2011/07/31 - 2011/07/31
7位(同エリア12件中)
ROSARYさん
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二度目のブータン。仏教寺院を巡りながら、GNP(グロス・ナショナル・ハピネス)の秘密を探る旅です。
その3は、ポブジカを出発して、ブムタン地方のキキ・ラまでのドライブ。表紙写真は途中で訪れたトンサ・ゾンの遠景です。
・ペレ・ラ
・ルクブジ(村の眺め)
・チェンデブジ(チョルテン)
・トンサ・ゾン
・チュメ村
・キキ・ラ
- 旅行の満足度
- 4.5
- 観光
- 4.5
- 同行者
- カップル・夫婦
- 一人あたり費用
- 50万円 - 100万円
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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-
ポブジカの谷で。
牛を使って耕地を耕す犂ですが、ガイドのペマさんによれば、二頭のうちの一頭は新人(新牛)らしく、トレーニングをしているところだそうです。 -
出発して1時間弱で、標高3360mのペレ・ラ。峠の手前まで濃い霧がかかっていたのが、峠についたとたんにすっきり晴れました。
まさに分岐点という感じですね。 -
イチオシ
ペレ・ラからは比較的なだらかな道が続きます。
途中、村の人たちの集会に出会いました。
ゴを着た男の子が、ケイタイで私たちの写真を撮っています(笑) -
さらにすすむと、道の下の斜面で農作業。
ジャガイモを掘っているところ。ブータンのジャガイモ、小振りだけれどとてもおいしかったです。 -
なだらかなカーブが続きます。
牛、そして地元の人々。 -
竹かごを背負った女性。中に入っているのは野菜かな。
-
ルクブジの村。山の麓に突如、平らな場所が広がっています。
この不思議な様子から、大蛇が開いた村だと言われています。 -
上の写真の左側、村の一番下の部分に住居とお寺が建っています。
普通、お寺は一番高い所にあるのですが、大蛇伝説もあって、ここでは一番下の部分にあるのだとか。 -
道路標識。
昨日の朝、立ち寄ったシムトカから130km。前回、ブムタン地方に行った時はティンプーからチョコルまで一日で踏破(所要時間12時間半)しましたが、途中で日が暮れてとても怖い思いをしたものです。
今回は2日にわけての旅程なので、気持ちよくドライブを続けられます。 -
少し先に、ブータン映画、Travellers & Magiciansのロケ地がありました。
仏像、仏塔・・・ -
そして土着神。真ん中は、グル・リンポチェかな。
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手前にはたくさんの小仏塔(ツァツァ)がささげてありました。
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さらにその先、ニカチュの村は竹細工が特産。
竹を編んでいるところでしょうか。 -
こちらはなめす前の竹をそろえています。
籠などの生活用品だけでなく、小屋も竹で作ります。
奥に見えているような小屋の屋根や壁、すべて竹なんですよ。 -
トンサへの道で最も印象的なのは、ここ、チェンデブジ。
左から、ブータン式、ネパール式、そして壁型のチョルテンが並んでいます。
雲に隠れた向こうは、手つかずの自然が残る、ブラック・マウンテンでしょうか。 -
壁型のチョルテンは新しいもの。
-
ネパール式のチョルテンは18世紀のもの。
-
さらに道はカーブを描きながら下っていきます。
カーブのところは水が流れていることが多く、滝も何本も見かけます。 -
あるいは、水の力を使ってマニ車を回していたり。
ここは、飲むと声がよくなると言われている、タンジブジの薬水です。
水を汲む車かな、と思ったら、お坊さんたちが水浴びしていました。 -
出発して3時間弱。ブータンの中心部に建つと言われる、タシリンのお寺に到着。まだ建築途中。
ブータンでは新しいお寺もあちこちで建てられていました。 -
谷の向こうにトンサ・ゾンの威容が見えました。
でもトンサ・ゾンに行くにはこの展望台から、マンデ・チュの谷をぐるっと回って越えるので30分はかかるんです。
下には昔の道も見えました。徒歩で谷をこえるには3時間かかるのだとか。 -
マンデ・チュにかかる立派な橋は、日本の援助でできたもの。日の丸が点いていました。
橋の上には牛。この牛、帰りにもいたのですが、橋の守り神なのかな。 -
橋からみたマンデ・チュの流れ。雨季とあって水量が多く、激しい勢いで流れていました。
この橋のたもとにもチェックポイントがあるので一旦停止しましたが、このときは無人でした。旅行者の行き来も少しずつ自由になってきているようです。 -
