2002年　夏合宿アフター　その2

2002/09/01 - 2002/09/11

9/1（日）氷見→富山
9/2（月）富山→糸魚川
9/3（火）糸魚川→頚城
9/4（水）頚城→野尻湖
9/5（木）野尻湖→坂城
9/6（金）坂城→軽井沢
9/7（土）軽井沢→新町
9/8（日）新町→浦和
9/9（月）浦和→渋谷区幡ケ谷
9/10（火）渋谷区幡ケ谷→新宿区原町
9/11（水）新宿区原町→柏

エリア 新潟

9月1日（日）
道の駅氷見で記念撮影。

彼らは羽咋のほうへ向かうので、おわかれ。
最高におもしろいやつらでした！バイバイ！

独りになったら寂しくなった。
近くのマックで朝ご飯を食べるが、なかなか出発する気にならない。

新湊市の海王丸パーク。
海王丸とマイバイク。

近くの富山新港は、県営無料渡船があるので、乗ってみた。小さい船で5分くらいで向こう岸へ。

富山市の市役所は無料の展望塔がある。
富山市ってもっと小さいかと思ってたら、かなり都会。
しかも今日はお祭ですごい人。

今日は富山市に泊まろうと思ってたけど、どうしよう。

街と夕焼け

スーパーに行って、夕ご飯を買って食べる。そのあと銭湯へ。泊まれそうなところは見つからない。

しかたなくもう少し走ることに。
富山から、富山港線という電車が出ている。この線の駅なら駅寝できそう。

一番先の、岩瀬浜駅で駅寝。
三日ぶりに独り。寂しい。

9月2日（月）
俺に独り旅は向いてないようだ。
鹿児島を五日間走ったときも、寂しくなった。
でもその時も独りで泊まったのは二回だけ。

昨日はあまり走る気がしなかったが、今日はさらに気が乗らない。

国道8号を新潟方面へ走る。だんだんと山が海に迫ってきて、有名な親不知（おやしらず）へ。
プレで走った、静岡の焼津あたりみたいに、海沿いの崖をトンネルや飛び出した道で通っていく。
もちろん自転車のことなんか考慮されてないし、トラックは多いし、ものすごいこわい。こわいのでダッシュ。しかしアップが多くキツイ。

途中から親不知旧道に入れた。自転車歩行者専用。
「如矢如硯（やのごとくとのごとし）」
まるですずりのようで、矢のように速く走れるということ。
昔はひどかったらしいから、この旧道ができた当時はすごいことだったのだろう。

旧道、新道、高速道路の三世代の道路が見える展望台。

親不知を乗り切って、糸魚川市に到着。
駅前の銭湯に行ってみると、休業日。
もうひとつの銭湯へ行ってみたがこっちも休業日。
…一緒の日に休まないでよ〜
頼み込んでみたがダメだった。
地元の人が少し離れたところに温泉があると教えてくれた。

今日もまた泊まれそうな公園とかが見つからない。
市役所のまん前には小さい公園があるのだけど。

温泉は入浴料1000円と高かった。近くのスーパーで買出しをして、このあたりも探してみるが見つからない。

しょうがないから市役所前の公園に泊まった。
街のまんなかだ。テントは目立つから、公園のベンチにそのまま寝た。



9月3日（火）
今日は一年生平岡の実家に泊めてもらえることになっている。
今日は昨日よりやる気が無く、全然走りたくないが、頚城村まで行けば平岡に会える！とがんばった。

直江津駅で小さいアウトドアショップに入ったら、おばちゃんが特価にしてくれて、Tシャツを二枚買った。

平岡が迎えにきてくれて、頚城村へ。

9月4日（水）
平岡の家でいつまでも寝てる俺。
だって出発したくないんだもん。

だらだらと出発準備。

高田城址公園あたりまで平岡が見送りに来てくれた。

これからまた独りぼっち。
ばいばい平岡。ありがとう。

10km位したら、道の駅あらいでお昼ご飯を食べ、コインランドリーで洗濯。
30km位しか走ってないのに、妙高温泉についたらもう夕方。
ここで大勢のチャリダーがいて、話し掛けたら鳥取大のサイクリング部だった。そして一緒に野尻湖のキャンプ場へ。
鳥取大は合宿０日目で、たくさんの鳥取大チャリ部員と俺一人だったが、いろんな人としゃべった。
普段だったら絶対こんなことできないけど、この時はよっぽど寂しかったのだろう。

このキャンプ場高いよねってことになって、雨も降りそうだったし、バンガローに泊めさせろーと管理人に言いに行って、同じ値段でバンガローに泊まれた。
もちろん俺も一緒に泊まった。


9月5日（木）
鳥取大の合宿はストイックで、朝ご飯は一年生が早起きして、ご飯と味噌汁を作り、お昼ご飯のおにぎりをにぎる。水以外は飲んじゃダメで、配布される非常食以外は食べちゃダメ。携帯電話も使用禁止。夜もお酒はダメ。そして長距離走るらしい。ひえ〜。
千葉大と真逆だ〜。千葉大は全国屈指の甘さ（たぶん）だからな。

