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 ポカラ近郊には、洞窟や博物館など、どちらかといえば地味で中途半端な観光スポットが点在しています。普通は自転車や団体バスで回るのですが、それでは退屈な観光地めぐりがさらに退屈になってします。そこで、あえて市バスを乗り継いて巡るという選択をしてみました。簡単ではない、でもちょっとだけ楽しい。そんな知的小旅行にご案内です。<br /><br /><br />**情報は2013年3月のもの。1ルピー=1円で計算。<br /><br />==ポカラ再発見 シリーズ一覧==<br />①沈没地としてのポカラ - 滞在情報編<br />http://4travel.jp/traveler/sekai_koryaku/album/10761427/<br />②沈没地としてのポカラ - アクティビティ編<br />http://4travel.jp/traveler/sekai_koryaku/album/10764561/<br />③ポカラひとりバスツアー (バス路線、市バス) &lt;==<br />http://4travel.jp/traveler/sekai_koryaku/album/10764799/<br />④自称世界一のパラグライダーを体験<br />http://4travel.jp/traveler/sekai_koryaku/album/10774546/<br /><br />==ポカラ・ザ・トレック シリーズ一覧==<br />① サランコット編<br />http://4travel.jp/traveler/sekai_koryaku/album/10759203/<br />② ワールド・ピース・バゴダ編<br />http://4travel.jp/traveler/sekai_koryaku/album/10759213/<br />③ フォクシン編 (執筆予定)<br />④ ダンプス編 (執筆予定)

ポカラ再発見③ ポカラ近郊ひとりバスツアー (バス路線、市バス)

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2013/03/18 - 2013/03/18

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53

世界攻略者

世界攻略者さん

 ポカラ近郊には、洞窟や博物館など、どちらかといえば地味で中途半端な観光スポットが点在しています。普通は自転車や団体バスで回るのですが、それでは退屈な観光地めぐりがさらに退屈になってします。そこで、あえて市バスを乗り継いて巡るという選択をしてみました。簡単ではない、でもちょっとだけ楽しい。そんな知的小旅行にご案内です。


**情報は2013年3月のもの。1ルピー=1円で計算。

==ポカラ再発見 シリーズ一覧==
①沈没地としてのポカラ - 滞在情報編
http://4travel.jp/traveler/sekai_koryaku/album/10761427/
②沈没地としてのポカラ - アクティビティ編
http://4travel.jp/traveler/sekai_koryaku/album/10764561/
③ポカラひとりバスツアー (バス路線、市バス) <==
http://4travel.jp/traveler/sekai_koryaku/album/10764799/
④自称世界一のパラグライダーを体験
http://4travel.jp/traveler/sekai_koryaku/album/10774546/

==ポカラ・ザ・トレック シリーズ一覧==
① サランコット編
http://4travel.jp/traveler/sekai_koryaku/album/10759203/
② ワールド・ピース・バゴダ編
http://4travel.jp/traveler/sekai_koryaku/album/10759213/
③ フォクシン編 (執筆予定)
④ ダンプス編 (執筆予定)

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  • [目次]<br /><br />イントロ<br />ポカラ市バス路線<br />バラヒ・チョーク (バラヒ寺院)<br />チョレパタン <br /> (レイクサイド南からの道、デビズ・フォール、マハデブ洞窟、タシリン・チベット村、国際山岳博物館)<br />バザール周辺 <br /> (ポカラ南からバザール地区へ、ポカラ博物館、マヘンドラプル)<br />バガール<br /> (バザール地区からバガールへ、マヘンドラ洞窟、コウモリ洞窟、グルカ博物館、セティ川見学)<br />ヘムジャ地区<br /> (バガールから--ヘムジャ地区へ、パシパルケル・チベット村、手編み絨毯の作り方、チベット人移住区、ペマツァル・サキャ・僧院学院)<br />ポカラ-バグルン・ハイウェイ(ビンドゥバシニ寺院)

    [目次]

    イントロ
    ポカラ市バス路線
    バラヒ・チョーク (バラヒ寺院)
    チョレパタン
     (レイクサイド南からの道、デビズ・フォール、マハデブ洞窟、タシリン・チベット村、国際山岳博物館)
    バザール周辺
     (ポカラ南からバザール地区へ、ポカラ博物館、マヘンドラプル)
    バガール
     (バザール地区からバガールへ、マヘンドラ洞窟、コウモリ洞窟、グルカ博物館、セティ川見学)
    ヘムジャ地区
     (バガールから--ヘムジャ地区へ、パシパルケル・チベット村、手編み絨毯の作り方、チベット人移住区、ペマツァル・サキャ・僧院学院)
    ポカラ-バグルン・ハイウェイ(ビンドゥバシニ寺院)

  • [イントロ]<br /><br /> レイクサイドにいるだけでは気づきませんが、ポカラにはかなりの数の市バスが走っています。ただ、路線図などの情報がない上、行き先表示はネパール語。旅行者には大変使いづらいのが実情です。ガイドブックを読んでも、詳しい情報はなし。<br /><br /> しかし、ポカラに長く滞在するうちに、うっすらとバス路線の全体像が見えてきました。少しずつ点と点が繋がり、最終的には「市バスで行けない所はない」と言い切れるレベルに達しました。ならば、その集大成として、周辺の観光スポット全てバスで回っちゃおう、というのが今回の企画。極めて自己満足な試みですが、内容的には、観光スポットと市バスの両方に詳しくなれる、とてもお得な旅行記です。<br /><br /><br />写真: 典型的な市バス。中・長距離のバスは、一回り大きくて色付きです。

    [イントロ]

     レイクサイドにいるだけでは気づきませんが、ポカラにはかなりの数の市バスが走っています。ただ、路線図などの情報がない上、行き先表示はネパール語。旅行者には大変使いづらいのが実情です。ガイドブックを読んでも、詳しい情報はなし。

     しかし、ポカラに長く滞在するうちに、うっすらとバス路線の全体像が見えてきました。少しずつ点と点が繋がり、最終的には「市バスで行けない所はない」と言い切れるレベルに達しました。ならば、その集大成として、周辺の観光スポット全てバスで回っちゃおう、というのが今回の企画。極めて自己満足な試みですが、内容的には、観光スポットと市バスの両方に詳しくなれる、とてもお得な旅行記です。


    写真: 典型的な市バス。中・長距離のバスは、一回り大きくて色付きです。

  • [ポカラ市バス路線]<br /><br /> まずは、ポカラ市バスの概要からお話しします。右の図が、現在、私が把握している主まバス路線(一部バン)。大雑把に言えば、レイクサイドの2つのバス停、ハリ・チョーク、バガール、チョレパタン、この5ヶ所を起点として、ほとんどのバスが運行されています。端から端まで一気に走ることは少なく、たいてい、プリティビ・チョークやマヘンドラプルなどの交通の要所で、しばらく客待ちをします。客集めの時間が長ければ、それはもう、そこが始発のようなもの。ポカラのバスは、短い路線をつなぎあわせた形で運行されていると考えればいいでしょう。<br /><br /> ここに載せた路線がすべてではありませんが、これだけ知っていれば、ほとんどの場所にバスで行くことができます。運賃は、距離によって13ルピーから40ルピー(15-40円)。15ルピーまたは20ルピー払うケースが一番多いかな。<br /><br /> バスの乗り場は、交差点(チョーク)のようなところが多いのですが、進行方向により停車場所が違います。同じ十字路で、最大4ヶ所の乗り場がある場合もあります。ですので、乗り換えポイントでは、まずはまわりを見回してみましょう。<br /><br /><br />地図: <br />路線1(水色):バラヒ・チョーク(レイクサイド南) - バガール<br />路線2(黄緑):ハラン・チョーク(レイクサイド北) - マヘンドラプル<br />路線3(青色):チョレパタン - バガール<br />路線4(黄色、バン):チョレパタン - ハリ・チョーク<br />路線5(茶色、バン):プリティビ・チョーク - ハリ・チョーク<br /><br />オレンジの点 - 上から、バグルン・バスパーク、ポカラ・バスパーク、ツーリスト・バスパーク。<br />赤い四角 - 上から、マヘンドラプル、ニューロード、ゼロ(左)、シリージャナ・チョーク、プリティビ・チョーク、ラスタバンク・チョーク、ビラウタ・チョーク。<br />赤い丸 - 上から、ハリ・チョーク、バガール、ハラン・チョーク、バラヒ・チョーク、チョレパタン終点。<br />

