ラテン!メキシコのクリスマス:ペリカン メキシコ&中米さんの旅行ブログ
12月に入りにわかに町歩く人もソワソワしているような…。人口の8割がカトリック教徒、
キリスト教国家である(といってもメキシコは民主主義に則って宗教の自由は認めているのですが)
メキシコが一番ににぎやかになるこの時期、町はクリスマス用のイルミネーションに彩られとても
華やかに見えます。なにせメキシコ(キリスト教国家かな?)にとってクリスマスが一大行事!!
この日の為にせっかくの貯蓄をなげうってしまうほど気合が入っております。今回はそんなメキシコ
のクリスマス事情をご紹介します。
クリスマスとは?
メキシコ、またはラテンアメリカでは「クリスマス」といわず「NAVIDAD(ナビダ)」と
いいます。当然キリスト生誕を祝うのが目的の日ですし、ラテンのメキシコでも例に漏れず、
なぜか12月24日から25日にかけては家族で必ず過ごし、自家製のクリスマス料理を食べながら
親類縁者交えて静かに、ちょっと厳かに過ごします。なにせラテンの国なのでイベントがあれば
必ず音楽と踊りが入り、「厳か」とは程遠い状態ですが、クリスマスだけは異なります。この日だけ
は普段「恋人と!」などと過ごしている子供達もほとんど強制的に家族と過ごすことになります。
ですから日本のクリスマスをイメージされていると、大分かけ離れていますね。クリスマスは
メキシコにとって「恋人達の一大イベント」ではなく「家族の一大イベント」なのです。そのため
家庭の主婦は晩餐会用のこの日限定料理製作に追われます。メニューは色々ありますが必ず作るのは
バカラオという塩付けタラの料理、七面鳥、ロメリートと呼ばれる特製料理!更にポンチェと呼ばれる
この時期だけ飲まれるフルーツの沢山入った暖かい飲み物も作られます。これがとにかく甘い!!
何がおいしいのかわかりませんがとにかくこの時期に入るとこぞってみんな飲んでいます。
「沢山作ったから」と近所の人が持ってきてれることあるので、ちょっとありがた迷惑…。人の
行為を無視してはならないのもこの時期ならでは!なのです。喜んで飲んでいる人がいるかと
思えばなんとお酒も入っている!本来アルコールは入らないはずなのですが、その辺はもう関係
ありません。子供も飲んでしまうので妙に明るい。厳かに行われた夕食も食べ終わったらただの
無礼講になってしまうので、後はお喋りからダンス、大合唱と朝までイベントは続くのです…。
翌朝、当然遅くまで皆さん寝ているのでメキシコは12月25日法定休日となっております。
だーれも働きませんものね…。そしてダラダラ家族が起き始めたらなんと夕食で食べた余り料理
をそのまままた暖めなおして食べる!弱った胃にカツ!を入れるようなこの食事を毎年行うのは
なかなか習慣になりません…。こうしてメキシコのクリスマスが過ぎていきます…。
クリスマスが家族と過ごすのが基本!では友達や恋人とは?となるとこれがまた…。なにせ気の早い
メキシコでは11月中旬頃にツリーの販売開始!生木をいたるところで販売していて、ところ狭し
と置いてある。初物はどうしても高いのですがそれでも関係無し!メキシコ人はほしいときはその
まま買ってしまい、後でお金の心配をします。それでも12月に入ると30%引き!や50%引きに
なるので、買い焦らなかった人もそろそろ買い始める。そうすると12月初めから中旬にかけて
いたるところでツリーを屋根に載せて走行している車が見られます。本来の交通法では違反ですが
この時期だけは無礼講、警察も停車してキップを切るような野暮な真似は致しません。僕も一度
大きなツリーを安く買って屋根に載せたのですが結局キズをつけてしまいは塗装代で逆に高く付いて
しまいました…。翌年からは奥さん命令でプラスチックのツリーを購入しております。それでも
やっぱり生木の出す匂いはすがすがしく、その匂いをかぐと「クリスマスの時期」が近づいていることを実感します。
12月に入ると24日のクリスマスまで待ちきれない人達が町に繰り出します!POSADA
(ポサーダ)と呼ばれる習慣で、日本で言えば忘年会!になるのでしょうか?普通ポサーダは
12月10日頃から始まるのですがその辺はぜーんぜん気にしないメキシコ人!もう夜は
どのレストランも予約で一杯!会社のイベントで平日のお昼からポサーダの予約が一杯の
レストランもあります。もう皆さん浮き足立ってしまって女性はおしゃれに余念がありません。
お仕事は?と聞きたくなりますがこの時期そんな野暮なこといったら袋叩きにあいます…。
