日本の旅 関西を歩く 堺市立文化館の与謝野晶子文芸館とアルフォンス・ミュシャ館:さすらいおじさんさんの旅行ブログ
堺市立文化館の与謝野晶子文芸館は堺市に和菓子商「駿河屋」の娘として生まれた与謝野晶子(よさのあきこ1878−1942年)の自筆原稿「故郷と父母」や故郷を詠んだ自筆資料、母から晶子に宛てた手紙、晶子の肖像写真、堺の古地図や駿河屋の資料等が展示されていた。
アルフォンス・ミュシャ館はアール・ヌーヴォーの代表的画家、アルフォンス・ミュシャ(1860−1939年)の作品を展示している。アルフォンス・ミュシャはチェコ生まれで、パリの舞台女優で生活のために娼婦を職業とした時期もあるサラ・ベルナール(1844−1923年)のポスター制作で有名になり、「明星」や「みだれ髪」に掲載される絵で日本でも人気が出た。アルフォンス・ミュシャは極貧の画家生活を送る中、パリの下町で生きる女性を描いたことは、貴族の出身でありながら身体障害者であったことで差別を受けたロートレック(1864−1901年)が下町の娼婦、踊り子など底辺とみなされた世界の人たちのポスターを好んで描いたことと重なって見えた。
与謝野晶子もアルフォンス・ミュシャも貧しい生活と世間の厳しい風当たりの中を自分の思いを貫いて生き抜いた強い意思の人だ。
堺市が誇る与謝野晶子ゆかりのまとまった資料とアルフォンス・ミュシャの作品を1つの博物館で見ることができて良かった。
(写真は堺市立文化館)
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