中東の旅【19】 「アラビアのロレンス」の舞台 ヨルダンのワディ・ラム:さすらいおじさんさんの旅行ブログ
ヨルダン南部、サウジアラビア国境まで約50Kmのワディ・ラムは「月の谷」とも呼ばれ、赤みを帯びた砂漠と男性的なゴツゴツとした岩山に囲まれたベドウィン族の街だ。確かに「月の谷」と呼ばれる通り月のクレーターを思わせる荒涼とした光景だ。ワディ・ラムには有史以前より人類が住んでおり、紀元前6世紀頃のものと言われる岩に描かれた文字や絵が残されている。ここではベドウィン族が運転する4WDで広大な砂漠のサファリを楽しんだ。
ワディ・ラムが有名になったのは1962年のイギリス映画、 「アラビアのロレンス」のロケ地になってからだ。「アラビアのロレンス」ことトマス・エドワード・ロレンス(1888−1935年)はイギリス・ウェールズの名門の生まれで、オックスフォード大学で考古学を学んだ後、英国陸軍に勤務。第1次世界大戦中の1916年にトルコの圧制に苦しむアラビアに派遣されアラビア軍とともにアラブ民族独立のためにトルコ軍と戦い華々しい戦果をあげた。だが、アラブ民族独立の願いは叶わず、イギリスはイラクとヨルダンを委任統治領にした。アラブの英雄と見られたロレンスは、表向きはロレンスを旗頭にアラブ独立のために戦うポーズを見せながら、裏では1916年に英仏間でサイクス ・ピコ協定(戦後、アラブとトルコの地を、イギリスとフランスで分割しようとするもの)を締結するという二枚舌外交に利用され、逆に帝国主義の推進をさせてしまった。ロレンスの自伝ではワディ・ラムの夕日が好きなロレンスは戦後ワディ・ラムを訪問し、ワディ・ラム山を仰ぎながら正義感を政府に踏みにじられた自分のふがいなさを恥じている。2005年10月13日の新聞でロレンスが第1次世界大戦後の1918年に中東地域の領土分割構想を自ら書き記した地図が見つかったと報じられた。ロレンスは現在のイラク領土をクルド人の多い北部とアラブ人の多い南部に2分割することを提案。また、現在のシリア、ヨルダン、サウジアラビアの一部にまたがる広大な土地をアラブ人の支配領土とし、現在のシリアとトルコの国境付近にはアルメニア人の領土をつくることを主張している。もしロレンスの提案が採用されていれば3000万人と言われるクルド人は国土を得て中東の歴史も世界情勢も変わっていただろう。ロレンスは1935年にオートバイ事故で47歳で死亡しているがさぞ無念の死であったろうと察する。
(写真はワディ・ラム)

こんにちわ、今までに沢山の国を旅されているんですね、アヤカリタイ!
アラビアの旅行記拝見させて頂きました、すごい迫力のある土地なのですね。何だかこちらにまで熱波や砂埃が吹いてきそうです。
私はこのサイトを知り会員になって、まだ日が浅いのですが
今日やっと旅行記を仕上げることができました。(パソコンも不慣れで
3時間以上もかかりました。)
ところで、私がこの度出かけた先がロレンスの故郷になるドーセット
で、奇しくも彼の眠るモートン村にも行って来ました。
人生が映画にもなるくらいの人物なのに、本当にひっそりとした田舎の墓地に彼は休んでいました。行かれたことがおありになりますか?
残念ながらその時はデジカメの操作になれず、(今もそうですが、、。)メモリーの容量を一杯にしてしまいモートンの教会はおろか彼のお墓も撮れ
なかったのです。でも先ほどアラビアの写真を見せていただいて
思いました、彼の眠りを生まれて亡くなった静かで美しい土地でそおっと
しておいてあげましょう。
それでは、このへんで。また旅行記楽しませてもらいます。

迷子のプロさん
さきほどオマーンから戻りました。
アラビアのロレンスをご覧いただき、また、ロレンスの情報をいただきありがとうございます。ロレンスの故郷、ドーセットにもモートン村にも行ったことがありません。私はイギリスを1周する夢があり、そのときは是非訪問したいと思います。
迷子のプロさん も旅行記のUPを始められたのですね。
4TRAでの旅行記UPはご自身の旅の整理にもなりますので、記録になってとても役立つと思います。
時間はかかりますが、お互いに自分の記録のために旅行記UPをしてゆきましょう!

おかえりなさい!オマーンの旅いかがでしたか?
長い帰路でお疲れだったでしょうに、早速のお返事大変ありがとうございます。
じつは、先日の掲示板の私の書き込みに間違いがありました。
アラビアのロレンスですが、彼は生まれはウェールズでした。申し訳ありません。もうひとつ余談ですが彼が最後に住まいしていたコテイジには、
アラビア風の衣装をまとったゴーストが現れる、との事。向こうのお化け
案内本に載っておりました。きっと短い波乱の人生で最後に安らぎをえた
場所にいまでも愛着があるのだろうとコメントされています。
ぜひイギリス一周旅行実現されてくださいね!
それと、オマーンの旅行記楽しみに待っていますね。ホントにお疲れ様でした。

迷子のプロさん
ご丁寧にロレンスの情報をいただきありがとうございます。
【彼が最後に住まいしていたコテイジには、
アラビア風の衣装をまとったゴーストが現れる、との事。向こうのお化け
案内本に載っておりました。きっと短い波乱の人生で最後に安らぎをえた
場所にいまでも愛着があるのだろうとコメントされています。】
興味深いお話です。ロレンスはアラブの英雄になりながらイギリス政府に裏切られオートバイ事故で亡くなるという、不運で悔いを残した死に方をしていると思います。彼が一番良かった場所に戻っているかも知れませんね。
オマーンは観光地は未開拓な感じでしたがゆったりとしたいい国でした。
今日から少しずつUPする予定です。ご覧いただけれれば嬉しいです。
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