ですから12月の仕事は午前中が勝負!午前中にある程度仕事のけりを付けておかないと午後からは
お仕事になりません。なにせ商売相手が「不在」になってしまうのですから…。金曜日なんて
14:00を過ぎたらまず捕まりません!そのままオフィスには帰ってこないのですから。
クリスマスが厳かに、ポサーダは無礼講!がメキシコなのです。日本なら師走などといって忙しい
この時期、メキシコは皆さん友達や恋人とのイベントで大忙しになるんですね。
余談ですが先日の金曜日、夜レストランへ行ったら開店と同時に入ってまだ居座っているグループ
を発見!結局閉店までいたそうな…。
クリスマスといえばプレゼント!ですよね。メキシコも例に漏れずプレゼントの交換をします。
ただクリスマスの時に行うプレゼント交換は結構実用的なものが多いのです。洋服だったりバッグ
だったりベッドカバーだったり。プレゼントは早めに買ってツリーの下に置いておきます。
子供達はそれを見ているだけでとても楽しそう。クリスマス時期はどこのスーパーも年末商戦で
とにかくすごい!とくにびっくりするのがおもちゃ売り場の広さ!普段の5倍くらい敷地をとって
見渡す限りのおもちゃ!おもちゃ!おもちゃ!うちの息子も狂喜しておりました。そのくらい
どのスーパーもおもちゃ売り場に気合を入れます。なにせその年の予算達成はこの時期どれだけ
おもちゃを売ったか!で左右されるといわれるくらい。積み重ねられたバービー人形を見上げる
のは壮観ですよ。でも実際おもちゃはクリスマスに子供達へ渡されるのではなく、1月6日の
REYES MAGOS(魔法使いの王様)の日までおあずけ。子供達は不満タラタラでしょうが
本来12月24日はキリストが誕生した日、プレゼントを上げる習慣ができたのはその後、
キリストの誕生を知った遠方の王様たちがキリストの生まれた馬小屋へ1月6日訪れ、各自その
お祝いを渡したことが始まりだと言われています。ですから子供達にプレゼントするおもちゃは
翌年の1月6日まで待つのです。それでも最近は12月24日にプレゼントを上げて更に1月6日
にもおもちゃをあげる!という子供にとーっても甘いメキシコ人が多いのです。それはそれで
子供達も大喜びだからいいのかな?
12月に入ると町のいたるところでイルミネーションの飾り付けが始まります。市や国を挙げての
イルミネーションはソカロ広場と呼ばれる旧市街地を中心にとても鮮やかなイルミネーションに
彩られます。レフォルマ通りをいうメインストリートも並木にイルミネーションを施し、気分を
盛り上げます。驚くのがこのイルミネーション、毎年変わります。13年滞在すんでおりますが
一度も同じイルミネーションを見たことがありません。財政悪化の政府もこの時期はお金を惜しまない
のでしょうね。でもイルミネーションの豪華さはその年の経済を反映しているって友人がいって
おりますしたがそれは本当かも知れません。それくらい毎年差があるんですよ!それでも夜、
イルミネーションが輝くこの時期だけは普段混雑したメキシコシティとは思えないほどきれいに
映し出されています。ツリーと共に忘れてならないのがポインセチア。メキシコでは
NOCHE BUENA(ノーチェ・ブエナ)と呼ばれる花?は11月頃から葉っぱが赤く染まる
特殊な植物で、これもクリスマス時期を飾る大事なアイテムです。ポインセチアはメキシコ原産
と聞きましたが、昔、先住民族アステカ文明がこの地を支配していた頃、彼らは赤く染まるこの
植物を育ていけにえの儀式に利用した(いけにえの花道つかったとか?)とかしないとか…。
キリスト生誕にちょっと血なまぐさい話ですが、これも混血を繰り返し、いくつのも文化が融合した
メキシコならではの習慣なのかもしれません。
12月、キリスト教国家であるメキシコは普段とまた異なった一面を見せてくれます。ただ
貧しくても豊かでも、そのお祝い方法は各自異なってもキリスト誕生を祝う気落ちは全員同じ
なのかも知れません。
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ペリカン メキシコ&中米さん
メキシコのクリスマス、楽しそうですね!!
私は24日の夜に、ダラス経由でシティに着く予定なので、
街中がどんな雰囲気なのか楽しみです。
ただ25日、もしかしてどこもお休みなのかな、と思うと
やや心配でもありますが^^;
今後も旅の計画のために、たびたび旅行記におじゃますると思いますが、
よろしくお願いします。
麻由
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