国道18号を走り、長野へ。ガストでお昼ご飯。
そして西澤さんが行っていた自転車屋へ寄った。
そこのばあちゃんがいい人でお茶やお菓子を出してくれておしゃべりをした。その後善光寺へ行き、お土産屋のおばちゃんともしゃべる。

今日のお風呂は戸倉温泉。
料理する気も起こらず、スーパーの閉店セールで買って食べて、温泉へ。
温泉の近くの公園で寝ようとする。このあたりはピンクなお店が多くてちょっとやばいかなと思ってたのだが、近くで日本語じゃない声で口喧嘩が始まる。
こりゃここはムリだ。

泣く泣く夜走り出す。
国道18号は真っ暗でトラックが走る。もう嫌だ。
やっとポケットパークを見つけて、ベンチで就寝。


9月6日（金）
もうこの日は何したかもほとんど覚えてない。
ただ国道18号を軽井沢方面へ。
軽井沢町に入ったあたりで、雨が降り出す。最悪だ。

とりあえず、軽井沢のジャスコへ入る。ジャスコの中は、大学生のテニスサークルみたいな男女がたくさん。
ああ、ああ、軽井沢でテニス合宿で、夕ご飯の材料を買ってるんですか。そりゃあ楽しそうでよかったですね。

体がぬれたし寒いのでお風呂へ行った。
お風呂で、外にとめてある自転車君のと話し掛けられた。
そうだと答えたら、自転車は倒しておいてあるし、ライトはつけっぱなしだし、もうやんなっちゃったって感じだねと笑われた。
うん。まさにそう。
その人は、軽井沢の別荘に来てる人だった。
で、よかったら泊まっていきなよと言ってくれた！
やったー！いいこともあるもんだなー！

ご飯とお酒もご馳走してもらった。
スキーのフリースタイルをやってる人だそうで、マウンテンバイクのフリースタイルと通じるところがあり、お酒を飲みながらたくさんしゃべった。

9月7日（土）
記念写真。どうもお世話になりました。

今日も雨。テンションがさがる。
走りたくないので、まずアウトレットモールへ向かう。
コロンビアアウトレットで買い物をしたりして、雨がやんでから出発。

国道18号を少し登ったら、碓氷峠。
ここからは群馬県。カーブが連続する峠道を下る。こっちから登るのは大変だ〜。

所々、鉄道の遺構の、煉瓦のアーチ橋が見えたりしておもしろい。
途中から、廃線跡を利用して、遊歩道ができていた。

18号を高崎へと走る。安中市と高崎市のあたりは去年の秋合宿で走った道なので懐かしかった。
埼玉との県境の新町のキャンプ場に泊まる事にした。スーパー銭湯が近くて便利。
久しぶりに夕ご飯を作ろうとしたら、バーナーが無い!!
最後に使ったのは野尻湖のキャンプ場。あそこに忘れてきたのか？
とりあえず、ガス缶バーナーあるから今日の夕ご飯は作れるけど、バーナー無くしたのはショックだ。
MSRのウィスパーライトインターナショナル。高かったのに…。

キャンプ場だけど、めんどくさかったのでテント張らずにあずまやで寝た。夜再び雨が降り出した。


9月8日（日）
昨日、近くにファミレス「ジョイフル」があるのを見かけたから、そこで朝ご飯。
関東ではあまり見ないけど、九州ではよく見かけて、前の九州アフターの北九州で夕ご飯作る気力が無くて入った。
超のんびりしてた。関東に入ったら、さらにやる気が出ない。
そのあとも、スーパーをうろうろしたり、立ち読みしたり、全然進まない。
そうだ、今日は川越の永村の家に泊めてもらおうと、電話するがつながらない。
とりあえず川越に行く。時の鐘を見たり、菓子屋横丁に行ったり川越観光する。永村に連絡がつかないので、浦和のツゲんちにしようと電話。

ツゲは今日バイトだそうで、ご飯食べて、駅前で座って待ってた。
クラスＴシャツ着た女子高生がたくさん。文化祭の準備かー。もうそんな時期かー。っていうか、もう首都圏かー。
とぼけーっとしてたら、ツゲが来て笑われた。

9月9日（月）
やっぱりツゲんちからも出発したくなくて、なんと夕方くらいまでいた。

やっと出発したが、高校のサッカー部の友達で、埼玉大チャリ部の山田に会いに行こうと思い、大宮へ。

大学から呼び出して、マックでしゃべったりしてダラダラしてた。

山田と記念写真。雨が降り出しやがった。

もう暗い。柏の家まで帰るのはムリ。
そうだ、幡ヶ谷のおばあちゃんちに行こう電話。

しばらくは小雨だったからいいけど、池袋のあたりから土砂降りに。ずぶぬれでおばあちゃんちに到着。

9月10日（火）
家まであと40kmくらい。でも全然走りたくない。
夕方までダラダラしていた。
今から帰ったら日が暮れてしまう。

そうだ、牛込柳町のおばあちゃんちに行こう。
今日の移動距離6kmくらい。

9月11日（水）
祖母の家の前で。
やっぱり今日もだらだらしてしまって、夕方に出発。
結局松戸あたりで日が暮れた。

家に到着。自分の部屋にて。
8/7から始まった、長い旅が終わった。