    [ポカラ市バス路線]

     まずは、ポカラ市バスの概要からお話しします。右の図が、現在、私が把握している主まバス路線(一部バン)。大雑把に言えば、レイクサイドの2つのバス停、ハリ・チョーク、バガール、チョレパタン、この5ヶ所を起点として、ほとんどのバスが運行されています。端から端まで一気に走ることは少なく、たいてい、プリティビ・チョークやマヘンドラプルなどの交通の要所で、しばらく客待ちをします。客集めの時間が長ければ、それはもう、そこが始発のようなもの。ポカラのバスは、短い路線をつなぎあわせた形で運行されていると考えればいいでしょう。

     ここに載せた路線がすべてではありませんが、これだけ知っていれば、ほとんどの場所にバスで行くことができます。運賃は、距離によって13ルピーから40ルピー(15-40円)。15ルピーまたは20ルピー払うケースが一番多いかな。

     バスの乗り場は、交差点(チョーク)のようなところが多いのですが、進行方向により停車場所が違います。同じ十字路で、最大4ヶ所の乗り場がある場合もあります。ですので、乗り換えポイントでは、まずはまわりを見回してみましょう。


    地図:
    路線1(水色):バラヒ・チョーク(レイクサイド南) - バガール
    路線2(黄緑):ハラン・チョーク(レイクサイド北) - マヘンドラプル
    路線3(青色):チョレパタン - バガール
    路線4(黄色、バン):チョレパタン - ハリ・チョーク
    路線5(茶色、バン):プリティビ・チョーク - ハリ・チョーク

    オレンジの点 - 上から、バグルン・バスパーク、ポカラ・バスパーク、ツーリスト・バスパーク。
    赤い四角 - 上から、マヘンドラプル、ニューロード、ゼロ(左)、シリージャナ・チョーク、プリティビ・チョーク、ラスタバンク・チョーク、ビラウタ・チョーク。
    赤い丸 - 上から、ハリ・チョーク、バガール、ハラン・チョーク、バラヒ・チョーク、チョレパタン終点。

  • [バラヒ・チョーク]<br /><br /> 概要がわかったところで、早速「ひとり」バスツアーに出発です。レイクサイドには、バスの発着所が2つ。メインストリートの北端に近いハラン・チョークと南端に近いバラヒ・チョーク。残念ながら、この2つのバス停の間はバスが走っていません。共に、チョークとフェワ湖のボート乗り場の間にバスが待機しているはずです。<br /><br /> 私が出発点に選んだのは、レストラン古都(写真)やマチャプチャレ銀行があるバラヒ・チョーク。その理由は、単に最初の観光スポット - バラヒ寺院がすぐそばにあるからです。

    [バラヒ・チョーク]

     概要がわかったところで、早速「ひとり」バスツアーに出発です。レイクサイドには、バスの発着所が2つ。メインストリートの北端に近いハラン・チョークと南端に近いバラヒ・チョーク。残念ながら、この2つのバス停の間はバスが走っていません。共に、チョークとフェワ湖のボート乗り場の間にバスが待機しているはずです。

     私が出発点に選んだのは、レストラン古都(写真)やマチャプチャレ銀行があるバラヒ・チョーク。その理由は、単に最初の観光スポット - バラヒ寺院がすぐそばにあるからです。

  • ==バラヒ寺院==<br /><br /> 古都の隣の道を湖に向かって歩くと、バラヒ寺院のある小島が見えてきます。岸からわずか150メートルの距離ですが、移動手段はボートだけ。50ルピー(50円)払って、乗合ボートに乗り込みます。ちなみに、写真奥に見えている屋根付きの座敷ボートは、一人100ルピー(100円)となぜか倍額。もしかして、下にボートが二つついているから?

    ==バラヒ寺院==

     古都の隣の道を湖に向かって歩くと、バラヒ寺院のある小島が見えてきます。岸からわずか150メートルの距離ですが、移動手段はボートだけ。50ルピー(50円)払って、乗合ボートに乗り込みます。ちなみに、写真奥に見えている屋根付きの座敷ボートは、一人100ルピー(100円)となぜか倍額。もしかして、下にボートが二つついているから?

  •  ボートは、左から島を一周した後、船着場に到着。船を下りて寺院を訪問します。他のネパール人観光客はお参りに熱心ですが、ヒンドゥー教でない私には興味なし。島の北側で、湖面に写ったヒマラヤや遊覧するボートを撮影したりしていました。<br /><br />

     ボートは、左から島を一周した後、船着場に到着。船を下りて寺院を訪問します。他のネパール人観光客はお参りに熱心ですが、ヒンドゥー教でない私には興味なし。島の北側で、湖面に写ったヒマラヤや遊覧するボートを撮影したりしていました。

  •  十分満足したところで、再び乗合ボートへ。来る時に支払った料金は、帰りの運賃も含んでいるので、適当にボートに乗って帰ります。漕ぎ手が同じ人である必要はなし。写真は、商品を対岸の村に運ぶボート。フェワ湖のボートには、こういうニーズもあったんですね。

     十分満足したところで、再び乗合ボートへ。来る時に支払った料金は、帰りの運賃も含んでいるので、適当にボートに乗って帰ります。漕ぎ手が同じ人である必要はなし。写真は、商品を対岸の村に運ぶボート。フェワ湖のボートには、こういうニーズもあったんですね。

  • [チョレパタン] <br /><br />==レイクサイド南からの道==<br /><br /> さて、ここから市バスによるポカラツアーが始まります。バラヒ・チョーク発のバスは、ラスタバンク・チョーク -&gt; ダムサイド -&gt; ビラウタ・チョーク -&gt; 空港 -&gt; プリティビ・チョーク(バスパーク) -&gt; ニューロード -&gt; マヘンドラプル -&gt; バガン というルート(地図水色)を走ります。全部が全部このルートか確認してませんが、だいたいそうです。<br /><br />地図: 黄緑の点 - 左下、上からデビズ・フォール、マハデブ洞窟、タシリン・チベット村。右下が国際山岳博物館。赤い丸は、上からバラヒ・チョーク、チョレパタン終点。赤い四角は、上からプリティビ・チョーク、ラスタバンク・チョーク、ビウラタ・チョーク。

    [チョレパタン]

    ==レイクサイド南からの道==

     さて、ここから市バスによるポカラツアーが始まります。バラヒ・チョーク発のバスは、ラスタバンク・チョーク -> ダムサイド -> ビラウタ・チョーク -> 空港 -> プリティビ・チョーク(バスパーク) -> ニューロード -> マヘンドラプル -> バガン というルート(地図水色)を走ります。全部が全部このルートか確認してませんが、だいたいそうです。

    地図: 黄緑の点 - 左下、上からデビズ・フォール、マハデブ洞窟、タシリン・チベット村。右下が国際山岳博物館。赤い丸は、上からバラヒ・チョーク、チョレパタン終点。赤い四角は、上からプリティビ・チョーク、ラスタバンク・チョーク、ビウラタ・チョーク。

  •  次の目的地は、ポカラの南西に位置するチョレパタン。市バスをビラウタ・チョーク(写真)で下車し、西に向かうバスに乗り換えます。このビラウタ・チョーク(写真)は交通の要所で、西の道がチョレパタン、東の道が山岳博物館、北の道がダムサイド、北東に向かう道が空港およびポカラ・バスパークへとつながっています。

