2007/09/18 - 2007/09/19
54位(同エリア104件中)
ニーコさん
9月も半ばを過ぎたというのに、まだまだ暑い日本列島。
その中でも特に残暑の厳しい、九州は鹿児島にある、妙見温泉「忘れの里 雅叙苑」に1泊して来ました。
「 忘れの里 雅叙苑は
昨日を忘れる里といい
明日を忘れる里という 」
という、お宿のキャッチフレーズ通りの、現実離れしたような不思議な空間でした。
かけ流しの鉄っぽい(体に効きそうな)温泉と、新鮮な野菜などの食材を使った美味しい食事。
この暑かった夏の疲れが、少し癒された気がします。
- 同行者
- 社員・団体旅行
- 一人あたり費用
- 3万円 - 5万円
- 交通手段
- タクシー ANAグループ
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-
先日、仕事関係の方と食事をしていた時に、鹿児島の妙見(みょうけん)温泉の話になりました。
鹿児島空港から車で15〜20分と近いので、東京から行きやすい。
有名な旅館、「石原荘」と「雅叙苑」があり、日帰り温泉も楽しめる、とのこと。
両旅館とも、人気があるので予約が取りづらい、という話でした。
1週間程前に、仲の良い同期と休みが重なるので、急遽どこかに行こう!という話になり、妙見温泉が頭に浮かびました。
両方の旅館に問い合わせてみたところ、連休の後の平日ということもあり、どちらも空いていました。
どちらでも良かったのですが、値段が若干安かった(2000円ぐらいですが…)「雅叙苑」に行くことにしました。
13:30羽田発の飛行機は、定刻より10分も早く15:05には鹿児島空港に到着しました。
事前に予約していた送迎タクシーで、「雅叙苑」へ。
(1人1000円→2人で2000円。メーターで行くよりも、ちょっとだけ安くなります。)
緑深い山の中を通り、約15分で到着。近い、近い。
敷地に入るところに「にわとり優先」の看板が立っています。忘れの里 雅叙苑 宿・ホテル
-
「忘れの里 雅叙苑」は雑誌やテレビでよく取り上げられている、有名なお宿。
でも、私個人的には、名前は聞いたことがありましたが、どんなところか知りませんでした。
雅叙苑、という名前から(目黒・雅叙園のイメージ)、なんかギラギラと豪華な旅館というイメージを勝手に持っていましたが…
実際にはそれとは正反対。
茅葺き屋根の昔の民家風の建物、敷地内に放し飼いにされている鶏、囲炉裏、昔ながらの台所、などなど素朴で懐かしい、昔の日本の山村の風景を再現しているお宿なのでした。
敷地内に入ると、こんな感じ。
お部屋は全部で10室だそうです。
フロント、ロビー(って言う言葉は似合いませんが…)も含め、茅葺の建物やら、昔っぽい民家風の建物が立ち並んでます。 -
私達の泊まったのは、露天風呂の付いていない1番安い部屋(^ ^;Δ
でも、敷地内には男女別内湯、打たせ湯(ラムネ湯)、足湯もあり、部屋にお風呂が付いてなくても全然問題ありませんでした。
ちなみに平日1泊2食付1名(消費税・サービス料・入湯税込み)で、24,510円でした。
部屋に露天風呂付きの場合は、33,000円〜。 -
玄関を入って、お部屋。
6畳ぐらい。
あまり広くはないですが、独立した建物なので、窓がたくさんあって、閉塞感はありません。 -
部屋に着いたら、まずは、お茶とお菓子をいただきます。
お菓子は、そば饅頭だそうです。
外側はヨモギが練りこんである。
素朴な味で、美味しかったです。 -
お部屋の奥の扉を開けると、こんな板の間の部屋。
お風呂はありませんが、脱衣所的なスペースなのでしょうか。
この右手にトイレがあります。
二面が窓になっていて、すぐそこは川、そして川の向こうには「石原荘」が望めます。
リバー&石原荘ビュー(笑) -
こちらはお部屋にくっついている板の間スペース。
こちらも石原荘ビュー(笑)
でも、川の流れを見られるのっていいですよね。 -
部屋についている洗面台。
使いやすくはあるのですが、これはビジュアル的にいまいちな感じ…。かなり古いけれど、アンティークな感じでもなく、中途半端に古い。
ネットで他の方のクチコミを見ていたら、やはりこの洗面台にダメ出しをしてました…。
デザイナーズホテルとか、アジアンリゾートのような、完璧なオシャレさを求めちゃいけないのかなー、やっぱり。
元々が古い日本家屋なので、色々と制限はあるんでしょうね…。 -
ひとっ風呂浴びがてら、苑内を散策〜(~∇~)〜♪
こちらは昔ながらの台所。
夕食は別のところで作るそうですが、朝食はこちらで用意するそうです。
奥にかまどがあって、手前はお魚を焼くところ。 -
干されている大根、人参、青菜。
お漬物用。 -
ウェルカムドリンク?食前酒?
シェリー酒が冷やされて、用意されてました。
粋な感じー(o^^o) ニヤ -
木箱が置いてあったので、開けてみたら…
おやつが入ってましたーヽ(´▽`)/
「ふくれ菓子」
黒糖味の蒸しパンみたいな感じ。
素朴な味で美味しい♪ -
にわとり君、発見!
すごーくきれいな、にわとりじゃないですか?!
