1991/07/18 - 1991/07/19
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Poppyさん
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【バスを活用する!週末利用の一人旅】
これまで家族で旅行をすることが多かったのだが、「ふらりと一人旅」がしてみたくなった。有給休暇はあるのだが、毎日忙しく、休んだ分だけ負担が増えそうである。そこで考えたのが、木曜の終業後に出発する週末利用の旅。行き先は・・・まだ物心もつかない頃、高松へは連れて行ってもらったらしい(写真が残っている)が、松山や高知はまだ未到達の地である。大阪を深夜に出発して松山へ向かう夜行バスもあるようだ。どんな街なのか見てこようと思い立ち、プランニングを始めた。
【メンバー】
一人旅。
【ルート】
7/18 大阪−<オレンジライナー(夜行バス)>−
7/19 −道後温泉−<松山市内観光バス>−松山駅−<なんごく(JRバス)>−高知・はりまや橋−<徒歩>−ホテル
7/20 ホテル−<徒歩>−高知駅−<タクシー>−桂浜−<路線バス>−高知駅−<JR特急・南風>−岡山−<新幹線>−京都−自宅
【エピソード】
■バス活用のプラン
最初に、大阪から四国へのアクセスを夜行バス利用に決めた。松山では、道後温泉と松山城には是非行ってみたい。効率的に回れる手立てがないものかと、当時はインターネットがないため分厚い時刻表だけが頼り、目を皿にして観光バスを探す。あった。夜行バスは松山駅まで運行しているが、道後温泉で途中下車することも可能、その道後温泉から出発して松山市内を巡り、松山駅で下車できる市内観光バス。観光バスであればガイドさんの説明を聞くことができる。これだ〜!と、松山でのプランが決定した。
【表紙の写真】
早朝、開館前の道後温泉本館。
※この旅行記の写真はスキャン画像ですので、見づらいですがご了承下さい。
- 同行者
- 一人旅
- 交通手段
- 高速・路線バス 観光バス
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■プランニング
何せインターネットのない時代、バスや鉄道を利用した旅をプランニングするには、分厚い時刻表が欠かせなかった。
自宅にパソコンもない頃なので、プランニングシートも手書きである。
週末利用とは言え、帰宅後1日はゆっくりしたいと思い、1日だけ休暇を取った。 -
■道後温泉到着!
木曜日の夜23時過ぎの大阪発「オレンジライナー」で松山に向かう。
仕事を終えてからかなり時間があったので、夕食は同僚に付き合って貰い、時間を潰した。
道後温泉には、翌朝6時すぎの到着予定だったのだが、道がすいていたのか、5時半頃には到着した。
バスの中では意外と爆睡でき、道後温泉到着のアナウンスで目覚めて、慌てて下車したぐらいである。
今日の最初の予定は、道後温泉本館で朝風呂に入ること。
バス停からアーケードの商店街を抜け、本館前まで辿り着く。
早朝なのだが、早起きのお年寄りが、開館を待っていた。
周囲を見渡すと、商店街の本館に近い喫茶店が既に開店していた。
良かった、ここで開館までの時間が潰せる。道後温泉本館 温泉
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■道後温泉本館
6時開館。
上の写真のお年寄りに続いて2番目に入浴料金を払う。
開館の頃になると、10人ほどが並んでいた。
利用したのは「霊の湯(たまのゆ)」の3階個室。
前夜、仕事を終えてそのまま四国入りしたため、まずはサッパリしたかったし、荷物もあるので、旅行前から個室を狙っていた。
狭い階段を3階まで上がると、係りの女性が部屋に案内してくれる。
差し出された浴衣に着替え、部屋の開き戸の中に荷物を入れて施錠。
2階に下りて入浴となる。
霊の湯の利用者が少なかったようで、ゆったりとお湯につかることができた。
入浴後は再び3階の個室に戻るのだが、ほどなくお茶と坊ちゃん団子が運ばれてくる。
利用できるのは1時間20分、係りの人は呼ばない限りは部屋に入らないので、寝転んでいても平気だった。道後温泉本館 温泉
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■道後温泉駅
道後温泉本館での入浴を終えても、次の松山市内観光バスの出発時間までは十分に時間がある。
大阪からの夜行バスが到着した場所でもあり、市内観光バスの出発点でもある。
商店街もまだほとんど開店していなかったので、バス停前の喫茶店でモーニングの朝食を摂り、出発までの時間を潰した。 -
■松山市内定期観光バス
道後温泉を9時に出発し、松山城・子規記念博物館・石手寺・民芸伊予かすり会館を巡って、13時に松山駅に到着するコース。 -
■松山城より市内の眺め①
松山城は、丘と言うより小山と形容した方が良いぐらい高い場所にあった。
眺めが素晴らしい。松山城 名所・史跡
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■松山城より市内の眺め②
城の建物の瓦屋根越しに、遠くの山まで見渡せる。松山城 名所・史跡
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■松山城からリフトで下界へ
みな平気そうに乗っているけれど、下に降りた途端「あー怖かった」、結構お尻がムズムズする。
下を見ると怖いので、遠くの景色を見ながらだとなかなか気持ち良い。松山城 名所・史跡
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■石手寺
木々の間から見えているのは、「西安弘法大師尊像」だったろうか。石手寺 寺・神社・教会
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■松山市立子規記念博物館
松山は、正岡子規や夏目漱石といった偉大な文人が活躍したところ。
松山の紹介をはじめ、子規や漱石にまつわる展示をしている。
そう言えば、松山城の庭園などに「投句箱」がさりげなく設置されていて、俳句が生活に溶け込んでいるのだなと感じたものだ。
写真の左半分は同館のパンフレット、右半分は一緒に頂いた説明プリント。 -
■観光バスご一行様
数えてみたらちょうど30人。
こんなに多かったっけ?
何気にネクタイ姿の男性が多いのは、出張の空き時間を利用しての観光か、と推測。
この中では、一番年下でした(笑)。
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