     次の目的地は、ポカラの南西に位置するチョレパタン。市バスをビラウタ・チョーク(写真)で下車し、西に向かうバスに乗り換えます。このビラウタ・チョーク(写真)は交通の要所で、西の道がチョレパタン、東の道が山岳博物館、北の道がダムサイド、北東に向かう道が空港およびポカラ・バスパークへとつながっています。

  • ==デビズ・フォール(パタレ・チャンゴ)==<br /><br /> ビラウタ・チョークから1.5キロほど走り、道路が下って右にカーブした辺りで途中下車します。賑やかなエリアなので、すぐに分かるでしょう。<br /><br /> チョレパタンには、見所が3ヶ所。マハデブ洞窟とデビィズ・フォール、さらにはチベット難民キャンプがあります。まずは、道路右側に看板が見えているデビィズ・フォール(写真、20ルピー=20円)へ。これは何かというと..ただの滝です。フェワ湖から地中を流れてきた川が、ここで大きく地下に流れ落ちます。雨季ならすごい水量という話ですが、雨季なんかにポカラに来ないし..。

    ==デビズ・フォール(パタレ・チャンゴ)==

     ビラウタ・チョークから1.5キロほど走り、道路が下って右にカーブした辺りで途中下車します。賑やかなエリアなので、すぐに分かるでしょう。

     チョレパタンには、見所が3ヶ所。マハデブ洞窟とデビィズ・フォール、さらにはチベット難民キャンプがあります。まずは、道路右側に看板が見えているデビィズ・フォール(写真、20ルピー=20円)へ。これは何かというと..ただの滝です。フェワ湖から地中を流れてきた川が、ここで大きく地下に流れ落ちます。雨季ならすごい水量という話ですが、雨季なんかにポカラに来ないし..。

  •  実は、柵の外から見えているのは、滝のほんの一部分。体を乗り出して見てみると、一段階下にメインの滝があるのが分かります。以上、デビズ・フォールのみどころ案内でした。ポカラの観光地は、このレベルのものが続きます。

     実は、柵の外から見えているのは、滝のほんの一部分。体を乗り出して見てみると、一段階下にメインの滝があるのが分かります。以上、デビズ・フォールのみどころ案内でした。ポカラの観光地は、このレベルのものが続きます。

  • ==マハデブ洞窟==<br /><br /> 続いて、道路を挟んですぐ向かい側にあるグプテシュワール・マハデブ洞窟へ。これは何かというと..ただの整備された洞窟です。入場料(100ルピー=100円)を支払い、洞窟内へと続く階段を降りていきます。

    ==マハデブ洞窟==

     続いて、道路を挟んですぐ向かい側にあるグプテシュワール・マハデブ洞窟へ。これは何かというと..ただの整備された洞窟です。入場料(100ルピー=100円)を支払い、洞窟内へと続く階段を降りていきます。

  •  途中で、シバ神を祭った廟のようなものが出てきます。実は、これがこの洞窟を有名にしているご本尊のようなもの。廟の後、一番奥の行き止まりポイントまで道を進むと、正面の岩の裂け目から光が漏れ、滝のような水流がなんとなく見えます。これが、先ほどデビズ・フォールで見た滝の下半分。そう、この洞窟は、道路の下を通って繋がっているのです。

     途中で、シバ神を祭った廟のようなものが出てきます。実は、これがこの洞窟を有名にしているご本尊のようなもの。廟の後、一番奥の行き止まりポイントまで道を進むと、正面の岩の裂け目から光が漏れ、滝のような水流がなんとなく見えます。これが、先ほどデビズ・フォールで見た滝の下半分。そう、この洞窟は、道路の下を通って繋がっているのです。

  • ==タシリン・チベット村==<br /><br /> 最後の見所は、チベット難民キャンプ。マハテブ洞窟のすぐ西側の道路を進んだ先にあります。まず最初に、ゴンパが右側に現れ、次に地方の老人ホームのような平屋の建物が出てきます(写真)。これが、チベットから逃れてきた難民の家族らが住む住居。難民といっても、50年以上前の話ですけどね。<br /><br /> この住宅街の少し前に土産物屋の露店が並ぶ場所があり、その奥を進んだ所に、カーペット工房があります。

    ==タシリン・チベット村==

     最後の見所は、チベット難民キャンプ。マハテブ洞窟のすぐ西側の道路を進んだ先にあります。まず最初に、ゴンパが右側に現れ、次に地方の老人ホームのような平屋の建物が出てきます(写真)。これが、チベットから逃れてきた難民の家族らが住む住居。難民といっても、50年以上前の話ですけどね。

     この住宅街の少し前に土産物屋の露店が並ぶ場所があり、その奥を進んだ所に、カーペット工房があります。

  •  これが、そのカーペット工房。ツアーで来たら、間違いなくここを見学することになるでしょう。軒先では、チベット族のオバサン達が、刈り取った羊の毛を平たいブラシのようなもので慣らしていました。

     これが、そのカーペット工房。ツアーで来たら、間違いなくここを見学することになるでしょう。軒先では、チベット族のオバサン達が、刈り取った羊の毛を平たいブラシのようなもので慣らしていました。

  •  中には、織り機数台と、それに向かって作業する女性が5人ほど。ここに来て、ある事に気づけば、あなたは「気づき度」が高い人間と言えるでしょう。<br /><br /> それは..作業している人がチベット人ではないということです。彼女らは、すべて地元のネパール人。難民の収入のために存在しているはずのこの工房に、もうチベット人はいないのです。他にいい食い扶持を見つけたのか、賃金が不満なのか、理由はわかりません。いずれにせよ、現状はこうなっています。

     中には、織り機数台と、それに向かって作業する女性が5人ほど。ここに来て、ある事に気づけば、あなたは「気づき度」が高い人間と言えるでしょう。

     それは..作業している人がチベット人ではないということです。彼女らは、すべて地元のネパール人。難民の収入のために存在しているはずのこの工房に、もうチベット人はいないのです。他にいい食い扶持を見つけたのか、賃金が不満なのか、理由はわかりません。いずれにせよ、現状はこうなっています。

  •  工房の近くには大きなショールームがあり、ここで生産されたカーペットを購入できます。絨毯のサイズは小型の物から、文字通りの絨毯サイズまで様々。各カーペットには、サイズや織密度、値段が書かれたタグが付けられており、思ったより明朗会計です。

     工房の近くには大きなショールームがあり、ここで生産されたカーペットを購入できます。絨毯のサイズは小型の物から、文字通りの絨毯サイズまで様々。各カーペットには、サイズや織密度、値段が書かれたタグが付けられており、思ったより明朗会計です。

  •  例えば、写真中央のエベレスト模様の絨毯(40x41センチ、60ノット)は、わずか19ドル。その隣のマチャプチャレ絨毯は(50x47センチ、100ノット)は、少々質が高く53ドル。大きな絨毯は10万円以上しますが、小型のものなら、お土産に買って帰れそうです。

     例えば、写真中央のエベレスト模様の絨毯(40x41センチ、60ノット)は、わずか19ドル。その隣のマチャプチャレ絨毯は(50x47センチ、100ノット)は、少々質が高く53ドル。大きな絨毯は10万円以上しますが、小型のものなら、お土産に買って帰れそうです。

  • ==国際山岳博物館==<br /><br /> チョレパタン観光を終え、次の目的地へ向かいます。実は、ポカラ南部には、もうひとつ観光スポットがあります。それは、国際山岳博物館。アクセスは、ビラウタ・チョークから同方向に向かうバスを利用するだけ。しばらく市街地を走った後、川沿いの道で博物館のゲートが見えてきます。<br /><br /> 一見、辺鄙なところにあるようですが、川の奥にある集落にバスが沢山出ているため、アクセスは悪くありません。チョレパタンに行く前に立ち寄れば、乗り換え的には少し楽かな。仮に自転車や徒歩で行く場合も、道に案内板があるので迷わずに行けるはずです。

