「旧ドイツ租界」の面影残るチンタオを歩く
これまでに、上海のフランス租界、マカオのポルトガル租界を訪れたんですが、中国の古風な街並と、100年以上前の西洋建築が融けこむ風景になぜか惹かれています。
なんなら中国各地の租界を見てみるか!
ということでいろいろ調べ、1897年〜1917年のドイツ租界時代の建築物が残る青島(チンタオ)を、2泊3日の駆け足で訪れてきました。
| エリア: |
アジア
>>中国
>>チンタオ(青島)
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| テーマ: |
芸術・美術館・博物館
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| 時期: |
2009年05月04日〜05月06日 |
| 投稿日: |
2009年08月09日 |
| 写真: |
全69枚 |
| 満足度: |
評価なし |
| 観光: |
評価なし |
| ホテル: |
評価なし |
| グルメ・レストラン: |
評価なし |
| ショッピング: |
評価なし |
| 交通: |
評価なし |
| 交通手段 |
航空会社 >
日本航空
現地移動 >
タクシー |
| 一人あたりの費用 |
[ 旅行費総額 >
3万円 - 5万円
] |
| 旅行形態 |
一人旅 |
| 手配内容 |
個別手配(個人) |
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まずは、チンタオの名を世界中に広めた「青島ビール」の博物館へ。入場料50元。
100周年を迎えた時のモニュメントが、やや未来派的な造形に見えなくもない?
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まず、A館の側面。
壁に1903年とありますが、その年にこの地を植民地としていたドイツ人が創設し、中国で最も古いビール工場となったのだそうです。
ビールの本場の国ドイツが、青島ビールの起源だなんて知りませんでした。こういう雑学的な知識が増えるのも旅の醍醐味。
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落ち着いた佇まいの入口が見えてきました。
左手には国の重点文物保護物であるという石碑が、右手には中国AAAAランク(万里の長城や故宮もこのトップランク)の観光スポットであるという掲示もあります。
とにかくこの博物館は、中国の肝煎りの事業だってことですね。
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木枠に収まるステンドグラスと、その上のゴシックアーチのレンガが、20世紀初頭の雰囲気だしてます。
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中に入ると、もう少し大きいステンドグラスも。
ビール工場なのに、ステンドグラスっていうのも粋ですね。
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Germania-Brauereiなどと書かれた、当時の書類?告知ビラなどが掲示されてます。
当時のドイツの資本家が「青島ゲルマンビール」を設立したとのこと。
植民地時代に、ドイツの軍人がビールを欲したんでしょうね。水夫が飲んでる写真が物語ってます。
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内部の壁に埋め込まれた、樽を利用したエンブレム的な装飾。
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ブリュワリーって感じです。白い壁が清潔感あります。シンプルな丸電灯もいい。
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展示室をつなぐ中庭通路。蔦がレンガに絡まっていい感じ。
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そこに植えてあったホップ。
中国語に加え、英語、日本語、韓国語と、各国からの観光客が多いんでしょうね。
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100年前の機材だけあり、木製のものも多いですね。
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展示の途中にあるバー。
たまたま通りかかったヨーロピアンのおっさんを撮りましたが、やはり東洋人より画になります。
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世界中でここでしか飲めない、無濾過の青島ビールが1杯無料でいただけます。
ビール工場で飲む出来立ての生は、いやー、うまいです。
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展示物もいろいろありましたが、写真は割愛。
工場内の見学を見終わると、出口にもビアホールがあり、そこでもう一杯無料で飲めます。ガソリン補給で体力UPです。
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さて次に、小魚山公園へタクシーで向かいます。
公園入場料15元。
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1985年に建てられた、挑檐式三階建て八角構造の「覧潮閣」が頂上に聳えます。高さ18メートル。
こういう建物見ると、ああ中国来たなと思うんですが、登ってみると、その眺望は…
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眼下には旧市街が広がります。
標高60メートルの山ですが、実にいい眺め。
直下の緑色の瑠璃瓦が中華風なんですが、その先の海岸沿いは、旧ドイツ時代の街並み。不思議なミスマッチです。
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上の写真と同じ方角(南西側)で、遠方だけファインダーに入れると、かなりヨーロッパの沿岸風景に近づきます。
でも、左側に日本のお城みたいなのが写ってる…
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ビーチ沿いの街並みも、やはりヨーロッパ的。
地中海とかアドリア海を髣髴とさせるような風景です。
チンタオの観光パンフなどに載る代表的風景で、中国人にとってはリゾート的な街なんだそうです。
5つある海水浴場をあわせると、多いときで一日30万人の人手でにぎわうとか。
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北東を向き、青島テレビ塔を遠くに望む。
この風景だけ見ると、東欧?いや中欧?って思ってしまう眺めです。
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北側を向いて、縦構図で風景をファインダーに収めてみると…、かなり中国に居ることを忘れてしまいそうな写真になります。
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西側は逆光でしたが、チンタオのシンボルである桟橋が細く伸びている姿が印象的でした。
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小魚山を下りて、基督教会へ徒歩で移動。
途中の道にあった、何気ない八百屋(蔬菜水果商店)も、ドイツ民家の門構え。
