2012/06/15 - 2012/06/15
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世界攻略者さん
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カンクンは、メキシコ・ユカタン半島の先端にあるリゾート地。一生行く事はないと思ってましたが、日程に余裕ができたので行ってみることにしました。この辺りの観光スタイルは、遺跡、ビーチ、まったり、遺跡、ビーチ、まったり。私もこのパターンにのっとり、三日間楽しく過ごすことができました。
**情報は2012年6月のもの。1ペソ=6円で計算。
==中米放浪記==
[1]中米の楽しみ方
http://4travel.jp/traveler/sekai_koryaku/album/10688306/
[2]メキシコ・シティ - 遺跡見学とピープル・ウォッチ
http://4travel.jp/traveler/sekai_koryaku/album/10686493/
[3]トラコルーラ - エプロンの似合う田舎の定期市
http://4travel.jp/traveler/sekai_koryaku/album/10687397/
[4]サンファン・チャムラ - 神秘のドアを開け
http://4travel.jp/traveler/sekai_koryaku/album/10689039/
[5]シナカンタン - 日曜朝に咲く教会脇の小さなスミレ畑
http://4travel.jp/traveler/sekai_koryaku/album/10687675/
[6]パレンケ vs ティカル どっちの遺跡対決
http://4travel.jp/traveler/sekai_koryaku/album/10687162/
[7]チチカステナンゴ - キラリと光る市場の脇役たち
http://4travel.jp/traveler/sekai_koryaku/album/10687114/
[8]サンフランシスコ・エル・アルト - キング・オブ・定期市
http://4travel.jp/traveler/sekai_koryaku/album/10687872/
[9]スニル/トトニカパン - 野菜と温泉の時間 <==
http://4travel.jp/traveler/sekai_koryaku/album/10687621/
[10]ソロラ/サンティアゴ・アティトラン - 男の普段着対決
http://4travel.jp/traveler/sekai_koryaku/album/10687955/
[11]サンペドロ・ラ・ラグーナ - 山男、雨季に泣く
http://4travel.jp/traveler/sekai_koryaku/album/10687447/
[12]アンティグア - 元祖・沈没地の微妙な味わい
http://4travel.jp/traveler/sekai_koryaku/album/10687243/
[13]サンファン・アティタン - パープルタウンにタイムトリップ
http://4travel.jp/traveler/sekai_koryaku/album/10688519/
[14]トドス・サントス・クチュマタン - 秘境で生き残るアメカジ・ストリート
http://4travel.jp/traveler/sekai_koryaku/album/10686652/
[15]カンクン - 雨季でも楽しめるリゾートタウン <==
http://4travel.jp/traveler/sekai_koryaku/album/10688720/
==中米放浪記・番外編==
[1]アレナ・メヒコ - ルチャリブレ観戦記
http://4travel.jp/traveler/sekai_koryaku/album/10686736/
[2]グアテマラ チキンバス入門
http://4travel.jp/traveler/sekai_koryaku/album/10689725/
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[目次]
リゾート旅行
チチェン・イツァーへの道
チチェン・イツァー - 遺跡見学
チチェン・イツァー - 土産物
イク・キル
カンクンへの道
カンクン
イスラ・ムヘーレス
ベインテオ-チョ市場
トゥルム
メキシコ・シティへ
まとめ -
[リゾート旅行]
ここまでハイペースで旅した結果、最初の2週間強で行きたい場所すべて回りきってしまいました。正直、もう帰国してもいいのですが、帰りの飛行機の日付は変更できません。さて、残りの数日どこで過ごすべきか...。ガイドブックを見ながら熟考した結果、ユカタン半島のリゾート地、カンクンに行く事に決めました。
カンクンはメキシコシティと並ぶメキシコの観光地ですが、私の旅程には入っていませんでした。なぜなら、遠いから。メキシコ・シティからバスで24時間、サンクリストバル・デ・ラスカサスからでも18時間かかります。そんな不便な場所にあるため、もともと海派でない私は、行き先の候補から外していたのです。でも、行ってみたい場所ではありました。 -