    ==国際山岳博物館==

     チョレパタン観光を終え、次の目的地へ向かいます。実は、ポカラ南部には、もうひとつ観光スポットがあります。それは、国際山岳博物館。アクセスは、ビラウタ・チョークから同方向に向かうバスを利用するだけ。しばらく市街地を走った後、川沿いの道で博物館のゲートが見えてきます。

     一見、辺鄙なところにあるようですが、川の奥にある集落にバスが沢山出ているため、アクセスは悪くありません。チョレパタンに行く前に立ち寄れば、乗り換え的には少し楽かな。仮に自転車や徒歩で行く場合も、道に案内板があるので迷わずに行けるはずです。

  •  入場料300ルピー(300円、高!)を払って敷地内へ。展示ホールの中はかなり広く、まともに展示を見ていたら2時間以上かかります。展示物は、著名な山の解説と登頂の歴史、歴史的登山の装備品の展示、山岳民族の紹介、ヒマラヤの自然や地形、動植物など。山に興味ない人には、ちょっとつまらないかも。<br /><br /><br />URL: http://www.internationalmountainmuseum.org/

     入場料300ルピー(300円、高!)を払って敷地内へ。展示ホールの中はかなり広く、まともに展示を見ていたら2時間以上かかります。展示物は、著名な山の解説と登頂の歴史、歴史的登山の装備品の展示、山岳民族の紹介、ヒマラヤの自然や地形、動植物など。山に興味ない人には、ちょっとつまらないかも。


    URL: http://www.internationalmountainmuseum.org/

  •  日本関連では、マナスル初登頂の資料や、女性で初めてエベレストに登頂した田部井淳子さんの装備などが展示されています。よく見ると、「田部井さんコーナー」のすぐ隣に、小さくラインホルト・メスナーの紹介(写真)。メスナーといえば、世界で最も名を残した登山家のひとり。どうも、この博物館はアジアの国々の協力を得て作られたらしく、西洋登山家の扱いは、こんなものです。

     日本関連では、マナスル初登頂の資料や、女性で初めてエベレストに登頂した田部井淳子さんの装備などが展示されています。よく見ると、「田部井さんコーナー」のすぐ隣に、小さくラインホルト・メスナーの紹介(写真)。メスナーといえば、世界で最も名を残した登山家のひとり。どうも、この博物館はアジアの国々の協力を得て作られたらしく、西洋登山家の扱いは、こんなものです。

  •  これは、アルピニスト・野口健さんが行ったエベレスト清掃登山のコーナー。結構広いスペースを割いて紹介されています。

     これは、アルピニスト・野口健さんが行ったエベレスト清掃登山のコーナー。結構広いスペースを割いて紹介されています。

  •  これは、エベレスト最寄りのゴラクシェップ(5250m)で、毎年寒中水泳する大沢茂男さんの紹介。写真は、第29回、86歳の時のものですが、元気ですね。館内はとても広いので、このようなよくわからない展示も見かけます。<br /><br /> この後、屋外にあるマナスルを模したコンクリートの山に登り、バスでビラウタ・チョークまで戻りました。

     これは、エベレスト最寄りのゴラクシェップ(5250m)で、毎年寒中水泳する大沢茂男さんの紹介。写真は、第29回、86歳の時のものですが、元気ですね。館内はとても広いので、このようなよくわからない展示も見かけます。

     この後、屋外にあるマナスルを模したコンクリートの山に登り、バスでビラウタ・チョークまで戻りました。

  • [バザール周辺]<br /><br />==ポカラ南からバザール地区へ==<br /><br /> ポカラ南の観光地を制覇した後は、バザール地区に向かいます。ビラウタ・チョークからバザール方面へは、主に2種類のバスルートが存在します。ひとつは、空港を通って、プリティビ・チョーク(バスパーク)を経て、ニューロード、マヘンドラブルと行くルート(地図水色)。もうひとつは、チョレパタン始発で、ダムサイド、イミグレ前、シリージャナ・チョーク - プリティビ・チョーク - ナヤバザール - バガンと行くルート(地図青色)。又、乗合バン(地図黄色)も、行き先によっては使えます。 すべて、ビラウタ・チョークが始発ではないので、交差点を行きたい方向に進んだ先でバスを待ちます。<br /><br /><br />地図: 大きなピンクの点は、下から、ビラウタ・チョーク、プリティビ・チョーク、ポカラ博物館、マヘンドラプル。赤い四角は、下から、ラスタバンク・チョーク、シリージャナ・チョーク、ニューロードのT字路。

    [バザール周辺]

    ==ポカラ南からバザール地区へ==

     ポカラ南の観光地を制覇した後は、バザール地区に向かいます。ビラウタ・チョークからバザール方面へは、主に2種類のバスルートが存在します。ひとつは、空港を通って、プリティビ・チョーク(バスパーク)を経て、ニューロード、マヘンドラブルと行くルート(地図水色)。もうひとつは、チョレパタン始発で、ダムサイド、イミグレ前、シリージャナ・チョーク - プリティビ・チョーク - ナヤバザール - バガンと行くルート(地図青色)。又、乗合バン(地図黄色)も、行き先によっては使えます。 すべて、ビラウタ・チョークが始発ではないので、交差点を行きたい方向に進んだ先でバスを待ちます。


    地図: 大きなピンクの点は、下から、ビラウタ・チョーク、プリティビ・チョーク、ポカラ博物館、マヘンドラプル。赤い四角は、下から、ラスタバンク・チョーク、シリージャナ・チョーク、ニューロードのT字路。

  • ==ポカラ博物館==<br /><br /> 私が次に行きたいのは、ナヤバザールにあるポカラ博物館。もしナヤバザールを通らないバスに乗ったなら、プリティビ・チョークで下車して、交差点を北に渡り、そこで待機しているバスに乗り込みます。進行方向右側にある博物館のゲートを見つけて、そこで途中下車。<br /><br /> この博物館(30ルピー=30円)は、グルンやタカリなど、近郊の山岳民族の文化や生活について展示しています。もし、アンナプルナのトレッキング中に、それらの民族について興味を持ったならば、立ち寄ってみるのもいいでしょう。

    ==ポカラ博物館==

     私が次に行きたいのは、ナヤバザールにあるポカラ博物館。もしナヤバザールを通らないバスに乗ったなら、プリティビ・チョークで下車して、交差点を北に渡り、そこで待機しているバスに乗り込みます。進行方向右側にある博物館のゲートを見つけて、そこで途中下車。

     この博物館(30ルピー=30円)は、グルンやタカリなど、近郊の山岳民族の文化や生活について展示しています。もし、アンナプルナのトレッキング中に、それらの民族について興味を持ったならば、立ち寄ってみるのもいいでしょう。

  • ==マヘンドラ・プル==<br /><br /> 博物館を出て、同じ道路を北に向かうバスに乗り込み、マヘンドラプルで下車。マヘンドラプルのプルとは、「橋」の意味。バス停のすぐ東側に、セティ川にかかる橋があります。ここが、歩き方によると、深い渓谷を流れる乳白色のセティ川が見られるポイント。確かに、橋から川を覗くと、ずっと下のほうにミルク色の川が流れています。水が白く濁っているのは、ここまで流れてくる過程で、石灰岩が混ざるからです。<br /><br />

    ==マヘンドラ・プル==

     博物館を出て、同じ道路を北に向かうバスに乗り込み、マヘンドラプルで下車。マヘンドラプルのプルとは、「橋」の意味。バス停のすぐ東側に、セティ川にかかる橋があります。ここが、歩き方によると、深い渓谷を流れる乳白色のセティ川が見られるポイント。確かに、橋から川を覗くと、ずっと下のほうにミルク色の川が流れています。水が白く濁っているのは、ここまで流れてくる過程で、石灰岩が混ざるからです。