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こちらは、中国海洋大学の校舎。実は、日本が占領していた1920年に旧制中学校として建てられたもので、日本人の設計だそう。
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こちらは、青島市美術館。
1940年頃に中国人建築家によって建てられた、西洋建築風の建物です。
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道すがらの、とある邸宅その1。
バルコニーとかを増築してますね。
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道すがらの、とある邸宅その2。
曲線がない装飾の壁は、アールデコ風でしょうか。
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道すがらの、とある邸宅その3。
シンメトリックなデザイン。
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道すがらの、とある邸宅その4。
煙突の先が4本の円筒です。
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道すがらの、とある邸宅その5。
黄色の壁と六角形の窓が斬新。近年の建築でしょう。
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信号山付近にある青島迎賓館まで歩くと、欧風建築のプレートがありました。
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青島迎賓館は、1905年にドイツ総督官邸として建てられた、ドイツ古城建築の貴重な遺産です。
内部も見学できますが、時間が無いので外観のみ。
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その基督教会に到着。1910年建造の青島で最も古いドイツ古城建築の教会です。
こちらも内部を見れますが、もう夕方で閉まってました。
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時計塔は今も時を刻んでます。ここを訪れた時間は、確かに6時15分頃でした。
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基督教会から、次に、天主教堂へ向かいます。
古い欧風建築の間の路地は、夕方の露店市場で大賑わい。
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坂の上に、夕暮れに浮かぶ天主教堂が見えてきました。
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1934年に建てられた天主教堂は、正式には聖ミカエル教会と呼ばれます。60メートルの高さの2つの尖塔をもつゴシック様式。
教会の周囲は日も暮れて閑散とし、静寂に包まれていました。
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もうすっかり暗くなった帰り道、青島市公安局を通りかかりました。
時計塔が独特の風貌ですが、1905年に建てられたネオドイツルネッサンス様式の建物だそうです。
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こちらも、切妻屋根が特徴的な青島駅。夜はライトラップされるんですね。
写真奥の時計塔部分が1901年に建てられ、写真手前部分は近年改修されたようです。
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今日の見納めは、青島の桟橋。
もう夜だっていうのに結構な人手で、屋台とかでいっぱい。
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今日は、八大関景区へ。
瀟洒な住宅街の並木道を歩く子ども達。
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このエリアは各国の要人が住んだエリアだそうで、これは朱徳別荘というスペイン様式の邸宅。
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こちらは新築の邸宅ですが、やはり切妻屋根を持つなど周辺の欧風建築の景観を守ってますね。
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花石楼に到着。入場料5元。
蒋介石が別荘として使用した歴史を持ちます。
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ロシア人が建築したという古城風の石造りが目を惹きます。
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そんななか、中国人カップルの結婚記念写真の撮影が…。
なんか、かなり金持ちそうな二人です。ずいぶん立派な貸衣装だなぁ。
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花石楼の中へ。
岩で出来た外観と違って、内装はとても清楚。
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2階への螺旋階段。ステンドグラスの光があふれます。
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3階への階段。
足元のステンドグラスの色が気に入ったのでパシャリ。
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いよいよ屋上の展望台に到着。
見晴らしが最高です。
ヨーロピアンな街並みと、遠くの近代都市が融合した風景。
青島の歴史を一望したような気持ちになります。
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塔の屋根と煙突と、黄海だけを切り取った異国情緒そそるアングルその1。
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尖塔と屋根と、黄海沿岸を切り取った異国情緒そそるアングルその2。
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展望台を降り、3階のバルコニー部分へ出てみる。
尖塔と円筒状の石組みが、古城って感じです。
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裏庭へ出てみると、またも、結婚記念写真のクルーが陣取ってました。
確かに、雰囲気ある写真がとれるロケ地ですね。
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ビーチに出て、高台の花石楼を望む。
そのビーチにも、結婚記念写真の撮影で人が溢れかえってました。
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こんなベタなポーズでも、素敵な想い出になるんでしょう。
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そんな不思議な海辺で、自分のシルエットをパシャリ。
いろんな国の風情を満喫した青島の旅でした。
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