円)もあります。

     これらの自由に入れる浴槽の他、プライベートの貸し切り小屋(写真奥)もいくつかあります。料金は、1時間15RM(480円)又は20RM(640円、デラックス)。また、すぐ近くに写真の様な大浴槽があるのですが、普通に水の温度でした。全く..温泉とは何たるものか、わかってるんですかね! この温泉を掘り当てた日本軍の兵士も、草葉の陰で悲しんでいることでしょう。

     ポーリン温泉は、温泉地というよりは、温泉をテーマにしたプレイスポット。敷地内には、温泉よりずっと大きなプール(1時間3RM=100円)もあります。

  • ==自然散策==<br /><br /> 温泉には入る気になれなかったので、山の散策に切り替えます。温泉の後方から山道がスタートしており、そこから滝(写真)まで450メートル。

    ==自然散策==

     温泉には入る気になれなかったので、山の散策に切り替えます。温泉の後方から山道がスタートしており、そこから滝(写真)まで450メートル。

  •  さらに山道を300メートルほど登ると、小さなこうもり洞窟が出てきます。一応、洞窟まで歩いてみましたが、こんなもんかな〜って感じ。日本の山と大して変わりません。10分に1回ほど、「これ、世界遺産だよね?」というリマインダーが私の脳裏に届きます。<br />

     さらに山道を300メートルほど登ると、小さなこうもり洞窟が出てきます。一応、洞窟まで歩いてみましたが、こんなもんかな〜って感じ。日本の山と大して変わりません。10分に1回ほど、「これ、世界遺産だよね?」というリマインダーが私の脳裏に届きます。

  • ==キャノピー・ウォーク==<br /><br /> 幸い、ここには、温泉と並ぶもう一つの売りがあります。それは、散策路の途中にあるキャノピーウォーク。森の上に、高さ41m、長さ約160mの吊橋が、太い木を繋ぐように設置されています。料金は、エントリー5RM(160円)、カメラ代が5RM(160円)と、良心的な値段。それはいいとして、キャノピーウォークの魅力が、いまいちよくわかりません。<br /><br /> これは、キャノピー(天蓋)なので、上から森を見下ろす自然観賞がテーマなのは間違いありません。でも、鳥や動物などは全く見当たらない。どうも参加者たちは、スリルを中心に楽しんでいる気がします。<br />

    ==キャノピー・ウォーク==

     幸い、ここには、温泉と並ぶもう一つの売りがあります。それは、散策路の途中にあるキャノピーウォーク。森の上に、高さ41m、長さ約160mの吊橋が、太い木を繋ぐように設置されています。料金は、エントリー5RM(160円)、カメラ代が5RM(160円)と、良心的な値段。それはいいとして、キャノピーウォークの魅力が、いまいちよくわかりません。

     これは、キャノピー(天蓋)なので、上から森を見下ろす自然観賞がテーマなのは間違いありません。でも、鳥や動物などは全く見当たらない。どうも参加者たちは、スリルを中心に楽しんでいる気がします。

  •  そうなると、こんな橋、手を使わずに歩けてしまう私にとっては、ただの子供だまし。終始、橋の上の渋滞にイライラしていました。一度に6人までとか、吊り橋ごとに人数制限ありますからね。私は運転手を待たせているので、サクッと歩いて定時に戻りたいのです。<br /><br /> この後、足湯に少し入ったりして、トータルで2時間ほどポーリン温泉で過ごしました。約束の時間になったので、運転手に電話して入口前で合流。彼は地元出身なので、家でご飯でも食べていたのでしょう。イメージ的には、世界遺産 + 温泉 + キャノピーウォークで、期待度は高め。でも実際はいまひとつ。そんな、ポーリン温泉の過ごし方でした。

     そうなると、こんな橋、手を使わずに歩けてしまう私にとっては、ただの子供だまし。終始、橋の上の渋滞にイライラしていました。一度に6人までとか、吊り橋ごとに人数制限ありますからね。私は運転手を待たせているので、サクッと歩いて定時に戻りたいのです。

     この後、足湯に少し入ったりして、トータルで2時間ほどポーリン温泉で過ごしました。約束の時間になったので、運転手に電話して入口前で合流。彼は地元出身なので、家でご飯でも食べていたのでしょう。イメージ的には、世界遺産 + 温泉 + キャノピーウォークで、期待度は高め。でも実際はいまひとつ。そんな、ポーリン温泉の過ごし方でした。