  • [バガール] <br /><br />==バザール地区からバガールへ==<br /><br /> 再びメイン道路に戻り、さらに北に向かうバスを拾います。乗り場は交差点のやや北側、スーパーの入口近く。ここにいるバスは、一部を除き、バガ-ルに向かいます。どうも、ここからバガールへの道は、行きと帰りでルートが違うようで、行きはオールドバザールを経由してバグルン・バスパークの近くを通過し、帰りは、近道を通って帰ってきます。<br /><br />地図: 青と水色の線が、バザール地区からバガールへのルート。大きな赤い点は、下から、マヘンドラプル、オールドバザール、バグルン・バスパーク、バガール。ピンクの点は、下から、セティ川渓谷公園、グルカ博物館。

    [バガール]

    ==バザール地区からバガールへ==

     再びメイン道路に戻り、さらに北に向かうバスを拾います。乗り場は交差点のやや北側、スーパーの入口近く。ここにいるバスは、一部を除き、バガ-ルに向かいます。どうも、ここからバガールへの道は、行きと帰りでルートが違うようで、行きはオールドバザールを経由してバグルン・バスパークの近くを通過し、帰りは、近道を通って帰ってきます。

    地図: 青と水色の線が、バザール地区からバガールへのルート。大きな赤い点は、下から、マヘンドラプル、オールドバザール、バグルン・バスパーク、バガール。ピンクの点は、下から、セティ川渓谷公園、グルカ博物館。

  • ==マヘンドラ洞窟==<br /><br /> 基本的にバスはバガール(写真)が終点。ここから別のバスに乗り換え、ポカラ北部の集落に向かいます。数台あるバスの中から、マヘンドラ洞窟行きを聞き出し乗車。

    ==マヘンドラ洞窟==

     基本的にバスはバガール(写真)が終点。ここから別のバスに乗り換え、ポカラ北部の集落に向かいます。数台あるバスの中から、マヘンドラ洞窟行きを聞き出し乗車。

  •  都合のいいことに、洞窟の手前がバスの終点になっています。で、マヘンドラ洞窟(20ルピー=20円)は何かというと..やはりただの鍾乳洞っぽい洞窟です。ただ、チョレパタンの洞窟よりは、少しワイルド。順路に従い進むと、最後、太った人には絶対通れない岩の裂け目を這い上がって外に出ます。もちろん、戻って入口から出るのもOK。<br />

     都合のいいことに、洞窟の手前がバスの終点になっています。で、マヘンドラ洞窟(20ルピー=20円)は何かというと..やはりただの鍾乳洞っぽい洞窟です。ただ、チョレパタンの洞窟よりは、少しワイルド。順路に従い進むと、最後、太った人には絶対通れない岩の裂け目を這い上がって外に出ます。もちろん、戻って入口から出るのもOK。

  • ==コウモリ洞窟==<br /><br /> ここから次の目的地、コウモリ洞窟までは看板が出ているので、それに従って1キロほど歩きます。土地勘があれば、サンガム・チョークで下車して、先にコウモリ洞窟を訪問するのもいいでしょう。<br /><br /> 入場料(20ルピー=20円)払って、洞窟の中へ。内部は暗いので、ライトを持参するか、レンタル(50ルピー)します。こちらの見所は、もちろんコウモリ。天井にぶら下がった多数のコウモリを、下から横から観察します。

    ==コウモリ洞窟==

     ここから次の目的地、コウモリ洞窟までは看板が出ているので、それに従って1キロほど歩きます。土地勘があれば、サンガム・チョークで下車して、先にコウモリ洞窟を訪問するのもいいでしょう。

     入場料(20ルピー=20円)払って、洞窟の中へ。内部は暗いので、ライトを持参するか、レンタル(50ルピー)します。こちらの見所は、もちろんコウモリ。天井にぶら下がった多数のコウモリを、下から横から観察します。

  •  せっかく暗い洞窟の中にいるのに、観光客が放つカメラのフラッシュで快適な睡眠を邪魔されるコウモリ達。正直、いい迷惑でしょう。こちらの洞窟も、順路に従えば、鍾乳洞のようなツルツルの岩をよじ登って、岩の裂け目から脱出します。マヘンドラ洞窟より、さらに難度の高いルート。<br /><br /> なぜだか知りませんが、これら2つの洞窟は、最新版の歩き方には紹介されていません。 でもソコソコ楽しめるので、コウモリを生で見たことがない人は、ぜひ足を運んでみましょう。<br /><br />

     せっかく暗い洞窟の中にいるのに、観光客が放つカメラのフラッシュで快適な睡眠を邪魔されるコウモリ達。正直、いい迷惑でしょう。こちらの洞窟も、順路に従えば、鍾乳洞のようなツルツルの岩をよじ登って、岩の裂け目から脱出します。マヘンドラ洞窟より、さらに難度の高いルート。

     なぜだか知りませんが、これら2つの洞窟は、最新版の歩き方には紹介されていません。 でもソコソコ楽しめるので、コウモリを生で見たことがない人は、ぜひ足を運んでみましょう。

  • ==グルカ博物館==<br /><br /> マヘンドラ洞窟まで戻り、再びバスでバガールへ。実は、バガール周辺にも見所が幾つかあります。ひとつは、北側の橋を渡ってすぐのグルカ博物館(150ルピー=150円)。傭兵として活躍してきた彼らの歴史が展示されています(行ってません)。

    ==グルカ博物館==

     マヘンドラ洞窟まで戻り、再びバスでバガールへ。実は、バガール周辺にも見所が幾つかあります。ひとつは、北側の橋を渡ってすぐのグルカ博物館(150ルピー=150円)。傭兵として活躍してきた彼らの歴史が展示されています(行ってません)。

  • ==セティ川観察==<br /><br /> もうひとつは、橋の手前にあるセティ川渓谷公園(25ルピー=25円)。この小さな公園では、マヘンドラプル同様、橋の上から、眼下深く流れるセティ川を見学できます。この展望用の橋の上には、同時に水路が走っており、すぐ間近で白色の水流を観察できます。この水路は、マヘンドラプル近くの水力発電所まで繋がっているという話です。<br />

    ==セティ川観察==

     もうひとつは、橋の手前にあるセティ川渓谷公園(25ルピー=25円)。この小さな公園では、マヘンドラプル同様、橋の上から、眼下深く流れるセティ川を見学できます。この展望用の橋の上には、同時に水路が走っており、すぐ間近で白色の水流を観察できます。この水路は、マヘンドラプル近くの水力発電所まで繋がっているという話です。

  • [ヘムジャ地区]<br /><br />==バガールからヘムジャ地区へ==<br /><br /> ポカラ北東部にあるバガール周辺を観光した後、北西部にあるヘムジャ地区を目指します。残念ながら、ここからヘムジャへのバスはなし。しかし、500メートルほどしか離れていないので、歩いて行けます。道ですが、バガールのバス停から適当に西に歩いていけば、賑やかな大通りに到着するでしょう。そこがハリチョーク。<br /><br /><br />地図: 赤い点は、左から、ハリ・チョーク、バガールバス乗り場。ピンクの点は、左から、タシパルケル・チベット村、ペマツァル・サキャ・僧院学院、コウモリ洞窟、マヘンドラ洞窟。

    [ヘムジャ地区]

    ==バガールからヘムジャ地区へ==

     ポカラ北東部にあるバガール周辺を観光した後、北西部にあるヘムジャ地区を目指します。残念ながら、ここからヘムジャへのバスはなし。しかし、500メートルほどしか離れていないので、歩いて行けます。道ですが、バガールのバス停から適当に西に歩いていけば、賑やかな大通りに到着するでしょう。そこがハリチョーク。


    地図: 赤い点は、左から、ハリ・チョーク、バガールバス乗り場。ピンクの点は、左から、タシパルケル・チベット村、ペマツァル・サキャ・僧院学院、コウモリ洞窟、マヘンドラ洞窟。

