2008/09/06 - 2008/09/06
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Poppyさん
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【“佐渡へ佐渡へとPoppyもなびくよ”定期観光バス&観光タクシーで巡る1泊2日の一人旅】
夏休みを消化するため、ペットロス気味の母の留守番リハビリも兼ねて計画した佐渡への1泊2日一人旅。
新潟からジェットフォイルで両津へ渡り、1日目午後は定期観光バスを利用。「佐渡と言えば」の第1弾・たらい舟に悪戦苦闘した後、再びバスに乗って宿根木へ向かい、千石船で栄えた街並みを歩き、民族博物館で復元された千石船を見た。最後に訪れたゴールドパークでは、「佐渡と言えば」の第2弾・砂金採りに燃えた。
相川温泉にあるホテル吾妻では、美味しい食事に舌鼓、「佐渡と言えば」の第3弾・佐渡おけさも鑑賞し、部屋の露天風呂に浸かって穏やかな海を眺めながら日頃の疲れを癒した。
2日目は観光タクシーを利用。まず「佐渡と言えば」の第4弾として佐渡金銀山を訪れた後、海岸線に出て、荒々しい岩場にたくさんの魚が泳ぐ尖閣湾を海上から眺めた。佐渡一周道路(県道45号線)に戻ったタクシーは、一路北を目指して走り出す。
【メンバー】
一人旅。
【ルート】
9/5 伊丹空港−<ANA>−新潟空港−<タクシー>−新潟港−<佐渡汽船ジェットフォイル>
(以上の旅行記⇒http://4travel.jp/traveler/poi/album/10271945/)
−両津港−〔定期観光バス〕小木(たらい舟)
(以上の旅行記⇒http://4travel.jp/traveler/poi/album/10271964/)
−〔定期観光バス〕宿根木
(以上の旅行記⇒http://4travel.jp/traveler/poi/album/10272080/)
−〔定期観光バス〕小木民俗博物館
(以上の旅行記⇒http://4travel.jp/traveler/poi/album/10272085/)
−〔定期観光バス〕西三川ゴールドパーク
(以上の旅行記⇒http://4travel.jp/traveler/poi/album/10272088/)
−相川
(以上の旅行記⇒http://4travel.jp/traveler/poi/album/10272161/)
9/6 相川−〔観光タクシー〕佐渡金銀山
(以上の旅行記⇒http://4travel.jp/traveler/poi/album/10272165/)
−〔観光タクシー〕尖閣湾揚島遊園
(以上の旅行記⇒http://4travel.jp/traveler/poi/album/10272320/)
−〔観光タクシー〕外海府−内海府
(以上の旅行記⇒本編)
−〔観光タクシー〕道の駅芸能とトキの里−両津港−<佐渡汽船ジェットフォイル>−
新潟港−<タクシー>−新潟空港−<ANA>−伊丹空港
(以上の旅行記⇒http://4travel.jp/traveler/poi/album/10272329/)
【表紙の写真】
外海府海岸北部にある海府大橋からの眺め。こんなに波のない日本海を見たのは初めてで、吸い込まれそうな気がした。
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 10万円 - 15万円
- 交通手段
- タクシー
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■11:05 尖閣湾を出発
尖閣湾揚島遊園での観光を終え、車は再び佐渡を一周する県道45号線に戻って走り始めた。
ここからは海岸沿いの道をひたすら走って、佐渡島の最北端を目指す。
尖閣湾の辺りから島の最北端まで続く海岸線は外海府と呼ばれ、景色が美しいと聞いていた。
時期を限定して定期観光バスが走ることもあるようだが、今は完全にオフシーズン。
佐渡金山や尖閣湾は観光ルートに組み込まれることが多くても、外海府は交通の便が限られる。
行きづらい所ほど行ってみたくなるもの、外海府に行ってみたくて、2日目の行程をタクシーに頼ることに決めたわけ。
(⇒クチコミ「外海府海岸−手付かずの自然・のどかな風景がいっぱい」
http://4travel.jp/domestic/area/koushinetsu/niigata/sado/sado/tips/each-nature-sotokaifukaigan-10012554-10103661.html) -
■外海府ドライブ①