  • [フィッシュ・スパ]<br /><br /> 私はこの日、コタ・キナバルから高速バスでラナウまで移動(2時間、20RM)。バンを貸しきりポーリン温泉を往復。その後、再び高速バス(2PM, 4PM頃通過)に乗り、サンダカンに向かう予定でした。しかし、時刻はまだ1時半。少し時間に余裕があります。そこで、バスを一本遅らせることで、もう少し観光することにしました。<br /><br /> ラナウ近郊には、野趣溢れるとても面白い場所がひとつあります。それは、ラウンティ村(Kampung Launti Baru)にあるフィッシュ・スパ。よく観光地とかで、小さな魚に足の古い角質を食べさせるドクターフィッシュ見かけますよね(写真)。それの天然版です。マレー語で言えば、mandi sama ikan(魚と入浴)。<br /><br /><br />写真: クアラルンプールのフィッシュ・スパ。15分15RM(480円)。<br />

    [フィッシュ・スパ]

     私はこの日、コタ・キナバルから高速バスでラナウまで移動(2時間、20RM)。バンを貸しきりポーリン温泉を往復。その後、再び高速バス(2PM, 4PM頃通過)に乗り、サンダカンに向かう予定でした。しかし、時刻はまだ1時半。少し時間に余裕があります。そこで、バスを一本遅らせることで、もう少し観光することにしました。

     ラナウ近郊には、野趣溢れるとても面白い場所がひとつあります。それは、ラウンティ村(Kampung Launti Baru)にあるフィッシュ・スパ。よく観光地とかで、小さな魚に足の古い角質を食べさせるドクターフィッシュ見かけますよね(写真)。それの天然版です。マレー語で言えば、mandi sama ikan(魚と入浴)。


    写真: クアラルンプールのフィッシュ・スパ。15分15RM(480円)。

  • ==アクセス==<br /><br /> 比較的近距離なので、ラナウ発の乗り合いバンで移動します。乗り場は、ポーリン温泉に同行した運転手に教えてもらいました。バンはラナウから30分ほど走り、大きな魚の像のあるスパ入口に到着。この施設はサンダカンへと続く幹線道路沿いにあるため、降りたらすぐ目の前です。運賃は10RM(=320円、多分ぼられた)。<br /><br /> 入口の小屋で料金を払い、敷地内へと進みます。簡易食堂の並ぶ広場(写真)を過ぎた後、すぐに川が見えてきます。<br />

    ==アクセス==

     比較的近距離なので、ラナウ発の乗り合いバンで移動します。乗り場は、ポーリン温泉に同行した運転手に教えてもらいました。バンはラナウから30分ほど走り、大きな魚の像のあるスパ入口に到着。この施設はサンダカンへと続く幹線道路沿いにあるため、降りたらすぐ目の前です。運賃は10RM(=320円、多分ぼられた)。

     入口の小屋で料金を払い、敷地内へと進みます。簡易食堂の並ぶ広場(写真)を過ぎた後、すぐに川が見えてきます。

  • ==魚マッサージ==<br /><br /> これが、魚マッサージの「現場」であるモローリ川(Sungai Moroli)。ガイドブックには載っていないため、お客はマレーシア人が中心です。料金は足のみが10RM(320円)、全身スパが25RM(800円)。一応、時間制限があり、マレー語で番号を呼ばれてから15分。川辺にいる監視員らしき人が、客の滞在時間をチェックしています。<br />

    ==魚マッサージ==

     これが、魚マッサージの「現場」であるモローリ川(Sungai Moroli)。ガイドブックには載っていないため、お客はマレーシア人が中心です。料金は足のみが10RM(320円)、全身スパが25RM(800円)。一応、時間制限があり、マレー語で番号を呼ばれてから15分。川辺にいる監視員らしき人が、客の滞在時間をチェックしています。

  •  ここには、人の皮膚を食べるように調教?された魚が主に二種類。写真で言うと、小さくて白っぽい方が、足の表面や裏側をガリガリかじる魚。一方、黒くて大きいナマズのような魚はあまり噛みません。ただ、ヌルヌルすり寄ってくるだけ。<br /><br /> 私の足がよほど美味しそうなのか、なぜか私の周りばかりに魚が集まります。束になって私の足をガリガリ。いっそのこと、南京虫にさされた跡も食いちぎってくれ!