出発して4時間弱。トンサ・ゾンに到着。
馬の背のように少し小高い稜線の上に建っています。 -
入り口。この部分はとても高いですね。
早速入りましょう。 -
あ、お坊さんが出てきました。この日は日曜日で、お坊さんも外に出かけることができるそうです。
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入って左手奥。この部分も宗教エリアのようでした。壁画が見えています。
この対面には本堂。中にあった仏塔と壁画は素晴らしいものでした。写真を撮ることができないのが本当に残念。 -
外を通って引き返します。通路からゾンの谷側を見ることができました。
右下の階段は、マンデ・チュを徒歩で越える旧道からの入り口です。
斜面には棚田が続いています。 -
こちらは行政エリア。日曜日なので訪れる人が少なく、静かなゾンの風景でした。
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さらに奥に進みます。裏の丘の上に望楼であるタ・ゾンが見えました。今は博物館になっています。
今回は休日にあたったので、中を見ることができませんでした。 -
さらに奥に進みます。狭い幅の中にたくさんの建物が鰻の寝床のように続いています。
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これが入って右側の一番奥。こちらも宗教エリア。
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六道輪廻図の一部。色鮮やかですね。ブータンでは常に壁画を修復してきれいな状態に保っているようです。
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イチオシ
奥の扉。固く閉ざされていました。
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おなかもすいたし、そろそろゾンを後にしましょう。
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イチオシ
ゾンの前にはアーチェリー場があって、地元の方が試合をしていました。
洋式のアーチェリーではなく、昔ながらの竹製の弓ですね。 -
さて、的に当たったのでしょうか。見守ります。
的までの距離はなんと130m。 -
当たったら、遠くからでもわかるように、踊りを踊って知らせます。こんな風にね。最後に、「ワハー、ワハー、ワハハー」と鬨の声。
5人ずつの組で何度も弓を引き、1試合は4時間くらいもかかるのだとか。
当たった人は、1本当たり1枚、五色の布をつけることができるので、誰が上手なのか、一目瞭然です。
アーチェリーを見ながら、サンドイッチを食べました。 -
食後、うとうとしたらしく、目が覚めたらすでに標高3400mのヨ・トンラは過ぎていました。
トンサの標高が2100mくらいですから、また1000m以上を登ったことになります。
ヨトン・ラからはまた緩やかな下り。一気に視界が広がりました。
この部分、ブータンで唯一のまっすぐな道だ、とペマさん。ほんとかな。 -
そのまっすぐな道に、なんだか茶色いものが撒かれています。トラックが踏んで行きますね。
トラックと往き違うときは、対向車は路肩によけて待つんです。それもあって時間がかかるんですね。 -
トラックが行きすぎた後、農家の方が出てきました。箕ですくっていますね。
これって、車に轢かせて小麦を脱穀しているみたいです。 -
イチオシ
今度はその箕から、風の力で籾を飛ばします。
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イチオシ
こちらが、昔ながらの脱穀方法。
日本では唐竿と呼ぶのかな、持ち手の先に二股の棒がついたものを振り下ろして、穂をたたいて脱穀するようです。
すごく疲れそう… -
子供たち。谷の下には牛もみえます。のどかな農村。
ブムタン地方最初の、チュメ谷の村でした。 -
さらに2900mのキキ・ラを越えて… チュメ谷から1時間ほどで、ようやくこの日の宿泊場所、チョコルに到着しました。
まだ明るくて嬉しい。それでも出発してから7時間半かかりました。
明日からはブムタン地方をじっくり見て回ります。 -
<おまけ>
前回(2008年12月)に訪れた際に撮影した、チェンデブジからのブラック・マウンテンの眺め。
ブータンでは7000mを越えるような山にしか名前はありませんが、ブラック・マウンテンは5000m程度しかないにもかかわらず、その奥深さから特別に名前がついているとのことでした。
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