車窓からは、右手に大佐渡の山、左手には相変わらず大小様々な岩がある海岸線の景色が見えている。
佐渡には民話が多く、この外海府にも「安寿と厨子王」や「夕鶴」の話が伝わっているとドライバーK氏が教えてくれた。 -
■外海府ドライブ②
稲穂が程良く色付いている。
ドライバーK氏も田を所有しているそうで、1週間後には早稲品種の刈り入れの時期を迎えるらしい。
土産物としても売られていたコシヒカリは、更に半月ほど先に収穫となるそうな。
道端に立てられた杭は、ハゼかけのためのもの。 -
■海府大橋①
世間話と車窓からの風景を楽しみながらひた走るうちに、車はとある橋に差し掛かった。
海府大橋。
外海府海岸でも北部に位置し、この周辺の景色は素晴らしいと聞いていた。
橋の中央で私だけ先に車を降りる。外海府海岸 自然・景勝地
-
■海府大橋②
ドライバーK氏は、橋を渡り切ったところに車を停め、橋の中央まで戻って来た。 -
■海府大橋③
橋の中央から南方向、走って来た道を見る。
これまでは海岸に沿って所々緩いカーブを抜けて来たが、この周辺になると少し山を登り、道幅が狭く感じる上に、カーブも少し急になっていた。 -
■渓谷美
佐渡に来てから四六時中見えていた大佐渡の山。
大佐渡南部の辺りはなだらかさを感じる山容だったが、北部では彫りの深い表情を見せる。 -
■大ザレの滝
「ここから滝が見えるんですよ」と、ドライバーK氏が海側を覗き込む。
高所恐怖症気味の私だが、この時ばかりは我を忘れて橋から下を覗き込んだ。
山から流れて来た大ザレ川が海に注ぎ込むすぐ手前で滝を形成している(赤矢印部)。
滝が流れ落ちる姿を見るには、海に出るしかなさそうだ。
(⇒クチコミ「大ザレの滝−全容を見るのが難しい滝」
http://4travel.jp/domestic/area/koushinetsu/niigata/sado/sado/tips/each-nature-ozarenotaki-10012557-10103663.html)
それにしても、海のすぐ手前で川の流れが消えている。
そこだけ地下から流れ出ているのだろうが、橋の上からはとても不思議な風景に見えた。大ザレの滝 自然・景勝地
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■美しい海
何て青い海なんだ!
何て透き通った水なんだ!
何て海が穏やかなんだ!
何て絶好の観光日和なんだ!
あ〜、シアワセだぁ〜!! -
■外海府の海岸線①
橋から下を覗き込み、今度はちょっと視線を上げてみる。
これから更に進む北側の景色。
広がる海は日本海。
波立っていない日本海を見たのは今回が初めてだ。 -
■外海府の海岸線②
今度は走って来た南側の景色。
切り立った崖の様子は、尖閣湾より迫力を感じた。尖閣湾 自然・景勝地
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■山を見て
濃い緑の大佐渡の山と・・・。 -
■海を見て
鮮やかな青い海のコントラスト。
外海府が美しいと言う前評判に超・納得のひととき。 -
■更に北へ①
海府大橋で景色を眺めている間、すれ違ったり追い越して行った車は数えるほど。
明日の日曜日は、佐渡全島でトライアスロンの国際大会が開かれて(⇒http://4travel.jp/traveler/poi/pict/14610309/)、一番長いコースだと外海府周辺は自転車競技のルートになっているらしい。
私だったら、競技を忘れて景色に見入ってしまいそう。
山を下ると、再び色付いた稲穂の先に海が広がる風景がしばらく続く。
これで赤トンボを書き加えれば、のどかな日本の秋の風景。 -
■更に北へ②
佐渡を一周する県道45号線は、島の北部では道幅が狭い。
集落の中を通り抜ける辺りでは、この道が幹線道路であることを忘れそう。
対向車が少ないのが救いかな。 -
■更に北へ③
しばらく走ると、またカーブを曲がりながら坂を上る区間があり、車の横に見えていた海がフロントガラス越しに見えることも。 -
■更に北へ④
景色を眺めながらのドライブ、レンタカーを利用していたならこんなに堪能できただろうか。
運転をタクシーにお任せして良かったと思いながら。 -
■大野亀が見えた
海岸沿いのカーブを曲がると、特徴のある地形が見え始めた。
もしやあれは・・・と思った時、ドライバーK氏の「あれが大野亀です」のお言葉。大野亀 自然・景勝地
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■1枚岩
海に突き出した大野亀はまるで小山のよう。
これでも1枚の岩なのだそう。
で、でかい!
