越後雪割草街道と村上人形さま巡り（その10：新潟市ウオーターフロント地区）

2008/03/28 - 2008/03/28

新潟県観光協会主催のモニターツアー参加の際の旅行記です。

新潟県内の自然と歴史を尋ねる２泊３日のツアーの最後に、新しい新潟という意味でウオーターフロント地区を訪れました。
行った先は、「朱鷺メッセ｣、「新潟ふるさと村」、「新潟みなとぴあ｣で、移動に「ウオーターシャトル」を利用して水上から地区を見るという趣向でした。
１２５ｍの高さのある「朱鷺メッセ｣は地区に偉容を誇っていますが観光客にとっては展望台でしかありません。「新潟ふるさと村」は以前は「道の駅」だったようで、その延長線上の施設で子供連れで遊ぶには良いところかも知れません。しかし地図サイトによってはその名も載っていません。「新潟みなとぴあ｣は初め名前を聞いても何なのか分かりませんでした。「ウオーターシャトル」にいたっては運航者自体がその性格をわかりかねているように感じられました。
テーマパーク的な人工施設が嫌いな私なので、つい辛口になってしまいました。

エリア 新潟市(新潟)

新潟市

朱鷺メッセ
天気が良ければ遠く佐渡まで見えるそうですが、この日はあいにくの天気で足元しか見えませんでした。

新潟ふるさと村
施設的に大きく「アピール館」「バザール館」「ふるさと庭園」「グリーンハウス」に分かれます。
これは「アピール館」のジオラマ展示です。

新潟ふるさと村
「バザール館」内部です。水産物を中心にいろいろなものを売っています。

新潟みなとぴあ（新潟市歴史博物館）本館
初めて「みなとぴあ｣と聞いて、いまはやりのテーマパークの一つかと思いました。
HPを開いてやっと小さく「歴史博物館」とあるのを発見しましたが、博物館の性格や趣旨についての分かりやすい説明はありません。珍しく英語ページがあったのでそちらをみても分かりません。日本人に分からないのだから外国人にはもっと分からないでしょう。
おまけに近くには「マリンピア」という施設もあるらしいのでますます紛らわしくなります。
「施設の呼び名｣と「HPの分かりやすさ｣の重要性を認識させられました。
要するに、写真の３つの建物を中心に歴史的景観の地区を設け、本館に歴史展示スペースを設けたということらしいのですが、展示にしても「ふるさと村アピール館」との性格分けはできているのでしょうか。
展示は十分に楽しめるようになっていますが、理解を助けるためにはガイドの役割が重要と思います。

新潟みなとぴあ（元第四銀行住吉町支店：レストランとして使用）

新潟みなとぴあ（元新潟税関庁舎）

ウオーターシャトル
「ふるさと村」から「みなとぴあ｣へウオーターシャトルで信濃川を５０分かけて河畔の自然や街並を眺めながら移動しました。
この乗物は「観光船｣なのか「公共交通機関」なのか性格が曖昧で、運航者自体もそれが分かっていないのではないでしょうか。
観光客が交通機関として利用しようと思えば事前にダイヤを調べる必要があります。しかし運航予定は一週間分しか表示されません。自分が旅行しようと思うときに運転されているかどうか分からないものを計画に組み込むわけにはいきません。一週間前にもう一度確かめてくれでは困るのです。公共交通機関として利用する場合はなおさらでしょう。

ウオーターシャトル