メキシコのお酒 〜スピリッツの誘惑〜:ペリカン メキシコ&中米さんの旅行ブログ

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メキシコのお酒 〜スピリッツの誘惑〜

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メキシコのお酒 〜スピリッツの誘惑〜

メキシコの典型的なイメージと言われれば何を思い浮かべられますか?さんさんと降り注ぐ太陽や乾いた大地に広がるサボテン。小太りで陽気なマリアッチの演奏や、テキーラのショットを思い浮かべる方も多いのではないでしょうか。

そう、メキシコといえばテキーラですが、ラテンな国メキシコでの日常生活にアルコールは必須!メキシコ人の愛するお酒はテキーラだけではないのです。

なにせフィエスタ(御祭り)では御母さんが1歳の赤ちゃんにビールを飲ませていて、おしゃぶりと間違えているのではないかと思わず目を疑う始末。そんな赤ちゃんの時からお酒をたしなむのを知っている(?)メキシコ人。

お酒にもかなりの歴史とこだわりがあります。今回はメキシコでのナイトライフをより楽しくするために欠かせないアルコールの紹介をしたいと思います。


母なる味・メキシコ最古のお酒 プルケ!!!

さてジン、ウオッカ、ラムに並んで世界の4大スピリッツと認められるテキーラ。やはりテキーラなしでメキシコのお酒は語れません!しかしこのテキーラのお話をする前にまずは、テキーラの原料として、知る人ぞ知るメキシコの醸造酒「プルケ」についてお話したいと思います。このプルケはマゲイ(竜舌欄)と呼ばれるサボテンの一種から抽出されたその樹液agua miel (honey water)を発酵させた乳白色の甘い濁り酒。

1700年以上前から作られている大変伝統のあるメキシコ最古のアルコール飲料です。古代メキシコでは公的な式典や祭礼で重要な役割を果たしていました。プルケは比較的弱いお酒ですが、メキシコ中央部の人々はしばしば薬草の根を加えて効力を強めていたようです。実際、アルコール度数は3−7度とテキーラに比べると大変低く日本ではどぶろくとも呼ばれています。ビタミンをたくさん含む乳状の液体であるので、母乳とも同一視されていました。そのため、マゲイの神は女神としてあらわされています。その昔プルケはほろ酔い気分にさせてくれる芳ばしい液体であると同時に、泥酔と不祥事の原因になりやすいと考えられていたのです。実際、メキシコの神話の中にはプルケを飲みすぎて過ちを犯す神がでてきたりもします。
このプルケ、少しお口の中にしゅわしゅわと広がる微発砲が懐かしく、大変口当たりも爽快!好き嫌いがはっきりと分かれるこのプルケ、ある人は口当たりがバリウムのようで気持ち悪いと毛嫌いし、ある人は新しいビールの代わりとして最高にはまる、うまいと絶賛するこのお酒。あなたも実際試して見るまで正しい判断は下せない?さてこのプルケ、今では、とても希少なものとなり手に入るところは観光客がいない、少し怪しい通りにあるプルケリア(プルケ専門に飲ませてくれる庶民に愛される大衆バー)でしか飲むことができないのです。プルケは一般的にビール感覚でストレートで飲んだり、オレンジジュースの果汁で割ったりしていただきます。特に初めての方に飲みやすいタイプはイチゴやタマリンドなどいろんな果汁が入った味付きのものがお奨め。私自身は正直、少しあの口当たりに抵抗が…味自体はグアバ味が美味。お酒好きの皆様、メキシコに来たときは、ぜひ一度プルケリアを訪れて現地のセニョール達と陽気な杯をかわしてください。


明日への活力。大人のスピリッツ テキーラ!!