     ここには、人の皮膚を食べるように調教?された魚が主に二種類。写真で言うと、小さくて白っぽい方が、足の表面や裏側をガリガリかじる魚。一方、黒くて大きいナマズのような魚はあまり噛みません。ただ、ヌルヌルすり寄ってくるだけ。

     私の足がよほど美味しそうなのか、なぜか私の周りばかりに魚が集まります。束になって私の足をガリガリ。いっそのこと、南京虫にさされた跡も食いちぎってくれ!

  •  白い魚のほうは、数が多いだけでなく、かなりアグレッシブに噛み付いてきます。感覚的にはイタくすぐったい感じで、自然と足に力が入ります。少し川に足を入れては、しばらく我慢。そして耐えられなくなったら、足を出して休憩。もうエステというよりは、熱湯系のガマン大会のよう。これと比べたら、ドクターフィッシュなんて、ただのお遊びです。魚のサイズからして違いますからね。<br /><br />

     白い魚のほうは、数が多いだけでなく、かなりアグレッシブに噛み付いてきます。感覚的にはイタくすぐったい感じで、自然と足に力が入ります。少し川に足を入れては、しばらく我慢。そして耐えられなくなったら、足を出して休憩。もうエステというよりは、熱湯系のガマン大会のよう。これと比べたら、ドクターフィッシュなんて、ただのお遊びです。魚のサイズからして違いますからね。

  •  これは、川辺の小屋で購入した魚のエサ。川に足を入れれば向こうから寄ってくるので、不要だったかな。

     これは、川辺の小屋で購入した魚のエサ。川に足を入れれば向こうから寄ってくるので、不要だったかな。

  • ==エンターテイメント==<br /><br /> そう考えていると、監視員の男性が、ある技を私に伝授してくれました。それは、エサを手で握って水の中に沈めるというもの。そうすると、体の大きいナマズ風の魚が我先にと寄ってきて、吸い付くように濃厚なキスの嵐。ついに私にもモテ期到来。入れ食い状態です。<br /><br />

    ==エンターテイメント==

     そう考えていると、監視員の男性が、ある技を私に伝授してくれました。それは、エサを手で握って水の中に沈めるというもの。そうすると、体の大きいナマズ風の魚が我先にと寄ってきて、吸い付くように濃厚なキスの嵐。ついに私にもモテ期到来。入れ食い状態です。

  •  ちなみに、全身スパはこんな感じ。これはもう、マッサージというよりは、非日常を味わうイロモノ的観光施設と考えたほうがいいでしょう。この直前に訪れたポーリン温泉のイマイチさを吹っ飛ばしてくれる、豪快な立ち寄りスポットでした。<br /><br /> この後、道路に出て4時半頃通過する高速バスに乗車。その日のうちにサンダカンに移動しました。32RM(1020円)。

     ちなみに、全身スパはこんな感じ。これはもう、マッサージというよりは、非日常を味わうイロモノ的観光施設と考えたほうがいいでしょう。この直前に訪れたポーリン温泉のイマイチさを吹っ飛ばしてくれる、豪快な立ち寄りスポットでした。

     この後、道路に出て4時半頃通過する高速バスに乗車。その日のうちにサンダカンに移動しました。32RM(1020円)。

  • [ラフラシア庭園]<br /><br /> キナバル山近郊には、もうひとつ自然鑑賞系の見どころがあります。それは、皆さんご存知の、世界最大の花ラフレシア。いつも咲いているわけではないので、運が良ければ..という話です。ラフレシアが見られる場所は、主にポーリン温泉近くに集まっています。アデンナ庭園(写真)も、そんなラフレシア・スポットのひとつ。<br /><br /> 各施設は、もし自分の敷地に開花中のラフレシアがあれば、「Rafflesia in bloom(ラフレシア咲いてます!)」と道端に横断幕を掲げて客を呼び込みます。私がポーリン温泉を訪れた時は、そんな垂れ幕ひとつも見なかったので、あっさり諦めてラナウに戻りました。もともと強い興味もなかったし。<br /><br /><br />URL - http://adennarafflesia.blogspot.jp/

    [ラフラシア庭園]

     キナバル山近郊には、もうひとつ自然鑑賞系の見どころがあります。それは、皆さんご存知の、世界最大の花ラフレシア。いつも咲いているわけではないので、運が良ければ..という話です。ラフレシアが見られる場所は、主にポーリン温泉近くに集まっています。アデンナ庭園(写真)も、そんなラフレシア・スポットのひとつ。

