日本の旅 奥の細道を辿る【4】 芭蕉が訪ねた象潟、酒田、鶴岡、新潟:さすらいおじさんさんの旅行ブログ

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日本の旅 奥の細道を辿る【4】 芭蕉が訪ねた象潟、酒田、鶴岡、新潟

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日本の旅 奥の細道を辿る【4】 芭蕉が訪ねた象潟、酒田、鶴岡、新潟

芭蕉は羽黒山、月山、湯殿山の出羽三山も訪ねている。出羽三山を巡ることは一度この世(羽黒山)を去ってあの世(月山) に行き、この世に生まれ変わる(湯殿山)ことを意味しこの世にあって輪廻を味わうことを「悟り」 というそうだ。芭蕉は「悟り」の体験の中で出羽三山の句をそれぞれ残した。

「涼しさやほの三か月の羽黒山」(羽黒山)
「 雲の峯幾つ崩て月の山」(月山)
「語られぬ湯殿にぬらす袂かな 」(湯殿山)

私は出羽三山を訪ねることができなかったが、一度訪問し芭蕉のように「悟り」を知る修行をしてみたいと思っている。
芭蕉は鶴岡では武士・長山重行、商業で栄えていた酒田では医師・淵庵不玉らの歓待を受け、

「 あつみ山や吹浦かけて夕すゞみ」
「暑き日を海にいれたり最上川 」

の句を残した。私は鶴岡では鶴岡城跡、致道博物館、1868年62歳で入寂した鉄竜海上人の即身仏を安置する南岳寺などを訪ねた。出羽三山に行けなかったものの生きたままミイラ仏となる出羽三山の厳しい修行に感動した。酒田では本間家旧本邸、山居倉庫などを見学したが商業が栄えた豊かな街で俳諧を嗜む人も多く、芭蕉を歓迎したのだろう。
現在も海が美しいのだが、雨にうるんだ象潟(きさかた)では

「象潟や雨に西施がねぶの花」

越後路では
「荒海や佐渡によこたふ天河」
「一家に遊女もねたり萩と月」

金沢では知人の不幸を知り追悼の句
「塚も動け我泣声は秋の風」

と次々と名句を残し1689年8月21日、奥の細道むすびの地大垣に至り

「蛤のふたみにわかれ行秋ぞ」

の句を残した。
芭蕉はその後も旅を続け、1694年10月8日辞世の句ともいえる

「旅に病んで夢は枯野をかけ廻る」

を残し、4日後の12日51歳の生涯を閉じた。遺骸は芭蕉の遺言通り滋賀県の義仲寺の木曽義仲の塚の側に葬られた。これは、生前芭蕉が死後木曽義仲と塚をならべてほしいと語ったことによるもので、芭蕉は平泉の高館・義経堂で涙を流したように源義経や義仲、といった悲劇の武人にとりわけ思いを寄せ、「奥のほそ道」の旅中、これらの人物にゆかりのある土地を訪れて句を残している。義仲については1183年4月に平家軍との戦いで戦場と化した北陸・燧(ひうち)が城を眺め、

「義仲の寝覚めの山か月悲し」

の句を詠んでいる。旅の詩人「杜甫」を尊敬し、杜甫のように旅先で客死することを望んでいた芭蕉は望み通り旅先で生涯を閉じた。自分の思いを最期まで貫いた芭蕉は幸せな生涯だったと言えるだろうし私が理想とする生き様を示したあこがれの詩人でもある。
(写真は象潟の景観)=みちのく・奥の細道の旅 完=

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旅タグとは?
エリア: 東北 >>山形県
テーマ: 歴史・文化・芸術
時期: 1993年05月22日〜06月03日
投稿日: 2007年03月19日
写真: 全18枚
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もうスピードで旅行記が出来てきますね、¥。返事を書く

by 気楽トンボさん | 2005年09月21日 11:17

「奥の細道」を歩く芭蕉。

特に夏はしんどいだろうなぁ〜と思いました。
7月下旬から8月上旬は厳しい炎暑の中を歩かなければならない。

そんな芭蕉の句に、 
  「暑湿の労に神をなやまし、病おこりて事をしるさず」
 
あまりの蒸し暑さにメモを取る気が起こらなかったらしい。
句も2つしかな詠んでいないとか。

おじさんは元気!それが一番です!
トンボは残暑に負けて、
  「残暑の労に”トンボ”をなやまし、夏バテおこりて旅行記しるさず」

芭蕉さん!ちょっと借りちゃいました。

RE: もうスピードで旅行記が出来てきますね、¥。返事を書く
by さすらいおじさんさん | 2005年09月21日 21:15

気楽トンボさん みちのくの旅をご覧いただきありがとうございます。

>おじさんは元気!それが一番です!
トンボは残暑に負けて、
  「残暑の労に”トンボ”をなやまし、夏バテおこりて旅行記しるさず」


気楽トンボさんも芭蕉がお好きなんですね。私は放浪しながら詩や句を詠む人にあこがれています。自分は詠めないのですが。---

私は旅も記録も体力、気力があり周囲の環境が揃っている間しかできない人間ですので内容は不十分でも、できる間にと、無理に詰め込んでいます。これは私の性分なので仕方ないと思っています。
世界的な芸術家は気力が充実しないと作品を創らないと言いますし、
気楽トンボさんも充分お休みになって芸術家のように心のおもむくままに作品を残されたらいかがでしょうか。どうぞ旅の余韻をお楽しみください。

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さすらいおじさんさん
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