[チチェン・イツァーへの道]
グアテマラからメキシコに戻り、サンクリストバルで一日過ごした後、カンクンに向けて出発です。サンクリストバルからカンクンまでは約18時間。一気に行くのは辛そうなので、途中でブレイクを入れることにします。チチェン・イツァー遺跡に立ち寄ることを考慮して、まずはユカタン半島の中心都市、メリダまで移動します。サンクリストバルからメリダまでは、OCCのバスが一日一本(6:20PM発、588ペソ=3528円)。14時間バスに揺られて、翌朝8時半、メリダのバスターミナルに到着しました。
ここからカンクン方面は、ADOや二等クラスのオリエントがバスを走られています。チチェン・イツァーまでたったの2時間。二等クラスでも十分なのですが、別のターミナルまで行くのが面倒なので、ADOのチケット買っちゃいました。 -
9時15分の便(114ペソ=684円)に乗車。バスは2時間ほど走り、遺跡入口に到着です。駐車場には、すでに15台を超える観光バスが駐車されていました。この場所はカンクンから日帰りで来れるため、バカンスのついでに遺跡に来る客が大勢いるのです。
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観光客が多いこともあり、ここには立派なビジターセンターがあります。レストランにバスチケット売り場、無料の荷物預かり所まであります。私もバックパックを預け、中に入ります。チケットは通常の57ペソ(342円)に加え、120ペソ(720円)を州政府に支払います。他の遺跡がすべて57ペソなのに、ここだけ追加徴収。納得いきませんよね。
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[チチェン・イツァー - 遺跡見学]
ビジターセンターからメインの遺跡までは、一直線に道が伸びています。敷地内は、観光客だけでなく土産物屋の露店も多く、とても賑やかな雰囲気。大型遺跡に来るのは、テオティワカン、パレンケ、ティカルに次いで三カ所目ですが、こんな行楽地のような賑わいは初めてです。ここまで、主に田舎めぐりをしてきた私も、観光地モードに適応しなくてはなりません。
民族衣装ですが、ユカタン半島ではあまり期待できません。白い南国風のドレスを、レストランの売り込みや露店のおばさんがたまに着ている程度。その一方、観光客の短パン率は8割を超えていす。このエリアの日差しは半端なく強く、長ズボンなど履いていたら、すぐに汗だくになっちゃいます。 -
チチェン・イツァーも、パレンケやティカルと同じマヤ文明の遺跡。ただ、違う都市国家だというのと、繁栄した時期に差があります。
入場ゲートから200メートルほど歩くと、すぐに開けた場所が出てきます。そこにあるのが、写真のエル・カスティージョというピラミッド型の宮殿。チチェン遺跡のみどころの約半分は、この宮殿のまわりに集まっています。このピラミッド近くでは、たいていツアーグループが一本締めのようなことを行なっています。というのは、手をたたくと、ビーンと高音のエコーが返ってくる場所があるからです。そんなに大人数で叩いたら、だれが成功したのかわからんだろうに! -
これが、春分と秋分の日に、宮殿の影が羽の形となって映る階段の側面。何度もテレビで見ましたが、普段は何てことない階段です。本来、年に二回しか現れない羽の影ですが、毎晩行われるライトアップ・ショーであっさり再現されています。
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宮殿の西側には、球戯場のコートがあります。娯楽ではなく宗教儀式として試合が行われ、ボールを壁の上の輪っか(写真上)に入れるのを争いました。勝利した方のキャプテンが生贄になるという、誰得なゲーム。
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これは、球戯場のそばにある「頭蓋骨の城」という名の台座。生贄のガイコツを、この上に置いて民衆にさらしていました。台座の壁には、その役割を示すように、頭蓋骨の絵が多数彫られています(写真)。この他、宮殿の東側に、戦士の宮殿と千本柱の間などの遺跡があります。
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ここまで紹介したのが、新チチェンと言われる、10世紀以降に建造された遺跡。トルテカ文明の影響を受けた「マヤ・トルテカ文明」と言われています。それとは別に、6世紀頃のマヤ古典期の遺跡群が、南西300メートルほど離れた場所にあります。僧院、教会、天文台(写真)、ピラミッドなど。
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最後に、敷地の北端にある大きなセノテを見学。セノテとは、地下にある水の溜まった空洞が、地面の陥没で露出したもの。敷地内に幾つかありますが、アクセスや大きさなど、鑑賞に耐えられるのはここだけ。それでも、柵があるので全体は見えません。
