日本の旅 関西を歩く 堺市の大仙陵古墳(仁徳天皇陵):さすらいおじさんさんの旅行ブログ
大仙陵古墳(だいせんりょうこふん)は墳の長さが約486mの日本最大の前方後円墳で、墓域面積は世界最大といわれている。
5世紀前半から中頃に築造されたものと考えられ、宮内庁は仁徳天皇(にんとくてんのう257−399年)の陵墓とし、小中学校の教科書で習った仁徳天皇陵(にんとくてんのうりょう)の名前のほうがなじみが深いが一般に仁徳天皇の陵墓であるかどうかは定かではないとされている。確かに仁徳天皇の生没年を見ると142歳で亡くなったことになり不自然だし、日本の3−4世紀は神話と実話が混在している時代であるし、仁徳天皇が実在の人物だったのかも疑問だ。
だが大仙陵古墳の壮大さを見ると墓の主が誰にしても、大変な権力者であったことは間違いない。大仙陵古墳は中国の秦の始皇帝(しんのしこうてい、紀元前259−210年)陵やエジプト・ギザのクフ王(在位紀元前2589 - 紀元前2566年)のピラミッドなどとともに、世界でも有数の大規模な陵墓の一つだ。大阪府、堺市、羽曳野市、藤井寺市では大仙陵古墳含む「百舌鳥・古市古墳群(もず・ふるいちこふんぐん)」をユネスコの世界遺産に登録することを文化庁に提案しているが、「陵墓の静安と尊厳」を重視する宮内庁が陵墓への立ち入り・学術調査を認めない現状の管理下ではかなり難しいだろう。宮内庁の方針が変わって天皇陵の公開や学術調査に道を開けば神話と実話が混在する邪馬台国、大和政権時代の日本の歴史がもう少し解明できるのではないだろうか。
(写真は大仙陵古墳)
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