Happy Stationさんのクチコミ全215件

ドイツ鉄道の夜行列車に乗って、ライン川沿いにドイツを北から南へ移動しました。
ドイツ鉄道を表す「DB」と書かれた大ぶりな車両。
快適な乗り心地です。
寝台にうつ伏せになり、枕に頬杖をついて窓の外のライン川をボーっと眺める鉄道の旅。
至福の時間でした。

世界で最初に開業したロンドン地下鉄。
小ぶりな車両ですが、座席がふかふかしており、乗り心地は良好です。
が、料金が非常に高いのが難点で、一番安いゾーン1の区間でも、4.8ポンド（約900円）もしました。
オイスターカードと呼ばれるプリペイド式のカードで支払うと、その半額ほどで済むそうですが・・・

鉄道発祥の地、イギリス。
この国のターミナル駅は歴史を反映した造りですが、車両は近代化されており、悪くない乗り心地です。
ただ、高緯度にあるためでしょうか？日本の宗谷本線と同様、（都市部を除いて）線路沿いにずらずらと防風林が立ち並んでいる区間が多く、車窓の視界がなかなか開けなかったのがちょっと残念でした。

ヴィクトリア駅から地下鉄ヴィクトリア線に乗り、10分足らずでキングス・クロス＝セント・パンクラス駅に到着。
乗降客が多い駅ですが、ここも他の駅と同様、小ぶりなホームでした。
案内掲示に従って地上に出たら、目の前に鉄道駅が２つ並んでいます。
東側がハリーポッターで有名なキングス・クロス駅。
西側がユーロスターの発着するセント・パンクラス駅。
どちらも巨大なターミナル駅でした。

ガトウィック空港からユーロスターの始発駅セント・パンクラスに向かうため、鉄道と地下鉄との乗換駅「ヴィクトリア駅」を利用しました。
地下鉄のコンコースに降りていくと、ずいぶん混雑しており、ラッシュの時間でもないのに人がひっきりなしに行き来しています。
自動改札機を通り、地下深く潜っていくエスカレーターで、ヴィクトリア線の北行きが出ている3番ホームへ。
曲がりくねった迷路のような構造の通路。
天井部分の補修工事が行われている最中だったこともあって、なんとなく落ち着かない雰囲気の駅でした。

ニューヨークからＬＣＣでガトウィック空港の南ターミナルに到着。
入国審査、手荷物の受け取りを済ませたら、同じフロアに「ガトウィック空港駅」がありました。
窓口も開いていたのですが、10人ほど並んでいたので、自動券売機でロンドン・ヴィクトリア駅行きの切符を購入。
その後、跨線橋を渡ってホームへ。
日本の鉄道と同じような雰囲気だったので、とくに戸惑うようなことはありませんでした。

「シュタンプフェンバッハプラッツ」は、チューリッヒ中央駅前電停の次の電停。
カーブした坂道の途中にホームが2面並んでいます。
ここはチューリッヒ中央駅裏の商業地帯。
路面電車を降りて周囲を見渡したら、目の前を連接トロリーバスが静かに通り過ぎていきました。

証券取引所の裏に建っている「聖ニコラ教会」。
入場無料な上、グランプラスのすぐ近くに立地しているせいか、観光客が頻繁に出入りしています。
千年程の歴史を持つ教会だそうですが、建て直しや修復が施されてきたせいか、さほど古さを感じさせない建物でした。

四角いグランプラス広場の東の一辺を占める「ブラバン公爵の館」。
外壁に金箔が貼られた巨大な建物です。
中世の時代、このブリュッセルの地がブラバン公国（ブラバント公国）の公爵によって治められ、1830年のベルギー王国独立後も今に至るまで王位の継承予定者にブラバン公という称号が与えられているのだそうで。
歴代公爵の胸像が外壁にずらずらと並んでおり、厳かな雰囲気。
とはいえ、この館自体、公爵の住まいとして用いられたことは無く、昔はギルド、今はレストランとホテルになっているようですが・・・