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[チチェン・イツァー - 土産物]
ビジターセンターに戻る途中、露店に並ぶ土産物をチェックしてみました。写真、一列目の中央にあるのが、ジャガーの笛。「ウギャー、ウギャー」と野獣の鳴き声のような音が出ます。これは、客の注意を引くために、露店の店主が頻繁に鳴らしています。最初はびっくりして振り向いちゃいますが、だんだん鬱陶しくなってきます。あっちでも、ウギャー、こっちでもウギャー。それを買った子供も鳴らして、ウギャー。いちいち、うるさいんだよー。本物の野生の動物の声が聞こえる遺跡は、ティカルだけです。 -
頭蓋骨つながりで、このようなカラフルな置きものも売られています。置物というのは、たいていもらっても困るようなものばかりですが、これは一応、インテリアのアクセントになりそうです。値段は知りませんが、よく「ワンダラー、10ペソ」の呼び込みを聞くので、小物なら100円以下で買えるのでしょう。
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これは何でしょう。墓で王様がかぶるお面を意識してるのかな。頭蓋骨の置物同様、こちらもアレンジを加えてアート路線まっしぐらです。他にも、タイガーマスクのようなジャガーの頭の木彫りとか、面白そうなお土産をいくつか見つけました。ここチチェン・イツァーの土産物屋は、かなり本気なので、売り物も充実しています。これらの商品の多くは、カンクンでも購入可能です。
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チチェン・イツァーでは、トータル2時間半ほど過ごしました。遺跡の場所と見所がはっきりしていて、見て回るのが楽。人が多く、強い日差しも手伝って、全体的に明るくて賑やかな感じです。その反面、基本的に遺跡の中に入ったり、登ったりすることはできません。
チチェン・イツァーを一言で表現するならば、「テーマパークのような安心感。ただし体験型ではなく鑑賞型」。 -
[イク・キル]
ユカタン半島には、チチェン・イツァー以外にも、セノテがある場所があります。そのうちいくつかは、泳げたり潜れたりもできます。旅行者にとって一番アクセスしやすいのが、チチェン・イツァーのすぐ近くにあるイク・キルというレジャー施設。ここでは、大きな洞窟の中にあるセノテで泳げます。
場所はビジターセンターから3,4キロ離れた場所。歩道のない一本道なので、遺跡の入口で待機しているタクシーを使うのがベストでしょう。往復120ペソ(720円、待機時間込み)。到着後、チケット(70ペソ=420円)を買ってイク・キルの中に入ります。 -
中には、更衣室とシャワー、有料のロッカー(30ペソ=180円)とライフジャケット(30ペソ=180円)の貸し出しがあります。
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水着に着替えた後、階段を下ってプールサイドへ。途中、「タオル以外のものを持ち込み禁止」という注意書きがありますが、みんな無視。カメラはもちろん、ロッカー代をケチった人が壁際に荷物を置いています。
プールには三種類の人がいます。泳ぐ人、飛び込む人、突っ立って見てる人。プールサイドは一見混雑しているように見えますが、水の中に入ってしまえば問題なし。円形のプールはかなり広いです。私は泳ぎが苦手なので、ライフジャケットを借りて、プカプカ浮遊していました。のんびり天井の穴を見つめたり、遠くのギャラリーを見つめたり。イク・キルは、チチェン・イツァーのツアーに含まれることが多いので、泳がない人も、上のバルコニーから中を見学しています。 -
プールサイドの左側が飛び込みスペースになっていて、勇気ある人たちが、行列をつくってここから豪快に飛び込みます。プールに入るルートは、梯子とこの飛び込みの二ヶ所あるのに対し、プールから上がるルートは梯子1つだけ。結果、この梯子に渋滞ができます(上の写真)。
ツアーバスが来る時間帯なのか、徐々に混雑度が増してきました。適当なところで切り上げ、再びチチェン・イツァーに戻ります。 -
[カンクンへの道]
ビジターセンターでバックパックを引き取り、ここからカンクンまで移動です。運行バスは、やはりADO(192ペソ=1152円)とオリエント(約半額)の二社。たまたま同時刻に出発するので、とりあえず駐車場に行ってみると、そこですごいスコールに見舞われました。土砂降りの中、びしょ濡れになりながら最寄りのバスに駆け込むと..それはADOのバスでした。一体、私はいつになったらメキシコの二等バスに乗れるのやら。
雨の中、3.5時間ほどバスに乗り、カンクンのバスターミナルに到着。今日は、メリダ->チチェン・イツァー->イク・キル->カンクンという、理想的なルートをうまく乗り継げました。 -
[カンクン]
カンクンはユカタン半島の先にある大ビーチリゾート。バカンスに来たアメリカ人が幅を利かす、メキシコらしくないところです。でも、それは高級ホテルの並ぶビーチエリアでの話。私が宿をとったのは、市内のダウンタウンと呼ばれるエリア。バスターミナル近辺は、ユースホステルなどの安宿、食堂、ネットカフェ(1H 10ペソ)、洗濯屋(1kg 13ペソ)、薬屋など、旅行者に必要なものがすべて揃っています。 ここをベースにしてビーチに通っても何ら不便はありません。 -