  •  このハリ・チョークは、バグルンやベニ、ナヤプルなど、アンナプルナ南部の町に行くバスが必ず通る場所。始発はバグルン・バスパークや他の町の場合が多いのですが、たいてい、ここでも客引きをします。同方向で近郊の町に行く場合は、ここから出ている市バスが便利。チベット難民キャンプ、ヘムジャ、フェディなどを通り、終点のグワティ川まで走ります。<br /><br /><br />写真: ハリ・チョーク。トゥディヒル(TUDIKHEL)と言っても通りがいい。<br /><br />

     このハリ・チョークは、バグルンやベニ、ナヤプルなど、アンナプルナ南部の町に行くバスが必ず通る場所。始発はバグルン・バスパークや他の町の場合が多いのですが、たいてい、ここでも客引きをします。同方向で近郊の町に行く場合は、ここから出ている市バスが便利。チベット難民キャンプ、ヘムジャ、フェディなどを通り、終点のグワティ川まで走ります。


    写真: ハリ・チョーク。トゥディヒル(TUDIKHEL)と言っても通りがいい。

  • ==タシパルケル・チベット村==<br /><br /> このエリアでの見所は、チョレパタン同様、チベット難民キャンプ。一体何度目だよ!ってほどこの手の施設に来ている気がしますが、まあ物は試し。それぞれ、微妙に違いますからね。<br /><br /> バスはハリ・チョークを出発。すぐに橋を越え、坂道を登りきった辺りの左側に、チベット難民キャンプの入口があります。右側にチベットの旗が出てくるので、すぐわかるでしょう。車掌に「チベタン・キャンプ」と言っとけば、そこで下ろしてくれます。入口から、左手に歩くと、すぐに土産物屋の通り(写真)が出てきます。

    ==タシパルケル・チベット村==

     このエリアでの見所は、チョレパタン同様、チベット難民キャンプ。一体何度目だよ!ってほどこの手の施設に来ている気がしますが、まあ物は試し。それぞれ、微妙に違いますからね。

     バスはハリ・チョークを出発。すぐに橋を越え、坂道を登りきった辺りの左側に、チベット難民キャンプの入口があります。右側にチベットの旗が出てくるので、すぐわかるでしょう。車掌に「チベタン・キャンプ」と言っとけば、そこで下ろしてくれます。入口から、左手に歩くと、すぐに土産物屋の通り(写真)が出てきます。

  •  そこを抜けた先に、この村のランドマーク、ジャンチュブ・チョリン僧院があります。どうも、この村には宿泊施設もあるようで、バックパックを担いだ外国人を何人か見かけました。ゴンパの中は見学自由。少年僧侶などもいて、とても雰囲気があります。<br /><br /> ただ、入口とこのゴンパを往復しただけでは、チベットらしさはあまり感じません。というのも、ゴンパと土産物屋通り以外は、チベット人よりネパール人の方が多いくらいなのです。では、難民の住宅はどこにあるかというと、ゴンパの奥(左側)に、隠れるように集まっています。

     そこを抜けた先に、この村のランドマーク、ジャンチュブ・チョリン僧院があります。どうも、この村には宿泊施設もあるようで、バックパックを担いだ外国人を何人か見かけました。ゴンパの中は見学自由。少年僧侶などもいて、とても雰囲気があります。

     ただ、入口とこのゴンパを往復しただけでは、チベットらしさはあまり感じません。というのも、ゴンパと土産物屋通り以外は、チベット人よりネパール人の方が多いくらいなのです。では、難民の住宅はどこにあるかというと、ゴンパの奥(左側)に、隠れるように集まっています。

  •  ゴンパの隣にマウント・カイラス・スクールという寄宿学校があり、さらにその隣にコミュニティホールの建物があります。勝手に敷地内に入り、そこを覗いてみると..何と中はお祈り会場のようになっていました。正面左にはダライ・ラマの垂れ幕。ホールの前方と両端には、床に座り、ひたすら携帯用マニ車を回して念仏を唱える老人たち、総勢40人。そうそう、コレですよ! 観光客に目の触れない場所で、いかにもチベット人らしい慣習が続いているのでした。

     ゴンパの隣にマウント・カイラス・スクールという寄宿学校があり、さらにその隣にコミュニティホールの建物があります。勝手に敷地内に入り、そこを覗いてみると..何と中はお祈り会場のようになっていました。正面左にはダライ・ラマの垂れ幕。ホールの前方と両端には、床に座り、ひたすら携帯用マニ車を回して念仏を唱える老人たち、総勢40人。そうそう、コレですよ! 観光客に目の触れない場所で、いかにもチベット人らしい慣習が続いているのでした。

  • ==手編み絨毯の作り方==<br /><br /> この後、ゴンパの前にある絨毯工房もチェック。ここも、やはり働いているのは主にネパール人女性で、チベット系は一人だけ。床に転がった数種類の毛糸が、編んでいる模様の複雑さを物語っています。

    ==手編み絨毯の作り方==

     この後、ゴンパの前にある絨毯工房もチェック。ここも、やはり働いているのは主にネパール人女性で、チベット系は一人だけ。床に転がった数種類の毛糸が、編んでいる模様の複雑さを物語っています。

  •  ここで、ふと素朴な疑問が。そもそも絨毯の手編みってどうやってやるんだろ?すぐそばで手順を見て観察することにします。まず、横糸と棒を通し、縦糸に絡ませながら、模様に対応した糸を、左から右へぐるぐる巻いていきます。

     ここで、ふと素朴な疑問が。そもそも絨毯の手編みってどうやってやるんだろ?すぐそばで手順を見て観察することにします。まず、横糸と棒を通し、縦糸に絡ませながら、模様に対応した糸を、左から右へぐるぐる巻いていきます。

  •  端まで編んだら、下の編み終わっている部分に押し付け、横棒を抜き、ヘラのような平たい刀で表面部分を刈り取ります。最後、はみ出した毛糸をハサミでカット。この地味な作業をひたすら繰り返します。なるほど、絨毯とは、かつらの植毛みたいに、下地にウールを植え付けていく作業なんですね。<br /><br /> 隣で見ていて驚いたのですが、女性が毛糸を巻くスピードは、まさに神業レベル。速すぎて、手先が全く見えません。こりゃ、誰にでもできるような作業じゃなありませんね。工房にチベット人がいないのも、移民した後の世代が、この大変な作業をやりたがらなかったからかもしれません。

     端まで編んだら、下の編み終わっている部分に押し付け、横棒を抜き、ヘラのような平たい刀で表面部分を刈り取ります。最後、はみ出した毛糸をハサミでカット。この地味な作業をひたすら繰り返します。なるほど、絨毯とは、かつらの植毛みたいに、下地にウールを植え付けていく作業なんですね。

     隣で見ていて驚いたのですが、女性が毛糸を巻くスピードは、まさに神業レベル。速すぎて、手先が全く見えません。こりゃ、誰にでもできるような作業じゃなありませんね。工房にチベット人がいないのも、移民した後の世代が、この大変な作業をやりたがらなかったからかもしれません。

  • ==チベット人移住区==<br /><br /> このヘムジャ地区には、難民キャンプ以外に、もうひとつ行っておきたい場所がありました。それは、サランコットから見えていたゴンパらしき建物(写真)。これは、先ほど訪れた難民キャンプのゴンパより、ずっと南東側にあり、そしてずっと巨大です。地図には載ってないけど、一体あれは何だろう。

    ==チベット人移住区==

     このヘムジャ地区には、難民キャンプ以外に、もうひとつ行っておきたい場所がありました。それは、サランコットから見えていたゴンパらしき建物(写真)。これは、先ほど訪れた難民キャンプのゴンパより、ずっと南東側にあり、そしてずっと巨大です。地図には載ってないけど、一体あれは何だろう。