さて次は皆様御待ちかねメキシコといえばこのお酒。

世界4大スピリッツのうちの一つテキーラ。このテキーラの地位を不動のものにしたのは、1949年ロサンジェルスにあるテール・オ・コックのバーテンダーJ・デュレッサー氏が彼の亡き恋人の名前を付けた、かの有名なテキーラベースのカクテル「マルガリータ」が1968年に開催されたメキシコオリンピックでオフィシャル・カクテルに選ばれたのがきっかけ。

世界中で広く親しまれているこのハリスコ州原産の蒸留酒、この語源はメキシコにあるテキーラ発祥の村の名前、テキーラ村というところからつけられました。

またテキーラ誕生の秘話としては、18世紀中ごろ、シェラ・マドレ山脈に北、ハリスコ州テキーラ村にほど近いアマチタリャの地で、大きな山火事がありました。焼け跡には真っ黒に焦げた竜舌欄が一面に散らばっていましたが、そこに芳香な香りが広がっていたのです。不思議に思った村人が、黒焦げの竜舌蘭の一つを押しつぶし、中から出てきた茶色の汁をなめてみると上品な甘さがありました。これをきっかけにテキーラが生まれたのです。このテキーラ、とても奥が深く純粋に「テキーラ」と呼ばれるものはほんの厳選された一握り。メキシコ特産のアガベ(竜舌蘭)と呼ばれるものの甘い樹液を発酵し(ちなみにこの醸造酒がプルケ)、蒸留したものを総称してメスカルと呼ぶのですが、このメスカルのなかでも特にアガベ・アスル・テキラーナと呼ばれる種類の樹液を100パーセント使用し、特定の産地(ハリスコ、ミチョアカン、ナジャリ州の一部)で製造されたものがテキーラと呼ばれます。
ちなみに、このアガベとはメキシコ古代からの植物であり、日本語ではリュウゼツラン。彼岸花科の一種です。多用な用途を持つ植物としてメキシコでも重宝されています。その昔、その刺はbloodletting(古代メキシコでは神々が自身の血を流して、人類を創造したと考えられていたので、人間の血はそのお返しとして、神に捧げられていました。)の道具として使われていた神聖なものでした。またその分厚い葉肉を持つ葉からは丈夫な繊維がとれ、ロープや布などが作られます。

この南のスピリッツはアルコール度数38‐40℃と高く、原料、貯蔵の違いによりブランコ、レポサード、アニェホなど7種類に分けられます。その味、香りは種類によって違いますが、万人受けするものは、原料に100パーセントアガベを使用、木樽で一年以上貯蔵されたアニェホ。独特のテキーラの土臭さが弱まり、樽の木香と混じり、調度よい香味バランスとまろやかな味が魅力です。通の方に人気のテキーラというと、原料に100パーセントアガベを使用、ホワイトオークで2ヶ月以上1年未満貯蔵されたレポサードと呼ばれるもの。デリケートなテキーラ独特の香味を残しつつホワイトオークのまろやかな香りがたっぷり楽しめます。飲み方としては、親指の付け根に盛った塩を舐めつつ、レモン・スライスを囓って、ストレートでグイッと飲る『シューター』というスタイルがメキシコでは一般的です。

またお酒の弱い方はオレンジジュースやソーダなどで割ってみれば飲みやすいはず。その際もレモンや、ライム汁で酸味を加えるのはテキーラを飲む際のお約束です。またメキシコ人独特の飲み方は唐辛子のチレパウダーとライム汁でのどが焼けるような熱いテキーラ。いろいろな種類を試してみて、自分に合うテキーラ、その飲み方を探すのもメキシコならではのスピリッツの楽しみ方ですね。テキーラを飲むと全身がかっと熱くなり、明日への活力がみなぎるはずです。みんなでわいわいやりながら味わうのもよし、また落ち込んでいる時、何か決断したいときにショットでくいっと元気をつけるのもよし。ぜひメキシコで本場の熱いスピリッツを味わってみてください。SALUD!!

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エリア: 中南米 >>メキシコ >>その他の観光地
テーマ: グルメ
時期: 2009年02月17日〜02月17日
投稿日: 2009年04月03日
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ペリカン メキシコ&中米さん
  • 登録:2009年03月22日

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