バスターミナルからビーチ・エリアまでは、10キロほど離れていますが、アクセスは安くて簡単。大通りに出てルート1のバス(8.5ペソ=51円))を拾うだけです。カンクンのビーチは非常に長いので、目的の場所まで行って下車します。
私が降りたのは、南北のビーチが始まるカンクン岬。ここまでなら、ダウンタウンから20-25分ほどで来れます。このエリアは砂浜とホテルに加え、大通り沿いにショッピングセンターや娯楽施設が並びます。 -
メキシコには、基本的にプライベート・ビーチがありません。すぐ後ろに高級ホテルがあったとしても、ビーチで泳ぐのは自由です。砂浜へは、大通りからホテルの中を通るか、ところどころにあるビーチに続く道路を通って行きます。
カンクンのいいところは、雨季でもスコールの時以外は、青空が広がっていることです。メリハリの効いた天気で、晴れてる時は、非常に暑い。 -
このような砂浜が延々と10キロほど続き、同様にリゾートホテルやコンドミニアムも続きます。このスケール感は、私が写真やテレビで見たものと同じ。でも、どれだけ広くても、遊ぶのは狭い範囲だけなんだから、パラセイリングでもしなければ、宝の持ち腐れです。
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先ほどの南北に伸びる長い海岸線は、少々波が強いので、あまり海水浴向けとはいえません。もっとまったりと泳ぎたい人は、北側のビーチに向かいます。こちらは、海が静かで、浅い範囲も広め。スノーケリングとかもできそうです。
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[イスラ・ムヘーレス]
続いて、イスラ・ムヘーレスのビーチもチェックすることにします。ムヘーレス島に向かうフェリーターミナルは何ヶ所かありますが、ダウンタウンからなら、プエルト・フアレス港が本数が多くて便利。バスでフェリー乗り場に行き、高速船UltraMar号に乗って出発です。往復140ペソ(840円)、25分ほどで到着。 -
イスラ・ムヘーレスは、以前はバックパッカーに愛された島でした。ホテルはカンクンのビーチゾーンほど高くなく、町もこじんまりしているので、のんびりできます。写真はレンタルできるゴルフカートとスクーター。ただ単にビーチに行くだけなら、徒歩で十分。船着場のすぐ北側にビーチが広がっています。
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こちらも、カンクンの北側ビーチのように、スノーケリングしたりして、まったり遊べます。背後に威圧感のある大型ホテルがないのも、ナイスです。
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砂浜を歩いていると、どこかで見たような民族服を見つけました。そう、あの原始人のようなスカートは、サンファン・チャムラの女性です。土産物を売るために、わざわざここまで遠征して来たようです。
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前に述べたように、ユカタン半島で民族服を着ている人はほとんどいません。写真のようなドレスを観光業に携わる人が着るくらい。それゆえ、サンファン・チャムラの女性の異質さが際立って見えます。
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[ベインテオ-チョ市場]
ムヘーレス島から戻り、カンクン市内のマーケットを巡ります。 まずは、歩き方にも載っているメルカド28(ベインテオ-チョ市場)へ。 ビーチ・エリアからだと、ルート2のバスが、市場から2,3ブロック南の道を通過します。市場に向かう途中、「Plaza 28」という、紛らわしい名前の土産物ショップがあるので要注意。肝心のベインテオチョ市場の方ですが、実はこちらも土産物屋が中心。呼び込みも激しく、ちょっと嫌な感じです。 -
ここにもサンファン・チャムラの女性が4,5人いて、本当に商売熱心。サンガ(10ペソ)やベルト(60ペソ)のようなものを売っています。この市場の他、観光客向けでない市場として、バスターミナル近くにメルカド23という市場があります。ただ、こちらは規模が小さすぎて話にならず。カンクンの市場めぐりは何一つ得るものがありませんでした。
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[トゥルム]
カンクンから海岸沿いに南に下ったエリアに、観光客向けの日帰りスポットが点在しています。市内で、嫌というほど広告を目にするシカレやシェルハなどの海洋公園。これらの場所は、ひとりで行って面白いようなところではないので、私は、もうすこし南に行った場所にあるトゥルム遺跡に行く事にしました。 -