     各施設は、もし自分の敷地に開花中のラフレシアがあれば、「Rafflesia in bloom(ラフレシア咲いてます!)」と道端に横断幕を掲げて客を呼び込みます。私がポーリン温泉を訪れた時は、そんな垂れ幕ひとつも見なかったので、あっさり諦めてラナウに戻りました。もともと強い興味もなかったし。


    URL - http://adennarafflesia.blogspot.jp/

  •  それから一週間後、サンダカン方面から戻る時、ドミで同室となった旅行者から「今日ラフレシア見てきたよ」との情報を得て気が変わりました。食いつくように質問して、料金やアクセス情報をゲット。話が具体性を帯びてくると、急にやる気が出てくる私です。<br /><br /> そのラフレシア庭園があるのは、ポーリン温泉ではなく、ラナウ近郊のコボブ村(kampung kobob baru)という場所。まあ、ラフレシアが見れさえすれば、どこだっていいんです。<br /><br /><br />写真: ラフレシア庭園の名刺

     それから一週間後、サンダカン方面から戻る時、ドミで同室となった旅行者から「今日ラフレシア見てきたよ」との情報を得て気が変わりました。食いつくように質問して、料金やアクセス情報をゲット。話が具体性を帯びてくると、急にやる気が出てくる私です。

     そのラフレシア庭園があるのは、ポーリン温泉ではなく、ラナウ近郊のコボブ村(kampung kobob baru)という場所。まあ、ラフレシアが見れさえすれば、どこだっていいんです。


    写真: ラフレシア庭園の名刺

  • ==アクセス==<br /><br /> サンダカンからの帰り道、ラナウでバスを降り、乗り合いバンに乗り換えます。乗り場は、KFCの隣にあるメイバンクの前(写真)。ここから、今日の目的地コボブ村を通過するバン(3RM=100円)が出ています。<br />

    ==アクセス==

     サンダカンからの帰り道、ラナウでバスを降り、乗り合いバンに乗り換えます。乗り場は、KFCの隣にあるメイバンクの前(写真)。ここから、今日の目的地コボブ村を通過するバン(3RM=100円)が出ています。

  •  車は20分ほど走り、写真の看板が見えたところで、メイン道路からそれて右折。ここから坂を400メートルほど登った先に、ラフレシア見学スポットがあります。<br /><br /> この時点で乗客は私だけだったので、運転手は最後まで乗せて行ってくれました。しかし、これが今思うと失敗でした。<br /><br /><br />写真: 分岐点にある看板。

     車は20分ほど走り、写真の看板が見えたところで、メイン道路からそれて右折。ここから坂を400メートルほど登った先に、ラフレシア見学スポットがあります。

     この時点で乗客は私だけだったので、運転手は最後まで乗せて行ってくれました。しかし、これが今思うと失敗でした。


    写真: 分岐点にある看板。

  • ==民家の裏庭==<br /><br /> 着いてみると、観光用の施設というよりは、普通の民家。裏の林でラフレシアが自生しており、咲いた時には、ガイドが客を連れてくる、そんな場所です。車を降りると、家の息子らしき少年がいたので、さり気なくマレー語で料金を確認。すると、彼の答えは10RM(320円)。そのすぐ後に母親が出てきて、入場料は30RM(960円)だと主張し始めます。お互い譲らず、なぜかドライバーは帰らない。<br /><br /> つまり、こういうことです。ここは二重価格になっており、ガイドやタクシーが客を連れてきた場合は、コミッション込みの料金で30RM。そうではなく、自分で来た客には10RM。乗り合いバンの運転手がコミッション目当てだとは全くの想定外でしたが、他の旅行者から定価を聞いていた私はアレコレ理屈を述べて、食い下がります。結局は10RMで入場できました。

    ==民家の裏庭==

     着いてみると、観光用の施設というよりは、普通の民家。裏の林でラフレシアが自生しており、咲いた時には、ガイドが客を連れてくる、そんな場所です。車を降りると、家の息子らしき少年がいたので、さり気なくマレー語で料金を確認。すると、彼の答えは10RM(320円)。そのすぐ後に母親が出てきて、入場料は30RM(960円)だと主張し始めます。お互い譲らず、なぜかドライバーは帰らない。

