ハドリアヌスの別荘(ヴィッラ・アドリアーナ) その2 ポイキレとカノプス:真@tokyoさんの旅行ブログ
ヴィッラ・アドリアーナは建築皇帝といわれたハドリアヌス帝が、晩年にローマ近郊の地ティーボリに建設(118年)した別荘である。それは自身の長期にわたる帝国内視察での印象を集大成した壮大な建築群である。面積は120へクタールといわれ、全体を丁寧に見るには1日がかりである。
ここが皇帝の別荘であったことは古くから知られており、宝物盗掘の恰好の場所となり、中世には建築用大理石の供給地となり破壊が進んだ。18世紀後半から調査が始まり、イタリア政府が遺跡として保存に乗り出した19世紀後半には、すでにほとんどが盗難と破壊の後だったと思われる。わずかに水面下に沈んでいたものが残されていただけだが、それでも建造物の遺跡は当時を物語るに十分な内容を示している。
簡単に廻っても3時間は欲しいところである。来場者は小中高の生徒、学生が多く、一般観光客は少なかった。内部にはレストランは無いので、お弁当・飲み物を用意することが良いだろう。
外部のレストハウスで食事し再入場は可能だろうが、ゲートから遺跡まで10分以上かかることを覚悟すること。
案内所には全体の復元模型が展示されている。ここでイメージをつかむ事が理想だが、「ウワーすごいなー」と驚くばかり。広すぎて全体を把握することは難しい。心は「早く見てみたい」にあり。
帰路もここを通るので、もう一度見直すことが出来る。
今我々は、写真上部の中央から左に大きな回廊をもつ施設の右側に居る。
この辺りが遺跡の中心部で、多数の建築物が並ぶ。通常の生活空間、劇場、図書館、大・小の浴場、倉庫、競技場、池、庭園、養魚池、職員住宅といった小型の都市機能を有している。
これが個人の別荘施設なのだから皇帝の力に思いを新にした。
このアルバムの対象とする部分を拡大するとこのようになる。
1.ポイキレ(Pecire)
2.100の小部屋(Cento Camerelle)
3.玄関
4.カノプス(Canopo)
5.セラーピス神殿
6.ロッカブルーナ(Roccaburna)
「100の小部屋」はポイキレの下層部とそれにるづく部分で2または(2)で表示している。
ポイキレ(Pecire)の壁 No1
この城壁のようなものは、ポイキレという回廊の壁である。この壁をはさんで両側に列柱が並んだもので、壁は15m位の高さがある。ポイキレの名はギリシャの「ストア・ポイキレ」(彩色回廊)から採った。
100の小部屋(Cento Camerelle)No2
ポイキレの回廊下部には小部屋が見える。施設の維持に当たる使用人、奴隷の住居として使用された。手前の空間は競技場のように見える。
玄関ホールの図
右 入り口 中央:ホール 図で上に行くとカノプス(No4)、下がポイキレ(No1)方向。
「A」は大浴場(No10)、「B」は小浴場(No30)
周囲との関係は次の模型写真を参考に
玄関を正面に見た復元模型
右手中央に玄関(No3)
No10は大浴場、No30は小浴場
なお、100の小部屋(No2)はこの模型のように玄関部からポイキレ周囲にひろがる。
4名の女人像と両脇には表情豊かな男性像による柱。女人はアテネのエレクティオン、エフェソスのアルテミス神殿のアマゾネスの模刻との説がある。台座で高さ調整をしている芸の細かさ。

真さん こんにちは
このハドリアヌス帝のティボリ別荘良いですね。
喧騒のローマ市内とは違ってとっても静かそう。
こんな所で一日ゆっくり過ごせたらさぞかし幸せでしょうね。
Ted

Tedさん
ご無沙汰しました
返事が遅れてしまい申し訳ありません。
ことしもよろしく
ハドリアヌス帝のティボリ別荘
その通りです。ごみごみしたローマとは大違い。
広大で静かで、心が洗われます。
皇帝はフォロ・ロマーノの過密さから逃れるために、この地を選んだのだと思いますが正解ですね。やはり建築皇帝でした。
近くに宿を取って1日がかりで見たいものです。
> 真さん こんにちは
>
> このハドリアヌス帝のティボリ別荘良いですね。
> 喧騒のローマ市内とは違ってとっても静かそう。
> こんな所で一日ゆっくり過ごせたらさぞかし幸せでしょうね。
>
> Ted

真さん こんばんは
今年のGWはローマだったんですね。
未踏の地ローマ。行ってみたい。。。
ポイキレは見所満載ですね♪
ここは1日掛けてゆっくり見て歩きたい。
ヴェルサイユの庭園より良いわぁ。
どんどん惹き込まれて行きそう。
続きも楽しみにしています!
Noririn

Noririn>
訪問そして投票ありがとうございました
新型インフ騒ぎの中に帰国しました。
NYCも良いけれど偶には欧州も別の良さがあります。
ただローマは50m行くと教会があるので、知識のない身には最後には閉口しました。これ、不謹慎な発言かな。
機会があれば、ぜひハドリアヌスの別荘にも足を伸ばすことをお勧めします。
では失礼。
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