(⇒クチコミ「大野亀−海に突き出た小山のような1枚岩」
http://4travel.jp/domestic/area/koushinetsu/niigata/sado/sado/tips/each-nature-onogame-10012558-10103664.html)大野亀 自然・景勝地
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■12:00 大野亀に到着
大野亀が海に突き出す根元の辺りにある駐車場に入る。
佐渡を紹介するガイドやポスターでは、たらい舟や佐渡おけさと並んで、この大野亀と周辺に咲くカンゾウの花の写真をよく見かけた。
花の時期は初夏、その頃にはこの辺りも観光客で賑わうし、定期観光バスが運行されるのもその頃。大野亀 自然・景勝地
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■登ろうと思ったけれど
駐車場からは、大野亀の頂上まで徒歩で行ける道がある。
頂上までは歩いて約20分、日本海のパノラマとこれから向かう二ツ亀がよく見渡せると聞いていて、雨でなければ登ってみたいと思い、タクシーのプランを組む際にもその時間を確保して貰っていた。
「前に来た時にヘビを見たんですよ、佐渡島にはマムシのような毒ヘビもいます・・・で、登ります?」と引き気味のドライバーK氏。
爬虫類は大の苦手、ヘビと聞いてあっさりと登るのをやめた(汗)。 -
■ベストビューポイントへ
「その代わり、大野亀と二ツ亀の両方がよく見える場所があるので行きましょう」と、再び車を動かしながらドライバーK氏が言う。
佐渡を一周する県道を二ツ亀方向に走ると、急に道路の幅が広くなり、その途中で車は停まった。
(⇒クチコミ「大野亀と二ツ亀のビューポイント」
http://4travel.jp/domestic/area/koushinetsu/niigata/sado/sado/tips/each-nature-sotokaifukaigan-10012554-10103670.html) -
■左を向けば①
道幅が広くなっている所は、まだ新しい橋のようだ。
左には、先程立ち寄り登るのをやめた大野亀。大野亀 自然・景勝地
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■左を向けば②
更にズームすると、登るはずだった道がくっきり見えた。 -
■右を向けば①
右には二ツ亀。
「ここからなら、二ツ亀がちゃんと2匹の亀に見えるんですよ」とドライバーK氏。
(⇒クチコミ「二ツ亀-佐渡島最北部にいる2匹の亀」
http://4travel.jp/domestic/area/koushinetsu/niigata/sado/sado/tips/each-nature-futatsugame-10012559-10103667.html)二ツ亀 自然・景勝地
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■右を向けば②
なるほど、2匹の亀が仲良く寄り添っている。 -
■下を向けば
島の最北端、海はやっぱり青く澄んでいて、眺めも良くて、サイコー! -
■最寄りからの二ツ亀①
「ついでに見てみますか?先程の場所とは眺めが違いますが・・・」、ベストビューポイントから再び車を動かしたドライバーK氏、今度は佐渡フィッシャーズホテルの駐車場に停車する。
ここは、二ツ亀に最も近い場所。
ホテルの建物の裏手に回ると、確かに目の前には二ツ亀。
「でも、2匹の亀には見えないでしょ?」
なるほど、近けりゃ良いとは限らない、少し離れて見てこそ分かるものもあるんだな。 -
■最寄りからの二ツ亀②
2つの島がタテに並ぶと、まるで1匹の亀にしか見えない。
先程のビューポイントからの角度がやっぱり良かったと納得。
私たちの後ろからやって来た観光客が「あれが二ツ亀か、きっとあれが頭で、これが尻尾で・・・」と、1匹の亀に見立てて指を差す。
「そろそろ出発しましょうか」と二ツ亀に背を向けたドライバーK氏と私、足元を見るフリしてちょっと下を向きながら「違うと思うな・・・」とボソリ(笑)。二ツ亀 自然・景勝地
-
■昼食は両津までお預け
丁度お昼時、事前に昼食場所を調べたら、この近辺では大野亀の駐車場にあった大野亀ロッジか、二ツ亀の佐渡フィッシャーズホテルぐらいのもの。
ドライバーK氏は、二ツ亀から少し内海府寄りにあるはじきのフィールドパークの施設を勧めたかったようなのだが、あいにくオフシーズンで休業中。
さぁて困った、どちらかの亀に戻る?