     つまり、こういうことです。ここは二重価格になっており、ガイドやタクシーが客を連れてきた場合は、コミッション込みの料金で30RM。そうではなく、自分で来た客には10RM。乗り合いバンの運転手がコミッション目当てだとは全くの想定外でしたが、他の旅行者から定価を聞いていた私はアレコレ理屈を述べて、食い下がります。結局は10RMで入場できました。

  •  ここの正式名称は、Kobob Rafflesia Conservation Garden (コボブ・ラフレシア保護庭園)。お金を払い、名前を記帳。その後、奥にある竹やぶへと進みます。記帳ノートをちらっと見せてもったところ、月に1,2回、それぞれ3-4日の間に集中して客が来ています。日本人を含め、団体客が中心。つまり、ガイド丸儲け。でも、あのラフレシアが見られるなら1000円くらい安いもんでしょう。農家、ガイド、観光客、みんながハッピーになれるラフレシアの開花です。

     ここの正式名称は、Kobob Rafflesia Conservation Garden (コボブ・ラフレシア保護庭園)。お金を払い、名前を記帳。その後、奥にある竹やぶへと進みます。記帳ノートをちらっと見せてもったところ、月に1,2回、それぞれ3-4日の間に集中して客が来ています。日本人を含め、団体客が中心。つまり、ガイド丸儲け。でも、あのラフレシアが見られるなら1000円くらい安いもんでしょう。農家、ガイド、観光客、みんながハッピーになれるラフレシアの開花です。

  • ==ラフレシア見学==<br /><br /> ゲートをくぐり、林の中へ。すぐに柵で囲まれた小さな場所があり、その中に開花したラフレシアを2つ見つけました。写真の左端にあるのがサイズ比較用に置いたロンプラ(縦19.7cm横12.8cm)。こう見てみると、左の大きい方で、直径60-65cmくらいかな。2つの間にある黒い物体は、すでに開花を終えて腐ったラフレシアです。<br /><br /> ラフレシアは、最大で直径1メートルまで成長するという話ですが、それは種類によります。サバ州で見られるのは、ラフレシア・ケイティ、ラフレシア・プリシィ、ラフレシア・テンクアドリニィの三種類。どうも、この花はラフレシア・ケイティのようです。

    ==ラフレシア見学==

     ゲートをくぐり、林の中へ。すぐに柵で囲まれた小さな場所があり、その中に開花したラフレシアを2つ見つけました。写真の左端にあるのがサイズ比較用に置いたロンプラ(縦19.7cm横12.8cm)。こう見てみると、左の大きい方で、直径60-65cmくらいかな。2つの間にある黒い物体は、すでに開花を終えて腐ったラフレシアです。

     ラフレシアは、最大で直径1メートルまで成長するという話ですが、それは種類によります。サバ州で見られるのは、ラフレシア・ケイティ、ラフレシア・プリシィ、ラフレシア・テンクアドリニィの三種類。どうも、この花はラフレシア・ケイティのようです。

  •  体を乗り出して、花の中をチェック。壺のような花の中心部には、ハエがぶんぶん舞っていました。ということは、花が腐臭を放っているのかな。柵があるため、そこまでは確認できません。<br /><br /> ラフレシアの場合、開花の1-2日目が見栄えのピーク。その後どんどん腐っていき、一週間以内に見頃が終わります。今日は何日目なんだろう。少しだけ黒ずんでるけど、まずまずかな。すぐに行動を起こして正解でした。<br />

     体を乗り出して、花の中をチェック。壺のような花の中心部には、ハエがぶんぶん舞っていました。ということは、花が腐臭を放っているのかな。柵があるため、そこまでは確認できません。

     ラフレシアの場合、開花の1-2日目が見栄えのピーク。その後どんどん腐っていき、一週間以内に見頃が終わります。今日は何日目なんだろう。少しだけ黒ずんでるけど、まずまずかな。すぐに行動を起こして正解でした。

  •  柵の中に、まだ蕾のラフレシアがありました。この蕾がきれいに開花するかどうかは、その時になってみないとわかりません。民家の息子が言うには、あと3週間くらいとか。つまり、今ある花が萎んだあと、しばらくは客を呼べないわけです。<br />

     柵の中に、まだ蕾のラフレシアがありました。この蕾がきれいに開花するかどうかは、その時になってみないとわかりません。民家の息子が言うには、あと3週間くらいとか。つまり、今ある花が萎んだあと、しばらくは客を呼べないわけです。

