日本の旅 関西を歩く 奈良公園周辺:さすらいおじさんさんの旅行ブログ
奈良公園は1880年に開園した奈良市のシンボル的な公園で周辺の興福寺、東大寺、春日大社、奈良国立博物館、などを含め総面積は約660ha(東西約4km、南北約2km)。公園一帯には神の使いと言われる鹿がたくさんいる。
東大寺(とうだいじ)は、華厳宗大本山で733年に聖武天皇(701−756年)が創建。「奈良の大仏」として知られる盧舎那仏(るしゃなぶつ)を本尊とし、開山は良弁僧正(ろうべんそうじょう689−774年)。
東大寺南大門は1199年に復興されたもので門内左右の金剛力士(仁王)像が有名。金剛力士立像は高さ8.4mの木像で門の右に吽形(うんぎょう、口を閉じた像)、左に阿形(あぎょう、口を開いた像)を安置している。阿形像は大仏師運慶、快慶、吽形像は大仏師定覚、湛慶作。
興福寺(こうふくじ)は、710年創建の南都六宗の一つ、法相宗の大本山。藤原鎌足(614−669年)、藤原不比等(659−720年)ら藤原氏の氏寺で、藤原氏全盛時代には強大な勢力を誇っていた。高さ50.8mで、木造塔としては東寺に次ぎ、日本で2番目の高さの五重塔などからかつての勢力の大きさを想像できる。
猿沢池(さるさわのいけ)は興福寺が行う「放生会」(万物の生命をいつくしみ、捕らえられた生き物を野に放つ宗教儀式)の放生池として、749年に造られた人工池で現在は市民の憩いの場となっている。
猿沢池には七不思議があると言われる。池の水は、澄まず濁らず川はないのに水量は変わらない。亀はいるが蛙はおらず藻が生えない。毎年たくさんの魚を放つのに魚が溢れないと言うもの。七不思議に由来するためか、芥川竜之介(1892−1927年)が小説「竜」の舞台にしたり、たくさんの伝説もある。不思議な池だ。古都奈良を歩くと発見するものがたくさんある。
(写真は東大寺の大仏殿)
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