美味しい食事ならやっぱり両津、というドライバーK氏の判断に任せ、このまま内海府を両津までひた走ることになった。 -
■ここまでのルート
新潟空港~新潟港~佐渡汽船乗船(地図の①ライン)。
両津港到着~定期観光バス乗車~小木・たらい舟乗船体験(地図の②ライン)。
小木港~宿根木(地図の③ライン)。
宿根木~小木民族博物館(千石船展示館:地図の④ライン)。
小木~西三川ゴールドパーク~佐和田バスセンター~相川(地図の⑤ライン)。
相川温泉に宿泊(地図の⑥ライン)。
ホテル吾妻~佐渡金山(地図の⑦ライン)。
佐渡奉行所~尖閣湾揚島遊園(地図の⑧ライン)。
外海府海岸~海府大橋~大野亀~二ツ亀(地図の⑨ライン・本編)。
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この旅行記へのコメント (2)
-
- JOECOOLさん 2008/10/27 14:02:38
- 海から見てみたいですね
- こんにちは!
佐渡の旅行記をじっくりと拝見しました。
学生の頃から旅好きだったJOECOOLも、佐渡は未訪の地なんです。
一度行ってみたいとは思っているのですが、
新潟までが遠くて、さらにその遥か海上まで足を伸ばすのはなかなか機会がありません。
Poppyさんの旅行記を拝見して、「いつかは行くぞ!」という気持ちになりました。
やはり目に留まったのは、この「大ザレの滝」です。
滝好きの私としては、崖の上からと海上から両方を見てみたいです♪
私の手元資料によると、「大ザレの滝」の南約1kmの国道沿いに「泊川滝」という滝があるようなのですが、行かれましたか?
ではまた...
by JOECOOL
- Poppyさん からの返信 2008/10/27 16:58:54
- RE: 海から見てみたいですね←ゼヒ!!
- JOECOOLさん、こんにちは!
佐渡の旅行記をお読みいただき、メッセージ有難うございます!!
そうですよね、佐渡は国内でありながら、なかなか行きづらい場所ですね。
今年の夏はまったく旅行の予定を立てていなかったのですが、
急に行けるようになると、さてどこへ?と迷いました。
以前から興味のある土地ではあったのですが、
何となく地図を眺めていて「ここだ〜♪」とひらめいたものですから(^^;)
新潟から佐渡へのフライトが9月末で終わってしまったようなので、
海上移動しかないのですが、
伊丹〜新潟が1時間、空港〜港が30分、新潟〜佐渡が1時間の
合計2時間半の乗り物移動は意外と早かったですよ。
やはり「大ザレの滝」がお目にとまりましたか!
「泊川滝」は残念ながら気付きませんでした。
尖閣湾から海府大橋まではノンストップだったんです。
海府大橋からの眺めがとてもキレイだということは事前に知っていたのですが、
その真下に「大ザレの滝」があるとはツユ知らず(^^;)
タクシーのドライバーさんが海府大橋に停車して下さり、
“ここから滝が見えるんですよね・・・ちょっと見づらいなぁ・・・
あのシブキが見えてるとこなんですよね”と教えて下さったんですが、
滝の名前はその段階では分かりませんでした。
旅から戻って調べて初めて、海からの滝の画像を見て、
「おぉ〜〜〜!」と感動した次第です。
まるで人が立ち入るのを拒むかのような海岸線でしたけれど、
海上からはさぞ雄大な姿が見えると思いますので、
(漁船をチャーターするしかないようですが)
ゼヒゼヒお出かけになってみて下さい!
Poppy
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