  •  ボルネオ島全体に目を向ければ、ラフレシアの自生スポットはいくつかあります。私のオススメは、サラワク州クチン近郊のグヌン・ガディン国立公園(写真)。ここは敷地が広いため、ラフレシアが咲いている確率が高く、レンジャーが同行・解説(英語)してくれるので、花についてかなり詳しくなれます。その時の旅行記も、いずれ書く予定です。<br />

     ボルネオ島全体に目を向ければ、ラフレシアの自生スポットはいくつかあります。私のオススメは、サラワク州クチン近郊のグヌン・ガディン国立公園(写真)。ここは敷地が広いため、ラフレシアが咲いている確率が高く、レンジャーが同行・解説(英語)してくれるので、花についてかなり詳しくなれます。その時の旅行記も、いずれ書く予定です。

  •  ラフレシア見学を終えた後、坂道(写真)を下ってメイン道路へ。私は自前の足がないので、ここにある売店で通過する乗り合いバンをひたすら待つことになります。こういう無駄な時間が多いのが、個人旅行の効率の悪いところ。でも、次から次へと移動したりせず、キナバル周辺の空気を味わいながら旅するのもいいものです。<br /><br /> 本当なら、ここからもキナバル山が見えるはずなんですけどね。すでに雲が多くなっており、山の姿は拝めません。その代わり、入道雲の上に伸びるキレイな飛行機雲を見ることができました(写真下)。<br />

     ラフレシア見学を終えた後、坂道(写真)を下ってメイン道路へ。私は自前の足がないので、ここにある売店で通過する乗り合いバンをひたすら待つことになります。こういう無駄な時間が多いのが、個人旅行の効率の悪いところ。でも、次から次へと移動したりせず、キナバル周辺の空気を味わいながら旅するのもいいものです。

     本当なら、ここからもキナバル山が見えるはずなんですけどね。すでに雲が多くなっており、山の姿は拝めません。その代わり、入道雲の上に伸びるキレイな飛行機雲を見ることができました(写真下)。

  • [まとめ]<br /><br /> というわけで、後半はキナバル公園周辺のみどころをまとめて紹介してみました。私がこれらの場所を訪れたのは、キナバル登山を終えてしばらく経ってから。いずれも、「見どころ」と言うにはやや微妙なところばかりです。<br /> <br /> そんなマイナースポットを、「時間の無駄」と感じることなく、気持ちよく観光できたのは、なぜだろう。想像ですが、キナバル登山という「本物」を味わった後の心の余裕なのだと思います。だからこそ、体力がある人には、キナバル登山に挑戦してもらいたい。少々前置きが長くなりましたが、次の旅行記からは、メインテーマである「日帰りトレック」を全力でレポートしていきたいと思います。

    [まとめ]

     というわけで、後半はキナバル公園周辺のみどころをまとめて紹介してみました。私がこれらの場所を訪れたのは、キナバル登山を終えてしばらく経ってから。いずれも、「見どころ」と言うにはやや微妙なところばかりです。
     
     そんなマイナースポットを、「時間の無駄」と感じることなく、気持ちよく観光できたのは、なぜだろう。想像ですが、キナバル登山という「本物」を味わった後の心の余裕なのだと思います。だからこそ、体力がある人には、キナバル登山に挑戦してもらいたい。少々前置きが長くなりましたが、次の旅行記からは、メインテーマである「日帰りトレック」を全力でレポートしていきたいと思います。

  • [リンク集]<br /><br />==マレーシア旅行記一覧==<br />http://4travel.jp/traveler/sekai_koryaku/album?dmos=os&amp;level1=1&amp;level2=499&amp;level3=&amp;sort=when<br /><br />==海外旅行記一覧==<br />http://4travel.jp/traveler/sekai_koryaku/album?dmos=os&amp;sort=when&amp;view_mode=list<br /><br />==国内旅行記一覧==<br />http://4travel.jp/traveler/sekai_koryaku/album/?dmos=dm&amp;sort=when&amp;view_mode=list

    [リンク集]

    ==マレーシア旅行記一覧==
    http://4travel.jp/traveler/sekai_koryaku/album?dmos=os&level1=1&level2=499&level3=&sort=when

    ==海外旅行記一覧==
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    ==国内旅行記一覧==
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