羽の色とか美しくて、見とれてしまいました(人´∀`).☆.。.:*・° -
フロントの隅にいた雌。
もう卵はないのに、そのままずっと温めてるのだそう。
なんかかわいそう…。
こちらは雄と違って、真っ黒。
これはこれですごくきれい。 -
この萱葺きの建物、手前がフロント。
奥がロビー。 -
ロビー、と言っても、囲炉裏端(笑)
夜(20時過ぎ)にはこちらに焼酎お湯割りが用意されて、自由に楽しむことができるのだそうです。
日中は、レモン水が用意されていて、お風呂上りに美味しくいただきました。 -
囲炉裏端にも、おやつがありました!
ふかしたサツマイモ━━ヾ(*´∀`*)ノ━━━ -
こちらが男女別の内風呂、「建湯」。
岩を削った立派なお風呂。
お湯も熱めで、気持ち良い。
源泉かけ流し。
難を言えば、シャワーがないんですよね…。
体や髪の毛を洗うのは、湯船から桶で汲み上げて、ザッパーンとかけながら。
私自身は特にそれでも問題ないのですが、抵抗がある人もいるだろうなー、とおせっかいながら思いました。
そんなに安いわけではないお宿なのに、珍しい。
この日の宿泊客は3、4組だったようで、全く他のお客さんとバッティングする事もなく、入りたい時に貸切り状態で入浴することができました。
お風呂付きの部屋でなくても、全く問題なし! -
貸切り風呂、打たせ湯(ラムネ湯)。
全体が赤茶色〜(笑)
かなりの鉄分が含まれていると見ました。
お湯の中にも鉄の化合物系、湯の花がモロモロと浮いていて、ちょっと気持ち悪い…。
でも、なんか色んな病気に効きそうですが。 -
打たせ湯。
上から流れ落ちるお湯は結構激しくて、下にいると結構強いマッサージになります。
お湯は全てかけ流しだそうです。
少し鉄臭いお湯。 -
こちらは川沿いの足湯。
以前、川を挟んで向かい側にある「石原荘」に泊まったという知り合いの人が皆口を揃えて、向かい側の「雅叙苑」の露天風呂が丸見えだった!と言っていたのですが、多分ここのことだと思われます。
ということは、ちょっと前まではここは足湯ではなくて、普通の混浴露天風呂だったみたい。
あまりにも丸見えなので、足湯にしたみたいです。
賢明な判断のような、でもちょっともったいないような…。 -
川の向こう側の「石原荘」。
新しい建物を増築しているようでした。
夜、私達の部屋から、向こうに宿泊している人達がお食事してるところとかが見えました。
食事は「石原荘」の方が美味しい、という人もいるそうです。雅叙苑とは、コンセプトも雰囲気も違う感じ。
今度こちらにも泊まってみたい。 -
お腹が空いていたので、夕食は早めに18時からお願いしていました。
夕食は各々のお部屋でいただきます。
まずは、自家製の果実酒と共に、
「季節の野菜盛り合わせ」
かぼすをしぼって、特製ドレッシングをかけて。
これが本当〜に美味しかった。
新鮮なお野菜って美味しー!!!
「天空の森」で作った、新鮮な無農薬野菜だそうです。 -
地鶏の刺身盛り合わせ。
近くに「にわとり牧場」の、新鮮な鶏肉を使ってるんだそうです。 -
自家製の鶏肉つくね、地鶏焼き、豚トロ炙りなど。
-
だご汁。
「すいとん」みたいなものを想像していたのですが、サツマイモのでんぷんで作った「だご」は弾力のある葛餅みたいな感じ。 -
山菜田楽。
色んなお野菜、栗、芋などを(多分)一度揚げてから甘辛い味噌でからめてある。
これまたとっても美味しかった♪ -
鹿児島ならでは、黒豚の角煮。
お煮しめ。
天然鮎の塩焼き(たで酢で)。 -
摘み草揚げ。
よもぎ、みつば、おおばこ、どくだみ、ゴーヤ、サツマイモ。
どくだみの葉っぱは、独特の味だった…。 -
そば粉100%の手打ち田舎そば。
これは、正直あまり美味しくなかった…。
全くコシがなくて、もろもろした感じ。
信州そばで育ってるもんで。 -
栗おこわ。
漬物。
味噌汁。
フルーツ(梨、ぶどう)。
品数が多い上に、1品1品の量も多いので、本当にお腹いっぱい!
栗おこわは全部食べられませんでした…(もったいない!)。
お味噌汁は具だくさんの田舎風で美味しかったです。
お漬物も手作りな感じで良かった。 -
夕食の後、もう1回しっかり温泉を堪能し、23時には就寝〜(+.+)(-.-)(_ _) ..zz
なかなか寝心地の良い布団。
でも、掛け布団がカバーからすぐはずれる…。
私の寝相が悪かったんでしょうか(^ ^;Δ -
朝食は敷地の奥にある、別の建物で8:00〜10:00の間にいただきます。
-
うわー!
朝食もこんなに豪華!
新鮮な野菜たっぷりの身体にも美味しい朝食。
この1食で、確実に30品目取れる感じ(*´▽`)b
そしてご飯は、かまどで炊いたもの! -
焼き魚と卵料理は、自分で選ぶことができます。
鯵、鰯、鯖、きびなご、など。
選んだのを炭火で焼いて、持って来てくれます。
卵も取り立ての新鮮なものを、
生卵、温泉卵、目玉焼き、玉子焼きなどから選びます。
こういう朝ご飯は、本当に嬉しい♪ -
飛行機の中で、お土産にもらったかまど炊きご飯のおこげのおにぎりと卵焼きをいただきました。
首から下げられるようにしてある、小さなブーケももらいました。
「忘れの里 雅叙苑」は、ほっとできる温かいお宿でした。
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