  •  難民キャンプの入口から、路地をずっと左に歩いて行くと、すぐにチベット人移住区に入ります。その規模は、チョレパタンのものより大きく、見ての通り、各家の屋根には、旗、旗、旗。これは、タルチョと呼ばれる経文が描かれた祈祷布で、この難民キャンプだけでなく、ポカラ市街地やグルン族の山村などでもよくみかけます。つまり、彼らは、一ヶ所に固まって定住したりせず、ネパール中に移住して生活しているのです。もちろん、旗だけでは、難民かどうか判断できませんが、ポカラ近郊には、かなりの数の難民出身者が暮らしています。<br /><br /> タルチョの存在は、言うなれば、「私、チベット仏教徒です」と自己申告しているようなもの。日本でいえば、公明党のポスターのような..ちょっと違うか。ところで、この5色の旗は順番が決まっており、上から、青(空)、白(雲)、赤(火)、緑(水)、黄色(大地)。偶然にも、上3色はフランス国旗と同じです。フランス人の人達は、これを見てどう思ってるのでしょうね。

     難民キャンプの入口から、路地をずっと左に歩いて行くと、すぐにチベット人移住区に入ります。その規模は、チョレパタンのものより大きく、見ての通り、各家の屋根には、旗、旗、旗。これは、タルチョと呼ばれる経文が描かれた祈祷布で、この難民キャンプだけでなく、ポカラ市街地やグルン族の山村などでもよくみかけます。つまり、彼らは、一ヶ所に固まって定住したりせず、ネパール中に移住して生活しているのです。もちろん、旗だけでは、難民かどうか判断できませんが、ポカラ近郊には、かなりの数の難民出身者が暮らしています。

     タルチョの存在は、言うなれば、「私、チベット仏教徒です」と自己申告しているようなもの。日本でいえば、公明党のポスターのような..ちょっと違うか。ところで、この5色の旗は順番が決まっており、上から、青(空)、白(雲)、赤(火)、緑(水)、黄色(大地)。偶然にも、上3色はフランス国旗と同じです。フランス人の人達は、これを見てどう思ってるのでしょうね。

  •  チベット人集落は300メートルほど続き、村を抜けた辺りで、南側に送電所のような変な建物が見えてきます。これは、何かというと、前の旅行記で紹介したジップ・フライヤーの設備です。

     チベット人集落は300メートルほど続き、村を抜けた辺りで、南側に送電所のような変な建物が見えてきます。これは、何かというと、前の旅行記で紹介したジップ・フライヤーの設備です。

  •  上を見上げると、うっすらと二本のワイヤーが山の上まで伸びているのがわかります。ここを最高時速120キロで滑り降りるのが、このアトラクションの醍醐味。料金が70ドル(7000円)というのがちょっとアレですが..。<br /><br /><br />写真: 黄色い線 - 山の上から伸びるワイヤー。赤い点 - サランコット展望台。<br /><br />

     上を見上げると、うっすらと二本のワイヤーが山の上まで伸びているのがわかります。ここを最高時速120キロで滑り降りるのが、このアトラクションの醍醐味。料金が70ドル(7000円)というのがちょっとアレですが..。


    写真: 黄色い線 - 山の上から伸びるワイヤー。赤い点 - サランコット展望台。

  • [ペマツァル・サキャ・仏教学院]<br /><br /> ジップフライヤーを外から見学した後、目的の巨大ゴンパへ。着いてみると、これはペマツァル仏教学院というサキャ派の施設でした。2004年創設のまだ新しい建物で、言ってみればゴンパが併設された僧侶のための学校です。入口には「許可なしで入るな」と書かれていますが、警備員に声をかけて中に入れば問題なし。<br /><br /> どうも、中にゲストハウスがあるようで、西洋人旅行者を2,3人見かけました。パンフレットによると、全部で20部屋。部屋により600-1000ルピー(600-1000円)。この料金には、3回の食事と二度の紅茶が含まれます。その他、無料かどうかわかりませんが、仏教のレッスンがあったり、毎日のプージャに参加できます。<br /><br />URL - http://www.pematsal-sakya.org/<br />

    [ペマツァル・サキャ・仏教学院]

     ジップフライヤーを外から見学した後、目的の巨大ゴンパへ。着いてみると、これはペマツァル仏教学院というサキャ派の施設でした。2004年創設のまだ新しい建物で、言ってみればゴンパが併設された僧侶のための学校です。入口には「許可なしで入るな」と書かれていますが、警備員に声をかけて中に入れば問題なし。

     どうも、中にゲストハウスがあるようで、西洋人旅行者を2,3人見かけました。パンフレットによると、全部で20部屋。部屋により600-1000ルピー(600-1000円)。この料金には、3回の食事と二度の紅茶が含まれます。その他、無料かどうかわかりませんが、仏教のレッスンがあったり、毎日のプージャに参加できます。

    URL - http://www.pematsal-sakya.org/

  •  入ってすぐの一階部分は、中庭を囲んだ教室になっており、小学生くらいの僧侶たちが、青年僧侶から授業を受けていました。あえて僧侶というのは、みな袈裟を着ているからです。<br /><br /> 壁に貼ってあった時間割を見ると、英語、ネパール語、チベット語、数学、科学、とやや語学偏重の内容。私が教室を覗くと、10歳くらいのチビッコ僧侶が、流暢な英語で話しかけて来ました。

     入ってすぐの一階部分は、中庭を囲んだ教室になっており、小学生くらいの僧侶たちが、青年僧侶から授業を受けていました。あえて僧侶というのは、みな袈裟を着ているからです。

     壁に貼ってあった時間割を見ると、英語、ネパール語、チベット語、数学、科学、とやや語学偏重の内容。私が教室を覗くと、10歳くらいのチビッコ僧侶が、流暢な英語で話しかけて来ました。

  •  教室のある建物の階段を上に登って行くと、広いコンクリートの中庭に出ます。そこに面して、立派なゴンパと寄宿舎が建っており、これがサランコットから見た巨大建造物の正体。

     教室のある建物の階段を上に登って行くと、広いコンクリートの中庭に出ます。そこに面して、立派なゴンパと寄宿舎が建っており、これがサランコットから見た巨大建造物の正体。

  •  私がこの施設を訪問したのは、午後5時前。ちょうど授業が終わるころで、ゴンパの上では、ほら貝がブォーブォーッと吹き鳴らされ、生徒らは、すぐに教室を飛び出して遊びの時間。このへんは同年代の子供らと何ら変わりません。ただ、違いは袈裟を着ているという所だけ。<br />

     私がこの施設を訪問したのは、午後5時前。ちょうど授業が終わるころで、ゴンパの上では、ほら貝がブォーブォーッと吹き鳴らされ、生徒らは、すぐに教室を飛び出して遊びの時間。このへんは同年代の子供らと何ら変わりません。ただ、違いは袈裟を着ているという所だけ。

  •  ここまで紹介した場所の位置関係は、こうなります。黄色い点が、左から、ジャンチュブ・チョリン僧院、チベット人住居、ジップフライヤー駅、ペマツァル・サキャ・僧院学院。<br /><br /> ポカラ北側のチベット色が濃いエリアを楽しんだところで、そろそろレイクサイドに戻ります。

     ここまで紹介した場所の位置関係は、こうなります。黄色い点が、左から、ジャンチュブ・チョリン僧院、チベット人住居、ジップフライヤー駅、ペマツァル・サキャ・僧院学院。

