太陽を求めて・・・マルタへの旅

2006/01/08 - 2006/01/13

イタリアのシチリアとチュニジアに挟まれ、「地中海のヘソ」と呼ばれるマルタ島。マルタ本島、ゴゾ島、コミノ島、そして２つの無人島の合計５つの島からなるこの国は、紀元前５０００年とも８０００年とも言われる歴史があります。エジプトのピラミッドよりも古い巨石神殿文化・・・今のように、テクノロジーが発達していない時代に、どうやって人々は巨大な石をここに運ぶことが出来たのか、等々、謎は深まるばかり。とても神秘的なところです。

エリア ヴァレッタ(マルタ)

マルタ島のバス。マルタ島の首都、ヴァレッタを中心に各町に走っています。イギリスなどで使われていたバスで、３０〜４０年前のものらしい。どおりで音は大きいけどスピードは出ないのね・・・（＾＾；

ゴゾ島のバス。

バスの中はこんな感じ・・・

｢Ｌｕｚｚｕ（ルッツ）｣と呼ばれる漁師の船。鮮やかな色合いに、一対の目！！これはフェニキア人から伝えられたと言われる、悪天候や不漁から守る魔よけのお守りだそう。

Ｍａｒｓａｘｌｏｋｋ（マルサシュロック）という、マルタ島東部の最大の漁村。午前中には市場が開かれています。写真は、この近くでみつけたかわいいお家。

Ｍｄｉｎａ（イムディーナ）の町並み。アラビア語で｢城壁の町｣という名前の通り、城壁に囲まれたこの町。１６世紀には、ヴァレッタに先だって首都が置かれていました。その頃は、２４もの貴族の館があったそうです。

このような細い小路がどこまでも続く・・・

昔のままのマルタストーンの家々が並んでいます。ひとつの町が、壁で覆われていて、なんだかその当時にタイムスリップしたような、そんな錯覚にとらわれます。

イムディーナのちょっと高台にあるおしゃれなカフェ。

同じカフェのテラス席。夏だったら気持ちいいだろーなぁ。

ゴゾ島の首都ヴィクトリアの東、シャーラの町にある遺跡。｢Ｇｇａｎｔｉｊａ　Ｔｅｍｐｌｅｓ（ジュガンティーヤ神殿）｣
伝説によると、紀元前４世紀に巨人女性サンスーンが建造したといわれているそう。周囲は高さ８ｍにも及ぶ石積みの壁で覆われています。
ここが巨人女性崇拝の発祥の地です。

神殿の中。
外観とは異なり、表面が滑らかに整えられた石が使われています。

神殿の中。

神殿の中。
石に穴（ニッチとよばれる）があけられています。ここは、生け贄を収めた場所だと考えられています。

こんな感じで石が積み重なって出来ています。

ゴゾ島はマルタ島よりも緑が多いです。

ゴゾの首都ヴィクトリアにある、｢Ｔｈｅ　Ｃｉｔａｄｅｌ／Ｃｉｔｔａｄｅｌｌａ｣から見た町並み。
ここは、１７世紀の騎士団の時代に、オスマン・トルコ軍や海賊からの侵攻に備えて、強固に再建された場所です。細い坂道を登ると、ゴゾ島を見渡せるこの高台に到着します。

スリー・シティーから見たヴァレッタ。

Ｓｔ．Ｊｏｈｎ’ｓ　Ｃｏ．Ｃａｔｈｅｄｒａｌ（聖ヨハネの教会堂）の中。
マルタ騎士団の守護聖人ヨハネに捧げられた教会。騎士団員はヨーロッパの富裕階級の次男以下の子弟によって構成されていたので、この教会には、ヨーロッパの各言語の礼拝堂があるそうです。

マルタ人は９８％がカトリックだそうです。そのため、小さな島の割に教会がとても多いです。