「ブリュッセル証券取引所」は、中央駅から西に向かって徒歩10分ほど。
グランプラスを通り過ぎた先にそびえています。
幅の広い階段に太い柱。
19世紀後半に建てられたのだとか。
今は証券取引所としての役目を終えているのですが、威風堂々としており、まるで神殿のような趣きがありました。

15世紀に建てられた「市庁舎」。
世界遺産「グランプラス」の数ある建物の中で一番目を引く建造物です。
それは、高さ約100ｍにも及ぶ塔が空に向かってにょきっと突き出ているからで・・・
あまりにも高いので、私が持っているオンボロカメラでは、建物と塔の全景を1枚に収めることができませんでした。

タリスでブリュッセル南駅に着いたのですが、グランプラスなどの主要な観光地はブリュッセル中央駅の近くに集中しているので、南駅から中央駅まで普通電車で移動しました。
南駅のコインロッカーに荷物を預け、ホームへ。
平均すると約5分おきに電車がやってくるので、待つほどもなく乗車。
車内は混雑しておらず、快適に利用することができました。

5本のメトロが交差する「シャトレ駅」。
日本でいえば大手町のような駅です。
地図を見てもわかりにくい複雑な構内。
なので、乗り換える際には、目的のメトロの番号と行き先を記憶して、角々に表示してある案内板を確認する必要があります。
それでも、私は反対方向行きのホームに出てしまいそうになりましたが・・・

ナポレオン広場の中央に鎮座しているルーヴルのガラスのピラミッド。
内部にＬＥＤが設置されており、夕暮れの時間帯だったので点灯していました。
古めかしい美術館に似つかわしくないこのガラス張りのピラミッドですが、ここがルーヴル美術館のメインエントランスだそうで。
水曜日の夜間開館目指して行ったので、空いており、この入口からスムーズに入館することができました。

ルーヴル美術館から出たら、建物の西側に「カルーゼル広場」が開けていました。
広場の端には団体バスなどが停車中。
その傍らには、ナポレオンが戦勝記念に造らせたカルーゼル凱旋門がそびえていました。
結構細やかな彫刻が施されているのですが、有名なエトワール凱旋門に比べたらはるかに小さいので、そばを通る人々もこの凱旋門にはあまり興味がなさそうでした。

自動券売機で1回券を購入して利用しました。
東京の地下鉄と同様、大変充実したネットワーク。
駅間距離も短く、なかなか便利です。
1900年に開業した1号線に乗ってみたら、各駅にホームドアが設置されており、近代化が進められているようでした。

ルーヴル美術館からエトワール凱旋門に向かって歩いていたら、チュイルリー公園が途切れたところに広場が開けていました。
これが「コンコルド広場」で、旧名は「革命広場」。
ここで1793年にルイ16世やマリー・アントワネットがギロチンにかけられたのだとか。
石畳の広々とした空間に、オベリスクや噴水が配置されており、それらを眺めながら、フランス革命のことにしばし思いを巡らせました。

エトワール凱旋門を見学した帰り、シャンゼリゼ大通りを少し歩いて、この「ジョルジュ・サンク」駅からメトロ1号線に乗りました。
1900年に開業したそうで、歴史のある駅。
夜11時ごろ利用したのですが、周囲は人通りが多く、治安に不安を感じるようなことはありませんでした。

ルーヴル美術館の中庭である「ナポレオン広場」。
何故か、この広場の中央にガラス張りのピラミッドがそびえています。
美術館のクラシカルな雰囲気とはあまりにも対照的な景観。
しかし、斬新さを求めるパリの人々には、こういうのもアリなんでしょう。
日本ではちょっと考えられませんが・・・

ルーヴル美術館の夜間開館に行った後、夜10時ごろコンコルド広場からエトワール凱旋門までシャンゼリゼ大通りの全区間を歩いてみました。
約2ｋｍの道のり。
この通りの東半分は人通りが少なく、林に挟まれてかなり寂しい雰囲気でしたが・・・
凱旋門に近い西半分に来ると、店が連なり大変賑やかになったので、ホッとしました。