     ポカラ北側のチベット色が濃いエリアを楽しんだところで、そろそろレイクサイドに戻ります。

  • [ポカラ-バグルン・ハイウェイ]<br /><br /> ペマツァル・サキャ学院から道路に下りた後、逆方向に走るバスを拾って、ハリ・チョークへ。ここからポカラ市内へは、2種類の乗合バンが出ています。ひとつは、バグルン・バスパーク、ゼロ・チョークを経由してプリティビ・チョークまで行くもの。もうひとつは、途中から左折し、ニューロード、ダムサイドを経由してチョレパタンへ行くもの。<br /><br /> もし、ホテルがレイクサイド北ならば、ゼロでハラン・チョーク行きのバスに乗り換え。ホテルがレイクサイド南ならば、プリティビ・チョークでバラヒ・チョーク行きのバスに乗り換えます。共に「レイクサイド」なので、車掌に行き先を確認する時は、具体的に。<br /><br /><br />写真: ゼロ(キロメター)と、乗り合いバン。何度も利用させてもらいました。<br />

    [ポカラ-バグルン・ハイウェイ]

     ペマツァル・サキャ学院から道路に下りた後、逆方向に走るバスを拾って、ハリ・チョークへ。ここからポカラ市内へは、2種類の乗合バンが出ています。ひとつは、バグルン・バスパーク、ゼロ・チョークを経由してプリティビ・チョークまで行くもの。もうひとつは、途中から左折し、ニューロード、ダムサイドを経由してチョレパタンへ行くもの。

     もし、ホテルがレイクサイド北ならば、ゼロでハラン・チョーク行きのバスに乗り換え。ホテルがレイクサイド南ならば、プリティビ・チョークでバラヒ・チョーク行きのバスに乗り換えます。共に「レイクサイド」なので、車掌に行き先を確認する時は、具体的に。


    写真: ゼロ(キロメター)と、乗り合いバン。何度も利用させてもらいました。

  • ==ビンドゥバシニ寺院==<br /><br /> このルートでは、バグルン・バスパークの500メートルほど手前でビンドゥバシニ寺院を通過します。ここも有名観光スポットのひとつ。ヒンドゥー教に興味がない人も、バラヒ寺院とここくらいは行っときましょう。

    ==ビンドゥバシニ寺院==

     このルートでは、バグルン・バスパークの500メートルほど手前でビンドゥバシニ寺院を通過します。ここも有名観光スポットのひとつ。ヒンドゥー教に興味がない人も、バラヒ寺院とここくらいは行っときましょう。

  • [まとめ]<br /><br /> と、こんな感じで、市バスを使ってポカラ周辺の観光地をくまなく回りました。「変わり者」と言われればそれまでですが、そもそも変人と達人は紙一重。何の後悔もありません。<br /><br /> バス費用は、すべて回ったとして200-250ルピー(200-250円)くらい。レンタサイクル一日分とそんなに変わらないけど、これはこれで全く別の楽しみ方があります。自分の行きたい場所を、バスルートと照らし合わせながら、最適化していくプロセス。これは、ただ地図を見て自転車を漕ぐのと違い、かなり知的な作業です。皆さんも、詰将棋でも解く感覚で、ポカラ市バスの旅、挑戦してみて下さい。ハマれば、結構楽しめます。<br /><br /><br />地図: 青い線 - 今回のルート。赤い点線 - 徒歩。ピンクの点 - 上から、タシパルケル・チベット村、ハラン・チョーク、バラヒ・チョーク、チョレパタン。赤い点 - 上から、グルカ博物館、ポカラ博物館、国際山岳博物館。<br /><br /><br /><br />[リンク集]<br /><br />==ポカラ旅行記一覧==<br />ポカラ再発見 全4作<br />http://4travel.jp/traveler/sekai_koryaku/album/10761427/<br /><br />==ネパール旅行記一覧==<br />http://4travel.jp/traveler/sekai_koryaku/album?view_mode=list&amp;dmos=os&amp;level1=1&amp;level2=771&amp;level3=&amp;sort=when<br /><br />==海外旅行記一覧==<br />http://4travel.jp/traveler/sekai_koryaku/album/?dmos=os&amp;wide=&amp;middle=&amp;sort=when&amp;view_mode=list<br /><br />==国内旅行記一覧==<br />http://4travel.jp/traveler/sekai_koryaku/album/?dmos=dm&amp;wide=&amp;middle=&amp;sort=when&amp;view_mode=list<br />

    [まとめ]

     と、こんな感じで、市バスを使ってポカラ周辺の観光地をくまなく回りました。「変わり者」と言われればそれまでですが、そもそも変人と達人は紙一重。何の後悔もありません。

     バス費用は、すべて回ったとして200-250ルピー(200-250円)くらい。レンタサイクル一日分とそんなに変わらないけど、これはこれで全く別の楽しみ方があります。自分の行きたい場所を、バスルートと照らし合わせながら、最適化していくプロセス。これは、ただ地図を見て自転車を漕ぐのと違い、かなり知的な作業です。皆さんも、詰将棋でも解く感覚で、ポカラ市バスの旅、挑戦してみて下さい。ハマれば、結構楽しめます。


    地図: 青い線 - 今回のルート。赤い点線 - 徒歩。ピンクの点 - 上から、タシパルケル・チベット村、ハラン・チョーク、バラヒ・チョーク、チョレパタン。赤い点 - 上から、グルカ博物館、ポカラ博物館、国際山岳博物館。



    [リンク集]

    ==ポカラ旅行記一覧==
    ポカラ再発見 全4作
    http://4travel.jp/traveler/sekai_koryaku/album/10761427/

    ==ネパール旅行記一覧==
    http://4travel.jp/traveler/sekai_koryaku/album?view_mode=list&dmos=os&level1=1&level2=771&level3=&sort=when

    ==海外旅行記一覧==
    http://4travel.jp/traveler/sekai_koryaku/album/?dmos=os&wide=&middle=&sort=when&view_mode=list

    ==国内旅行記一覧==
    http://4travel.jp/traveler/sekai_koryaku/album/?dmos=dm&wide=&middle=&sort=when&view_mode=list

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  • wtbさん 2013/08/23 10:13:09
    これはもう一度行きたくなりますね...
    コウモリ洞窟は知りませんでした。
    山岳博物館、スタッフ達がとても暇そうで、河口慧海氏の展示はどこだ?と聞いても誰もわからなかったのを覚えています。

    世界攻略者

    世界攻略者さん からの返信 2013/08/29 04:53:23
    RE: これはもう一度行きたくなりますね...
     河口慧海コーナー。確かに消えてましたね。私も、何度か同じ部屋をチェックした後、諦めました。
  • アリヤンさん 2013/08/10 16:59:29
    ディス イズ ザ 口コミ!
    世界攻略者さん、

    こんにちわ。
    アナタの旅行記は注目していましたが、中でもこのポカラ市バス路線情報は「This is the 口コミ!」というものですネ。

    4トラは「旅行のクチコミサイト」と称していますが、その殆どがクチコミでも何でも無い、パックものガイド本の写しにしか過ぎません。
    クチコミサイトという見出しは好きだし、写真と文との組み合わせの紙芝居は好きですが、クチコミというには程遠いツマラン旅行記が多いのは、看板倒れ?過大広告?にしか思えません。

    アナタの旅行記はまさに「クチコミ」にふさわしい、経験したものだけが語りうる素晴らしい情報が詰まっているのです。

    今後とも、クチコミサイトにふさわしい内容の情報伝達を続けてください。
    当方もクチコミにふさわしい紙芝居を展開したく思います。

    アリヤン

    世界攻略者

    世界攻略者さん からの返信 2013/08/16 01:40:04
    RE: ディス イズ ザ 口コミ!
    アリヤンさん こんにちは。

     「ポカラ近郊ひとりバスツアー」は、最近書いた旅行記の中では、最も地味で一般受けしないものです。でも、自分だけが情報を知っていても仕方がないと思い、頑張って書きました。そんな旅行記をお褒めいただけるとは、さすがにお目が高い!

     口コミの内容ですが、4トラはただのプラットホームなので、人それぞれでいいのでは、と考えています。備忘録や写真集代わりに使っている人もいますし。私の場合、凝りすぎて、口コミというよりは、ほとんど「作品」のようになっています。お互い頑張りましょう。

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