中世の要塞都市、シギショアラ

2008/10/25 - 2008/10/26

シギショアラは、ルーマニアのトランシルバニア地方の町。
歴史地区が世界遺産に登録されている。

秋深まるトランシルバニアをドライブする。

エリア ブラショフ(ルーマニア)

• 同行者: カップル・夫婦
• 交通手段: レンタカー

シギショアラの旧市街はとても小さい。
30分ほどの散策で、主要なポイントは一巡りできてしまう。

Wikipediaによると
シギショアラ （ルーマニア語:Sighişoara）は、ルーマニア、ムレシュ県の都市。
トランシルヴァニア地方の歴史ある地域にあり、
シギショアラ歴史地区はUNESCOの世界遺産に登録されている。

旧市街で最も目立つ建物、時計塔
1556年に建てられた。

旧市街の街中への玄関口だ。

秋といってももう冬の空気のトランシルヴァニア。
早朝、薄い霧の中、きれいな写真が撮れた。

時計塔の屋根は色とりどりの瓦で
モザイク状に飾られている。

仕掛け時計。

12世紀には、ルーマニア中部にザクセン地方から
たくさんのドイツ人が移住してきた。
彼らの作なのかもしれない。

映画のセットのような町は、迷路のような小道と
広場が交互に現れる。

ちょっと散策してみよう。

町の真ん中の広場から、放射状に数本の道が伸びる。
舗装されていない。

道も緩やかに曲がっているし、
建物もそれぞれ傾いているし、
カメラのファインダーを覗いて、迷ってしまう。

町の広場の一角、
鹿の枝角が目印の建物を曲がって、奥へ進む。

これは貴族の館。

丘の上の教会へ、つづら折れの道が、
ゆるい上り坂で続く。

シギショアラもドラキュラ伝説の縁の地

ドラキュラ伯爵のモデルといわれているヴラド・ツェペシュは
ここ、シギショアラで生まれた。
父、ワラキア公ヴラド2世ドラクルはシギショアラへ
亡命していたことがあるそうだ。

旧市街を囲む城壁の外にも、町が広がっている。
趣のある建物が、ところどころに見られる。

狼の銅像は、
狼に育てられたロームルス (Romulus) とレムス (Remus)
ローマの建国神話に登場する双子の兄弟だ。
ルーマニアはローマ人の末裔たちの国。

今回は、旧市街の Hotel Sigisoara に泊まった。

廊下も階段も、クローゼットの扉も、ぎしぎし音がなる
古めかしいホテルだったけれど、
温かみがあって、居心地がよく、和める部屋だった。

夜10時前に到着し、ホテル全体が静まりかえっていたれど、
遅い時間にも関わらず、レストランで、ちゃんと夕食を用意してくれた。