カンクンからトゥルム遺跡までは、ADOが朝二本バス(98ペソ=588円、2時間)を走らせています。3割ほど安い二等バスも運行していますが、窓口の女性によると、遺跡には立ち寄らないとのこと。どこに行っても、ADOから逃げられない私でした。10:15AM、ADOのバスは、ほぼ満員の乗客をのせ出発。シカレ、シェルハの順に客を下ろした後、最後にトゥルム遺跡のバス停に到着しました。ここから10分ほど道沿いに歩くと、遺跡の入口があります。
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イグアナもお出迎え。
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トゥルム遺跡(57ペソ=342円)は、他の有名遺跡と比べて小ぶりで、30分もあれば全部見終えてしまいます。ロープの張られた通路を歩き、芝生の中の遺跡を見学するだけ。
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これがトゥルム遺跡の中心となる中央神殿(エル・カスティージョ)。こちらも、修復中で近くまで寄れず。ただ、通路から眺めるだけです。小規模の庭園でも見学するような、あっけない感じです。
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しかし、ほとんどの人は遺跡に期待して、ここに来ているわけではありません。その遺跡に隣接している砂浜に泳ぎに来ているのです。遺跡のある崖を降りると、そこがビーチエリア。エメラルド色の浅瀬にブイが張られ、その中で泳げるようになっています。
写真: 左上にあるのが、先ほどの中央宮殿。 -
更衣室などないので、岩場に荷物を置きます。この海岸線には、この砂浜以外にも、いくつかビーチエリアがあります。その中において、わざわざ遺跡入場料を払って泳ぎに来るのだから、かなり特別な存在です。決して大きなビーチではありませんが、「遺跡の隣」というそのユニークなセッティングから人気を集めています。
トゥルムをひと通り見終えたので、カンクンに戻りたいと思います。 最後に、トゥルム遺跡をひとことで表現すると、
「どっかの庭園見学。プール付き」。 -
今回の旅で、遺跡関連施設に入るのは、これで7ヶ所目。グアテマラのティカルを除き全部メキシコなので、57ペソの入場券が6枚もたまりました。遺跡の自作キャッチフレーズを振り返ってみます。
テンプロ・マヨール - 教会横の遺跡付き博物館。
国立人類学博物館 - 遺跡ビュッフェ。腹いっぱいも印象残らず。
テオティワカン - ピクニックもできる大型遺跡。
パレンケ - 整備された公園を朝散歩するようなさわやかさ。
ティカル - ジャングルで宝探し。でも何も見つからず。
チチェン・イツァー - テーマパークのような安心感。
トゥルム - どっかの庭園見学。プール付き。 -
[メキシコシティへ]
2日間のカンクン観光を終え、後は日本に帰るだけ。私の飛行機はメキシコ・シティ発なので、一度、メキシコ・シティまで戻らなくてはなりません。バスで行くとすると24時間以上。それはそれで面白そうですが、私はそこまでお金に困っていません。一番安い航空券を探して、帰ることにします。カンクン-メキシコ・シティの路線では、INTERJETとVOLARISの二社が1万円前後の料金で飛行機を飛ばしています。ネットでチケットを購入し、翌朝、メキシコ・シティに戻りました。
INTERJET - http://www.interjet.com.mx/
VOLARIS - http://www.volaris.mx/ -
[まとめ]
ついに、三週間の中米旅行を終え、日本に帰ります。カンクンでは泳いでもないのに激しく日焼けし、グアテマラでは南京虫にやられ、食事はタコスとハンガーバーばかりでいつも栄養失調気味でした。ネガティブな事も沢山ありましたが、全体的には満足できる旅でした。
「中米放浪記」と銘打ってはいるものの、スケジュールはガチガチで余裕のないものでした。現地に来てからガイドブックを読み始め、途中からは定期市のスケジュールを計算しながら移動しました。では、乾季にもう一度ゆっくり旅行したいか、と聞かれれば、恐らく答えはNO。一発勝負ながら中身の濃い三週間で、それを越える旅が出来るとは、とても思えません。今回の旅行記は、かなり気合を入れて書きました。メキシコ・グアテマラ旅行を計画している方は、ぜひ参考にしてみてください。 -
[リンク集]
==中南米旅行記一覧==
http://4travel.jp/traveler/sekai_koryaku/album?dmos=os&level1=10285&level2=&level3=&sort=when
==海外旅行記一覧==
http://4travel.jp/traveler/sekai_koryaku/album?dmos=os&sort=when&view_mode=list
==国内旅行記一覧==
http://4travel.jp/traveler/sekai_koryaku/album/?dmos=dm&sort=when&view_mode=list
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